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2013年01月の日記

2013年01月27日(日)
髭騎士11
2013年01月24日(木)
新・暗獣40
2013年01月14日(月)
新・暗獣39
2013年01月11日(金)
111
2013年01月03日(木)
初詣

髭騎士11
ヒュハボ風味

「うわッ」
 ドンッと部屋の中に突き飛ばされてハボックはたたらを踏む。玄関の扉を締め、カチリと鍵をかける男を肩越しに振り向いてハボックは言った。
「何考えてんスかっ!ダガーで脅した上あんな思い切り殴るなんて……ッ!」
「あの野郎の頬が腫れてたのはお前が殴ったからじゃねぇのか?」
 低い声でそう問われてハボックは押し黙る。答える代わりに目を逸らすハボックの腕をヒューズはガシッと掴んだ。
「中佐っ?」
 そのままハボックの体を引きずるようにして奥へと入っていく。寝室の扉を開き、ハボックをドンッと突き飛ばした。
「ッ!」
 ベッドの上に倒れ込んだハボックは慌てて身を起こす。パチンと寝室の灯りを点けてゆっくりと中に入ってくる男を微かに震えながら見上げた。
「今までどこで誰と何をしてた?」
「アンタに関係ねぇっしょ」
 部屋の外でしたのと同じ会話を繰り返して二人は睨み合う。
「オレがどこで誰となにしてようがオレの勝手っしょ!ほっといてくれよ」
「それ本気で言ってんのか?ジャン」
 そう言われてハボックは唇を噛み締めて目を逸らす。その横顔を睨んでヒューズは続けた。
「大嫌いって言われて放っておけるか?ロイが妙な事言ってやがったけど、まさかお前、本当に誰か他に……?」
 疑うつもりはなかったが、不意に込み上げた疑念にヒューズが目を細めて尋ねる。低く囁くその声にハボックは一瞬目を見開いて、それから吐き捨てるように言った。
「そう思うならそうかもしれないっスね。でも、だったらなんだって言うんです?」
「ジャン、お前……」
「もうなんだっていいっしょ、ほっといてくれよっ!とっとと出てけッ!」
 こんなのはただの八つ当たりだ、そんな事はよく判っている。だが、ヒューズを前にしてまであんな事を言われて、ハボックは情けないやら悔しいやらでどうしていいか判らなくなっていた。
「出ていけって言ってるのが判んないのかよッ」
 ハボックはヒューズを見ずに怒鳴る。その時影が差してハボックはハッとして顔を上げた。
「ここで“はい、そうですか”って言って引き下がる程お人好しじゃないんでな」
 そう囁くヒューズの顔は影になって表情が見えない。だがその顔の中で瞳だけが怒りをたたえて異様な光を放っているのが判った。
「口で説明出来ないって言うならその躯に聞いてやる。電話の意味も今までどこにいたのかもな」
 ヒューズの言葉が終わらないうちにハボックがベッドから飛び降りようとする。だが一瞬早くヒューズの手が伸びてハボックの腕を掴んだ。
「離せよッ!」
 ハボックはヒューズの手を振り払おうとするが男の手はハボックの腕をガッチリ掴んで離れない。振り払うどころかベッドに押さえ込まれて、ハボックは身を捩って暴れた。
「離せっつってんだよッ!」
「ジャン」
「離せよッ!ふざけやがって、ちきしょうッ!あんな……、あんな事よくもッ、アイツ……ッ!!」
「ジャン?」
 ボロボロと涙を流しながら叫ぶハボックの罵る相手がどうも自分ではないことにヒューズは気づく。押さえつける手を少し緩めて覆い被さるようにハボックを覗き込めば、ハボックは身を丸めるようにして手足を縮こまらせた。
「なんで……なんであんな事言われなきゃなんないんだよ……、好きな人に触られて……その声、ヤラシイだの下半身にクるだの、知らねぇよ、そんな事ッ!」
「ジャン」
 押さえつけていた手を完全に離せば、ハボックは小さな子供のように手足を丸めて枕に顔を擦り付ける。
「ウッ……うーっ、うッうっ」
 涙に濡れた顔を枕に埋めて泣きじゃくるハボックを見下ろしていたヒューズは、笑みを浮かべて言った。
「ジャン、お前、俺んとこに来ねぇか?」
 そう言えばハボックがチラリとヒューズを見る。枕を抱き締めているハボックの目尻に溜まった涙を指先で拭ってやりながらヒューズが言った。
「前から考えてたんだ。ジャン、セントラルに来いよ。中央司令部に転属願い出してさ、俺んとこ来い」
 なにも好き好んで遠距離恋愛を続ける事もない。軍人であるならば東方司令部だろうが中央司令部だろうが、別にどちらだって構わない筈だった。
「なあ、ジャン。そうしろって。セントラルに来て俺と一緒に住んで――――」
「やだ」
 一番の解決策だと、すっかりいい気分になって話していたヒューズは、不意に短い言葉で遮られて口を噤む。無表情のままじっと見つめればハボックが繰り返した。
「やだ、行かないっス」
「――――なんでだよっ?」
 キッパリと拒絶されてヒューズはハボックの肩を乱暴に掴む。グイと引いてハボックの顔を正面から見つめて言った。
「なんでだ?別にセントラルで働こうがイーストシティで働こうが変わんないだろッ?俺んとこ来れば今回みたいな嫌な思いせずに済むだろうが!なんで行かないなんて――――」
「大佐が」
「え?ロイ?」
 唐突に出てきた名にヒューズは言いかけていた言葉を飲み込む。
「大佐がいないとこには行かないっス」
「ジャン」
「オレは大佐の狗だもん」
 そう言うハボックをヒューズは食い入るように見つめる。己がロイを上に押し上げる為には何事も厭わないのと同じように、ハボックもまたロイの為に何もかも捨ててついて行く覚悟なのはよく知っていた。
「――――クソッ!」
「中佐」
「俺は今、初めてロイに殺意を抱いたぞ」
 ハボックから顔を背けてそう言葉を吐き捨てると、ヒューズはハボックを見下ろす。相変わらず枕を抱き締めたまま見上げてくる空色はどこか幼くて、それだけに純粋に己の主人と決めた男にどこまでも付き従う狗である事を感じさせた。
「中――――、ッ?!」
 ヒューズは不意に身の内に湧き上がった嫉妬の焔に煽られて、ハボックに噛みつくように口づける。抱えた枕を奪って放り投げると、ハボックのシャツに手をかけた。
「中佐っ?――――やっ!」
 ビリビリとシャツを裂かれてハボックが悲鳴を上げる。逃れようとする躯に圧し掛かって、ヒューズはハボックの唇を乱暴に塞いだ。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、本当に励みになりますv嬉しいですーv

「髭騎士」です。12をアップしようとして確認してみたらどうも11をアップしてないみたいだったので(苦笑)してないよね……?もしもダブってたらすみません(こら)でもこれ、12月に書いてたからてっきりアップしたと思ってたんだけどなぁ。二回アップしてそうで心配(苦笑)

以下、拍手お返事です。

阿修羅さま

インフルエンザ大変でしたね。ほぼ完治とのことよかったです!インフルもですがノロも流行っているようなので、どうぞお気をつけ下さいね!では「狼男ハボ」承りました!シリアスとコメディ…上手く書けるかな(苦笑)頑張りますので今少しお待ちください。リク、ありがとうございましたv

「セレスタの涙」が好きすぎて1週間が長すぎます の方

うわあ、ありがとうございます!そんな風に言って頂けてメチャクチャ嬉しいです〜っv これからも楽しんで頂けるよう頑張ります!お付き合いよろしくお願いしますv

なおさま

もうセクハラオヤジばかり楽しい話みたいで……趣味丸出しですね、すみません(苦笑)マドラス登場はいつになるかなぁ。まあ、もう少しブラッドレイが(と言うより私が)楽しむ気がします(笑)
2013年01月27日(日)   No.290 (カプ色あり)

新・暗獣40
「ろーい」
 ロイが汚れ物を洗濯機に放り込んでいると、パタパタと軽い足音がしてハボックがやってくる。見上げてくる空色にロイは洗剤を入れながら言った。
「ちょっとためすぎてしまったからな。いい加減洗わないと乾く前に着るものがなくなってしまう」
「ろーい」
 そう言うロイにハボックは自分が着ている服を見下ろす。もぞもぞと服を脱ごうとするハボックをロイは慌てて止めた。
「いや、それはまだ着てて大丈夫だ」
 朝起きて着替えたばかりの服は特に汚れた所も見当たらない。止められてホッと息を吐いたハボックは、ゴオンゴオンと音を立てて回る洗濯機を見上げた。
「そろそろ書斎も何とかせんとだしなぁ」
 家事能力に関してはあまり褒められるような所がない男はそう呟く。その時ドンドンと玄関の扉を叩く音がして、ロイは顔をしかめた。
「誰だ?」
 正直この家に尋ねてくる人間など一人しか思い浮かばず、ロイはハボックをそのままに玄関に向かう。ガチャリと扉を開ければ案の定思った通りの髭面が立っていて、ロイはニヤリと笑った。
「やはりお前か」
「よお、ロイ。ハボックちゃんは?」
 ヒューズは挨拶もそこそこにロイを押しのけるようにして中に入る。洗濯機の音に引かれるようにして洗濯場に行けば、どこから引っ張り出してきたのか、踏み台の上で爪先立って洗濯機の中を覗き込むハボックがいた。
「ハボックちゃん!マースくんですよぉ」
 嬉々として近づいてくるヒューズをチラリと見やってハボックはすぐに視線を洗濯機に戻してしまう。「えーっ、なんでっ?」と騒ぐヒューズの後からやってきたロイは、ハボックの様子を見て言った。
「覗き込み過ぎて落ちるなよ、ハボック」
 ロイがハボックと一緒に暮らすようになった切欠は、まだ黒い毛糸玉だったハボックが洗濯機に落ちて石鹸かぶれで痒くてヒィヒィ泣いていたのを助けたことだ。気をつけろと言われてハボックは踏み台の上からロイに腕を伸ばした。
「ろーい」
「ううん、ハボックちゃんっ、どうしてマースくんじゃないのッ」
 自分の方が近くにいるのにもかかわらず見向きもしてくれない事に、ヒューズが体をくねらせて訴える。だがそんなヒューズには知らん顔でキュッとしがみついてくる小さな体に、ロイは優越感に浸りながらヒューズを見た。
「さて、ヒューズ。朝っぱらから人の家に押しかけてきたんだ。それ相応の働きはして貰うぞ」
「はあ?俺はハボックちゃんの顔を見にきただけで――――」
「ハボック、今日はこれから書斎の片付けをしようって言ってたんだよなぁ?」
「ろい」
 ロイに同意を求められて、首だけ捻って洗濯機を覗いていたハボックが振り向いて頷く。じっと空色の瞳で見つめられて、ヒューズはがっくりと肩を落とした。
「判ったよ、手伝えばいいんだろ、手伝えば。くそっ、今日は玄関で邪険にされなかったのはそういう魂胆があってか」
 また来たのかだの、帰れだの言われなかったのは端から手伝わせる気だったのだと遅ればせながらに気づいて、ヒューズは悔しそうに呻く。
「そう言うことだ」
 ロイは勝ち誇ったように言って洗濯機の蓋を閉めるとハボックを抱いたまま書斎に向かった。扉を開けて中に入れば後からついてきたヒューズがその惨状を見て呻く。
「どうやったらここまで散らかるんだ?」
「それが判ればこんなに散らかったりしない」
「そりゃまあそうだが、それにしたって」
 如何にもな事を言うロイの言葉に渋々ながら頷いたものの、やはりこの惨状は受け入れ難い。本の山の間の細い隙間を器用に抜けていくロイの後について行こうとしたヒューズの足元で、紙がクシャリと鳴った。
「おい、大事な資料なんだ、踏むなよ」
「だったら足元に落としておくなよ」
「落としたんじゃない、おいてあるんだ」
「ロイ」
 ヒューズはムッと顔をしかめて足を止める。それに構わず本棚に近寄るとハボックを下ろしてロイは言った。
「ヒューズ、床に落ちてる資料を集めて日付順に並べてくれ」
「やっぱり落としたんじゃねぇか」
 言葉尻を捉えてヒューズが言ったが、ロイは素知らぬ顔で棚の上の本を弄ろうとして降ってきた埃に顔をしかめた。
「くそッ」
「ザマァミロ」
 ロイはジロリとヒューズを睨むと何も言わずにはたきを手に取る。パタパタと埃を払っているとクイクイとシャツの裾を引っ張られて、ロイはハボックを見下ろした。
「ろーいっ」
 そうすればキラキラと目を輝かせたハボックと目が合う。どうやらはたきをかけたいのだと察して、ロイはハボックと棚の上とを見比べた。
「じゃあそこの下の方をかけてくれ」
 ロイはハボックにも手が届きそうな所を指差して言う。だが、その途端口をへの字に曲げるハボックを見て、ロイはやれやれとため息をついた。
「こっちをやりたいのか」
「ろーいっ」
 コクコクと頷くハボックにロイははたきを渡すと、ハボックに向こうを向かせ両脇の下に手を入れて持ち上げる。高く持ち上げられてハボックは喜び勇んではたきをかけ始めた。
 パタパタ。
 パタパタパタ。
「ろーい〜っ」
「上手いぞ、ハボック」
 パアッと顔を輝かせるハボックにロイが言う。ハボックは嬉しそうに笑うといつの間にか生やした尻尾をはたきに合わせて振りながら、パタパタとはたきをかけた。
「また時間のかかることを」
 ヒューズが苦笑して言ったがロイはフンと鼻を鳴らしただけだ。自分でやれば半分の時間ですむ事をハボックにやらせていれば、突然ヒューズが二人の前にズイと象の置物を突き出した。
「ハボックちゃんっ、これにもはたきかけて」
「ろーいっ」
 埃だらけの象を見て、ハボックが喜んではたきをかけ始める。顔をしかめてヒューズを睨んだロイが言った。
「お前、そんな物どこから」
「あっちの棚の上」
「余計な仕事を増やすなっ」
「余計なとはなんだよ。折角はたきかけるなら徹底的にやらんと。なぁ、ハボックちゃん」
「ろーいっ」
「だったら下に置いて――――」
「あっ、ハボックちゃんっ、ほら、下側にも埃が!」
 何も抱き上げたままやらなくてもとロイがハボックを下ろそうとすれば、ヒューズが象を高く掲げて下側の埃を示す。慌てて下側をはたいて埃を落とすハボックを見て、ロイが言った。
「ヒューズ、お前な」
「おお、ハボックちゃん、こっちの埃もはたかなくちゃ!」
「ろーいっ!」
 ヒューズの言葉にハボックがキッとロイを見てあっちだと言うように指差す。慌ててロイが本の山の間をすり抜けて別の棚に近づけばハボックが徐にパタパタとはたきを振るった。
「ハボックちゃん、あっちにも!」
「ろいっ」
「ハボックちゃん、そっちだ」
「ろーいっ」
 パタパタ。
 パタパタパタ。
「おい、二人ともいい加減に」
 しろ、と言いかけてロイは、ハボックにキッと睨まれて口を噤む。
 結局、面白がってあちこち指差すヒューズにハボックがパタパタと夢中ではたきをかけるのに、その後三時間も付き合わされたロイは、書斎の片付けを断念したのだった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、本当に励みです、嬉しいですーvv

日記ではお久しぶりです〜。今月は本当に日記書けなくてすみませんorz 書きたいネタがない訳じゃないんだけどなぁ……。

でもってお久しぶりの日記は「暗獣」です。「抱っこではたき」はМさんとおしゃべりしてる時にvいつもネタをありがとう!置物の象は恐らくヒューズの土産と思われ(笑)

以下、拍手お返事です。

おぎわらはぎりさま

そうか、それが「萌え魂」ですね!ええと、実はもう間に合わんと思ったので書きあげてないんですよね〜(苦笑)でも読みたいと仰って下さったので季節外れになりますが書き上げたいと思いますー。暫しお待ち下さいませ。おお、400/10000!!おめでとうございますッ!!このご時世、流石おぎわらさまですね!!これでまたゆっくり遊びに来て頂けるのかな。ALL系(爆)は判りませんが頑張りますねv

阿修羅さま

お返事遅くなりました(汗)それではニアピン賞という事でリクお待ちしておりますvでも、キリリク頂いたのがまだ消化しきれていないので、とりかかるのはちょっと先になりそうですが、それで宜しければ……。あ、でも女体は書けませんので〜(苦笑)

菜ノ花さま

お久しぶりです!今年も頑張りますのでどうぞよろしくお願い致しますvえへへ、「暗獣」ほっこりして頂いてますか?いつもこんなまったりだけの話どうなんだろうと思いながら書いているので、そう言って頂けるととっても嬉しいですーvこの冬は本当に寒さが厳しいですね。菜ノ花さまもお体お気をつけてお過ごしくださいませv

なおさま

雪、見てるだけならいいんですけどねぇ。後が大変ですよ(苦笑)「暗獣」ふふふ、本当ハボックしっかりしてます(笑)笑って頂けて嬉しいv「久遠」あはは、確かに立ち位置としては兄ちゃんぽいかもしれませんね。ふたりワンコの戯れ!いつでも兄に圧し掛かられて潰れている弟ワンコが想像されます(苦笑)「セレスタ」タイトル、セクハラに変えた方がいいかも?(笑)ここのロイはどうにも感情的ですね。ふふふ、後で悔いるとよいよ、ロイ(笑)

いつも楽しく拝見させていただいてます の方

いつも遊びに来て下さってありがとうございます!楽しんで下さって嬉しいです〜vvこれからも少しでも楽しんで頂けるように張り切って書いていきますねvどうぞよろしくお願いしますv

ティワズキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! の方

わーい、嬉しいと言って頂けてとっても嬉しいですーv思い切りオリキャラなのに(笑)私もティワズはとても気に入って書いていたキャラなのでそう言って頂けると本当に幸せv若と一緒に頑張って貰おうと思いますので、どうぞ引き続きお楽しみくださいませv
2013年01月24日(木)   No.289 (カプなし)

新・暗獣39
「ハボック」
 ロイはソファーに座り込んでクリスマスプレゼントの手鏡をうっとりと見つめるハボックに声をかける。硝子玉やビーズで飾られた綺麗な手鏡から一時も目を離そうとしないハボックの様子にロイはやれやれと苦笑した。
 ハボックが手にしたそれは、去年のクリスマスの朝にハボックの枕元に置いてあったものだ。ロイがハボックが眠った後でこっそり置いておいたのだが、それを見つけた時のハボックの喜びようはロイが期待していた以上のものだった。まだ寝ていたロイを叩き起こし、手鏡を掲げて走り回り、ピョンピョンと跳ね回る、そのあまりのはしゃぎようにひっくり返って怪我をするのではないかと心配になった程だ。それでもサンタクロースからのプレゼントだと心から喜んでいるのを見れば、ロイもとても幸せな気持ちになってプレゼントしてよかったと思った。
 それ以来手鏡はハボックの一番のお気に入りで、始終手にして眺めている。今も話しかけたロイに見向きもせず手鏡ばかりながめているのを見ると、プレゼントしてよかったと思うと同時にちょっぴり淋しさも感じて、ロイはポリポリと頭を掻いた。
「やれやれ……」
 ロイは一つため息をつくとキッチンへと足を向ける。コーヒーを入れて戻ってきてもハボックはキラキラ輝く手鏡を見つめたままだった。
「ハボック」
 とロイはハボックにもう一度声をかけてみる。だがやはり振り向いてもくれないのを見れば、ロイはもしかしたらあの鏡にはなにか善くないものが憑いているのではと勘ぐりたくなってしまった。
「ハボック」
 ロイはコーヒーをテーブルに置くとハボックに近づく。小さな手からヒョイと手鏡を取り上げればハボックがビックリしてロイを見上げた。
「ろーい!」
「……特に怪しげなところはないか」
 ロイは表を見、裏を見てそう呟く。いきなり手鏡を取り上げられて、ハボックはピョンピョンと飛び跳ねてロイに手を伸ばした。
「ろーいっ、ろーいっ!」
 返してと言うようにハボックはロイの腕を引っ張って訴える。だがロイはもう一方の手に手鏡を持ち替えると、空いた手でハボックの頭を押さえた。
「ろーい〜〜ッ!」
 頭を押さえつけられて、ハボックは怒りで顔を真っ赤にする。ボカボカと両手でロイの腹を叩けば、流石にロイは痛そうに顔を歪めた。
「こら、痛いぞ、ハボック」
「ろーいッ!」
 見下ろしてくる黒曜石をハボックが目を吊り上げて睨む。ハボックのそんな表情は見たことがなくて、ロイはムッと眉をしかめて言った。
「やっぱりこの鏡は善くないもののようだな。私が預かっておこう」
 ロイはそう言うと手鏡を棚の上にしまってしまう。どうやっても手が届かない棚に大事な手鏡がしまわれてしまったのを見て、ハボックの目からポロポロと涙が零れた。
「ろーい〜っ」
 ボロボロと涙を零して泣きじゃくるハボックを見れば、ロイの心もチクリと痛む。暫くの間互いに何も言わずに立っていたが、えぐえぐと泣きじゃくったハボックはロイに背を向けるとテーブルに置いてあった数冊の本に手を伸ばした。小さな手でそれを掴むと床に放り投げる。大事な本が乱暴に投げつけられるのを見て、ロイは慌ててハボックの手を掴んだ。
「こらッ、なんてことするんだ!」
 そう声を張り上げればハボックが涙に濡れた空色の瞳でロイを睨む。
「ろいっ」
 口をへの字にして手にした本を押しつけてくるハボックに、ロイは目を見開いた。
「……私が本にのめり込むのと一緒か」
 ロイはハァとため息をつくとハボックの体を抱き上げる。棚に歩み寄ると手鏡を取り出しハボックに渡した。
「お前があんまりこれにばかり夢中になるからつい、な」
 手鏡にヤキモチなど自分でも情けないがどうやらそうなのだから仕方ない。情けなく眉を下げるロイを見たハボックは、ロイの腕から飛び降りると袖を引いた。
「ハボック?」
 なんだ?と尋ねるロイをハボックはソファーに連れて行く。トンと押してロイを座らせると、その膝によじ登った。
「ろーい」
「ハボック」
 ニコッと笑ってハボックはロイに手鏡を見せる。
「ろーい」
 甘えるように一緒に見ようと誘ってくるハボックにロイはハボックの髪をくしゃりと掻き混ぜた。
「そうだな、一緒に見れば淋しくないな」
「ろい」
「判った、本も一緒に読もうな」
 そう言えば嬉しそうに笑うハボックをロイはギュッと抱き締めると、手鏡のビーズや硝子玉を指差してああだこうだと話しながらのんびりと過ごした。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、更新の励みです!!

凄い雪なんですがッ!!

東京地方午後から雪が交じるかもなんて天気予報だったんですが、とんでもない!午前中から雪が降り出し、うちの方は既に15センチ以上積もってます。さっき一回雪かきに出たけど(あんまり積もると私の力ではスコップで持ち上げられなくなるんで)道路まで雪かきして振り向いたら既にうっすら雪が積もっているという……orz これで夜までにやまなかったら明日の朝は悲惨だよー。今日は成人式だけど、晴れ着のお嬢さん方はどうしたんだろう。もうお気の毒としか言いようがないですねぇ。今日のお昼は怠慢してピザのデリバリーをネットで注文してあったんですが、配達するんだろうかと電話してみたら最低でも一時間半以上は遅れるというのでキャンセルしました(苦笑)宅急便の車もノロノロ走ってたし、今日はあちこち大変そうです。皆さまもどうぞお気をつけてー。

と言ったところで「暗獣」です。鏡に嫉妬してどうする、ロイ!(苦笑)本当はもうちょっと違う話のつもりだったんですが、気がつけば大人気ないロイになってました(笑)あんまりハボックが鏡を愛で過ぎて中から鏡の精とか出てきたりして……(えっ?)

以下、拍手お返事です。

はたかぜさま

うーわーッ!読み返して下さってありがとうございます!恥ずかしい〜/// 昔の作品を読み返したいと思って頂けるのは本当に嬉しい事なのですが、その反面とっても恥ずかしくもあります(苦笑)恥ずかしい〜、でも嬉しい〜(どっちだ)しかし、細部も覚えていて下さって嬉しいですーv私は逆に花束渡すところだけは覚えてましたよ、と言うのも、書く切欠になったハガレンのカレンダーが未だにハボックの月のまま部屋にかかっているもんで(苦笑)ともあれハボロイも楽しんで下さって嬉しいですv次は「井筒」ですか?あああ、恥ずかしい〜///(苦笑)数ばっかりやたらあるサイトですが、今年も楽しんで下さったら嬉しいですv

なおさま

「111」うん、付き合い始めたら絶対ジャンはハボの言う事しかきかない気がします(笑)冷凍バナナ!久しく食べてませんが、あれ、口に入れて溶かしながら食べると何ともまったりして美味しいですよね!久しぶりに作ってみようかなぁ(笑)「セレスタ」ははは、堂々としたセクハラ!とんでもないな、ブラッドレイ(笑)まだまだハラハラドキドキして貰えるよう、頑張りますよvv

阿修羅さま

55万打ありがとうございます。おかげさまで何とか頑張っておりますvキリバン。狙ってもなかなかとれませんよねぇ、本当、なんでだろう(苦笑)ええと、今回もニアピンだったのでしょうか?ニアピン三回でキリバンってやつ、やります?(笑)
2013年01月14日(月)   No.288 (カプなし)

111
「ワンッ」
「ああ、メシの時間か」
 本を読んでいたロイは愛犬の声に本から顔を上げる。ロイが座る椅子の側に自分専用の餌入れをくわえてチョコンと座っているラブラドールの頭をわしわしと撫でて、ロイは椅子から立ち上がった。
「待ってろ、今出してやるからな」
 ロイは後をついてきた犬にそう言いながら戸棚から高級犬缶を取り出す。パカンと蓋を開けると犬が床に置いた餌入れに入れてやった。余程腹が減っていたのだろう、犬はロイの許可を待たずにジャンと名前が入った餌入れに鼻面を突っ込んではぐはぐと食べ始める。ロイは眉を寄せると餌入れから押し出すように犬の額を押した。
「待て、だろう?ジャン」
 だが、犬は首を振ってロイの手を振り払うと餌を食べ続けた。
「お前なぁ」
 言うことを聞かない愛犬にため息をついて、ロイは側に座り込む。淡く金色に輝く毛並みを撫でながらロイは言った。
「ハボックはちゃんと言うことを聞くぞ」
 そう言うロイをジャンはチラリと見る。それでも食べるのをやめずに全部腹に入れてしまうと満足そうに息を吐き出した。
「旨かったか?」
「ワン」
 尋ねればジャンは元気に答えてロイに体を擦り付ける。柔らかい毛並みを撫でて、ロイは笑みを浮かべた。
「ハボックは私の言うことは聞くがこんな風に触らせてはくれんな」
 密かに想いを寄せる部下の代わりに犬を飼い始めた。口に出来ない想いも犬を飼えば紛れるかもと思ったロイの考えに反して、犬に部下の名をつけ可愛がれば想いは一層募るばかりだ。ロイはハァとため息をついてジャンの毛に顔を埋めた。
「自分がこんなに女々しいとは思わなかったぞ」
 これまで随分色んな相手と付き合ってきたが、口説く事もままならず悶々と過ごすなどなかった。その上似ているからと犬を飼ってあまつさえ部下の名前をつけるなど、自分で自分が信じられない。ロイはジャンの背中に顎を乗せるようにして寄りかかりながら呟いた。
「せめて切欠があればなぁ……」
 普段上司と部下として接しているだけに、こんな話は切り出しにくい。いっそのこと酒の勢いでも借りて押し倒してしまった方が手っ取り早いのではないかとロイが思った時、ジャンがムクリと起き上がった。
「ジャン?」
 トコトコとリビングを出て行く背中にロイは呼びかける。少しして聞こえた鳴き声に玄関に行けば、ジャンがリードをくわえて待っていた。
「散歩か」
 尻尾を振りながら期待に満ちた目で見上げてくる犬に、ロイは笑みを浮かべる。ロイは寒くないようコートを着込みグルグルに巻きつけたマフラーに顔を埋めると、ジャンから受け取ったリードを首輪に繋げ外に出た。
「さむッ」
 途端に吹き付けた風にロイは首を竦める。それでも嬉しそうに飛び出すジャンに引かれるようにして歩き出した。
「寒いけどいい天気だな」
 ロイはそう言って空を見上げる。綺麗に晴れ渡った空を見上げれば好きな相手の瞳が思い浮かんで、ロイはマフラーの中にため息を零した。
 時に道端の草に顔を寄せ、時に枝から塀に飛び移る鳥を追いかけて、止まったり走ったりするジャンの後についてロイは歩いていく。その時、パッと顔を上げたジャンがいきなり走り出した。
「うわっ」
 咄嗟の事にロイは持っていたリードを離してしまう。ダーッと走ったジャンが角を曲がって行ってしまうのを見て、ロイは慌てて追いかけた。
「ジャンっ!おい、待たんか、ジャンッ!」
 ロイは大声で愛犬の名を呼びながら角を曲がる。そうすれば角を曲がったすぐ先に、片膝をついてジャンの頭を撫でるハボックの姿が目に飛び込んできた。
「ジャン!――――ッ、あっ」
「はい?……って、大佐?」
 名を呼ばれたと反射的に返事をしたハボックが驚いたようにロイを見る。まん丸に見開いて見つめてくる空色を見返して、ロイは引きつった笑みを浮かべた。
「あ……いや、犬の名前なんだ」
「えっ?」
 そう言われてハボックは驚いたように犬に視線を戻す。ブンブンと尻尾を振って見上げてくる犬を見て、それからロイを見てハボックは尋ねた。
「この犬、大佐のっスか?犬なんて飼ってたんだ」
「ああ、最近飼い始めたんだ」
 ロイはそう言いながら歩み寄るとリードを拾い上げる。身を起こして犬を捕まえてくれた礼を言おうとロイが口を開く前にハボックが言った。
「なんでジャンなんスか?」
「えっ?!」
 そう聞かれてロイはギクッと身を震わせる。恐る恐るハボックを見ればどこか照れたように目元を染めるハボックと目があった。
「それは」
 答える言葉を探してロイが口ごもればジャンがワンと一声鳴く。励ますようなその声にロイは視線を落としてギュッと手を握り締めた。
「ハボック、私は」
 そうしてハボックを真っ直ぐに見つめてロイは口を開く。見つめてくる空色に笑みを浮かべて、ロイはずっと伝えたかった言葉を口にした。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、とっても励みになってます、嬉しいですvvそして550000万打ありがとうございます!新年早々また一つ階段登れて嬉しいです。色々楽しいジャンルが増える中、変わらず遊びに来て下さるのには本当に感謝してもしきれません。どうぞこれからもお付き合い、よろしくお願いしますvv

と言いつつ、なんか全然日記書けずにすみません(汗)日記と更新とどっちを優先して書くかと思った時にやはり更新の方が優先順位上かしらと更新用の作文を先にしてました。とりあえず明日分の更新は何とかなりそうになったので、それじゃあ日記と(苦笑)そんなわけでお久しぶりの日記はワンワンワンの日でちょっとヘタレな大佐の話でした。多分両片想いだったんだと。今の関係を壊して次に進むのはなかなか難しいんだろうと思ったり。

以下、拍手お返事です。

なおさま

初夢、ロイハボではありませんでしたか〜。なかなか難しいですね(苦笑)りんご飴、凍らせて食べるのですか!おお、初めて聞きましたよ。最近はお祭りに行く機会もなかなかありませんが、今度やってみようかな(笑)寒い時にあったかいところで食べるアイスは美味しいですよね。でっかいアイスの箱にスプーン突っ込みながら「大佐、食べないの?」とか言ってるハボの姿が浮かびます(笑)「久遠」相変わらずシンデレラ人魚姫なハボックです(笑)あはは、ウルフとハボックが仲良しに!それはそれでロイはちゃっかり両手に花しそうな気もします(笑)

おぎわらはぎりさま

あけましておめでとうございますv今年も楽しんで頂けるよう頑張りますねv髭なら昼間でも色々といたしそうですよね、なにせ髭は鬼畜ですから!(爆)以前はしっかり年末年始ネタとかも書いてたんですが、すみません、最近すっかりサボり癖が(汗)実は豆騎士の新年ネタ、考えてはいたのですよ(笑)松の内も明けて今更だけど書いてもいいのかなぁ(苦笑)

550000打おめでとうございます♪ の方

うふふ、いつもありがとうございます!今年も頑張りますのでどうぞよろしくお願いしますねvまた次のおめでとうを言って頂けるのを励みに書いていこうと思いますv
2013年01月11日(金)   No.287 (カプなし)

初詣
「たーいーさーッ、ねぇ、初詣行きましょうよ」
 ハボックはベッドの上のブランケットの塊に向かってそう声をかける。ユサユサと手をかけて揺さぶれば中からくぐもった声が聞こえた。
「寒いから行きたくない」
「寒いのなんて外出た一瞬だけっスよ。コート着てマフラー巻いて手袋してりゃ大丈夫ですって。なんならホカロン貼り付けてあげますから」
 寒がりのロイの為に年末セールでホカロンを大量に買い込んでおいた。だが、幾らでも好きなだけ貼ってやると言ってもロイはブランケットから顔を出さなかった。
「ねぇ、大佐ってば。新年なんだから神様のご利益(りやく)をお願いしに行きましょうよ」
「私は無神論者だ。それにあんなに大量に人が押し寄せて願い事をしたら、神がいたとて全部は聞いてもらえるもんか」
 だから行かないとブランケットの中に潜り込んだままそう言うロイにハボックはため息をつく。幾ら言ってもロイから肯定の答えを引き出すのは無理そうだと判断して言った。
「判りました、いいっスよ、もう。中佐と行ってくるから」
 ため息に不満を乗せてそう言うとハボックはベッドに背を向けた。反応がなかったブランケットの塊が数拍後にガバッと起き上がる。その時にはもう殆ど寝室から出掛かっていたハボックにロイが怒鳴った。
「待て!ブレダでも中尉でも小隊の連中でもなくヒューズッ?なんでッ?!」
 どうしてセントラルにいるはずの男の名が出てくるんだと喚くロイにハボックは不愉快そうに唇を突き出した。
「別に大佐には関係ないっしょ!初詣行かない人はどうぞ寝ててください。オレは中佐にリンゴ飴買って貰うっスから」
「おいっ、待て!ハボック!」
 ロイが大声で呼び止めたがハボックは構わず出て行ってしまう。ベッドから飛び降りようとしたロイはブランケットに絡まってベッドから落ちてしまった。
「あいたッ!」
 悲鳴と共に大きな音を立てて床に落ちたロイは、一瞬ハボックが戻ってきてくれるのではと期待する。だが、寝室の扉は開かず、ロイは慌てて立ち上がるとパジャマを脱ぎ捨てた。
「くそッ、なんでヒューズのヤツっ!」
 最近ヒューズはイーストシティにやってくるたび何かとハボックにちょっかいを出してくる。ブレダや小隊の連中ならともかくヒューズとは絶対二人きりにさせたくなかった。
「ハボックもハボックだ!ヒューズと出かけるなんてなに考えてるんだッ!」
 急いでシャツに腕を通しボトムに足を突っ込む。ボトムを穿きながら歩き出そうとして足に絡まる布地にロイはひっくり返りそうになった。
「ああクソッ!ヒューズめッ!」
 脳裏に浮かぶヒューズのニヤつく顔に悪態をついて、ロイはコートを引っ掴むと寝室を飛び出す。階段を駆け下りて玄関に向かったロイは、玄関の壁に寄りかかって立つハボックの姿を見つけて目を丸くした。
「ハボック、お前出かけたんじゃなかったのか?」
「出かけてよかったんスか?」
 ロイの声に顔を上げたハボックが答える。勝ち誇ったようなその顔に、ロイはしてやられたとばかりにため息をついた。
「中佐がこっちに来てるのは本当っスよ。初詣に誘われたのも本当」
「なにっ?」
 いつの間にと目を吊り上げるロイにハボックが言う。
「でも、大佐が一緒に来てリンゴ飴買ってくれるって言うなら中佐とは行きません」
 にっこりと笑って言うハボックにロイは降参だと肩を竦めた。
「判った、リンゴ飴でも何でも買ってやる」
「ほんとっスか?だったらたこ焼きとじゃがバターと牛串焼き!あと焼きそばとイカ焼きも!」
「おい、目的は初詣だろう?神様のご利益をお願いしに行くんじゃないのか?」
「勿論お参りしてからっスよ」
 呆れたように言うロイにハボックが楽しそうに答える。ロイの腕に己の腕を絡めて言った。
「こうしたら寒さも感じないっしょ?さ、行きましょう!」
「まったくお前は」
 どうやら今年もハボックには敵わないらしい。
「リンゴ飴だったな。それとたこ焼きとじゃがバターと牛串焼き」
「焼きそばとイカ焼きもっスよ!」
「はいはい」
 ギュッと絡める腕に力を込めるハボックに笑いかけて、ロイはハボックを連れて初詣へと出かけていった。


いつも遊びに来てくださってありがとうございます。拍手も嬉しいですvv

あけましておめでとうございます!今年もハボックやロイ共々どうぞよろしくお願い致します!
と言うところで今年も川崎大師に初詣に行ってきました〜。行くと必ず帰り道で酒まんじゅうとたこ焼きを食べてくるんですよ。他にもじゃがバターやらトウモロコシやらチヂミやら、旨そうでした。きっとハボックならモリモリ色んなもの食べそうだなぁと言うわけでこんな話。きっとロイを引っ張り回しながら食べまくってると思います(笑)

以下拍手お返事です。

セレスタの涙!!もどかしいです〜! の方

うふふ、そう思ってくださってとっても嬉しいですv今年こそロイにハボックを幸せにして欲しいものですが、どうなるものか…(コラ)今年もドキドキして貰えるように頑張りますのでよろしくお願いしますv

なおさま

ふふふ、口元緩んで頂けて嬉しいですー(笑)まだしけてないマッチ!(爆)まだまだ燃え盛って貰おうと思ってますよ(笑)初夢は如何でしたか?私はこんなに煩悩に塗れてると言うのに今年もオイシイ初夢は見られませんでしたよ、くそぅ!こんな私ではありますが、今年もどうぞよろしくお願いしますv
2013年01月03日(木)   No.286 (カプなし)

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