カプ色あり

=ハボロイ  =ロイハボ
=カプ色あり  =カプなし

2012年04月03日(火)
方針転換改め「金緑石2」
2012年04月01日(日)
方針転換
2012年01月05日(木)
千年樹〜新年編
2011年11月25日(金)
豆騎士続・片恋編
2011年11月23日(水)
豆騎士片恋編
2011年11月17日(木)
豆騎士続続・身長編
2011年11月14日(月)
豆騎士続・身長編
2011年11月11日(金)
豆騎士身長編
2011年07月28日(木)
恋闇28
2011年07月25日(月)
香水

カテゴリー一覧
カプなし(303)
ハボロイ(32)
ロイハボ(101)
カプ色あり(61)
その他(16)

方針転換改め「金緑石2」
CP:ヒュハボ(R20)

「ヒ……ィッ!!」
 ズブズブと一気に貫かれてハボックは目を剥いて身を強張らせる。激痛のあまり悲鳴すら上げる事が出来ず、ガクガクと体を震わせた。
(なんで?)
 強引に体の奥をこじ開けられながらハボックは痛みに霞む頭で考える。ヒューズがこんな事をする理由がハボックには全く判らなかった。
 ハボックはヒューズの事がずっと好きだった。ロイの執務室で初めて紹介されたあの日、眼鏡の奥で悪戯っぽく輝く常盤色の瞳に魅せられてしまった。握手した手をグイと引き寄せられ、その瞳に間近から見つめられて心臓が跳ね上がったのを今でも覚えている。ロイと楽しそうに話す横顔を見つめながら、ハボックは引き寄せられ手をそっと握り締めていたのだ。
 それでもハボックはヒューズに自分の気持ちを打ち明ける気は全くなかった。ヒューズには妻子があったし彼が妻や子をとても大切にしている事を知っていたからだ。それに、妻を愛し、親バカ丸出しで娘を愛おしむヒューズが何より好きだったのだ。時折イーストシティを訪れるヒューズと言葉を交わし極稀に酒を酌み交わす、それだけでハボックは十分に幸せだった。
 それなのに。
(なんで?なんでこんな事になってんの?オレ、アンタを怒らせるような事、なんかした?)
 ぐるぐると頭の中で問い掛けながらハボックは圧し掛かる男を見上げる。己を見つめる常盤色からはその答えを見つけられずハボックが口を開こうとした時、ガツンと奥を突き上げられ尋ねる言葉が悲鳴に変わった。
「ヒィッ!痛ぁッ!」
 狭い肉筒を乱暴に押し広げられ、信じられない程の奥を犯されハボックは激痛に喘ぐ。ガクガクと身を震わせハボックは涙に霞む瞳でヒューズを見つめた。
「中、佐っ」
 下肢から真っ二つに裂かれていくように錯覚するほどの痛みがハボックの心も引き裂く。ガツガツと乱暴に突き上げられ掻き回されて、ハボックはボロボロと涙を零した。
「やめ、て……っ、中佐、やめて……ッ」
 気に入らない事があるならはっきり言ってくれればいい。こんなのはあんまりだ。
「なん、で?なん――――ヒアアッ!!」
 問い掛けようとすれば抽挿が激しさを増す。ベルトで拘束された手首が擦れ、強引に開かれ初めて男を迎え入れた蕾が今にも裂けてしまいそうでハボックは髪を振り乱して悲鳴を上げた。
「痛いッ、アアアッ!」
 激痛のあまり考えることもままならない。ただただ悲鳴を上げ続け、ヒューズの突き上げのまま体を揺さぶられていたハボックは己の奥底を犯す楔がググッと膨れ上がるのを感じた。
「や……っ」
 それが意味する事を察してハボックは怯えた目でヒューズを見上げる。見返してくる常盤色が苦しげに歪められたと思うと、噛みつくように口づけられた。
「ッッ!!」
 それと同時に最奥を抉った楔が弾けて内壁に熱を叩きつける。
「――――ッ!ッッ!!」
 最奥を熱く焼かれてハボックは目を剥いた。悲鳴すら封じられてハボックは見開いた瞳からボロボロと涙を零した。
(嫌だ)
(こんなの、イヤだ)
(こんな風にオレん中にアンタの痕を残すなんて)
(ひどい)
(酷いよ、中佐)
(中佐)
(ちゅうさ)
 ブルリと体を震わせたヒューズが唇を離す。ハアハアと息を弾ませながら二人は何も言わずに見つめ合った。
「…………」
 ヒューズが黙ったまま汗で額に貼りついたハボックの金髪を指先で払う。そうして唇で涙を拭うとさっきまでの荒々しさが嘘のように優しく口づけてきた。
「ッ!」
 ビクッと震えてハボックは涙に濡れた瞳で間近に迫るヒューズを見つめる。今なら答えを得られるかと、僅かに唇が離れればヒューズに問い掛けた。
「なんで……?そんなにオレの事」
 キライ?と問われてヒューズが目を見開く。
「中佐……答えて」
 囁いて見つめるハボックをヒューズが食い入るように見つめたと思うと、不意に手を伸ばして拘束していたハボックの腕を解いた。長く拘束されて痛む腕をハボックはヒューズに向かって伸ばした。
「中佐」
 縋るように伸ばされた手を、だがヒューズは振り払う。
「アッ?!」
 そうしてまだ繋がったままだったハボックの躯を強引に俯せに返した。
「ヒィィッ!」
 みっちりと埋め尽くす楔に内壁を抉られてハボックが悲鳴を上げる。俯せにされた腰をグイと引き上げられ、ハボックは肩越しにヒューズを振り返った。
「中佐っ?!ヒャアッ!!」
 その途端ガンッと突き上げられ、ハボックは悲鳴を上げる。奥を突いた楔が入口ぎりぎりまで引き抜かれ再び最奥まで突き入れるを繰り返される度、注がれた白濁がグチュグチュと音を立て、泡立って零れた。
「アアッ!やだっ、やだァッ!」
 熱い内壁の肉襞を引きずり出すような激しい抽挿にハボックは息を弾ませて泣きじゃくる。好きな相手と一番近くにありながらその心が全く見えない事が、ハボックを深く傷つけた。
「中佐っ、ちゅうさァッ!!ヒィッ、ヒ――――ッッ!!」
 突き破られるのではと思うほど奥を突かれて、ハボックが悲鳴を上げて背を仰け反らせる。その背にヒューズの唇が触れるのを感じたのと同時に再び体の奥を灼かれて、ハボックは目を見開いた。
「あ……ああ……」
 ビクビクと震えながらハボックはキュンとくわえた楔を締め付けてしまう。そうすれば背筋を突き抜けた激痛にハボックの躯が一際大きく震えた。
「中――――」
(なんで?)
 最後まで答えを得られないまま、ハボックの意識は闇に飲まれていった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手もたくさん、嬉しいです〜v

51万打、回りました〜。毎度本当にありがとうございます!こうして変わらずお付き合いくださる方がいる幸せを、いつも噛み締めています。これからも頑張るぜ!どうぞどうぞ引き続きお付き合い頂き、遊んでやってくださいませ<(_ _)>

さて。
ここはハボロイ、ロイハボサイトだったんじゃないのかと言われそうですが(苦笑)いやあ、なんか前回中途で終わりにしたら続きが書きたくなってしまったもので。もともとこの話、二年くらい前に「千年樹」の日記ネタにしようと携帯でポチポチ打ってた書きかけのがずーっと未送信メールで残ってたやつなんですよね。そんなわけでいつもヒュハボで書くときはヒューズ独身設定で書くのですが今回は妻子持ち。そんな書きづらい設定でシリーズ化出来るのかと思いつつ、どうも今ヒュハボがマイブームになりそうな感じです、ヤバす(苦笑)まあ、気が向いたらぼちぼち書いていくくらいのつもりなので、ハボ受けオッケーな方、よろしければお付き合いください。ちなみに「金緑石」はアレキサンドライトの和名です。緑色の石が光によって赤に変色するってアレです。さて、あとまだ携帯に「暗獣」の続きが残ってるんだが続き書けるかなー。更新の方はポメラがちっとも弄れないのでさっぱりです。実家だと合間にポチポチ携帯で打つのは出来るんですが、ポメラはなかなか(苦笑)

以下、拍手お返事です。


騙されましたぁー(笑)の方

わあ、騙されて頂けましたか!ヒュハボ本命ということでちょっと申し訳なかったかしらと思いつつ、楽しかったと言って頂けて嬉しいですv私もヒュハボも好物ですよvロイハボよりなんかこう、危険な匂いでいいですよね(笑)またぼちぼち書いていきますので、どうぞお付き合いくださいませv

はたかぜさま

グハーッ!やられた!いやあ、一瞬ドキッとしましたよ(笑)エイプリールフール一緒に遊んでくださってありがとうございますvはたかぜさまのノリの良さが大好きだッ!!vv玄関の桜、素敵でしょう?桜はたくさん素材があるのでとっても迷ったのですが、結局大好きな柘榴石さんのをお借りしてきましたv金髪碧眼でもハボックには桜とっても似合うと思いますvv

510000打おめでとうございます♪ の方

いつもありがとうございます!!えへへ、そう言って頂けるのがいつもとっても楽しみで、色々と書き散らかしてます。これからも引き続きお付き合いお願いしますvv
2012年04月03日(火)   No.170 (カプ色あり)

方針転換
CP:ヒュハボ(R18)

「まったくもう……こんなになるまで飲むなんて、なんかあったんスか?」
 乾いたシーツに体が沈み込むのを感じると同時に、苦笑混じりの声が聞こえる。そっと開けたヒューズの目に上着を持ったハボックがハンガーに手を伸ばそうとするのが映った。
 ヒューズはもう長いことこの尉官が好きだった。初めてロイの執務室で紹介されたあの瞬間、彼の綺麗な空色の瞳が目に焼き付いてしまった。もっと近くで見たくて、握手した手をグイと引けば驚いたように見開かれた空色を手に入れたくて堪らなくて。それでも自分には誰よりも大切にしている妻子がいたから、その気持ちを必死に押さえ込み、蓋をしてきた。だが。
 ロイとハボックの上司と部下と呼ぶにはかなり親密なやり取りの中に、ヒューズはまだ当のロイですら気づいていない情愛の芽に気づいてしまった。
(このままロイに渡してしまうのか?)
(この暖かい金色を)
(この優しい空色を)
(ロイが、俺以外の誰かが手に入れるなんて)
 そう思った瞬間身の内に吹き荒れる嵐。
(イヤダ)
(誰にも渡したくない)
(コイツは俺のもんだ)
(俺だけの)
 ほんの数秒の間に吹き荒れた嵐はヒューズの理性も良識も、全て吹き飛ばしてしまう。気づいた時にはヒューズはハボックの長身をベッドに押さえ込んでいた。
「な……?!中佐?」
 恐らくは今ヒューズが何を考えているかなど想像もつかないのだろう。その空色の瞳が単なる驚きだけに見開かれているのを見て、ヒューズは苦く笑う。まだろくに抵抗も見せずにポカンとしているハボックのシャツに手をかけると、ヒューズはそれを力任せに引き裂いた。
「…ッ?!なん…ッ?中――」
 拒絶の言葉か、それとも侮蔑の言葉か、ハボックが口にしようとした言葉を何か判らないままにヒューズは己の唇で飲み込んでしまう。逃れようと本気で暴れるハボックの舌を絡め取りキツく吸い上げればヒューズの口の中にくぐもった悲鳴がなだれ込んできた。
「ん―――ッ!ンン―――ッッ!!」
 ハボックがヒューズの腕を押し返し、力任せに胸を叩く。だがそうやって抵抗されればされるほど、ヒューズはハボックを離す事が出来なかった。ヒューズはシャツの裂け目から手を差し入れると手のひらでハボックの体を撫で回す。綺麗に筋肉のついた体を撫でれば手のひらに当たるプチリとした小さな突起を、指で思い切り捻り潰した。
「痛いッ」
 頭を振ってヒューズのキスから逃れた唇が悲鳴を上げる。それに構わず更に爪を食い込ませれば悲鳴に涙が混じった。
「い……ッ!離せッ!」
「ぐ……ッ」
 叫んだハボックが滅茶苦茶に暴れた拍子に、蹴り上げた膝がヒューズの腹にめり込む。押さえつけるヒューズの手が弛んだ一瞬を逃さず、ハボックはヒューズを振り払い逃げようとした。身を捩り這うようにしてベッドから飛び降りようとする。だが、その寸前ヒューズの手がハボックの脚を掴み引きずり戻した。
「ウワッ!」
 信じられないような強い力にハボックが目を見開く。ベッドの中央に引き戻し肩を掴んでハボックの長身を仰向けに押さえつけると、ヒューズは目を見開くハボックの頬を思い切り張った。
「ッッ!!」
 パンッパンッと二度三度高い音が響きハボックの抵抗が鈍くなる。ヒューズはハボックの両手を束ねると腰から引き抜いたベルトで頭上に拘束した。
「中、佐ッ」
 ベッドに腕を括り付けられたハボックと、そのハボックに跨って押さえつけるヒューズがハアハアと息を弾ませて睨み合う。暫くそうして睨み合っていたが、先に口を開いたのはハボックだった。
「……なんで?」
 訳が判らないと言う顔でハボックがヒューズに問う。確かにハボックにしてみれば想像だにしない展開で、怒りよりも驚きよりも疑問が大きいに違いなかった。だが、ヒューズはそれには答えずハボックのボトムに手をかける。ギクリと身を強張らせたハボックが信じられないと言うようにヒューズを見つめた。
「中佐っ!」
 ボトムにかけたヒューズの手にグイと力が入るのを押しとどめるようにハボックが叫ぶ。下着ごとボトムが引きずり下ろされ剥ぎ取られればその声が悲鳴に変わった。
「やだッ!」
 明るい部屋の中、下肢を晒されてハボックがカッと顔を赤らめる。ヒューズはハボックの腿に手をかけ、胸に押し付けるようにして長い脚をM字に開いた。
「やッッ!!」
 髪より幾分色の濃い茂みの中、色の薄い楔が覗く。ヒューズは顔をハボックの股間に寄せ、楔の先端をくわえた。
「やだァッ!」
 チュウと先端を吸われてハボックが悲鳴を上げる。もがこうにもM字に開いた脚を圧し掛かるヒューズに胸に強く押し付けられてどうする事も出来なかった。
「やめろッ、やめろったら――――アアッ!」
 楔をズッポリとくわえられ唇と舌で攻められてハボックが喘ぐ。直接的な刺激に楔が嵩を増し、徐々に立ち上がり始めた。
「嫌だッ、嫌ッ!」
 ふるふると首を振って拒絶の言葉を吐き出すハボックに構わず、ヒューズは舌と唇を使って攻め立てる。いつしか拒絶の言葉は甘い喘ぎ声に変わり、ヒューズは手で楔を扱きながら体をずり上げ、ハボックの顔を覗き込んだ。
「ハッ……んっ、……あふ……」
 頬を染めゆるゆると首を振りながら喘ぐハボックの顔をヒューズはうっとりと見つめる。甘い息を吐き出す唇を己の唇で塞いだ。
「ンッ!んんッ、んふぅ……ッ」
 クチュクチュと下肢をなぶるイヤラシイ水音とハボックの喘ぎ声が部屋を満たす。ヒューズはその声を心地よく聞きながら扱く手の動きを速めた。
「あっ、あっ、嫌ッ!やめてっ、もうッ!」
 追い上げられてハボックの体がビクビクと震え出す。必死に耐えようとしているのか、押し上げられた脚に力が入り足の指がキュッと丸まった。
「出ちゃうッ、中佐ッ、やめ――――」
「いいぜ、イけよ、ハボック」
 哀願する声を遮るようにヒューズが低く囁く。空色の瞳が見開くと同時に、ハボックの体が大きく震えた。
「あ……アアアッッ!!」
 ビュクビュクとヒューズの手の中にハボックが熱を吐き出す。シーツに頭を押しつけるように体を仰け反らせたハボックがガックリとベッドに沈み込んだ。
「あ……ああ……」
 熱いため息を零してハボックが宙を見つめる。うっすらと涙を浮かべる空色にキスを落とすヒューズをハボックがぼんやりと見上げた。
「中、佐……」
 その瞳を見つめたままヒューズは熱に濡れた手を双丘の狭間に伸ばす。指先が奥まった蕾に触れればハボックの体がピクンと震え、定まっていなかった目の焦点がヒューズに定まった。
「やだ」
 ヒューズの意図を察してハボックが小さく呟く。怯えたように見上げてくる顔が妙に幼く見えて、ヒューズは胸がチクリと痛むのを感じた。
(悪いな)
 可哀想と思うものの、ここでやめられるくらいなら端から手を出したりしない。ヒューズはハボックの瞳を見つめたまま押し当てた指をグイと押し込んだ。
「い……ッ!」
 途端に強張るハボックの体を押さえつけてヒューズは指を根元まで押し込む。グチグチと指を動かせばハボックの顔が歪んだ。
「痛いッ、中佐っ、痛いッ!!」
 涙を滲ませて痛いと訴えるのに構わずヒューズは蕾を掻き回し、無理矢理指で押し広げる。三本目の指を押し込んだ時にはハボックは痛みに体をヒクつかせ、少しでも苦痛を和らげようとするように浅い呼吸を繰り返していた。
「も……やめて……」
 囁くように哀願する声すら甘く聞こえてヒューズは笑みを浮かべて指を掻き回す。最後にグリッと抉ればハボックの唇から悲鳴が上がるのを聞きながらヒューズは乱暴に指を引き抜いた。ハアハアと痛みに喘ぐハボックの脚をヒューズは抱え直す。グイと押し上げ取り出した己を押し当てるヒューズをハボックが目を見開いて見つめた。
「ちゅうさ、やだ……」
 ふるふると首を振ってハボックが囁く。
「こんなの……嘘っしょ?」
 まるで縋るように囁かれる言葉に、ヒューズは低く笑った。
「嘘じゃねぇよ」
 欲しくて欲しくて堪らない気持ち。それを嘘に出来るならこれほど苦しまずに済むのに。
「全部ホントだ」
 ハボックが愛しくて何もかも全部手に入れたい。
 ヒューズは噛みつくようにハボックの唇を塞ぐと、押し当てた楔を一気に突き入れた。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。入れ替えた拍手、読んでくだって嬉しいですー。

突然ですが。
今日からヒュハボメインのハボ受けサイトに衣替えしようかと思いますー。ハボック激ラブは変わりませんので、ロイハボ派の方にもハボロイ派の方にも引き続きお付き合い頂ければ嬉しいですッ!

……

…………

………………

……………………

…………………………

って、書いても誰も信じないですよね〜。いや、今日はエイプリール・フールなので書いてみました(苦笑)一回サイトを全面的に弄ってエイプリール・フールで遊んでみたいと思っているのですが、この時期はいつも帰省してるもんで出来た試しがありません(笑)まあ、そんなわけでちょっぴり遊んでみました。これからもハボロイ、ロイハボサイトで頑張りますので宜しくお願いします(笑)
2012年04月01日(日)   No.169 (カプ色あり)

千年樹〜新年編
ヒュハボ風味

「ああ、こっちは気にしなくていいっスよ。いい年を迎えて下さい」
 ハボックはそう言うと相手の返事を待たずに受話器を置く。ガチャンと耳障りな音に僅かに眉を顰めたが、これくらいの無礼は赦されるだろうとハボックは叩きつけるように切った電話から離れた。窓辺に近寄ろうとして足元に落ちた煙草に気づく。咥えていたそれを落とした事に気づかぬ程慌てて電話に出たのかと思うと、自分自身に腹が立ってハボックは落ちた煙草を靴で踏みにじった。
 粉々になった煙草をそのままに、ハボックは窓辺に歩み寄り新しい煙草を取り出す。窓に寄りかかるようにして煙草に火をつけるともうすぐ夜を迎えようとする街を見下ろした。
 新年を一緒に迎えようと言っていたヒューズから行けそうもないと連絡があった。すまなそうに告げる相手に、そんなのちょっと考えりゃ判る事だと笑って返した。そもそも女房子供持ちの男を好きになった時点で、季節のイベントを一緒に過ごしたいなどと思ってはいけないのだ。
 ハボックは急速に暮れていく街をガラス越しに見つめる。昼と夜が自分の存在を主張してせめぎ合う黄昏時、家々の灯りが次々と灯っていくのを見れば、ベッドの中で囁くヒューズの声が蘇った。
『愛してるぜ、少尉』
「グレイシアさんの次に、だろ」
『ホントに可愛いな、お前』
「エリシアちゃんが一番可愛いくせに」
 常盤色の瞳を細めて言う男の幻影にハボックは言い返す。本当はそんな事を言う権利など己にはこれっぽっちもないことが判りきっていて、ハボックはコツンとガラスに額を押し当てた。
「もう……やめよう」
 新しい年を迎えるのだ。醜いこの想いに区切りをつけるにはいい機会ではないか。
 ハボックはそう考えてガラスに映る己の顔を見つめる。ヒューズへの想いを宿して見返してくる空色の瞳に煙草を押しつけると、ハボックは足早に浴室に入った。そうして身の内に燻るヒューズへの想いを洗い流そうとするように頭から冷たい水を被ると、早々にベッドに潜り込んだ。

「う……ん」
 躯を這い回る熱い手のひらの感触にハボックの意識がゆっくりと浮上する。ぼんやりと目を開けたハボックは夜明け前の薄闇に沈む部屋の中、己に圧し掛かる男に気づいてギクリと身を強張らせた。
「……中佐?!」
「やっと目が覚めたか」
 ここにいるはずがない男の姿を認めて、ハボックは驚きの声を上げる。ヒューズは見開く空色を見下ろしてニヤリと笑った。
「なかなか起きないからこのまま犯しちまおうかと思った」
 揶揄するように言う男をハボックはまじまじと見つめる。何の反応も返してこないハボックに眉を顰めるヒューズにハボックが言った。
「なんでここに……?」
「ん?この間鍵貰ったろう?それで開けて入った」
「あれはアンタが勝手に持っていった―――そうじゃなくてっ」
 前回ヒューズがアパートに来たあと、引き出しにしまってあったスペアキーがなくなっていた。電話で『貰ったから』と悪びれる様子もなくヒューズが言った事を思い出して言いかけた言葉を飲み込んで、ハボックは怒鳴った。
「どうしてここにいるんだって聞いてるんスよ!アンタ、こっちには来られないって言ったじゃないっスか!!」
 エリシアが淋しがるから行けない、子煩悩な男がすまなそうに言う声が押し当てた受話器から耳を通して脳味噌を腐らせるのを感じてからまだ一日も経っていないはずだった。無意識に責める響きを滲ませる声を聞いていたヒューズがハボックをじっと見つめる。その常盤色の光の強さに耐えかねてハボックが目を閉じた時、ヒューズが言った。
「あんな泣き出しそうな声聞いたら放っておけねぇだろ?」
 その言葉にハボックがハッと目を開ける。見下ろしてくるヒューズを睨みつけてハボックは言った。
「オレがいつ泣きそうな声を出したっつうんだよッ!」
「泣きそうだったろ?俺が行けないって言った時。―――いや、泣いてたのか」
「オレは泣いてなんて―――」
「少尉」
 喚くハボックの言葉をヒューズの低い声が遮る。見下ろしてくる常盤色がフッと優しく笑ったと思うとヒューズが言った。
「愛してるぜ、少尉」
「……ッ?!」
「可愛くてたまんねぇ」
 そう言うと同時にヒューズが噛みつくように口づけてくる。シャツの裾から入り込んでくる手にビクンと大きく体を震わせてハボックはヒューズを押し返した。
「ヤダ、やめろッ!オレはアンタなんて―――」
「好きで堪んないんだろ?」
 しれっとして言う男にハボックは目を見開く。まん丸に見開いて見上げてくるどこか幼い空色にヒューズは笑った。
「そんなだからほっとけないんだよ、お前は」
 そう言って降りてくる唇に己のそれを塞がれて、ハボックは顔を歪める。何度も繰り返されるキスに零れる吐息の熱を上げながらハボックはギュッと目を閉じた。
「ズルい、アンタ……」
 こんな風に優しくされるから諦められないのだ。赦されないと判っていながら手を伸ばしてしまう。
「ずりぃ……」
 閉じた瞳から一筋涙を流して。
 ハボックは新しい年の始まりをヒューズが与える熱に溺れて迎えた。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、今年も更新の励みですv

新年早々なんでヒュハボなんだって言われそうですが。年末掃除してて発掘した同人誌の中に結構ヒュハボがあったもので(苦笑)「千年樹」って相当前に書いた奴ですね、自分でも昔過ぎて忘れてました(笑)基本ヒューズは子持ちならフツーにロイの親友、ハボックと絡むなら独身設定が好きなんですが、時々こんなのも書きたくなります。
2012年01月05日(木)   No.147 (カプ色あり)

豆騎士続・片恋編
エドハボ未満

「ただいまっ、少尉!」
 司令室に向かう廊下の途中、せっかくの長身を少しばかり猫背に丸めて歩く姿を見つけて、エドワードは大声で叫ぶ。そうすれば振り向いた空色が自分の姿を認めて優しく細められるのを見て、エドワードは満面の笑みを浮かべた。
「おう、大将、おかえり」
 そう答えるハボックのところで止まりきれず、エドワードは少し行き過ぎたところで足を止める。そうすれば、すぐに追いついてきたハボックの手が伸びて、エドワードの頭をポンポンと叩いた。
「元気そうだな、大将」
「当たり前だろ。少尉は相変わらずデカいな」
 エドワードは身長差を強調するようなハボックの仕草にわざと軽口を叩くように言う。少しは伸びているにもかかわらずちっとも縮まらない差を嘆けば、クスリと笑う青年にエドワードはまた彼のところに帰ってこられたのだと実感した。
 ロイの片腕であるハボックは気さくで人懐こい事もあって、エドワードにとっては彼を取り巻く大人たちの中で出会った当初から割と親しい存在だった。そんなハボックがエドワードの中でその存在の大きさを増したのは、ある小さな事がきっかけだった。
 捜し求めている石の情報が数回続けて空振りに終わり流石にへこんでいたものの、持ち前の意地っ張りと強がりがそれを外に出すことを良しとしなかった。普段通り、明るく元気に振る舞うエドワードを見ていたハボックがぽつりと言ったのだ。『辛いときは泣いていいんだぜ』と。それに反論しようとするエドワードの頭をガシッと腕に抱え込んだハボックが『今日の風は涙が出そうなほど冷たいなぁ』と言った時、強がりの少年の目から溢れた涙がハボックの軍服の袖を濡らした。少しして顔を上げたエドワードが『今日の風は冷たすぎる』と騒げば色の変わった軍服に気づかぬフリで笑ってくれたハボックが、エドワードの中で大きな存在になったとして何の不思議があったろう。
(まあ、少尉にとっちゃ特別なことでもないんだろうけどさ)
 彼のあの優しさは特別自分だけに向けられるものではないのだろう。それでもエドワードはハボックの優しさが嬉しかったし、もし出来ることならあの優しさを独り占めしたいと思う。
「あ、そうだ、少尉。俺、今回はちょっと長くここにいるんだけどさ、この間のシチュー、また食わせてくんない?」
「いいよ、ここんとこそんなに忙しくないし。そうだな、明後日の夜はどう?」
「オッケ、オッケ!やりぃ、少尉の料理、楽しみにしてたんだよ」
 司令部に来る前から考えていた言葉をさも今思いついたとでもいうように言えば、望んでいた答えが返ってきてエドワードは内心小躍りした。
「よし、少尉のシチュー、食えることになったし!大佐にガツンと一発言ってくるぜ!」
「あはは、程々にな、大将」
 優しく笑う空色にいつか自分だけを映させてやるのだと、エドワードはそう思いながらハボックが誰よりも敬愛してやまない錬金術師の部屋の扉に手を伸ばした。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手もとっても嬉しいですv

「豆騎士」です。ハボックサイドを書いたらやっぱりエドサイドも書きたくなったので、つい(苦笑)しかし、左の最近の更新10個のうち5個がエドハボって……。うーん、ブームって怖いなーッ(汗)

以下、23日拍手お返事です。

日記の開封実況中継 の方

わー、あんな妙な実況中継、ドキドキ楽しんで下さってありがとうございますー!最後になんとかハボを引けてハボックラバーの面目躍如といったところでしょうか(笑)こちらこそいつも読んで下さってありがとうございますvこうやって読んで下さって声をかけて頂ける幸せは鋼の神さまがくれてるのかなとも思っています(笑)あなた様にも鋼の神さまが微笑んでくれますようにv
2011年11月25日(金)   No.130 (カプ色あり)

豆騎士片恋編
エドハボ未満

「ただいまっ、少尉!」
 バタバタと大きな足音と共に聞こえた元気な声に、司令室に向かって廊下を歩いていたハボックが振り向く。鎧姿の大きな弟とは対照的に小柄な体で飛ぶようにかけてくる少年を見て、ハボックは空色の目を細めた。
「おう、大将、おかえり」
 エドワードはスピードを緩めきれずにハボックを少し行き過ぎたところで足を止める。ハボックは数歩歩いてエドワードに並ぶと金色の髪をポンポンと叩いた。
「元気そうだな、大将」
「当たり前だろ。少尉は相変わらずデカいな」
 少しは伸びたんだけどなぁ、となかなか縮まらない身長差を嘆くエドワードにハボックはクスリと笑った。
 いつの頃からだったろう。この十も年下の少年に恋心を抱くようになったのは。姉ばかり四人もいる末っ子で、小さな頃から弟が欲しいと思っていたせいで、自然と時折イーストシティに立ち寄るこの少年に目が向くようになっていたのかもしれない。たった十五でとてつもない運命に敢然として立ち向かっていくその力強い眼差しに、気がついた時にはどうしようもなく惹かれていた。ごく偶のほんの少しの邂逅に、交わされる短い言葉の端々に、エドワードの強さと優しさを垣間見る度ハボックは彼に惹かれ、この少年をその過酷な運命から守ってあげたいと思うようになっていた。
(まあ、大将にとっちゃ、そんなの余計なお世話ってとこだろうけど)
 元気よく旅の話を聞かせるエドワードを見つめながらハボックは思う。エドワードに惹かれている事は確かだったが、ハボックにはそれを彼に打ち明けるつもりはなかった。ハボックの想いは彼には必要のないものであり、ハボック自身、こうして時折エドワードとの間に小さな喜びを積み重ねる事だけで十分と思っているからだ。
「あ、そうだ、少尉。俺、今回はちょっと長くここにいるんだけどさ、この間のシチュー、また食わせてくんない?」
「いいよ、ここんとこそんなに忙しくないし。そうだな、明後日の夜はどう?」
「オッケ、オッケ!やりぃ、少尉の料理、楽しみにしてたんだよ」
 以前、たまたま食事に招いた時、出したシチューをまた食べられると嬉しそうに笑う少年に、ハボックもつられて笑みを浮かべる。
「よし、少尉のシチュー、食えることになったし!大佐にガツンと一発言ってくるぜ!」
「あはは、程々にな、大将」
 司令室の扉を開けて元気よく飛び込んでいく少年の背を見つめて、ハボックはまた一つ手にした小さな喜びをそっと胸に抱き締めた。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、更新の励みになりますv

「豆騎士」です。まだ両想いになる前の話。あんまり書くとハボロイ、ロイハボサイトの看板に偽りありって言われそうなんですが(苦)でも、実は結構このカプも好きなんですよね。なんかちょっと今、密かにマイブーム(苦笑)お好きじゃない方にはゴメンナサイと言う事でっ(汗)
2011年11月23日(水)   No.129 (カプ色あり)

豆騎士続続・身長編
エドハボ風味

「まったくもう……ッ、あんな事聞くみんなもみんなだけど、大将だってあんなあけすけに言わなくても……ッ」
 ハボックは司令部の廊下をドカドカと靴音も荒く歩きながら呟く。羞恥と困惑と少しの怒りとで涙目になった目尻を赤く染めたハボックは、勢いよく曲がった角の向こうから来た人物と思い切りぶつかってしまった。
「うわっ?!」
「ッと」
 ぶつかった勢いのままハボックは後ろによろめく。長身のハボックとぶつかったにもかかわらず軽い驚きの声を上げただけの相手は、よろめくハボックの腕をグイと引いて支えてくれた。
「なにをやってるんだ、お前は」
「大佐っ?」
 半ば呆れたような声に視線を向ければロイが僅かに眉を寄せて立っている。ハボックの顔を見て一瞬目を見張ったロイは、ニヤリと笑った。
「なんだ、また鋼のに苛められたか?」
「ッ?!別にそんなんじゃねぇしッ!」
 からかうような言葉にハボックはムッとしてロイの手を振り払おうとする。だが、ロイは掴んだ腕を引き寄せるようにしてハボックに顔を近づけて言った。
「泣いてるじゃないか。どうせあのやんちゃ坊主に好き勝手なことされたんだろう?」
 可哀想になぁ、とロイは軽く首を振る。
「いっそ私に乗りかえないか?」
 ロイがそう優しく囁いた時。
「なに人の恋人にちょっかい出してんだよッ、このエロ大佐ッッ!!」
「大将っ?」
 ハボックを追いかけてきたエドワードが金色の目を吊り上げて二人に近寄ってきた。ハボックに身を寄せるロイから大事な恋人を引き剥がすように取り返すと、背後に庇いながらロイを睨む。
「アンタみたいのがいるからああやって虫よけをしなくちゃいけなく───」
「あんなもん大した役にたたん。むしろいらん興味を煽るだけだ」
 エドワードの言葉を遮ってロイはフンと鼻を鳴らした。
「お前はハボックをほったらかしにしている。コイツが他の誰かに心変わりしたところで責める権利はない、違うか?」
「な……ッ、俺は少尉をほったらかしになんて……ッ」
 ロイの冷たい言葉に反論しようとしてエドワードは言葉に詰まる。グッと拳を握り締めるとエドワードは(きびす)を返して走り去ってしまった。
「大将っ!……大佐!」
「事実だろう?現に鋼のだって言い返せなかった」
「だからって言い過ぎっス!」
 ハボックはそう言うとエドワードを追って走り去る。
「ちょっとした意地悪だよ、お前が鋼のに甘すぎるからな」
 その背を見送ってロイはそう呟いた。

「大将ッ、待って、大将!!」
 ハボックは扉を抜けて中庭に出たところで漸くエドワードに追いつく。腕を掴めばその手を振り払ったものの、エドワードはそれ以上は逃げずに立ち止まった。
「大佐のいう事なんて気にする必要ないから」
「でも本当の事だ」
 ハボックが言えばエドワードが背を向けたまま答える。暫しの沈黙のあと、ハボックが口を開いて言った。
「それでもオレは大将の事が好きだけど」
 その言葉にエドワードが弾かれたように振り向く。見上げてくる金色の瞳を見つめてハボックが言った。
「大将が旅に出てる間、オレの事なんてろくに思い出さないの、判ってる。でもオレは大将が好きだよ」
 そう言って笑う空色にエドワードは顔を歪める。何度も口を開きかけて、そうして俯くと吐き出すように言った。
「俺は卑怯だ。少尉の事ほったらかしにしてるのに、それでいて縛り付けておきたいと思ってる」
「うん、知ってる」
「俺はズルイ」
「でも好きだよ」
 その言葉にエドワードは顔を上げてハボックを見る。いつもと変わらない飄々とした顔で見下ろしてくるハボックをじっと見つめて、エドワードは言った。
「なあ、軍やめて俺と来ない?」
「それは無理、判ってるだろ?」
「大佐がいるから?」
 そう聞けばハボックが笑みを浮かべる。それを見てエドワードが吐き捨てるように言った。
「くそッ、あのエロ大佐っ!いっそぶち殺してやりたい」
「そんな事したらオレは大将を殺すよ」
 なんの気負いもなく吐き出された言葉にエドワードは目を見張る。それから目を逸らすとガリガリと頭を掻いて言った。
「なんで大佐より先に俺が少尉に出会わなかったんだろう」
「それを言うなら大将だってオレより先に大佐に出会ってるじゃん」
 おかしそうにそう返されてエドワードは鼻に皺を寄せる。
「諸悪の根源は全部大佐だ」
「でも優しい人だよ、こうやってオレ達に話す機会くれてる」
 そう言って笑うハボックにエドワードは不満そうに顔をしかめた。
「少尉がそんなだから心配になんだよ」
「なんで?こんなに大将一筋なのに」
「判ってるけどっ」
 笑っている年上の恋人にエドワードは視線を逸らして怒鳴るように言う。暫くの間空を睨み上げていたが、ハボックに視線を戻して言った。
「なあ、俺、そのうちデカくなるから」
「うん」
「大佐よりも少尉よりもデカくなって誰にも負けないイイ男になるから」
「うん」
「だからずっと俺といよう」
「うん」
 笑って頷く空色にエドワードはホッとしたように腕を伸ばす。
「まあ、デカくなったらもっと少尉の事啼かせちゃうと思うけどな」
「それは余計」
 もう、とため息を零す唇を引き寄せて、エドワードはそっと口づけたのだった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、やる気の素です、嬉しいですvv

しつこいですが「豆騎士」です(苦笑)今回はちょっぴりシリアス?に。お互い好きあってるんですが、譲れないものもあるってとこでしょうかね。

そうそう、コメント頂いて気づきました。49万打回りました〜。いつもながらにありがとうございます!!本当に来て下さる皆様が続けていける原動力だと思います。これからもご一緒に「ハボック好きだーーーッッ!!」って叫んで下さったら嬉しいです。是非是非これからもよろしくお願い申し上げます

以下、16日拍手お返事です。

さらっちさま

こんにちは、はじめましてvいつも遊びに来て下さってありがとうございますvうおお、「豆騎士」萌えて下さってますか!わーん、嬉しいですーvv好きで書いているとはいえ時には「いいのか、こんなの垂れ流して」と思う事もあるのでそう言って下さると本当に嬉しいですv「豆騎士」は小さくて元気なエドに振り回されるのんびりハボックという感じで書いてます。これからも「豆騎士」含め頑張りますので、お付き合いよろしくお願いいたしますねv
2011年11月17日(木)   No.125 (カプ色あり)

豆騎士続・身長編
エドハボ風味

「じゃあ、俺ちょっと図書館行って調べものしてくるから」
 と、大声で年上の恋人の可愛さを力説していた少年が部屋を出ていくと、司令室を気まずい沈黙が支配する。まるで煙で煙幕を張ろうととでもしているようにスパスパと煙草を吸うハボックに、最初に沈黙を破って話しかけたのはブレダだった。
「お前さ、もう少しちゃんと躾ろよ。甘やかし過ぎだろう、アレ」
 酒が入っている時ならともかく、素面で友人の恋愛事情―――それも男同士の、を聞かされるのは正直勘弁して欲しい。人前で話させるなとブレダがげんなりして言えば、ハボックが視線をさまよわせながら答えた。
「言ってるよ、オレだって。恥ずかしいからみんなの前でそう言う話するのやめてくれって。でも、大将ってば“虫よけだ”って言ってやめてくれないんだもん」
 弟のアルと旅を続けるエドワードはなかなかイーストシティには帰ってこられない。その間大事な恋人を一人残しておくのがエドワードは心配で仕方ないのだ。
「虫よけねぇ……」
 確かにハボックはモテる。ハボックに限って心変わりなどするはずないと判っていても心配する気持ちも判らないではなかった。
 ブレダは空色の目元を薄紅に染めるハボックをじっと見つめる。そうすればエドワードの話を聞かされ続ける間に浮かんだ疑問を黙っていることが出来なくなった。
「なあ、ホントにお前の方が抱かれてるわけ?」
「ッッ!!」
 突然の言葉にハボックは煙草を吸い損ねて激しく咳込む。体を二つに折って激しく咳込んだハボックは真っ赤な顔でブレダを睨んだ。
「聞くか?普通っ、そんなことッ!!」
「だって気になるじゃん。お前とアイツと、身長差どれだけあるんだよ」
 長身のハボックが受け入れるとしたら、とあまりしたくはないがつい考えてしまう。好奇心丸だしで見つめてくる友人に言い返そうとしたハボックが視線を感じて見れば、ファルマンとフュリーまでが自分を見つめていることに気づいて、ハボックは赤らめていた顔を更に真っ赤に染めた。
「信じらんねぇッ!!ファルマンとフュリーまでッ!!」
「ですが……ねぇ?」
「ええ、あそこまで聞かされると気になるっていうか」
「気にしなくていいってばッ!!」
 ハボックがあまりの恥ずかしさに顔を上げていられず机に突っ伏した時。
「そんなに気になるならもっと詳しく話してやろうか?」
「ッ?!大将ッ?!」
 聞こえた声にハボックがガバッと顔を上げる。声が聞こえた方を見やれば出かけたはずのエドワードが扉に寄りかかるようにして立っていた。
「図書館行ったんじゃなかったのか?」
「いや、ちょっと忘れ物してさ、戻ってきたんだけど」
 エドワードはそう言って満面の笑みを浮かべて部屋の中を見回す。
「みんなすっげぇ気にしてるみたいだから詳しく話してやるよ」
「ワーッッ!!頼むからやめてッ、大将ッッ!!」
「でも、ここでちゃんと話さないと実は俺の方がヤられてるって誤解されたら嫌だし」
「誤解しないッ!!みんな誤解なんてしないってばッ!!な?ブレダっ、ファルマンっ、フュリーっ!!」
 これ以上話されてはかなわないとハボックは必死に言い募る。だが、エドワードはそんなハボックの気持ちなどお構いなしに話し始めた。
「まあ、さっきから言ってるように俺と少尉じゃちょっとだけ身長差があるからさ、突っ込みながらキスするのは少しばかり大変な訳よ。でもやっぱりキスしたいし、少尉のカワイイ顔間近に見ながらヤりたいじゃん。ブレダ少尉達だってそうだろ?」
「……まあな」
 同意を求められてブレダは仕方なしに頷く。そうすればエドワードは「だろ?」と言って続けた。
「だから、まず少尉の長い脚をこう、太股の辺り持ってグーッと上に押し上げてー」
 と、エドワードはゼスチャー付きで説明する。ハボックが必死にその腕を引いてやめさせようとするのに構わず、エドワードは言った。
「胸に着くくらいまで押し上げると、少尉ちょっと苦しそうな顔すんだよ。でも、俺に挿れて欲しいからって我慢するその顔がまたそそるっていうか!」
「大将ッ!!」
「押し上げた脚を左右に開くと少尉のアソコが挿れてって強請るみたいにヒクつくのが見えて、そこに少尉のビンビンに勃ったナニからアレが垂れてきたりすると、もーすっげぇイヤラシイ眺めでさ!」
「もうやめてってばッ!!」
「そこにこう、俺のを押し当てると、少尉、一瞬すっごい不安そうな顔すんだよね。だから“挿れるのやめる?”って聞くと“平気だから挿れて……大将の挿れて欲しい”ってさーーッッ!!」
「ワーーーーッッッ!!」
 その後。羞恥に耐えきれなくなったハボックが半泣きで飛び出して行ったのをエドワードが追いかけて出ていくまでの十分間。こってりたっぷりベッドの上での秘め事を聞かされたブレダ達は、つまらない好奇心を抱いてしまったことを心の底から思い切り後悔したのだった。


いつも遊びにきてくださってありがとうございます。拍手も嬉しいです〜v

でもって、前回の続きです。いや、なんかついその後の司令室が浮かんでしまって(苦笑)R指定入れておいた方がよかったですかね?オンリー派の方にはごめんなさい(汗)相変わらず節操のないサイトですー(苦笑)
2011年11月14日(月)   No.124 (カプ色あり)

豆騎士身長編
エドハボ風味

「なあ、少尉。少尉ってガキの頃からそんなにデカかったの?」
 エドワードは前後逆に腰掛けた椅子の背を抱え込んでハボックに尋ねる。ハボックは書類を書く手を止め、久しぶりにイーストシティに立ち寄った少年の顔を見て答えた。
「オレもその年頃の時は大将とそんなに変わらなかったぜ」
「うそっ、マジ?!」
 長身のハボックの言葉にエドワードはガバッと身を起こす。キラキラと期待に目を輝かせて、エドワードはハボックを見つめて尋ねた。
「じゃあ、どうやってそんなにデカくなったんだよ。やっぱぶら下がり健康法?!」
「……それって体より腕が伸びそうじゃねぇ?」
 身を乗り出して聞いてくるエドワードにハボックは眉を顰めて答える。プカリと煙草の煙を吐き出して、ハボックは言った。
「そうだなぁ、運動はしてたけど。バスケとかバレーとか。後は牛乳飲んでたな、一日に一リットルのボトル一本とか」
「ぎゅううにゅうう〜〜??」
 ハボックの言葉にエドワードは思い切り嫌そうな声を上げる。そのあまりのしかめっ面にハボックはプッと吹き出した。
「そんなに嫌がることないのに」
「だって牛の乳だぜっ?なんでそんなもん飲んで人間がデカくなれるんだよ」
 おかしいだろッ、と喚くエドワードをハボックはクスクスと笑いながら見つめる。手を伸ばしてその金髪を優しく撫でて言った。
「別に急いでデカくならなくてもいいだろ?大将は今のままでも十分カッコイイんだからさ」
 な?と笑う空色をエドワードはじっと見つめる。それからニヤリと笑って言った。
「そうだよな、別に背が小さくたって少尉のこと可愛がってあげるのには支障ないし」
「な……ッ?!」
 エドワードの言葉にハボックはボフッと煙草の煙を吐き出す。ゴホゴホと妙なところに入り込んでしまった煙に噎せながら、ハボックは真っ赤な顔でエドワードを睨んだ。
「なに言い出すんだよッ、大将!」
「昨日だって少尉、すっげぇ善がりまくってたし」
「大将ッ!!」
 バンッと机を叩いて立ち上がるハボックの真っ赤に染まった顔をエドワードは楽しそうに見上げる。その長身を見上げてニヤニヤと笑いながら言った。
「実はさ、デカい自分が背の小さい俺にヤられるってのに興奮してるとかない?“苦しい”とか言いながら、すっげぇ感じまくってるよね、少尉」
「たっ、たい……ッ」
「少尉のあんな顔見られるなら別に俺、デカくならなくてもいいや。体は小さくてもナニは少尉をアンアン啼かせるだけのデカさはあるわけだしっ。むしろ今よりデカくなったら、少尉シンドイだろ?今日もちょっと辛そうだもんな」
「ッッッ!!!」
 真っ赤になって悶死しそうになっているハボックを楽しそうに見上げていたエドワードは、視線を横に移動させる。
「なぁ、やっぱ体がデカくなったらナニもデカくなるんだろ?ブレダ少尉」
「……だろうな」
「そっかぁ。じゃあやっぱり少尉のためにもデカくなるのはもう少し先にしておいてやるよ」
 俺ってば少尉思いっ、と楽しそうに言うエドワードの声を聞きながら、自分たちのことも少しは思って欲しいと思うブレダ達だった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、更新励みになりますー、嬉しいですvv

お久しぶりの「豆騎士」です。いや、ネット見てたら替え唄で「豆粒ラバーズ」っていうのがあって、あれ?と思って歌詞を見てみたらやっぱりエドネタだったんで、つい(笑)大部屋でデカイ声で話すエド、多分ものっ凄いオープンだと思うのできっと周りは迷惑だろなぁと(苦笑)関係ないですが、今我が家では「池袋ラバーズ」がブームで、某動画サイトでカバーがアップされてるのがエンドレスでかかってたりします(苦笑)好きだ、これ。歌うと酸欠になるけど(笑)

以下、拍手お返事です。

阿修羅さま

「霧屋2」お楽しみ頂けて良かったです。もっと活躍させられればよかったんですが今一つ力不足で(苦)「グラプスヴィズ」も阿修羅さまからなんですよね(笑)丁度アップ順の関係で続けてになりましたが引き続きお楽しみ頂けたら嬉しいです。今度はばっちりエロ行きますから!(笑)「暗獣」ネタ色々ありがとうございます〜v暖炉ネタは冬ネタでやろうと思ってました(笑)今頂いたネタでちょっと書き途中なので書けたらアップしますねーvいつもありがとうございますv
2011年11月11日(金)   No.123 (カプ色あり)

恋闇28
ロイハボ前提 CP:ヒュハボ(R18)

「ア……アアア……ッッ!!」
 ハボックが身を仰け反らせてもう何度目になるか判らない熱を吐き出す。それを追うようにヒューズがハボックの中へ熱をぶちまければ、ハボックの体がビクビクと震えた。
「く……ッ、あ……ああ……」
 切ない声を上げて弛緩する体からズルリと楔を引き抜く。ぐったりとベッドに横たわる体を、ヒューズは無言のまま見下ろした。
 もう何日もまともに食事をとっていないせいだろう、鍛えられていた筈の体は随分と肉が落ちてしまっていた。その体を哀れむようにそっと撫でれば宙を見つめていた空色の瞳がヒューズを見る。ハボックは涙に濡れた瞳でヒューズを睨みつけて言った。
「……殺してやる」
 ハボックの唇から零れた言葉にヒューズは僅かに目を瞠る。ハボックはベッドに肘をついて力の入らない体を持ち上げてヒューズを睨んだ。
「いつか……きっと、殺してやるから……ッ」
 これまでハボックはどれほど酷い目に遭わされてもどこかヒューズを憎み切れずにいるようだった。こうなる前にヒューズに対して抱いていた信頼と好意がいつかこの悪夢から自分を救い出してくれると、まるで縋りつくようにそう思い込もうとしていたハボックが、今その空色の瞳に憎悪と哀しみの焔を燃やしてヒューズを見つめていた。
「どうして……?そんなにオレの事、憎いんスか……?」
 もう、ロイの元へは戻れない。そう言う己をここまで貶め傷つけようとする理由がハボックには判らない。ただロイを守りたいだけであるのなら、もう十分にその役は果たしているだろうに。
「別に。ロイに聞かせてやりたかっただけだ。アイツはお前に対して余計な幻想を抱いているようだからな。どれだけお前がアイツに対して浅ましく汚らわしい想いを抱いているか、いい加減下らん幻想は捨てろと言ってやりたかったんだよ」
 その言葉にハボックの体がピクンと震える。ハボックはヒューズを見つめていた視線を宙に投げて、独り言のように呟いた。
「殺してやる……いつか、アンタを、殺してやる」
 そう言ってハボックは視線をヒューズに戻す。その瞳に宿る焔を見ればヒューズの中に昏い喜びが沸き上がった。
 どんなにハボックを犯し、その身の奥に己を沈めて彼の中に痕を刻んだつもりでいても、ハボックの気持ちは常にロイへと向かっていた。『嫌だ』と、『やめてくれ』と泣き叫びながらハボックはいつもロイだけを見つめていた。ヒューズに身を任せながら心を占めるのはいつでもロイただ一人だったが。
 今、『殺してやる』とその憎悪を向けるのはヒューズだ。二人の間にロイは存在せず、ハボックは真っ直ぐにヒューズに対して感情をぶつけてくる。たとえそれが憎悪と言う歪んだ感情であっても、ヒューズはハボックが自分に対してだけ感情をぶつけてくるのが嬉しくて堪らなかった。
「……いいぜ、殺してみろよ……出来るもんならな」
 ヒューズはうっすらと笑みを浮かべてハボックに手を伸ばす。ハボックの体をベッドに押さえつけ、長い脚を大きく広げるとその奥で戦慄く蕾に滾る楔を押しつけた。
「さっさと殺せよ……でないとまたぶち込むぜ?」
「チクショウッ!!離せッ!!離せよッッ!!」
 ハボックは力の入らない体を必死に捩って逃れようとする。その努力を嘲笑うように、ヒューズはゆっくりとハボックの中に楔をねじ込んでいった。
「ほら……さっさとしないからどんどん入ってく……」
「あ、あ、あ……ヤダぁ……ッ!!」
「クク……ほぅら、またヤられちまった……本当はヤって欲しくて仕方ないんだろう?」
「違うッ!!」
 根元まで深々と貫いてヒューズは笑う。覆い被さるようにハボックに顔を寄せて言った。
「またたっぷりぶちまけてやる……奥の奥まで汚して、たとえここにロイが来ても決してその手を取れないようにな」
「ッッ!!……チクショ……殺してやるッッ!!」
 自分だけに向けられるその言葉にうっとりと笑って、ヒューズはゆっくりとハボックを突き上げ始めた。


いつも遊びに来て下さってありがとうございますv拍手も嬉しいですvvありがとうございます!

「恋闇」です。毎度間が空いてすみません(汗)これもいい加減終わらせないとなぁ。これだけじゃないよ、他にも色々と。……と思いつつ、途中まで書いて放置している「愛玩動物」の続きとか書きたくなってたり。どうしてこう、気が多いんだろう。ちゃんと一つずつ書きあげていける集中力が欲しい〜(苦)

以下、拍手お返事です。

はたかぜさま

いや〜〜ん、素敵な妄想をありがとうございます!!もー、こういうコメント頂くとめちゃくちゃテンションあがりますよ!ここのところちょっとテンション下がり気味だったのでとっても嬉しいですv「分裂」確かにヒューズやエドがすっ飛んできて掻っ攫って行きそうですよね!こっそり連れ出す部下たちも、リザ姐さんも素敵だ(笑)そして夜のハボック達が!ハボ(攻)×ハボ(受)じゃなくて百合百合するんですね(爆)いやもう、あまりに楽しくて何度も読み返しちゃいましたよ(笑)はたかぜさまとは是非萌えトークお願いしたいなぁ、いや、ホントにvvテンション上がってモリモリ話を書きたくなったのはよかったのですが、それがどうにもロイハボなのが困りもの。急ぎで書かなきゃなのはハボロイなのに(苦笑)こちらこそ楽しいコメント、本当にありがとうございました!!
2011年07月28日(木)   No.83 (カプ色あり)

香水
本日はロイハボ、ハボロイ二本立てになっております。両方お読みいただくも、お好きなカプだけお読みいただくもご随意にズズッとvv





CP:ロイハボ(R18)

「たいさっ……やっ、……あっ」
 ひんやりと静まり返った資料室の一角、そこだけ周りより僅かに熱い空気に包まれている。書架の陰に隠れるようにして二人の人間が躯を寄せあっていた。
「ヤダ……た……さッ」
 ハボックは押し入ってくる熱に身を仰け反らせて喘ぐ。小刻みに突き上げられて零れそうになる声を左の手のひらで押さえ込み、右手でロイの腕を握り締めていた。
「んッ……んんッ!!」
 ロイはハボックの腰を引き寄せ思い切り突き入れる。突き入れる度手のひらで覆ったハボックの唇からくぐもった声が零れ、ロイを咥えた蕾がきゅうきゅうと締まった。ぐちゅぐちゅと響いていた淫猥な水音が激しさを増し、二人の周りの空気が更に温度を上げる。急激に加速した呼吸が一瞬止まった次の瞬間、激しい息遣いが資料室に広がっていった。
「ハボック」
「……ッ!」
 荒い呼吸を吐き出す唇を塞がれてハボックはロイにしがみつく。密着する躯から甘いコロンの香りが漂って、ハボックは目眩を覚えた。
「あ……あっ」
 ハボックはズルリと抜かれていく楔に躯を震わせる。ずるずると書架にもたれるようにして座り込むハボックと己の身支度を整えて、ロイは使用済みのゴムを手近のゴミ箱に放り込んだ。
「立てるか?」
 そう言って手を差し出してくる男をハボックは恨めしげに見上げる。熱に潤んだ空色の瞳で睨まれてロイはクスリと笑ってハボックの手を掴んだ。グイと引っ張り起こせば長身が胸に飛び込んでくる。その唇に己のそれを重ねようとするロイをハボックが押し返した。
「ヤダって言ったのに」
「でも、悦かったろ?」
 まるで悪びれもせずに言ってロイはハボックに口づける。身を寄せれば強くなる甘い香りにハボックの躯が微かに揺らいだ。
「大佐……っ」
 普段ロイが身につけているコロンの香り。ロイ自身の香りと混ざりあって甘く香るそれに鼻孔を擽られれば、瞬く間に躯から力が抜けてしまう。心も躯も蕩けさせる媚薬のように、ハボックから抵抗の意志を奪ってしまうのだ。
「可愛かった……続きは今夜」
 ロイはハボックの鼻先にチュッとキスを落として資料室から出ていってしまう。ハボックは甘い余韻の残る躯をすぐに動かす事が出来ず、書架にもたれて湿度の高いため息をついた。
「……まったくもう」
 男の残した甘い疼きと囁きにハボックは僅かに眉を顰める。少しして怪しまれない程度に動けるようになると、ハボックは資料室を出た。廊下沿いの窓ガラスに映る己の姿を横目で確かめ、情事の痕がない事を確認する。そうして司令室の扉を開けて中へ入ったハボックが自席に腰を下ろせば、ブレダが怪訝な様子で顔を上げた。
「なんだ、お前か」
「……なんだよ」
 自分の席に戻って「なんだ」と言われる筋合いはないとハボックが言えば、ブレダがペンの尻で頭を掻いた。
「いや、大佐のコロンの匂いがしたからさ」
「えっ?」
 ブレダはそれだけ言って書類仕事に戻ってしまう。だが、そう言われたハボックは、身を強張らせて動けなくなってしまった。
(大佐の……コロンの香り……?)
 そう思っただけで己の躯からロイの香りが匂いたつ気がする。そうすれば躯の芯が熱くなっていくのを、ハボックはどうすることも出来ず縋るように執務室の扉を見つめた。






CP:ハボロイ(R18)

「ヤダ、ハボック……っ」
「いいからじっとして、大佐……」
 耳元でそう囁いたハボックがロイの細い躯を書架に押しつけるようにして身を寄せてくる。シンと静まり返った資料室の一角、二人の周りだけほんの少し温度が高くなっていた。
 ハボックは後ろから押さえ込んだロイの双丘の狭間に己の楔を押しつける。グッと腰を突き出せば僅かな抵抗の後、蕾はその小さな唇を開いて楔を迎え入れた。
「あ……ッ、んんんッッ!!」
 それと同時に背後から伸びてきた手のひらがロイの口を覆い、嬌声を押さえ込んでしまう。ズブズブと楔を押し込まれて、ロイは身を仰け反らせて喘いだ。
「ふ、……ンッ!!んふぅ…ッッ!!」
 ロイは大きな手のひらに熱い吐息を吐き出す。根元まで潜り込んだ楔がズルリと抜かれたと思うと、ガツンと一気に突き込まれた。
「ンンッッ!!ン───ッッ!!」
 ガツガツと突き上げればハボックの楔を包み込むロイの内壁が熱く熟れて引き込むようにうねる。そうすれば内部の熱に煽られたロイの躯も熱を帯び、ロイが普段つけているコロンを甘く香らせた。
「大佐……」
 ハボックは腕の中の甘い香りをうっとりと吸い込む。甘い香りはハボックの脳を蕩けさせ、逞しい躯を痺れさせた。
「大佐……たいさっ」
「ん!……んくぅッ!」
 激しい突き上げにロイは目を見開く。ぐちゅぐちゅとイヤラシい水音が激しさを増し、見開いた黒曜石からポロポロと涙が零れた。
「ふ……んん」
 助けを求めるように伸ばされたロイの手が書架の本の背表紙にかかり、バサバサと本が落ちる。普段そんなことをすればハボックを責めるロイも、今ばかりはそんな余裕もなかった。
 淫猥な水音と二人の熱い呼吸音が資料室に満ちる。最高潮に達した音が一瞬止まった次の瞬間、激しく乱れた息遣いが広がっていった。
「あ……ああ」
 ロイは力の抜けた躯を支えるように書架に縋りつく。そんなロイから己を引き抜いたハボックは、二人分の身支度を整え重い液体を溜め込んだゴムを手近のゴミ箱に放り込んだ。
「大佐」
 ハボックはまだ弾む息を整えているロイを引き寄せその頬に口づける。そうすれば黒曜石の瞳が責めるようにハボックを睨みつけた。
「こんなところで……ッ」
「でも、悦かったっしょ?」
 シレッとしてハボックは言ってニッと笑う。その逞しい腕に抱き上げられそうになって、ロイは慌ててハボックを押し返した。
「一人で戻れるッ!」
「そうっスか?」
「いいから行け!」
 真っ赤になってグイグイと押してくる恋人をハボックは楽しげに見つめていたが、やがてその赤く染まった頬にチュッとキスを落とす。
「じゃあ続きは今夜」
 そう耳元に囁けばハッとして揺れる黒曜石にハボックは笑うとロイをおいて資料室から出た。
 廊下を司令室に向かって歩いていくと開け放たれた窓から柔らかな風が吹き込んでくる。その風がハボックの胸元から甘い香りをかき立てて、ハボックは僅かに空色の瞳を見開いた。それと同時にさっきまで腕の中に閉じこめていた細い姿が目に浮かぶ。
 闇の中ではあの香りは一層甘く香るだろう。
 そんな考えにうっすらと笑みを浮かべて、ハボックは司令室に戻っていった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございますv拍手、励みになります、嬉しいですvv

来ましたよvって何がかというと「鋼の錬金術師フレグランス ロイ・マスタング(R--fa_aromaroy)」でございますよ!うふふふふふvvいや、品切れという話もチラホラ聞いていたので「入荷しませんでした、ごめんね」ってメールが来たらどうしようかとドキドキしてたんですが、無事手元に届きました。アロマロイっていいよねv腐腐腐vvんで、早速箱開けてみました。ロイの絵の箱の上部にはロイの錬成陣が、香水瓶にも錬成陣が描かれてました。んで、香水の色は綺麗な空色でしたよ!いや〜〜ん、ハボカラーvvvでもって肝心の香りですが……。なんと表現すれば?匂いの表現なんて判んないよー(←ボキャブラリー貧困)んーと、あんまり甘くないさっぱりした香りです。結構よくある香水の香りなんじゃないかなぁ。某通販サイトによりますと「トップのマリンノートが凛とした印象を与え、フリージア・バイオレットの限りなく優しい香りに変化していく。強さと繊細さを併せ持つフレッシュで深い香り」なんだそうな。さっぱり判らん(苦笑)試しに息子に匂いをかがせて「どう?」と聞いたら「いい香りなんじゃない?」って。ロイファンの母を前にした優等生的回答だよね(笑)その後「やっぱロイなんだから燃える匂いがしないと」って焦げ臭い匂いかい。誰がつけるんだ、そんなの。ちなみに「エドのもあるんだけど、どんな香りがすると思う?」と聞いてみたら「機械オイルの匂い」……いや、それどっちかというとウィンリーじゃ?(爆)まあ、そんな香水それこそつけたくありませんが(苦笑)でも、エドのはどんな香りがするのかなぁ。色はやっぱり金色だろうか。ともあれ、基本は飾っておいて、元気欲しい時につけるといいかもしれんvハボックもきっと、めげた時はロイにしがみついてクンクンするに違いないですもんねvv

以下、拍手お返事です。

葉月さま

確かに4人くらいが幸せな人数ですよね(笑)8人のロイが一斉に逃亡計ったら……それこそ部下に死亡フラグ立つかもです(笑)きっとその時は8人の中尉がスナイプしてくれると思います!映画、何をご覧になりましたか?ハリポタは好みだと思いますが、私は納得しきれない部分がー(苦笑)コクリコ坂もかなり批判票があるみたいですがどうなんでしょう。面白い映画あったら教えて下さい〜v

   
2011年07月25日(月)   No.82 (カプ色あり)

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  Photo by 空色地図

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