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2013年07月の日記

2013年07月30日(火)
新・暗獣 七夕編3
2013年07月27日(土)
鷹の目諸説2
2013年07月21日(日)
鷹の目諸説
2013年07月16日(火)
久遠の空19
新・暗獣 七夕編2
2013年07月11日(木)
髭騎士 七夕編
2013年07月07日(日)
新・暗獣 七夕編
2013年07月05日(金)
髭騎士16

新・暗獣 七夕編3
 ドンドンと乱暴に玄関の扉を叩く音が聞こえて、ロイは眉をしかめる。犬耳をピンと立てたハボックが玄関へと出て行こうとするのを押し留めて、ロイは言った。
「ここで待っていろ、ハボック」
「ろーい」
 言ってリビングから出て行くロイを、ハボックは追いかけてリビングのドアから顔を出し玄関を伺う。ロイがガチャリと鍵を回した途端、表から扉が開いて陽気な声が飛び込んできた。
「ハボックちゃあん!お星さまの願い事を叶えて貰いに来たよッ!」
「ヒューズ!」
 満面の笑みを浮かべる髭面を目にして、ロイは慌てて玄関を閉めようとする。だがヒューズはドンと体当たりで家の中に飛び込むと手にした紙袋を掲げた。
「可愛い服、いっぱい持ってきたよ!」
「ろーいっ!」
 ヒューズの言葉にハボックが目を輝かせる。だが、ハボックがヒューズに駆け寄るより早くロイが二人の間に立ちはだかった。
「何がお星さまの願い事だッ!帰れ、馬鹿者ッ!」
 キッと目を吊り上げてロイが怒鳴ったが、ヒューズは慣れたもので動じもしない。にーっこりと笑みを浮かべる髭面に一瞬ロイが怯んだ隙を見逃さず、ヒューズはハボックに向かって叫んだ。
「今だっ、ハボックちゃんッ!」
「ろいっ」
「あっ、こらッ!ハボック!」
 ヒューズの合図に頷くと同時にハボックがロイの脇をすり抜ける。ロイが伸ばす手をかいくぐったハボックは、ヒューズが開けた扉から客間に飛び込んだ。
「あっ!」
 ハボックに続いて部屋に飛び込んだヒューズがガチッと中から鍵を掛ける。一瞬の差で閉じられた扉に飛びついて、ロイは鍵のかかったドアノブをガチャガチャと回した。
「こらッ、出て来なさいっ、ハボック!」
 ロイは中に向かって叫ぶ。
「大体いつもは知らん顔なのにどうしてこういう時だけ連携プレーなんだッ」
「ろーい〜」
 ガチャガチャとドアノブを回すロイにすまなそうなハボックの声が聞こえたが、その後はロイが何を言おうとキャッキャッと楽しげな笑い声が聞こえるばかりだ。いい加減苛々を募らせたロイが扉を燃やしてやろうかと発火布を取り出した時、ガチャリと扉が開いた。
「ろーいっ」
 パタパタと飛び出してきたハボックがロイにしがみつく。ハボックはロイの顔を見上げると自慢そうに腕を広げて着ているものを見せた。
「ろーいっ」
 嬉しそうに笑うハボックが着ているのは紺地に赤やピンクの朝顔が咲いた浴衣だ。ハボックがクルリと回れば腰に巻いた赤いフワフワの帯が金魚の尻尾のようにふわりと靡いた。
「どーよ、可愛いだろ?」
 黒曜石の瞳を見開いてハボックの浴衣姿を見つめていたロイは聞こえた声に視線を上げる。そうすればこれまた浴衣姿のヒューズに、ロイは益々目を見開いた。
「この間たまたま見つけてな、ハボックちゃんに絶対似合うと思ったんだ。この季節にピッタリだろ?」
「だからってなんでお前まで浴衣なんだッ?」
「えー、そりゃあハボックちゃんと一緒に色々楽しみたいじゃないっ?」
 スイカ割りとかー、花火とかー、としなを作る髭の男にロイは思いきり顔をしかめる。
「いい加減にしろ、付き合ってられるか!ハボック、脱ぎなさい、そんなもの」
「ろい」
 ヒューズを睨んだロイが言ったが、嫌と言うように短く答えてハボックはヒューズの後ろに隠れる。そんなハボックにムッと唇を歪めるロイにヒューズが言った。
「実はお前の分もあるんだよ」
「えっ?」
 思いもしなかった言葉にロイが驚いて声を上げる。一瞬嬉しそうに笑みを浮かべかけてしまった顔を慌てて引き締めるロイに、ヒューズが続けた。
「一緒に遊びたいだろ〜?」
「だっ誰がッ!遊びたい訳なかろうッ!」
「あ、そう。だったら二人で遊ぼうか、ハボックちゃん」
「ろいっ」
「えっ?」
 首を振ればあっさりと言ってハボックと手を繋ぐヒューズに、ロイが慌てたように手を伸ばす。自分の行動にロイがハッとしたのと、庭に出て行こうとしたヒューズが振り向いてニヤリと笑うのがほぼ同時だった。
「今からでも遅くないぜ?仲間外れは嫌だろう?」
「わ、私は別にだなッ」
「そっかー、じゃあ行こっか、ハボックちゃん」
「おいッ!あ、いや、そうじゃなくっ」
 慌てて手を伸ばしてはワタワタとするロイをヒューズとハボックが肩越しに振り向いて見る。じとーッと見つめてくる二対の瞳にウッとたじろいだロイだったが、観念したように言った。
「判った、浴衣を寄越せッ!ったく、今回だけだからなッ!」
 夏の楽しいイベントの魅力に負けたロイが悔しそうに舌打ちする。ニヤニヤとしながらヒューズが差し出した浴衣を引ったくるロイにハボックが笑って抱きついた。
「ろーいっ」
「よし、じゃあスイカの準備をするよ、ハボックちゃん!」
「ろーい!」
 袋を抱えて中庭に出て行くヒューズを追いかけて、ハボックが金魚の尻尾を靡かせて出て行く。その背をやれやれと見送ったロイは自分も手早く浴衣に着替えて庭に出た。
 そうして暑い空気を吹き飛ばすように、三人の楽しげな笑い声が夏の空に吸い込まれていったのだった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、やる気貰ってます、嬉しいですvv

「暗獣」お留守番編はどうなったと思いつつ、しつこく七夕編続きです。もうあんまり七夕関係なくなってるけど(苦笑)いやだって、「ふわふわ金魚帯の季節ですね」ってコメント頂いたら、はぼっくに着せたくて堪らなくなってしまって!も〜〜〜、ヒューズじゃないけど絶対可愛いと思います(笑)

ええと、それから一応お知らせを。キリバン決めて受け付けておりますキリリクですが、今後ハボロイネタの受付を休止しようと思っております。理由は前にもチラホラ書きましたが、拙宅でのハボロイ需要が減っていると感じる事と、あとはこの先リクを頂いても私自身が書ききれるか自信がないと言う事です。ハボロイに関してはリク頂いて書くよりも、自分が書きたい時にまったりペースで書いた方が続くような気がするので…。まあ、もしかしたら気が変わってリク再開するかもしれませんが(苦笑)そんなわけで、ハボロイリクはとりあえず受付終了ということになります。これまでリク頂きました事、本当にありがとうございました。

以下、拍手お返事です。

香深さま

こちらこそウフフなコメントをいつもありがとうございます!コメントに刺激されて思わず金魚なはぼっくを書いてしまいました(苦笑)お仕事、お忙しいんですね。体調くずされませんよう、お気をつけ下さい。お時間出来たら本の感想もお待ちしておりますvセレスタ、楽しんで頂けてますでしょうか。ハボックが幸せになれるよう、頑張りますので引き続きお付き合い下さいねv

なおさま

「ここっス、大佐」
 そう言ってハボックに案内されたアパートをロイは訝しげに見上げる。上に上がる階段を上がっていくハボックを追いかけて、ロイは言った。
「こんなところで食事って、どういうことだ?ハボック」
 そう問いかけてもハボックは笑みを浮かべるばかりで答えない。仕方なしにハボックについて階段を上がったロイは、なんの変哲もないアパートの扉を前に眉を寄せた。ブブーッと中で呼び鈴の音が聞こえて人が出てくる気配がする。ガチャリと開いた扉から現れた姿に、ロイはあんぐりと口を開けた。
「いらっしゃい」
「こんちは、リザ」
 Tシャツにジーンズを穿いてエプロンをつけたホークアイは二人の顔を見て笑みを浮かべる。中へと促されても呆然と固まっていたロイは、ハボックがさっさと中へと入ってしまった事に気づいて慌てて後を追った。
「おい、一体これはどういう――――」
「手、洗わせて貰うね、リザ」
 ロイの言葉には答えずハボックはホークアイに向かって声をかけると、洗面所に向かう。勝手知ったるその様子に目を見開いて立ちつくすロイに、手を洗って戻ってきたハボックが言った。
「大佐も手、洗ってきて。リザに怒られるっスよ」
「――――」
 ホークアイの事をごく自然に「リザ」と呼ぶハボックをじっと見つめたロイは何も言わずに洗面所に向かう。内心「もしかして二人はデキているのか、いやまさか」と大混乱しているのを微塵も出さずに手を洗い終えると、ロイは勧められるままダイニングの椅子に腰を下ろした。旨そうな手作りの料理の数々が並ぶテーブルを挟んでホークアイが向かいに座り、ハボックがロイの隣に腰を下ろす。無表情でホークアイを見つめるロイにハボックが言った。
「じゃあ、改めて紹介するっスね。姉のリザです」
「弟がいつもお世話になっております」
「――――へ?」
 軽く頭を下げるホークアイをロイは間の抜けた顔で見つめる。
「あね?」
 ぽつりと自分が呟いた声にハッとして、ロイはハボックを見た。
「うん、姉っス」
「え?」
「弟のジャンがとってもお世話になってるようで、大佐」
「えっ?」
 棘のある声に振り向けば飛び色の瞳がジッとロイを見つめている。
「――――えええええええッッ!!」
 突然付きつけられた真実に、ロイの悲鳴がアパートに響き渡った。
*********
って、思わず紹介されたとこを書いてみました(笑)きっとこの後ロイは背中に嫌な汗を掻きまくりだったかと(笑)「ジャンを泣かせたら赦しませんから」と言われて「勿論ですッ、姉上ッ」とか叫んで「あなたの姉になった記憶はありません」と銃口向けられるんですよね!……すみません、暴走しました(汗)ともあれ、いつも楽しい妄想をありがとうございます!そして「セレスタ」こっちでもホークアイ大変です(笑)まだまだ最大の難関ハボックハードルが待ってますので、ロイには是非頑張って貰いたいものです(苦笑)
2013年07月30日(火)   No.329 (カプなし)

鷹の目諸説2
ロイハボ前提

 少し先の信号が点滅を始めたのを見て、ホークアイはブレーキを踏み込む。減速した車は丁度停止線のところでピタリと止まった。そのまま信号が変わるのを待っていると、いきなり助手席の扉がガチャリと開く。体を滑り込ませるようにして助手席に座った男が扉を閉めながら言った。
「お待たせ、リザ」
 そう言って笑みを浮かべる空色の瞳をホークアイはチラリと見る。その時信号が変わって、ホークアイはアクセルを踏み込んだ。
「遅刻よ、ジャン。任務だったら赦されないわ」
「でも、今はプライベートっしょ?」
 そう言う悪びれた様子のないハボックをホークアイは睨んだが、一つため息をついて言った。
「どう?仕事は慣れた?」
「うん、リザに話は聞いてたし。でも、本当に強烈な人っスね」
 ハボックは黒曜石の瞳を思い浮かべて言う。
「リザに話聞いてて良かったっス。士官学校卒業後の配属先の希望、大佐んとこにして大正解だったスもん。毎日退屈しないし」
 言ってクスクスと笑うハボックの耳の付け根に紅い花びらのような痕を見つけて、ホークアイは眉をしかめた。
「遅刻の理由は大佐?」
「えっ?……あ」
 不機嫌さを滲ませるホークアイの声にハボックは首筋に手をやる。目尻を紅く染めるハボックに、ホークアイはうんざりとしたため息をついた。
「私は貴方に大佐の事を話したのを後悔してるわ。女性だけだと思ってたのに、まさか男に手を出すなんて」
 あのタラシとホークアイが口の中で罵るのを聞いて、ハボックは苦笑する。口を引き結ぶホークアイの横顔を見つめてハボックは言った。
「でも、自分と一緒に大佐の駒になる部下が欲しくてオレに声かけてくれたんしょ?すげぇ嬉しかったっス」
 そう言って嬉しそうに笑うハボックをホークアイはチラリと見る。それから諦めたようなため息をついて言った。
「今度の週末、ご飯食べにいらっしゃい――――大佐も一緒に」
「マジっスか?やった!」
 ホークアイの誘いにハボックが満面の笑みを浮かべる。
「だったらあれ食べたいっス。鶏に色々詰めてオーブンで焼いたヤツ」
「面倒なのよ、あれ」
「でも旨いし、オレ、大好き」
 にっこりと笑って言われてホークアイはやれやれと眉を下げた。
「仕方ないわね。前日残業にならないよう大佐を見張っておいてちょうだい」
「アイ、マァム」
 ホークアイの言葉にハボックがおどけた敬礼を返す。
「でも、大佐、びっくりするだろうな。メシ食いに行くって連れて行った先がリザんとこだったら」
「嫌なら来なくてもいいのよ?」
「嫌な訳ないっしょ。こうやって普通に話せるの、すげぇ嬉しいんスから」
 ハボックはそう言ってホークアイを見つめる。
「それに、大佐も呼んでくれるって事はオレ達の事認めてくれたって事っしょ?」
「釘を刺しておくためよ、野放しにしておくとろくな事しなさそうだもの」
「なんスか、それ」
 フンと鼻を鳴らして言うホークアイにハボックが肩を落とした。それでもすぐにふるふると首を振って笑みを浮かべる。
「まあ、いいや。あんまり大佐の事、苛めないで下さいね」
 ハボックはそう言うと、扉に手をかけた。
「ここでいいっス」
「そう?」
 ハボックの言葉にホークアイは車を路肩に寄せる。停車した車からドアを開けて降りたハボックは、もう一度中に顔を突っ込んで言った。
「週末楽しみにしてるっス。ありがとう、姉さん」
 ハボックは身を乗り出してホークアイの頬に軽くキスする。じゃあねと笑って手を振るとドアを閉めた。もう一度軽く手を振りハボックは背を向け歩き出す。遠ざかる異父弟の姿を笑みを浮かべて見送ったホークアイは、正面に視線を戻すとその場から走り去った。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手やコメント、本当に励みになります、ありがとうございますvv

「中尉とハボックが異母兄弟とか異父兄弟だったら面白い」ってコメント頂きましてね。そんなわけで鷹の目諸説2です。異母兄弟でもいいけど、この二人だったら異父兄弟かなぁって。ホークアイの父親と離婚したあと他の男性と結婚して生まれたのがハボックだったり。ホークアイはこっそりハボックの家に覗きに行って親子三人が楽しく暮らしてるのを見てるんですよ。でも、ハボックの方は長い事父親の違う姉がいるって知らなかったりしたら面白いだろうなぁ。ふふふ、色々妄想すると楽しいですv

以下、拍手お返事です。

なおさま

ふふふ、そうそうかなりリアリティ溢れる物が出来上がってると思います。是非読んでみたい(笑)ロイはきっと楽しんでると思います(爆)ハボックは……カワイソー(爆)楽しんで頂けて嬉しいです。そして、鷹の目諸説、ネタにさせて貰っちゃいました〜vコメントもネタも、いつもありがとうございますvv「久遠」猫が心配ですか!いや、確かに(爆)ロイ的には捨て猫と捨て犬拾った感じですよね(笑)猫、どうなることやらvそうそう、例の一時休止していたサイトさま復活されましたね!早速拙宅にも今日の更新に合わせてリンクを貼ってしまいました。嬉しい〜v

はたかぜさま

鷹目リザ先生の本、私も欲しいです!そうそう、現実はもっと過激(爆)ふふふ、カウントダウン、楽しんで下さって嬉しいですvそうですよ、アレもコレもぜーんぶ見えてますよ(笑)こちらこそ萌えをありがとうございます!これからも是非よろしくお願いしますv
2013年07月27日(土)   No.328 (ロイハボ)

鷹の目諸説
ロイハボ風味(ちょっとだけ描写あり(苦笑)

「――――」
 書類を書く手を止めて壁の時計を見やったホークアイは、バタンとファイルを閉じる。ガタッと勢いよく立ち上がれば同じ部屋にいた男どもがビクリと震えて身を縮こまらせた。わざとらしく書類をめくったりかける相手もないのに受話器を取る男たちを見回すと、ホークアイは司令室を出る。背後で扉が閉まる直前、ホッと息を吐き出す音が聞こえたが、ホークアイは顔色一つ変えず廊下を歩き出した。背筋をピンと伸ばしカッカッと軍靴を鳴らしてホークアイは司令部のある場所を目指してハイスピードで歩いていく。目的の場所にたどり着くと、仮眠室と書かれた扉を勢いよく開けた。その途端ムッと広がる青臭い臭いにホークアイは形の良い眉をしかめる。腰のホルスターから銃を引き抜くとカーテンで仕切られたベッドの間の細い通路を一番奥まで突き進み、何やら妖しげな声が漏れ聞こえるカーテンをシャッと開けた。
「一時間と申し上げた筈です、大佐」
 開けると同時にそう声を発すれば、ベッドの上で絡み合っていた体がビクリと震える。羞恥の悲鳴を上げて逃げようとするハボックの体を引き戻して、ロイがニヤリと笑った。
「待ってくれ、中尉。後少しでイキそうなんだ」
 ロイはそう言いながら膝の上に載せて背後から抱き締めたハボックを激しく突き上げる。目の前で大きく広げられたハボックの脚の付け根、双丘の狭間を赤黒い牡がイヤラシい水音と共に抜き差しされるのを見せられても、ホークアイは眉一つ動かさずに言った。
「でしたら十秒数える間にイって下さい。イかなければ撃ちます」
 ジャキッと安全装置を外すホークアイに、ロイは慌ててハボックを突き上げる動きを速めた。
「やだッ、大佐、止めてッ!中尉が……っ」
「馬鹿ッ、イかなければ二度と突っ込めなくなるだろうがッ」
「1…2…」
 嫌がってもがくハボックを抱き締めてロイがガツガツと突き上げる間にも、ホークアイが数を数える冷静な声が仮眠室に響く。
「8…9…じゅ…」
「くぅぅ……ッ!」
「あ……アアアッ!!」
 数え終わる寸前、ロイが低い呻き声と共に貫いた躯の奥底に熱を叩きつけ、ハボックが嬌声と共に身を仰け反らせた。
「あ……あ……」
 ビクビクと震えるハボックの深々と貫かれた蕾の縁から白濁が滲み出る。肩にグッタリと頭を凭れてくるハボックの頬にキスを降らせるロイの頭に、ホークアイはゴリッと銃口を押し付けた。
「大佐」
「余韻を楽しむ時間をくれよ、せっかちだな、君は」
「あの世なら時間がたっぷりとありますけれど、今すぐ旅立たれますか?」
 不服そうに言えば途端にそう返されて、ロイは渋々ながらハボックから身を引く。イって尚質量のあるソレを引き抜かれ、ハボックが喘ぐような苦悶の声を上げた。
「も、やだァッ」
 ロイの腕から解放されたハボックが、羞恥に涙ぐんでベッドの隅に縮こまる。そんなハボックにブランケットを被せてやってホークアイは言った。
「一緒にいらっしゃい。執務室の仮眠室のシャワーを使ったらいいわ。――大佐」
 ハボックへの優しい声とは百八十度真逆の冷たい声でホークアイはロイを呼ぶ。ジロリと睨まれて慌てて身支度を整えたロイにホークアイは言った。
「五分以内にシーツを取り替えてきちんとベッドを整えてから司令室にお戻りください」
「五分ッ?無茶言うなッ!」
 ギョッとして言い返すロイにホークアイがチャッと銃を向ける。パッと両手を上げて「やらせて頂きますっ」と叫ぶロイに冷たい一瞥を投げたホークアイは、仮眠室のカーテンの陰で息を潜める他の男達に向かって言った。
「この仮眠室にいる者は全員五分以内にベッドを整えて持ち場に帰ること!一秒でも遅れた場合は処罰の対象とします!いいわね?」
 ピシリと告げる声に悲鳴混じりに「アイ、マァム!」と返事が返る。カーテンの向こうでドタバタとする音を聞きながら、ホークアイはハボックを庇うようにして仮眠室を出た。
 そして、夜――――。
 仕事を終えてアパートに戻ってきたホークアイは管理人から預かっていたと段ボール箱を受け取る。部屋に入りベリベリとガムテープを剥がして蓋を開けると、中にはホークアイ宛てに送られてきた沢山の封筒が入っていた。その中から可愛らしい花柄の封筒を取り出し封を開ける。出てきた便箋には“大好きな鷹目リザ先生へ”と言う書き出しでホークアイへの熱いメッセージが綴られていた。
「可愛らしいわね」
 ホークアイはにっこりと笑ってファンレターを段ボールに戻す。急いでシャワーを浴びてリラックスした服に着替えると机に向かった。
「今日もたっぷり萌えを補給させてもらったからいいものが書けそうだわ」
 ウフフと笑ってホークアイは眼鏡をかける。人気BL作家鷹目リザは、新作を待ち望むファンの為に今夜もせっせとペンを走らせるのだった。


いつも遊びに来て下さってありがとございます。拍手、やる気の素です!ありがとうございますvv

R指定にする程じゃないと思ったんですが(苦笑)
ロイハボ祭で書いた「伽眠室」を読んで下さったHさまが「ホークアイ姐さんの狙いはなんだったんでしょうね」と四つばかり選択肢を上げて下さいましてね。その中の四つ目が「ホークアイ姐さん、実は腐女子」って言うのがありまして、思わず大ウケして書いてしまいました(笑)いやあ、腐女子には実に素敵な環境ですよね!リアルでロイハボ!なんて素敵vv(爆)そんなわけで、ホークアイ腐女子説です。勝手にネタにしちゃいました、ごめんなさい。そして萌えをありがとうございますv

以下、拍手お返事です。

なおさま

「久遠」ロイがいなければいいコンビになるかもと同時にいなければ接点もないかもしれないんですよねぇ。難しいところです(苦笑)「暗獣」そうそう、確実に願いが叶いますよね、これなら!あ、でもロイに阻止されちゃうかな(笑)ハボックだったら絶対無体強いられ…ってヤツですよね!でも、あんな漫画みたいな事ホントにあるのねと実体験しましたよ、しかもその前に急須にお湯を注いだ記憶がないんですよ。どこまで眠たかったんだか(苦笑)「セレスタ」そうなんですよ〜、ロイにしかな筈なんですけどね…。ロイが辛い目に会っても切なくならない、ロイ、可哀想っス!(爆)ブレダ、きっと根暗く怒ってると思います(笑)
2013年07月21日(日)   No.327 (ロイハボ)

久遠の空19
ロイハボ風味

「ん……」
 身じろぎした拍子に意識が覚醒して、ロイはゆっくりと目を開ける。軍用車の愛想のない内装と運転席に座る男の金色の頭をぼんやりと見つめたロイは、次の瞬間ハッとしてシートに預けていた身を起こした。
「えっ……あれ?」
「あ、目、覚めたっスか?」
 一瞬状況が掴めずきょろきょろしていれば優しい声が聞こえる。声のした方を見ると、運転席のハボックが肩越しに振り向いてロイを見つめていた。
「あと五分待って起きなかったら起こそうと思ってたところっス」
 そう言う優しい空色をロイは目をパチクリとさせて見つめる。何度か瞬けば漸く自分が会議の会場へ向かって車で移動中だったことを思い出した。
「眠ってたのか、私は」
 そう言えば寝不足でやたらと眠たいの我慢して、時間より早く司令部を出たのだった。懐から時計を出して時間を確かめたロイは、あと十五分ほどで会議が始まる時間だと気づいた。
「自然に目が覚めたのならよかったっス。眠りが足りたってことでしょうから」
 聞こえた声にロイは時計から目を上げる。そうすれば空色の瞳がニコッと笑って、ハボックは体を正面に向けた。
「車、出しますね」
 その声と同時に車が静かに走り出して、ロイは外の景色を確かめる。すぐ目と鼻の先に会議場の建物が見えて、ロイは背をシートに戻すとハボックを見つめた。
「着いたっス」
 車は走り出した時と同じように静かに停まる。建物の車寄せに停められた車の運転席からハボックは降りると、ロイの為にドアを開けた。
「どうぞ」
 ハボックに促されロイは車から降りる。間近からハボックの顔を見つめれば、戸惑ったように空色の瞳が逸らされた。
「司令部に連絡いれてウルフと交代します」
 目を合わさずにハボックが言う。さっきまでは自分を見つめていた空色がこちらを見ようとしないのが気に入らず、建物の中から会議の事務方の男が出てくるのを見てそちらへと促そうとするハボックの腕をロイは掴んでズイと身を寄せた。
「何故?お前がいるんだから交代する必要はないだろう?」
「でも、本来はウルフの仕事だし、きっと今頃怒ってるっスよ」
「怒る?何をだ?いいからついてこい、司令部に戻るまでの護衛を命じる」
「大佐っ」
 言ってさっさと歩き出すロイに、ハボックは守衛に車のキーを渡すと慌ててその背をを追いかける。半歩遅れて付き従いながらハボックは言った。
「大佐、ウルフ、きっと待ってますっ、だから────」
「ハボック、軍人に大切なものの一つに臨機応変というのがある。待ってると思うなら“今日の護衛は自分がやることになったからお前は必要ない”とでも伝えておけ」
「そんなっ」
 ロイは言うと丁度辿り着いた会議場の入口から中へと入っていってしまう。ハボックは入口で立ち止まったものの、結局一つため息をついてロイの後を追って中に入った。

 納得はしていないようだが、それでも結局自分の後についてきたハボックにロイはうっすらと笑みを浮かべる。名前の記されたプレートが置かれた席に腰を下ろし、少し離れたところに立つハボックを見つめた。
 睡眠不足で車に乗った途端寝入ってしまった自分を、ハボックは起こすどころかそのまま眠らせておいてくれた。会議場についてしまえば周りがロイを放っておいてくれないだろうと、会議場のある建物に車を着けることはせず時間ぎりぎりまで近くに車を停めて待っていてくれたのだ。おかげで司令部を出るときには目を開けていられなかった程の眠気が今は綺麗さっぱりなくなっている。
(おかげで鬱陶しい会議も少しは気持ちよく出られる)
 ハボックのさりげない気遣いが、短い時間とはいえ深い眠りと共にロイの疲れを取り去ってくれたのがロイには酷く心地よかった。
(ハボック隊に移りたいと言い出した奴らもきっと同じ事を感じているんだろう。軍人としての能力以外の何かを)
 ロイは戸惑いながらも与えられた任務をこなそうと、周囲への警戒を怠らないハボックをじっと見つめる。
(引き抜いて正解だったかもな)
 その時、会議の始まりを告げる声が聞こえて、ロイはハボックへと向けていた視線を手元の書類へ落とした。

「大佐」
 司令室の扉を開ければウルフの声が飛び出してくる。書類を書いていたらしいウルフは、ペンを置くと不満そうにロイを見た。
「早く出るなら出るって言っておいてくださいよ。急いで戻ってくりゃもう出かけた後なんて、酷いじゃないっスか」
「仕方ないだろう?向こうで用事が出来たんだ。行かずにすんだ分、溜まってた書類が片づいたろう?」
「そりゃそうですけど」
 ロイの言葉にムゥと唇を曲げて頷いたウルフは、ロイの後から司令室に入ってきたハボックに気づいて視線を向ける。じっと見つめられ、困りきって俯いたハボックにウルフはニヤリと笑った。
「大佐のお守りご苦労さん。いきなりで予定狂ったろ?大丈夫だったか?」
「あ……うん。ごめん、連絡入れればよかった」
「別に構わないさ。確かに溜まった書類あらかた片付いたしな」
 ウルフは言ってハボックの金髪をわしわしと掻き混ぜる。指に絡めた金髪をクイと軽く引っ張った。
「いたッ」
 微かな痛みにハボックが顔を歪める。そんなハボックを引っ張った髪ごと引き寄せて、ウルフはその肩口に顔を埋めた。
「大佐のコロンの匂いがする」
「えっ?」
「ずっと一緒だったからかな」
 そう言われて目を瞠るハボックを、顔を上げたウルフが間近から見つめる。暫くの間じっと見つめていたが、少ししてウルフはハァとため息をついた。
「嫌だなぁ、俺ってやきもち妬きだったんだ」
「なんでやきもちなんて妬くのさ。今回はたまたまだろ?」
 ため息混じりに言った言葉に即座にそう返されてウルフは目を瞠る。それからクスリと笑った。
「そうだな。でも、俺どっちにもやきもち妬いてるかも」
「は?」
「まあ、お前も溜まってる書類片付けちゃえよ。そもそもそう言うつもりだったんだろ?」
 言って司令室から出ていってしまうウルフを見送って、ハボックは不思議そうに首を傾げた。


***************

パソ不在中につき、暫定的に日記にアップしています。
2013年07月16日(火)   No.326 (ロイハボ)

新・暗獣 七夕編2
「えーっ、なんで俺の短冊飾ってくれてないのッ?」
 頼まれもしないのに「遊びに来てやったぞ」と朝から押し掛けてきたヒューズが窓辺に飾られた笹を見て言う。ぶうぶうと文句を垂れる髭面に、ロイは思い切り顔をしかめた。
「煩いヤツだな。こんな阿呆な願いを星に掛けられるか」
「あっ、こら、捨てるんじゃないっ」
 ロイがポイッとゴミ箱に投げ捨てた短冊をヒューズは慌てて拾い上げる。その短冊には“ハボックちゃんがまーすって呼んでくれますように”とか“ハボックちゃんに可愛い服を沢山着せてあげられますように”とか、ロイにしてみれば阿呆としか言いようのない願い事が書いてあった。
「大体お前にはエリシアがいるだろう?自分の娘なんだから幾らだって好きな服を着せればいいだろうが。まーすと呼んでほしけりゃエリシアに呼んで貰えばいい。なにもハボックじゃなくてもいいだろう?」
「俺はハボックちゃんに可愛い服を着せたいし、まーすって呼んで欲しいのっ!」
 ロイに言われヒューズは即座に言い返す。プゥと頬を膨らませて見せてもそれが髭面の男では可愛くもなんともなかった。
「俺はハボックちゃんとラブラブになりたい」
 ヒューズは言ってそう書いた短冊をロイに突きつける。
「そんな願い事をされても星だって迷惑だ。それにエリシアとお前は十分お前が言うところのラブラブという奴だろう?」
 ヒューズの親馬鹿ぶりはさることながら、娘のエリシアもパパの事が大好きだ。それで十分じゃないかとロイが言った時、パタパタと軽い足音がしてハボックが部屋に入ってきた。
「あっ、ハボックちゃん!まーすくんですよぉ」
 にへらっと笑うヒューズをハボックはチラリと見たもののすぐに視線を窓辺に立つロイに向ける。タタタと駆け寄ってぱふんとロイにしがみついた。
「ろーいっ」
「ハボック」
 ギュウと抱きついてくるハボックにロイが嬉しそうに目を細める。ふわふわの金髪を優しく撫でると小さな体を抱き上げた。
「どうした、ハボック?」
「ろーいっ!ろぉい〜」
 ロイの腕の中でハボックが身振り手振りを交えて一生懸命話をする。たった一つの言葉で感情豊かに話すハボックをロイは優しい瞳で見つめて、時折頷いたり言葉を挟んだりした。
「お前らほどラブラブなの、見たことないっての」
 楽しそうに話す二人は本当に幸せそうで、自分だってそこに混ぜて欲しいと思ってしまう。それでもそれは無理なのだろうとほんの少し淋しそうに窓辺で仲睦まじく話をする二人を見つめたヒューズだったが、ふるふると首を振って手にした短冊を握り締めた。
「いやいや、諦めるのはまだ早いって」
 ヒューズは言ってドカドカと二人に近づく。ロイとハボックの顔の間に頭を突っ込んでヒューズは二カッと笑った。
「ハボックちゃんっ、俺のお願い聞いてくれるとしたらどれ?」
 ヒューズは言って短冊をハボックに見せる。一瞬キョトンとしたハボックは短冊を見比べて、中から一枚取り上げた。
「ろーいっ」
「わあ、これ叶えてくれるのっ?」
 ハボックが選んだ短冊を見てヒューズが目を輝かせた。
「こら、星じゃなくハボックに願い事をかけるんじゃない!ハボック、お前も嬉しそうにするな!」
「いいじゃん、よし、じゃあ今度来るときは可愛い洋服沢山持ってくるからねっ!」
「ろーい!」
「ヒューズ!ハボック!寄越せ、その短冊!破いてくれる!」
 短冊を取り合ってドタバタと騒ぐ三人の声が、綺麗な空へと吸い込まれていった。


いつも遊びにきてくださってありがとうございます。拍手もポチポチありがとうございます!

「暗獣」の髭短冊話です(笑)七夕過ぎて一週間以上たつと言うのにいつまで引っ張ってるんだか(苦笑)星に願いは無理と悟ってハボックにお願いする力業に出たヒューズでした(苦笑)

ええと、お礼が遅くなってしまいましたが、「FESTA 68」開催中は沢山の方に遊びに来ていただいてありがとうございました!おかげさまで無事終了することができました。今回初めて主宰なんてものをやらせて頂きましたが、本当に名前ばかりで水瀬さんに任せっきりで、せめて話でも書こうと一人で三本も書いてしまいましたが(苦笑)なんだかんだで一番楽しんだのは私なんじゃないかって気がします(笑)ともあれ、皆さまと一緒にロイハボをお祝い出来たのがなにより嬉しかったです。本当にありがとうございましたv

ところで今日の更新ですが、パソが分解清掃で不在でしてね、サイトがいじれません(苦)でもやっと更新再開したし夏休みに入れば実家帰ったりで嫌でも休まなきゃだったりするので、出来れば休みたくない…。なので、日記に仮アップで更新するつもりだったんですが…。「ハイムダール」が間に合いそうもありませんorz いや、夕飯の後書こうと思ってたんですがあまりの強烈な眠気にとても無理(苦)どんだけ眠いかと言えば、お茶を注ごうとしてテーブルにお茶の池を作ったと言うくらいに眠いです(苦笑)気がついたらテーブルにお茶注いでて自分でもビックリだよ!(爆)とりあえずその騒ぎでちょっとだけ目が覚めたので、この間に「久遠の空」だけですが、急いでアップしちゃおうと思います〜。

以下、拍手お返事です。

なおさま

今度こそ「暗獣」で髭の願い事です!(笑)とりあえず「まーす」は無理そうですが(苦笑)アレつきの短冊、腐腐腐vもう大変なことになってそうです(笑)「伽眠室」読んでくださってありがとうございます!ああいうエロが一番書きやすいといことに気付きました(笑)「セレスタ」FFXやってましたとも!最後三十分は泣きっぱなしでしたよ(笑)あんな切ない話が書けたらいいんですけども(苦笑)ハボック、ホークアイ異母姉弟説!それ、楽しそうだなぁ。ちょっと色々妄想が(笑)なおさま、私の萌えツボ押し、本当にうまいですよ!(笑)
2013年07月16日(火)   No.325 (カプなし)

髭騎士 七夕編
ヒュハボ風味(R15)

「あー、つっかれたァ……」
 仕事を終えてアパートに帰ってきたハボックは、大きなため息をついてソファーに身を投げ出すように腰を下ろす。そうすればテーブルの上に出しっぱなしになっていた封筒の中身が床に散った。
「あっ」
 ひらひらと床に散った色とりどりの細い紙をハボックは拾い集める。そこに書かれた文字を目にしてため息をついた。
「まったくもう、中佐ってば……」
ハボックの手にあるのは所謂短冊というやつだ。今年の七夕に合わせてヒューズが送りつけてきたもので、一緒に入っていたメモ書きには“お前の家の笹にも吊しておけ”とあった。
「この年になって笹なんて飾るわけないじゃん」
 ハボックはそう呟いて短冊に書かれた文字を指でなぞる。そこには右肩上がりのクセのある字で“ジャンにいつでもマースって呼んで貰えますように”と七夕の願い事が書いてあった。
「これって願い事って言うの?」
 七夕にかこつけた単なる要求ではないだろうかと思いつつ、ハボックは短冊を飾らなかった。笹がなかったのもあるが、あったとしても飾らなかっただろう。
「だって……万一叶っちゃったら困るじゃん」
 “マース”と呼ぶのは自分なのだから呼ばなければいいだけな気もするが、“あんなに願い事かけたのに聞いてくれないなんて”といじいじと言われた日には思わず聞いてしまいそうな自分が怖い。
「名前なんて呼べないっての」
 初めて会った時から“中佐”と呼んでいたのをこういう関係になったからと言って“マース”と呼ぶのが恥ずかしいというのが、ハボックがヒューズをファーストネームで呼ばないそもそもの理由だった。だが、最近ハボックは“マース”と言う名前がヒューズその人を形作っているような気がして、その名を口にすればそれだけでヒューズの全てを間近に感じるような感覚に陥る事に気づいた。ベッドの上、ヒューズに組み敷かれている時であればそれも構わない。実際にヒューズが間近にいるのだから。だが、そうでない時に呼んでヒューズの体温を息遣いを匂いを声を感じてしまったら。
「ヤバいっての」
 恐らく自分はヒューズが思う以上に彼に惹かれている。あんな身勝手な髭面野郎のどこがいいんだと何度も自分に問いかけたが、それでもやっぱりヒューズが好きでしょうがないのだ。そしてハボックはその事をヒューズに知られたくはなく、その為にもヒューズをファーストネームで呼ぶのだけは絶対に出来なかった。
「中佐……マース」
 短冊の文字を指でなぞりながらハボックは消えそうな声でヒューズを呼んでみる。そうすれば胸の奥底からヒューズへの熱い想いが湧き上がってきて、息苦しい程だった。
「マース……」
 囁いてハボックは短冊にそっと口づける。少し躊躇ってからボトムに手を伸ばして緩めると、中から自身を取り出しゆっくりと扱きだした。
「は……あ、ん……っ、マース……」
 名前を口にする度ヒューズの面影が浮かぶ。ヒューズがすぐそこで自分を見ているような気がして、ハボックは楔を扱く手の動きを速めた。
「んっ、は、アッ、マース!好きッ」
 ハボックは短冊を握り締めヒューズを呼び続ける。グチュグチュというイヤラシい水音と熱い息遣いが最高潮に達した次の瞬間。
「アッ、アアアアアッ!!」
 ハボックは高い嬌声と共に熱を吐き出す。勢いよく飛んだ白濁が、テーブルの上の短冊を濡らした。
「ハァ……ッ、ハッハッ……」
 息を弾ませてハボックは窓越しに空を見上げる。
「……内緒、だからな」
 暗い夜空に輝く星を見つめて呟きながら、ハボックは星と自分だけの秘め事をそっと胸の内にしまい込んだ。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、とっても励みになります、嬉しいですーvv

毎日暑いですね……。昨日は久しぶりにウォーキングに行きましたが、帰りの30分は本当に気持ち悪くて死にそうでしたよ(苦笑)
というところで「髭騎士」です。七夕編だけど、過ぎてからの話なので七夕過ぎてからのアップでオッケ(笑)というか、コメントで「ヒューズの七夕の願い事はやはりハボックにマースと呼んで貰う事でしょうか」と頂いたのを読んで、無性に書きたくなって書いたんですけど……考えてみれば「暗獣」のヒューズだよなぁ!どうしてこうエロの方へ頭が向くんだろう(苦笑)じゃあ、次回は暗獣ヒューズの「マースって呼んで欲しい」編かなぁ。でも、最近ちょっと日記で書きたい事が結構あるというか……。他の書いてるうちに忘れちゃいそう(苦笑)
書いていると言えば今日は「セレスタ」をチマチマ書いていたのですが……。話が遅々として進まない(苦)七十章じゃ絶対終わらないどころか八十章でも終わるのか、ふ、不安だ(汗)やたらと長くなってますが、どうぞ見捨てずにお付き合い下さい〜(滝汗)

以下、拍手お返事です。

なおさま

ふふふ、「セレスタ」まあ、ロイも悩んでるってことで(笑)その分「暗獣」で癒されて頂けたのでしたら嬉しいですvv七夕の日、東京も雷雨でしたがその間も空は青空でしたよ〜(笑)よっぽど大物の狐が嫁入りしたんだろうと思います(苦笑)なおさまのヒューズの七夕願い事のコメントに刺激されて書いたんですけど、考えてみたら暗獣ヒューズだよねって……(苦)頭エロエロしててすみません(汗)「久遠」さてさて、どうなる事でしょう。お楽しみにお待ち下さいねっv

おぎわらはぎりさま

はぼっくの短冊はにょろにょろって書いてあると思います(笑)でもちゃんとロイには判るんですよ!髭の短冊!(笑)そんなのを飾ったら、ことごとくロイに廃棄されそうですよね(笑)

はたかぜさま

えへへ、嬉しい悲鳴を上げて下さって嬉しいですvv「伽眠室」読んで下さいましたか、ありがとうございます!今回祭ではいろんなタイプの話を書いてみましたが、多分アレが私のロイハボ原点的な話だと思います(苦笑)私も仮眠室で耳をそばだてたいですよ!きっとあの日以来、あの仮眠室はいつも一番奥のベッドだけは空いた状態で満室が続いていると思います(笑)ホークアイ姐さん腐女子説!!(爆)もう、あの四択読んで吹き出しちゃいましたよ!はたかぜさま大好きだ!(笑)フツーに考えたらガス抜きかなと思いますが、やはりここは腐女子説を強くおしたいと思います(爆)毎日本当に暑いですね…(苦)はたかぜさまもお体お気をつけてお過ごしくださいませv
2013年07月11日(木)   No.324 (カプ色あり)

新・暗獣 七夕編
「ハボック、いいことをするぞ」
 何やら庭でゴソゴソやっていたロイが部屋に戻ってくるなり言う。時計の天使の踊りに合わせて調子っぱずれの鼻歌を口ずさんでいたハボックは、何事かとロイを見た。
「おいで、ハボック」
 ロイは言って手にしていた笹を部屋の片隅に置く。引き出しから色とりどりの折り紙とハサミに糊を出すと窓際のテーブルに広げた。
「ろーい?」
 側に寄ってきたハボックが不思議そうにロイを見上げる。ロイはハボックを普段自分が座っている椅子に立たせると、その側に立ってハボックを見た。
「今日は七夕と言ってな、空の上で彦星と織り姫が年に一度のデートをする日なんだ」
 突然そんな事を言われ、ハボックはキョトンとしてロイを見る。
「それで地上の我々は何をするかというと、笹に色々飾りをつけて祝ってやるというわけだ。そしてついでに願い事なんかもしてみる――――まあ、ようするにお祭りだ」
 そう言ってテーブルに広げた折り紙の中から赤いものを手に取るロイを見て、ハボックはニコッと笑みを浮かべた。ロイと同じように折り紙を手に取りどうするんだと言うようにロイを見た。
「そうだな、お前は輪飾りを作ってくれ。まず折り紙をこうして折って線をつけて細長く切る」
 ロイは言いながら折り紙を細く折ってから広げ、折り目にそって切り離す。それを見てハボックもロイに手渡された子供用の木のハサミでチョキチョキと水色の折り紙を切った。
「ろーい〜」
 真っ直ぐ切れずに細くなったり太くなったりした折り紙に、ハボックが口をへの字にしてロイを見る。
「大丈夫、上手く出来てるぞ。ほら、もっと他の色も切ってくれ」
「ろい」
 ニッコリと笑って金色の頭をポンポンと叩かれ、ハボックは真剣な顔で頷くと更に黄色と緑の折り紙を細く切った。
「よし、そうしたら次に端と端を糊で張り合わせて輪にする――――こうだ」
「……ろい?」
「そうそう、上手いぞ」
 やり方を真似て作った輪っかをロイに見せるハボックにロイは頷く。そしてハボックが切った水色の折り紙を取ると作った輪っかに通してから端を留めて輪にした。
「次の輪はこうして留める。こうやって続けて留めていくと――――こうなる」
「ろ〜いっ!」
 幾つも輪をつなげて長く作ったのをびろんと垂らして見せれば、ハボックが目を輝かせる。
「長いの、作れるか?ハボック」
「ろいっ」
 聞かれて力強く頷くハボックに輪飾りを任せてロイは別の飾りを作り始めた。そうして暫く二人して黙々と七夕飾りを作る。机の上が飾りで一杯になった頃、ロイが言った。
「よし、これくらいあればいいだろう。次は短冊に願い事を書こう」
 ロイは言って縦長に切った折り紙をハボックと自分の前に置く。
「願い事をしてごらん。きっと彦星と織り姫が叶えてくれる」
 そう言うロイをハボックは空色の瞳でじっと見つめていたが、やがてペンを手に取ると空色の短冊にうにうにとペンで書いた。
「ろーいっ」
 ハボックは書き上げた短冊をロイに示してニッコリと笑う。それからギュッとロイにしがみついた。
「うーん、私もその願い事を書こうと思ったんだがな、先に書かれてしまったか」
「ろい」
 早い者勝ちと言うように顎を突き出すハボックの鼻を、ロイがキュッと摘む。フガフガと鼻を鳴らすハボックに笑って手を離してやれば空色の瞳に睨まれて、ロイは宥めるように金色の頭を掻き混ぜてペンを取った。
「そうだな……それなら私は」
 ロイは呟いて短冊に文字を書く。それを覗き込んだハボックがロイを見上げた。
「お前の幸せが私の幸せなんだ」
 そう言うロイにハボックが腕を伸ばす。柔らかい頬を擦り付けてくる小さな体を抱き締めて、ロイは笑った。
「さあ、それじゃあ飾りをつけてしまおうか」
「ろいっ」
 ロイの言葉に頷いて、ハボックは床に飛び降りる。立てかけてあった笹を取り、肩に担いでわさわさとロイのところに運んだ。
「ほら、ハボック、つけてくれ」
 ハボックから笹を受け取ってロイが言う。真剣な表情で頷いたハボックは作った飾りを笹につけていった。
「ろーいっ」
「うん、短冊は彦星と織り姫からよく見えるように上の方につけようか」
 ロイはそう言って笹のてっぺんをハボックに向ける。ハボックは二人が書いた短冊を一番上にしっかりと結びつけた。
「ろーいっ」
「いいぞ。それじゃあ飾ろうか」
 ロイは飾りを付け終わった笹を窓辺に運びくくりつける。寄ってきたハボックを抱き上げ晴れた空を見上げた。
「今日天気がいいからよく星が見える。願い事もきっと叶うぞ」
「ろーいっ」
 そう言われてハボックが嬉しそうに笑ってロイにしがみつく。そんな二人に頷くように、笹の葉が傍らでさらさらと音を立てた。


いつも遊びに来て下さってありがとうございますv拍手、更新の励みですー、嬉しいですvv

「暗獣」です。お留守番編は一休みして七夕です。きっとはぼっくが作った輪飾りは頑張って物凄く長いと思われ(笑)

以下、拍手お返事です。

はたかぜさま

本、無事届きましたか、良かったですvそして早速読んで下さってありがとうございますーv楽しかったと言って頂けて、こそばゆくも嬉しいです!私もエリナになってハボと一緒に駆け回りたいですよ(笑)「久遠の空」長らくお待たせ致しました。色々楽しみですか?わあ、頑張ります!(笑)そして大佐〜!(笑)脳内会話いいですねvウルフと大佐でサンド、なんて魅力的な言葉!!(爆)サンドになるかどうかはまだ未定ですが、引き続き楽しんで頂けるように頑張りますっ

なおさま

いや〜ん、そんなプレートかけたら、ヒューズは凹むどころかメチャクチャ大喜びしそうです(笑)セントラルのヒューズのアパートに遊びに行ったハボックが、玄関ドアの脇に「猛犬注意」とかシール貼ったら、ヒューズが嬉々として押し倒しそうとか妄想してしまいました(笑)

小林さま

無事お手元に届いたとのこと、安心しました!ご連絡ありがとうございますv「セレスタ」そうですね、なるべく早くハボを幸せに……でも、もう少しかかりそうですー(苦笑)どうぞお付き合いお願いしますv
2013年07月07日(日)   No.323 (カプなし)

髭騎士16
ヒュハボ風味

「ああ、疲れた……」
 とっぷりと日も暮れた通りを重い足取りで帰ってきたハボックは、漸く辿り着いたアパートの階段を見上げる。これをまだ三階まで上らなければ我が家に帰れないのかと、ハボックはうんざりしたため息をついた後、仕方なしに階段に足をかけた。
「こういう時は一階にしとけば良かったってつくづく思う……」
 己の趣味と防犯の意味で三階の部屋を選んだが、こうして疲れて帰った時は階段を上らずに帰れる部屋がいいと思う。誰かおぶって部屋までつれて帰ってくれないだろうかなどと考えながらも何とか三階まで上がったハボックは、廊下の隅に座り込む人影にギクリと身を強張らせた。
「……中佐?」
 ふらりと立ち上がるその影がよく見知った男だと気づいてハボックは目を瞠る。
「帰ったんじゃなかったんスか?」
 驚いてそう尋ねれば、ヒューズが剣呑に眉を寄せた。
「帰ってなかったら都合が悪いのか?」
「いや、そういうわけじゃないっスけど、大尉に早く帰ってこいって怒られてたっしょ?」
 あの電話の後、ヒューズは司令室に戻ってこなかったとロイは言っていた。だからてっきり帰ったとばかり思っていたのだ。そう言いながら部屋の扉を開けて入れば当然のようにヒューズがついてくる。今この時間に帰れといったところで最終列車は出てしまった後だろう。駅のベンチで寝ろと言うのも気の毒で、ハボックはため息をつきながらも何も言わずにヒューズを通した。
「メシ食います?ろくなもんないんスけど」
 ハボックは言いながら冷蔵庫を開ける。卵とベーコンくらいしか入っていない冷蔵庫に、ベーコンエッグが晩飯じゃ寂しいだろうかと考えていたハボックの耳にヒューズの声が聞こえた。
「今までどこで何をしていたんだ?」
「はあ?司令部で仕事に決まってるっしょ」
 こんな疲れた顔をしている男がどこかで酒でも飲んできたように見えるとでもいうのか。うんざりしてため息をつけばヒューズが低い声で言った。
「ロイと一緒だったんじゃないのか?」
「そりゃ一緒だったっスよ?大佐も残業だったし」
 ハボックはフライパンを引っ張り出しながら答える。
「ジャガイモ、マッシュにしたら食います?」
 俯けていた顔を上げて芋を手にそう尋ねたハボックは、食い入るように己を見つめているヒューズに気づいて目を丸くした。
「執務室の奥にはベッドもシャワールームもあったな。そうか、あそこなら誰にも気づかれずにヤり放題ってわけか」
「……は?」
「俺にさっさと帰れと煩いのは“私の犬”とか言われて可愛がられてるからだなッ」
 突然そんな事を言われてハボックはポカンとする。その言葉の意味を漸く脳味噌が理解して、ハボックはキッと目を吊り上げた。
「なんスかっ、それッ!なんで俺が大佐とヤらなきゃならねぇんスかッ!なんでそんな話になんのッ?」
 訳が判らんと怒鳴るハボックにヒューズはボソリと答える。
「髪」
「は?」
「シャワーの後、タオルで拭いただけの髪型とセットした髪が変わらんとロイが言っていただろう?ヤった後、シャワーを浴びた後のお前を見ているからあんな事を言ったんじゃねえのか?」
 そんな事を言うヒューズをハボックは呆気にとられて見つめた。
「あのね、演習の後は汗塗れ泥塗れでシャワー浴びなきゃやってらんないんスよ!オレのシャワーの後の濡れた髪なんて、大佐だけじゃなくて司令部中みんな見てますッ!」
 バッカじゃねぇの?とウンザリとため息をつくハボックをヒューズはじっと見つめる。
「じゃあロイとは」
「なんもありません」
「“私の犬”というのは」
「単に部下って言う意味っしょ!当たり前じゃないっスか」
 いい加減にして欲しいとげんなりするハボックをヒューズは探るように見ていたが、ハボックの言葉に嘘はなさそうだと判るとフゥと息を吐き出した。
「納得した?」
 そんなヒューズにやれやれと息を吐いたハボックは、遅い夕飯の準備にかかろうとする。だが、近づいてきたヒューズに腕を掴まれて、まだ何かあるのかと尋ねるようにヒューズを見た。
「だったらお前は俺のわんこって事だな?」
「へ?……はぁ、まあ……そうっスね」
 違うと思わないでもなかったが、普段からわんこ扱いされているし今ここで違うと言って収まりかけた波風を再び立てる事もないだろう。そう思って曖昧に頷くハボックにヒューズが言った。
「それじゃあこれを嵌めさせろ」
 ヒューズはポケットに手を突っ込むと何やら引っ張り出す。その手にある紅い革の首輪をまじまじと見つめるハボックにヒューズは繰り返した。
「お前は俺のわんこなんだろ?だったらこれを嵌めさせろ、ジャン」
 繰り返し言われて、ハボックはピクリと震える。紅い首輪から視線を上げて、ハボックはヒューズを見た。
「冗談っスよね?」
「冗談な訳ないだろうっ!それを証拠にお前の白い肌にあう首輪を一日かけて探してきたんだ。見ろ、いい紅だろう?どぎつくもなくだからといって年寄りくさくもない、いい紅だ。革だってお前の肌を傷つけないよう最高級のものをえらんでだな――――」
「中佐」
 色々悩んで最高のものを選んだのだと熱く語る言葉をハボックは遮る。「ん?」と首を傾げる髭面を上目遣いに見上げてハボックが言った。
「アンタ、首輪探すのに今日一日費やしたんスか?」
「ああ、大変だったんだぜ?でもおかげで納得のいくもんが見つかった。さあ、ジャン、俺のわんこらしくこの首輪を――――、……ジャン?」
 嬉々として言いかけたヒューズはハボックの様子がおかしい事に気づいた。
「えと……ジャンくん?」
「なにが“納得のいくもんが見つかった”っスか、なぁにが“俺のわんこらしく”っスか、こ、の」
 震える声で呟いてハボックはヒューズを睨む。
「エロ髭ッ!いい加減にしやがれッ!!」
 深夜のアパートにハボックの怒声が響き渡ると同時に、固く握り締めたハボックの拳がヒューズの腹にめり込んだのだった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、とっても嬉しいですーvv

「髭騎士」です。首輪ネタをやりたいばかりの前回ロイの「私の犬」発言でした(笑)勿論ロイは首輪なんて付けてませんよ?でもってまだ続きます〜(苦笑)

ええと、7周年記念無配本に関しましてはお申込み頂いた方全員に発送済みです。少しでもお楽しみ頂けていたら嬉しいですーvそれからお申込み頂きました小林様、お知らせメールが戻ってきてしまったので事前のご連絡が出来ず申し訳ありませんでした。ちゃんとお手元に届いていると良いのですが…。
しかし、今年は発送するまでに本当に時間がかかってしまいました(苦)来年やるとしたらもう少し計画的にやりたいと思いますッ(汗)ともあれ、お申込み頂いた方々には改めましてお礼申し上げます。お手に取って頂き本当にありがとうございましたvv

あ、そうだ。先日ですが英語のメッセージを頂きまして……。えー、すみません、管理人は日本語オンリーですので(滝汗)とりあえず英文の意味は判ったのですが、正直このメッセージを頂いた意味をどう解釈していいのか判らない…(苦)そんなわけで、英語のメッセージにはお答えしかねますので、ご了承お願い致します〜(苦)

以下、拍手お返事です。

なおさま

「髭」あはは、確かに涙を飛び散らせながら走り去ったと思います(笑)そして走り去った後は首輪探しに駆け回っていたのかと(爆)「豆」ギャー、М字固定!(爆)やっぱそれ書きたいかも〜(笑)「セレスタ」ハボックを壊すのはロイだと思っていたので、やっと書きたいとこが書けたって感じです(笑)なので、これで満足……ってわけにはいかないか(苦笑)続きも頑張ります!「久遠」スーパー後ろ向きハボック(笑)本当、なんであんなに後ろ向きなんだと書きながら不思議でしょうがありません(おい)この話のロイは結構抜けてるかもしれません(苦笑)とりあえずやっとここまで来たので、続きも頑張ろうと思います!「八雷神」楽しんで頂けたようで嬉しいですーvvロイ、絶対教えるのヘタクソそうですよねぇ(苦笑)ふふふ、そうですよ。「馬鹿ーッ!」はbyラムちゃんですから(笑)年齢の事はまあ、お互い内密に(笑)

おぎわらはぎりさま

ふふふふ、聞かなかったどころか端からやるつもりでしたから!(爆)いやあ、同じ事考えて下さる同志がいて嬉しいです〜v続きは後日v

シキさん

ギャー!本送ったご連絡兼ねてメールしようと思ってたのに、すみませんッ(滝汗)とりあえず本が無事お手元に届いてよかったです&ご連絡ありがとうございます!なるべく早くメールしますねv

りんさま

本、無事届いたとの事安心しました〜v楽しんで頂けたら嬉しいですv「久遠」やっとロイのところに行きましたよ、お待たせしました!でも、まだこれからですので(笑)引き続きお付き合いお願いしますねvコメントありがとうございますvすっごく嬉しいですvv

ニアピンの王者さま

本、無事届いたとの事、良かったですvそして相変わらず読むのはやいですね!(笑)「八雷神」の続きは楽しんで頂けましたでしょうか。「暗獣番外編」体は大きくなったけど中身ははぼっくのままなので、確かにイケナイ事をしてるみたいですよねぇ(笑)まあ、これは遊びみたいな話なのでvお家の方も阿修羅さまもまだ色々と大変そうですね。リハビリは若くても辛いですからお年を召した方にはもっと大変なのでしょうが…。阿修羅さまもご無理なさらず、お大事に過ごして下さいね。
2013年07月05日(金)   No.322 (カプ色あり)

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  Photo by 空色地図

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