babble babble


2013年10月の日記

2013年10月31日(木)
暗獣 万聖節編
2013年10月29日(火)
カモン3
2013年10月22日(火)
セレスタ第八十章ですが
2013年10月16日(水)
カモン2
2013年10月12日(土)
カモン
2013年10月01日(火)
とり急ぎ

暗獣 万聖節編
「いい天気だ。いかにもハロウィン日和だな」
 開いた窓から体を乗り出したロイは空を振り仰いで言う。見上げた空は雲一つなく、風も穏やかで気持ちがよかった。今日は十月の最終日、ハロウィンだ。今夜はハボックに仮装をさせて近所の家を回る予定をしていた。
「ふふ、すごく喜んでいたな」
 ハボックにトリックオアトリートをしようと衣装を見せて誘った時の事を思い出して、ロイは目を細める。流石に一人で回らせる訳にはいかないが、自分が一緒ならハボックも十分楽しめるだろう。今朝も珍しく早くから起き出して、手作りのジャック・オ・ランタンやハロウィンの飾りを楽しそうに眺めていた。
「ハボック」
 ロイは窓を閉めると階下に下り、ハボックを呼ぶ。だが、小さな姿は見当たらず、ロイは眉を顰めた。
「どこに行ったんだ?────ハボック!」
 ロイは名を呼びながらハボックを探して回る。家の中にはいないようだと外に出たロイは、今朝方ハボックを見かけた庭の方へと足を向けた。
「確か朝、この辺に……ハボ──、ッ?!」
 ハボック、と言いかけたロイは庭の一角を見た瞬間息を飲む。ハボックと一緒に作ったカボチャの飾りの一つからふさふさの尻尾が出ているのを食い入るように見つめたロイは、目をパチパチと瞬かせた。
「……ハボック?」
 どうやら金色のふさふさとしたその尻尾がハボックのものらしいと気づいたロイは、ゆっくりとカボチャに近づく。近くにしゃがみ込んでそろそろと覗いたが、一体どういう状態になっているのかすぐには判らなかった。
「どうやって入ったんだ?」
 カボチャには中身をくり貫く為に開けた穴があいている。だが、幾らハボックが小さいとは言えその穴から中に潜り込むのは無理と思えた。
 ロイは尻尾が生えたカボチャをしげしげと覗き込む。作りもののように全く動く気配のないそれに、俄に心配になった。
「まさか窒息してるんじゃないだろうな……。おい、ハボック!」
 ロイはハボックの名を呼びながら何とか中を覗こうとする。だが、みっちりと身の詰まったカボチャは、目玉や口を象って開けた穴からハボックが着ている服の柄が見えるだけだった。
「ハボック!」
 呼んでも全く返事がない。心配になったロイが唯一出ている尻尾を掴んで引っ張った瞬間。
「ぴゃッ!」
 悲鳴と共にカボチャが十センチほども飛び上がる。ギョッとして身を引いたロイの目の前で尻尾が出ている穴から二本の足が生えて、カボチャのランタンは顔を逆さにした状態で逃げ出した。
「ろーい〜〜〜っ」
「えっ?あ……ハボックっ?おい、走ったら危ないぞッ!」
 続いて聞こえた声にロイは慌てて逃げるカボチャに声をかける。前が見えずによたよたと庭を走ったカボチャは、庭の木にゴンッと当たってひっくり返った。
「ハボック!」
 ロイは急いでカボチャに駆け寄り抱え起こす。だが、抱え起こしたはいいものの、それからどうしたらいいか判らず、ロイは「ええと」と呟きながら腕の中のカボチャを撫でた。
「だ、大丈夫か?っていうか、お前、どうやってここに入ったんだ?」
 一体どうやって引っ張り出せばいいのか、途方に暮れてロイが言う。そうすると、もぞもぞとカボチャの中で動く気配がしたと思うとポンと言う音と共にハボックが黒い毛糸玉に姿を変えた。
「あ」
 毛糸玉はカボチャの穴からポンポンと跳ねて出てくる。ロイの側で一際高くポーンと跳ねると空中でパッとハボックの姿になりクルンと一回転して地面に立った。
「ろーいっ」
「────なるほど。そういう事か」
 焦るあまりハボックの本来の姿が毛糸玉だった事を失念していた。ロイは抱きついてくるハボックの金髪をくしゃくしゃとかき混ぜて、苦笑混じりのため息をついた。
「まったく、心臓に悪いぞ、ハボック」
「ろーい?」
 軽く睨めばハボックが不思議そうに首を傾げる。ロイの手からカボチャを取り上げると、ハボックはそれを金色の頭の上に載せた。
「それは衣装じゃないよ、ハボック」
「ろーい〜〜」
 ハボックはカボチャのランタンを抱えてロイをじっと見つめる。ロイは笑みを浮かべてカボチャごとハボックを抱き上げると家の中に入った。二階に上がるとクローゼットからハロウィンの衣装を取り出す。そうすればハボックがロイの手から衣装を取り上げポンと飛び降りた。
「ろーいっ」
「もう着たいのか?仕方ないな」
 ロイは強請るハボックに笑って、服を脱がせて着替えさせてやる。バルーン型のカボチャのワンピースを着せて貰って、ハボックは嬉しそうにクルンと回った。
「ろーい!」
「うん、夜になったらお菓子を貰いに行こうな」
「ろいっ」
「ふふ、きっとかわいいカボチャのオバケだって、いっぱい貰えるぞ」
「ろぉいっ」
 ロイの言葉にハボックは満面の笑みを浮かべてギュッと抱きついてくる。楽しいハロウィンの夜を思い描いて、二人は夜が来るのを今か今かと待っていたのだった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございますv拍手、とっても励みになります、嬉しいです〜vv

ポメラがおバカなのはよく判ってたけど「めずらしく」と打って「馬頭らしく」と出てきたのにはビックリした……。普通使わんだろう、馬頭って……。

と言う話はさておき。
今日はハロウィンですね!そんなわけでカボチャのはぼっくです。魔女や黒猫も可愛いけど、オレンジ色のカボチャのワンピースも可愛いと思うの(笑)自分じゃ「トリックorトリート」は言えないのでロイと一緒にご近所さんを回る予定です。もし来たら山ほどお菓子あげちゃうよ!!(笑)

以下、拍手お返事です。

なおさま

カモン、ふふふ、最強チームで悪魔大佐を攻略出来るか?(笑)いやいや、それ、ありきたりじゃないですよ!アイディア拝借しちゃおうかなッ(笑)久遠、あはは、「そちも悪よのう」状態、やっぱりそう思いましたか?(笑)お代官様と越後屋にはこれからも悪さして貰おうと思います!人間ジャンはどうなるのか、お楽しみに〜v
2013年10月31日(木)   No.350 (カプなし)

カモン3
「うーん、やっと着いたか」
 イーストシティ駅のホームに下り立ってヒューズは思い切り伸びをする。相変わらず田舎だな、とセントラル住まいの男は揶揄するように言うと、傍らに立つ男を見た。
「どうよ?久しぶりのイーストシティは」
 そう聞かれてゆっくりと辺りを見回していたケンはひとつ息を吐いて答える。
「やっと帰ってきたなって感じです」
「そうか」
 ヒューズはニヤリと笑ってケンの背中をバンッと勢いよく叩いた。
「よし、それじゃあ古巣に乗り込むぞ」
「はいっ」
 ケンは頷いてヒューズと並んで東方司令部に向かって歩きだした。

 ケン・グラントはかつて東方司令部の広報室に在籍していた優秀なカメラマンだ。小遣い稼ぎに副業として軍人たちのブロマイド販売をしていたケンが、ロイの写真集に続き東方司令部の影のアイドル、ジャン・ハボック少尉の写真集を出そうと考えたのは写真屋として当然の本能だったろう。ケンは様々な障害や妨害をくぐり抜け、ハボックの寝顔やお着変えシーン、果てはシャワールームでの一糸纏わぬヌード写真までそのカメラに収めた。そして自らも会心の出来と言える一冊の写真集に纏め上げ、後は待ちわびているハボックファンの面々に渡すだけという時になって悲劇は起こった。ケンがハボックの写真集を極秘理に作り上げた事を知ったロイがケンの前に現れ、そして出来上がった写真集を自分用の一冊を除いて全て燃やしてしまったのだ。大きなショックに打ちのめされたものの、そこは写真屋魂、何とか再びハボックの写真集をと願いつつ結局果たせぬままケンはセントラルに異動となり、そして今日。ヒューズの部下としてイーストシティの地に降り立ったのだった。

「ヒューズ中佐、グラント!」
 東方司令部に着いたヒューズとケンはまず最初にケンの古巣でもある広報部に向かう。扉を開けて中に入れば、ケンの同期でもあるケリーが満面の笑みで迎えてくれた。
「グラント、元気だったか?」
 ヒューズに敬礼を寄越し、ケンには手を差し出してケリーが言う。その手を握り返して頷いたケンは言った。
「お前、この間の新人隊員募集のポスター、凄かったな」
「ん?ああ、まあな。思った通りの出来で、思った以上の反応だったよ」
 素直な賞賛の言葉にケリーは少し照れたように笑いながら答える。ヒューズは広報部の女性職員が出してくれたコーヒーを礼を言って受け取って言った。
「ハボック少尉をモデルに使ったんだって?もの凄い応募があったらしいな」
「ええ。でも殆ど前線送りになっちゃって。人手が足りなくて新人回して欲しがってた部に行かなかったんですよね」
 なんでだろう、と首を傾げるケリーにケンはチラリと傍らのヒューズを見る。ヒューズはケンの視線に苦笑して頷いた。
「まあ、多分そんなところだろ」
「相変わらず容赦ないですね」
 ロイの仕業かと無言での問いかけを肯定され、ケンは顔を顰める。ハボックの部隊への入隊を希望していたであろう新人たちには気の毒だが、ケリーが前線送りにならなかっただけでもよかったと言うしかないだろう。
「それにしてもハボック少尉の人気は大したもんだな。そう考えるとお前の写真集は本当に勿体無かったよなぁ」
 しみじみと言われてケンは顔を曇らせる。
「ああ、俺も出来ることならもう一度作りたいよ。ハボック少尉の写真集」
「俺も欲しいな、少尉の写真集。でも」
 と、二人は互いの顔を見た。
「「無理だろうなぁ……」」
 どちらともなくため息混じりの言葉が零れる。ハアとため息をつく二人を見て、ヒューズが面白そうに言った。
「作りゃいいじゃねぇか、少尉の写真集」
「えっ?でも、無理でしょう?マスタング大佐がいる限り少尉の写真なんて然う然う撮れませんよ」
「そうですよ。俺だって大佐の不在中に超特急でポスター作りましたけど、バレた途端残らず回収されましたから」
 あのハボック激ラブの焔の錬金術師、ロイ・マスタング悪魔大佐がいる限り、ハボックの写真を一枚撮るのも至難の業だ。写真集ともなれば大量の写真が必要で、そうであれば写真集制作など夢のまた夢、真理の扉の遙か向こうだと思われた。
「そうか?上手くやりゃ出来んじゃねぇ?」
「「え?」」
 思いがけない言葉にケンもケリーも目を見開く。そんな二人にニヤリと笑ってヒューズは言った。
「手伝ってやってもいいぜ?俺はロイのことなら何でも知ってるからな。それこそ弱点でもなんでも」
 そう言うヒューズにケンとケリーは顔を見合わせる。次の瞬間勢い込んで言った。
「是非お願いしますッ!」
「ハボック少尉の写真集作成は俺たちの悲願ですッ!手伝ってくださいッ!!」
「いいぜ。成功報酬は写真集一冊ってことで」
「一冊でも十冊でも好きなだけ差し上げますよ!」
 ニッと笑って親指を突き立てるヒューズに、ケンとケリーは顔を輝かせて頷く。
「よし!ハボック少尉の写真集、作るぞッ!」
「タイトルは“カモン”だな。おい、ケリー、あのポスターの写真、どっかにデータないのか?表紙は絶対あれにしたいぞ!」
「データはマスタング大佐が持っていっちまったんだ」
「消されてなきゃロイのところから取り返す手だては幾らでもあるさ。俺も今回の写真集の表紙はあれがいいと思うぜ」
「「はいッ!」」
 ヒューズと言う最強の協力者を得てハボックの写真集を絶対作るぞと、リベンジに燃える写真屋二人。そんな二人を眺めつつ。
(面白い事になりそうだ)
 ニヤリと笑ってコーヒーを啜るヒューズだった。


いつも遊びに来てくださってありがとうございます。拍手、コメント、とっても励まされてます、嬉しいです!

くそう、お返事まで全部書いてアップしようとしたら上手くアップ出来ずに消えちまったよ!ss以外は打ち直し……orz 日記のバカヤローッ!

……と、気を取り直して。
もうだいぶ前に書いた「写真屋ケンちゃん」是非リベンジを!と言うコメントを頂きまして「ハボック少尉写真集〜カモン!」制作プロジェクトを立ち上げてみましたー。でも、どうやって写真撮るか、全然考えてない(爆)ここで立ち消えって可能性大かも〜(苦笑)ロイをヘコませる名案お持ちの方いらっしゃいましたら是非v(笑)

日曜日はSPARKに行って参りました。だって久々プチがありましたし。久々だったので今回限り復活のロイハボサークルさんないかなぁとちょっぴり……いや、正直かなり期待していたのですが、結局普段と変わらなかった(苦笑)新刊あったのは1サークルさんだけでしたが、今回はラリーのペーパーがあったからそれでよし!それに今回もセロリさんにロイハボ描いてもらいましたーッ!写メの掲載許可を頂いたので、ふふふ、これだーッ↓





最近すっかり図々しくなりロイハボ二人でお願いしちゃってます。いやだって、どっちも描いて欲しいんだもんっ!えへへ、幸せ〜vvセロリさん、ありがとうございますっ!今回は久しぶりにハボロイ本も買ってきました。まだ時間なくて読めてませんが、最近苦手なロイ受け18禁は横目で流しつつ楽しもうと思いますー(笑)

あー、なんか鼻たれになってきました……。これから更新分書こうと思っているのに下を向くと鼻水が(苦)挫けたらすみません(汗)

以下、拍手お返事です。

なおさま

セレスタ、ブラッドレイの呪いの際はご迷惑おかけしました(苦笑)ハボも少しずつ少しずつ毒が抜けてきていると思います。暖かい気持ちで読んで頂けて嬉しいですーv久遠、ハボがあんな風になるためにはそれなりの過去が必要かなと。クリスは他のロイハボで出したお姉さんの名前を流用しました(苦笑)またまた先をお楽しみにして頂ければと思いますv菫、そろそろ話が展開する予定ですー。変態ショタコン男がどうなるかは判りませんが(苦笑)そろそろ過去話から戻ってきたいと思っておりますv

小林さま

セレスタ、読んで下さってありがとうございますv少しずつではありますが、ロイの気持ちはハボに届いている筈です。二人が幸せになるように、心を込めて頑張りたいと思っておりますので、お楽しみに待っていて下さると嬉しいですv

水瀬さん

わーん、ありがとうございます!こういうシーンってまどろっこしいし、正直何章にも渡って書くような話なのか迷うところではあるのですが、でもやっぱりゆっくりしっかり書きたいシーンでもあるので、そう言って頂けるとメチャクチャ嬉しいですvロイの想いがゆっくりとハボの心を溶かしていって、そうして幸せになるまで、この先もお付き合いよろしくお願いしますv
2013年10月29日(火)   No.349 (カプなし)

セレスタ第八十章ですが
転送出来てませんでしたーーーッ!!
す、すみません。半分寝ながら更新作業してたらこれだけ転送出来てませんでした(滝汗)とりあえず先ほどアップしておきましたので!何度も見に来て下さった方がいらっしゃいましたら申し訳ないです(苦)

以下、拍手お返事です。

なおさま

「カモン2」もう暑苦しいくらい熱い男たちですよね。そのうちジェイもそうなるかもしれません(笑)妖しい写真集!うわあ、是非出して貰いたいです!ヒューズがすっごい面白がってけしかけそうな……考えてみます(笑)「セレスタ」も、申し訳ないですorz いやいや、ブラッドレイのせいじゃ……って、ロイとハボが二人きりなのをやっかんだとか?(笑)さっきアップしておきましたので、読んでやって下さいませ〜。

阿修羅さま

「カモン」シリーズ化、ありがとうございます、考えてみます〜v「セレスタ」すみません!転送出来てませんでした(汗)先ほどアップしましたので、お時間ある時に読んでやって下さいませv

小林さま

いつも遊びに来て下さってありがとうございますv「セレスタ」すみません、私のうっかりミスで転送出来てませんでした(汗)ご報告ありがとうございますv更新楽しみにして下さって嬉しいですーv遅くなりましたがアップしましたのでお時間ある時にどうぞv
2013年10月22日(火)   No.348 (ロイハボ)

カモン2
「今日からうちの一員になるジェイ・カーペンターだ。みんな、色々教えてやってくれ。ジェイ、挨拶」
 強面の隊員達がズラリと居並ぶその前に立って紹介されたカーペンターは、バンとハボックに叩かれた背中を更にピンと伸ばす。ガチガチに緊張して押されるように前に一歩踏み出して、声を張り上げた。
「ジェイ・カーペンターですッ!がっ、頑張りますんでよろしくお願いしまっス!」
 怒鳴るように己の名前を口にしてピッと敬礼する。上げた手を何秒で下ろしたらいいのだろうと仕様もないことで悩んでいると、ポンポンと背を叩いてハボックが言った。
「そんな緊張するなって。うちの奴らはみんな気さくで親切だからな。他の隊みたいに上下もそんな煩くないし。顔は怖い奴ばっかだけど優しい奴らだから気軽にいってくれ」
「はっ、はいッ」
 憧れの少尉殿ににっこりと微笑まれて、カーペンターは顔を紅くして頷く。それに頷き返してハボックが合図すると、隊員たちが一斉に着席した。カーペンターも慌てて一番後ろの席に走って腰を下ろすと、ホワイトボードを使ってハボックや副官の軍曹が次の演習で行う作戦についての説明をするのを、背筋を伸ばしてメモを取りながら一生懸命に聞いていたのだった。

「嬉しいなぁ、俺もこれで少尉殿の隊の一員。頑張って役に立てるようにしなくっちゃッ」
「おい、大工」
 休憩に入りあの隊員募集のポスターの少尉殿の隊へ入隊出来た喜びに顔を緩めて、さっき走り書きしたメモのあちこちに忘れないうちに注意書きを書き足していれば、背後から声が聞こえる。そのまま聞き流そうとして、自分が呼ばれたのだと気づいたカーペンターは書く手を止めて背後を振り返った。
「大工じゃないです」
「じゃあカケス野郎」
「カケスでもないです」
 名前のジェイは確かに鳥の名前と同じだが、そんな風に呼ばれるのは嬉しくない。そう言って声をかけてきた茶色の髪を短く刈り上げた大男を見上げれば、男は顔をしかめて言った。
「生意気な野郎だな」
「すみません」
 波風を立てないようとりあえずそう言っておく。すると二人のやりとりを聞いていた他の隊員たちがぞろぞろと寄ってきた。
「なんだ?生意気だって?」
「早々に隊長からファーストネームで呼ばれたからっていい気になってんじゃねぇのか?」
「えっ?別にそんなつもりはっ」
 確かにあのポスターの少尉殿に憧れて入隊を決めたカーペンターだ。ファーストネームで呼ばれて嬉しくないはずはない。だが、だからといっていい気になどなっているつもりはなく、顔の前で違うと手を振るカーペンターに最初に声をかけてきた男が言った。
「まあいい、最初だから大目にみてやる。俺はマイク・ゴンザレスだ。このハボック隊に配属されたのならお前も隊長に一方ならぬ想いがあるんだろうが、ここにいたいなら色々と従って貰う事がある」
「あ、はい」
 幾ら他の隊に比べて気さくで上下関係に煩くないとしても、やはりそれなりに決め事はあるだろう。なにより折角配属されたハボック隊から追い出されるようなことになっては堪らないとカーペンターが居住まいを正して見つめれば、ゴンザレスが口を開いた。
「まず我々はアメストリス軍第二大隊所属第四中隊ハボック小隊となるわけだが、それと同時にハボック親衛隊でもある。軍務優先は建前で一番の目的は隊長を守る事にあるッ!そうだなッ?!」
「「おうッッ!!」」
 ゴンザレスの言葉にいつの間にか周りに増えていた隊員達が拳を突き上げて答える。思わず取り囲む隊員達を見回すカーペンターに、ゴンザレスが眉を寄せて言った。
「何か文句があるのか?」
「いえっ!ありませんッ!俺も隊長殿は憧れですし……隊長殿を守るためでしたらこの命擲つことに何ら躊躇いはありませんッ」
 軍務とハボックなら勿論ハボックの方に天秤が傾くのは自分とて同じだ。ついさっき間近で見たハボックを思い出して顔を赤らめるカーペンターにゴンザレスが尋ねた。
「そう言えばお前はこの間の新人隊員募集で入ってきたんだったな。よく、ここに残れたな」
 あの時の募集で入ってきた新人は、確かあらかた最前線に送られていた筈だった。その人事の裏に焔の錬金術師の影が見え隠れして、ハボック隊の面々はロイへの恐怖を新たにしたものだ。それなのにこうしてここにハボック隊の一員となっている新人隊員がいることに、ゴンザレス達が不思議そうにすればカーペンターが答えた。
「俺、募集締め切りギリギリに飛び込んだんですよね。母親の説得に時間かかっちまって。そういうのが影響してるのかもしれません」
「なるほど。あのマスタング大佐の網の目を逃れた強者というわけか」
 こういう強運を持つ者が入隊すれば心強いかもしれないと、ゴンザレス達はふむふむと頷く。大した運だと隊員達から肩を叩かれて「いやあ」と頭を掻くカーペンターにゴンザレスが言った。
「お前が強運の持ち主なのは判った。ハボック隊への入隊を歓迎しよう。それでだ、この小隊には絶対に守らなければならない決め事が二つある。階級に関係なく全員に課せられた決め事だ」
「はい、なんでしょう」
 これは大事なことだぞと、カーペンターは背筋を伸ばす。それを見てゴンザレスは重々しく口を開いた。
「まずは不可侵条約」
「不可侵条約、ですか?」
「そうだ。たとえ誰であろうと隊長に対して抜け駆けしてはならない。隊長はああいう性格だから俺たち誰に対しても気さくに接してくれる。だが、それを誤解しないことだ。ちょっと声をかけられたからといい気になって必要以上に隊長に接近するような事をすれば────俺たちが黙っちゃいない。いいな?」
 そう言うゴンザレス達の瞳が物騒な光をたたえるのを見て、カーペンターは慌ててコクコクと頷く。それを見てゴンザレスは「よし」と頷いて続けた。
「もう一つは打倒・マスタングだ」
「……へ?」
 思ってもみなかった言葉を聞いて、カーペンターは目を丸くする。そのカーペンターの表情には気づかず、ゴンザレス達は悔しそうに拳を握り締めながら言った。
「俺たちがどれだけマスタング大佐に煮え湯を飲まされたか……ッ!事もあろうに隊長を独り占めした挙げ句、我々がほんの僅かでも隊長に接近しようとすれば容赦なく燃やされる。いつかあのマスタング大佐を倒して、隊長を解放して差し上げるのだッッ!!」
「「おおうッッ!!」」
「「いつの日か絶対に隊長に自由をッ!!」」
「「倒せッ!にっくきロイ・マスタングッッ!!」」
 ゴンザレスの言葉に一斉に声を張り上げる隊員達に、カーペンターが呆気にとられる。その様子にゴンザレス達は苦笑して言った。
「いずれ判るさ、あのマスタングの横暴ぶりが」
「はあ」
「ともかくこれからしっかり頼むぞ────ジェイ」
「は、はいッ」
 ゴンザレスを皮切りに次々と差し出される手にカーペンターは感激して涙ぐむ。
(憧れの少尉殿の隊に配属になったし、仲間はいい人たちばかりだし、ここでなら上手くやっていけそうだッ)
 幾つもの手を握り返しながらカーペンターは嬉しく思った。だが。

「よーし、これから組み手やんぞ!」
 休憩時間を終えて戻ってきたハボックが言う。表に出た隊員達が自然と二人一組になっていく中、誰と組めばいいのかとカーペンターがうろうろと視線をさまよわせていれば、ハボックの声が聞こえた。
「ジェイ。オレと組もう」
「えっ?で、でもっ、俺はまだ隊長殿の相手をするには力不足っすから!」
 突然の事にカーペンターは慌てて答える。だが、ハボックはにっこりと笑って言った。
「んなことねぇって。うちに回されるって事は既にそれだけ実力があるってことなんだから。ほら、ジェイ、来いよ」
 カモンとハボックが笑いながらカーペンターを指先でチョイチョイと招く。ポスターで一目惚れしたハボックに同じようにカモンと呼ばれて、カーペンターはカアアッと頭に血が上ってしまった。
「そっ、それじゃあ、よろしくおねがいシマスッ!!」
「よし、来いっ」
 ひっくり返った声で言えば楽しそうに招くハボックに、カーペンターは嬉々として向かっていく。その背に嫉妬の視線を突き刺していた隊員達にボコられて、カーペンターがハボック小隊の決め事を体で思い知らされる事になるのはほんの数時間後のことだった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、やる気貰ってますー、嬉しいですvv

ハボックモテモテアイドル話。もっと読みたいって言って下さった方がいたので(笑)ちょっとコメント貰うとすぐいい気になります(苦笑)こんな「カモン」が読みたいと言われたらシリーズ化するかもしれない(爆)

関係ないけど、オリキャラは毎度名前が浮かばなくて困ります。なので最近はほぼ野球選手。先日のジョー・ケリーもジェイもカーペンターもたまたま見てた大リーグ放送で出てた選手の名だったり。いやあ、助かってます(こら)

以下、拍手お返事です。

なおさま

「カモン」あはは!そんなハボック浮かんじゃいましたか!(笑)ヒューズだったらちゃっかりゲットしてそうですね〜。あ、やっぱり総受けですか、いや私もちょっぴりそう思わないではなかったのですが、「あの少尉殿に○○されたいッ!!」って人もいるかもしれないってことでカプなし(笑)私もポスター欲しい〜v誰か絵師さん、描いて下さらんだろうか(笑)そう言えば昔ハボック写真集を出そうと奮闘する写真屋ケンちゃんなんて話を書いた覚えが……。「セレスタ」切ないって言って頂けるとすっごい嬉しいですーっvとにかくハボが無反応なのでなかなか上手くロイとのやり取りを書けないのですが、ロイのもどかしさとハボを愛する気持ちが伝わったら嬉しいです。早く思いの丈をいっぱい伝えられるようになればいいのですが。「久遠」ふふふ、大火事になってくれないと話が盛り上がらないので(笑)一応「人魚姫」がモチーフですからね、ハボックは不利ですよー、うふふvあまり言ってはと思いつつ、やはり書いたものにコメント頂けるのは本当に嬉しく励みになります。いつも本当にありがとうございます!台風は大丈夫でしたか?こちらはおかげさまで特に何事もなく通過して行きました。本当に急に朝晩冷えるようになりましたね。なおさまもお体お気をつけてお過ごしくださいね。

カモン!良かったです(≧∇≦) の方

おお、ありがとうございますッ!なんか勢いで書いてしまったのですがそう言って頂けて嬉しいですーv嬉しさのあまり続き書いてみました。長編にはならなかったけど、お楽しみ頂けたら嬉しいですv
2013年10月16日(水)   No.347 (カプなし)

カモン
(一応カプなし(笑)

「えっ?隊員募集のポスター?」
 ロッカーの扉をバタンと閉じたハボックは、唐突な申し出を耳にして驚きの声を上げて振り返る。一日の業務を終えて着替えていたハボックに話しかけてきた男は、にっこりと笑って言った。
「はい、そうです。是非ハボック少尉にモデルをお願い出来ないかと思いまして。あっ、私、広報部のジョー・ケリーと言います」
 男はそう言って懐から取り出した名詞をハボックに渡す。写真付きの名詞に目を落とすハボックにケリーは続けた。
「ここのところ軍への入隊希望者が減ってましてね。人事部の方から広報部の怠慢だとクレームを受けたんですよ」
「へぇ、そうなんだ」
 正直ハボックのところへは人員の希望を出せば必要以上の人数が候補にあがってくる為、入隊希望者が減っているという実感はなかった。広報部も大変だな、と労いの言葉を口にするハボックにケリーは言った。
「そう思われるのでしたら、是非我々に協力してもらえませんか?少尉」
「別に構わないけど。つか、オレなんかでいいの?もっと他の……人気俳優とか使った方がいいんじゃねぇ?」
 協力しろというなら特に断る理由はないが、わざわざポスターを新たに作るならそれなりの人選をした方がいいのじゃないだろうか。そう思ってハボックが言えば、ケリーはぶんぶんと首を振った。
「いいえぇっ!人気俳優なんかより実戦を積み重ねてきたハボック少尉の方がずっと新人募集のポスターにぴったりですから!鍛えられた筋肉が醸し出す色気……じゃなかった豪気に若者たちはきっと“俺も一緒にアメストリスのために!”って思います。これは軟弱な俳優なんかじゃだせませんよ」
「そうかな?」
 拳を握り締めてそう力説するケリーに、ハボックは小首を傾げる。それでも「そうですともッ!是非是非ッ!」と繰り返されればそこはハボックのこと、断れる筈もなかった。
「そんなに言ってくれるなら協力するよ」
 はにかみながらもそう言うハボックの手を両手で取って、ケリーは嬉しそうにブンブンと振る。
「ありがとうございますッ!!では、早速これから撮影したいんですが」
「これから?随分急だな。まあ、今夜は大佐も出張中でいないから構わないけど」
「ええ、それを見越して声をかけさせて貰いましたから」
「えっ?」
「ああ、いや。こっちの話です」
 キョトンとするハボックにケリーはそう答えてハボックをロッカールームの外へと促した。廊下に出ると先に立ってハボックを撮影場所へと案内する。たどり着いた扉を開けると、そこには既に広報部のカメラマン達が用意を調えて待っていた。
「あ、軍のポスターなんだから軍服着てなきゃじゃん」
 帰るつもりで私服に着替えてしまっていた。そう言って慌てて着替えに戻ろうとするハボックをケリーが引き留める。
「ああ、少尉。衣装ならこっちで用意してますから。この軍服に着替えてください」
 ケリーはそう言いながらハボックに軍服を一揃え差し出す。ああ、そうなの、と頷いて軍服を受け取ったハボックは、部屋の隅にいくと着ていたシャツをバッと脱ぎ捨てた。
「────なに?」
 男ばかりの気安さからさっさとボクサーパンツ一つになったハボックは、視線を感じて顔を上げる。その途端逸らされる幾つもの視線に首を傾げながら、ハボックは用意された軍服を身につけた。
「なんかやけに光沢のある生地じゃね?」
「撮影用ですから」
 身につけた軍服の前を見、後ろを見て言うハボックにケリーが答える。手を伸ばしてきっちりと留めた軍服の襟元を外すケリーにハボックは首を傾げた。
「隊員募集のポスターなんだからきちんとした方がいいんじゃねぇの?」
「あんまりきっちりしてると取っつきにくいですからね。これくらい乱した方がいいんです」
「そういうもん?」
 何となく疑問に思いながらも自分より専門の広報部の人間が言うのだからそうなのだろう。ハボックは乱された襟元をそのままに指示された通り用意された長椅子に腰を下ろす。キチッと背筋を伸ばして正面を見据えるハボックに、カメラマンの男が言った。
「少尉、もう少し斜めに腰掛けてください」
「えっ?こう?」
「長椅子の袖に体を預ける感じに……ケリー!」
 カメラマンの男は自分の指示がハボックによく伝わらないと見るとケリーを呼ぶ。ケリーはすぐ頷いてハボックに近寄り、その長い手足をカメラマンの要望通りに長椅子に沿わせた。
「こっ、こんなんでいいの?ちょっとだらしなくねぇ?」
「いいんです。こちらに任せてください」
「でも」
「少尉、こっち向いてください。目線、こっちです!」
 本当にいいのかと心配になって思った以上に倒された体を起こそうとすれば、途端に飛んできたカメラマンの声にハボックは慌ててカメラの方を見る。
「はい、そのまま少し笑って……いいですよ!あ、次はこう掌を上にして手を出して……そうそう、それで人差し指でチョイチョイと呼び寄せてみましょうか……はい、そうです!」
 矢継ぎ早に飛んでくる指示にハボックは考える間もなく言われたとおりのポーズを取る。バシャバシャとシャッターを切る音が響く中、小一時間もポーズをとり続けていれば漸くオッケーの声がかかって、ハボックはホッと息を吐いた。
「お疲れさまでした!いやあ、お陰でいいポスターが作れそうです!ありがとうございます、少尉!」
「そ、そう?なら良かった」
 あまりのテンポの良さになにがなんだか判らないまま撮影を終えたが、満足してくれたのなら言うことはない。ありがとうと繰り返すケリー達に笑って返すと、ハボックはその場を後にした。
「よく判んないけどいいって言うならいいんだよな。それにしても」
 疲れた、とハボックは大きなため息をつく。慣れないことはやるもんじゃないと司令部を後にしたハボックは、よろよろとしながらアパートへと帰っていった。そして数日後。

「ハボックッッ!!これはなんだッッ!!」
 ドタドタと廊下を駆ける音が聞こえたと思えば叩きつけられるように開いた司令室の扉に、ハボックは書いていた書類から顔を上げる。そうすれば怒りに目を吊り上げて扉のところに仁王立ちするロイを見て、ハボックは目を丸くした。
「どうしたんスか?大佐」
「どうしただとッ?これは一体なんなんだッ!!」
 ロイは大声で言いながら靴音も荒くハボックに近づき、書類を広げた机の上に手にした大判の紙をバンッと置く。目を丸くしてロイを見たハボックは叩きつけられるように置かれた紙を広げてみた。
「あ」
 アメストリス軍新人隊員募集と大きく書かれた文字の下、長椅子に身を預けて座るハボックが手を差しだし「カモン」と見る者を誘っている。着崩れた軍服から覗く肌と浮かべる笑みとが色気を醸し出すそれをじっと見つめたハボックは、睨んでくるロイをチラリと見上げて言った。
「なんなんだって……隊員募集のポスターっスよ?ここ、書いてあるっしょ?この間広報部の奴にポスターのモデルしてくれって頼まれて撮ったんス」
 ふぅん、こういうのになったんだと感心したように言うハボックにロイは眉を顰める。
「この間っていつだっ?」
「え?えっと……大佐が出張ん時」
 そう聞いてチッと舌打ちするロイにハボックは不思議そうに聞いた。
「で?これが何か問題あるんスか?」
「問題あるのかって……お前はこれを見て何とも思わんのか?」
「何ともって……そうっスね、ちょっとだらしないかなとは思うっスけど、ケリー達がこれでいいって言うから」
「お前な……」
 別にいいんじゃないんスか?とへらりと笑うハボックにロイは歯軋りする。ダンダンと足を踏み鳴らしてロイは怒鳴った。
「このポスターを貼って以来軍への入隊希望者が激増したんだぞッ」
「あ、そうなんスか?良かったァ、役に立ったんだ、オレ」
「貼ったポスターは片っ端から盗まれてるッ」
「へ?そうなの?────なんで?」
 キョトンとするハボックにロイはがっくりと膝をつく。大丈夫っスかぁ?と顔を覗き込んでくる空色を睨んで、ロイは呻くようにブレダを呼んだ。
「ブレダ中尉……っ」
「はいッ!」
 二人のやりとりを息を潜めて聞いていたブレダは、ガタンッと椅子を蹴立てて立ち上がる。恐ろしげなオーラを纏うロイを見ないように視線をさまよわせるブレダに、ロイは言った。
「小隊を率いて市内のポスターを回収しろッ!一枚残らず全部だ、いいなッ!」
「イエッサーッ!」
 泣きそうな顔で叫ぶように答えるとブレダは司令室を飛び出していく。
「くっそーッ!今回入隊してきた奴全部、前線に送ってやるッ!フュリー曹長!このポスターを見て入隊した奴らの名前をまとめろッ!」
「はっ、はいッッ!!」
「なに?一体なんなの?」
 目を吊り上げて喚くロイと右往左往する同僚達の姿に目を丸くして、なにがなにやら判らないと首を傾げるハボックだった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。昨日は何故かポチポチいっぱい貰いました、嬉しいーvありがとうございますッvv

最近すっかり日記サボりまくりですみません。前回も「とり急ぎ」だったし、いかん、心を入れ替えねば(汗)あ、更新はちゃんとありますよ!さっき書き終えたので夜にはアップしますーv

んで。
ニコ動で「副長がカモンしてくれる」っていう銀魂の動画がありましてね。通常版と劇場版の二人の土方さんが曲に合わせて踊りながらカモンしてくれる、実にケシカラン素敵な動画なんですよ。近くで食いついて見ると二人いっぺんに目に入らないので少し離れてガン見した方がよく見える……いやいやそうじゃなく!ハボックが「カモン」してくれたらそりゃもうぶっ飛んで行くなぁって思ったもんで(苦笑)そんな新人隊員募集のポスターがあったらアメストリス軍入隊希望者ワンサカで大変だろうなぁって。あ、勿論「あの少尉殿がいる部署への配属希望ですッ!!」ってヤツばっかりかと(笑)ロイは勿論、小隊の部下たちも大騒ぎだろうなぁって思ったら、つい書きたくなっちゃいました(苦笑)広報部が撮った写真のデータ、すぐロイに取り押さえられただろうなぁ。僅かに残された試し撮りの写真とかポスターとか、きっと物凄いプレミアつき(笑)

以下、拍手お返事です。

なおさま

「久遠」ふふふ、ヤなヤツに磨きがかかってきたでしょう?マシス(笑)火のないところに火をつけてせっせと空気を送るヤツです。猫はやっぱりジャンでした(笑)まあ、ロイにとっては猫もハボックも「可愛いヤツ」なんだと思います。ホールトンも結局マシスと変わんないと思うんですよね。ずっとマシスと一緒になってハボックを苛めてた訳ですから(苦笑)「セレスタ」ロイには頑張ってブラッドレイ毒を浄化して貰わないとです。いっそ直接白いお薬注入した方が…げふげふ、と思いつつ我慢して書いてます(爆)先を楽しみにして頂けると頑張るぞ!という気持ちが湧いてきますvいつもありがとうございますvv

はたかぜさま

「久遠」28話にして漸く話が動きそうっていう……どんだけ枝葉が多いんだかって感じですが(苦笑)これは本筋に関係ないって言うところを落としていったら五話くらいでここまで来るんじゃないかと思います、いつもダラダラと長い話にお付き合い頂いてありがとうございますvうお、そうか!「金髪の背の高い男」なんて沢山いますよね!ああ、ごめんなさい、ハボック!私とした事が!orz でも、きっと「金髪の背の高い男」と言ったらハボックの事しか思い浮かばないくらいハボックが印象的なんですよ!(苦しい言い訳(苦笑)でも、実際そんな会話がホールトンと花屋の間で交わされたら楽しいだろうなぁ。しかも大真面目な顔で(笑)続きも頑張ります!楽しみと言って頂けるのがなにより励みです。ありがとうございますvv
2013年10月12日(土)   No.346 (カプなし)

とり急ぎ
日記ではご無沙汰しておりますー。今日こそとも思っていたのですが、週末からこっちダンナの叔父の葬儀の手伝いなんかでバタバタしておりまして…。今日も喪主してた叔父夫婦が家に来たりしてたもので、更新頑張ってみたんですけど、「久遠」書いたところでタイムアップになってしまいましたー。そんなわけで更新「久遠」だけになっちゃいました、すみません(苦)次回頑張りますー。

以下、拍手お返事です。

なおさま

いっぱいコメント頂いてましたのに返信遅れてすみません(汗)「妖」そうそう、月には魔力がありますからね。きっと月にあてられたんだと思います。しかし、このシリーズ、一応カプ色付けないつもりだったんですけど、この先どうしようかなぁ…いやあ、勢いで書いてしまうと後が困る(爆)「セレスタ」ホークアイがいないとロイ、やってけないんじゃ?って気が(苦笑)わあ、R×エッチ、気づきませんでしたよ!おかしいなぁ、見直してる筈なのに…慌てて直しました(苦笑)エッチなのはやっぱり大総統じゃないでしょうか?(笑)勃起不全のブラッドレイなんてブラッドレイじゃない(爆)「久遠」今回ハボの明るい部分は全部ウルフに持って行かれた感がありますが(苦笑)ともあれロイが大好きでロイの為に頑張るハボックが書きたいと思っております。猫の名前……バレバレ?(笑)マシス見たいな上司は絶対に願い下げですよねーッ!まだブラッドレイの方が…(笑)

ハボロイの需要はあります!!!! の方

おおう、需要ありますか??いや、正直なところうちのハボロイもそろそろ潮時か?と思っていたところでした(苦笑)でも、需要があると仰って頂けるのでしたら頑張りますー。…と言いつつ、今日は間に合わなくてすみません(滝汗)次回はちゃんと更新しますのでこれからもお付き合い頂けたら嬉しいです〜!

水瀬さん

わあいvハボロイの中身へのコメント貰ったの、久しぶりっスよ(笑)いやあ、嬉しいっスvvハボは無意識にタラシだと思います(笑)
2013年10月01日(火)   No.345 (その他)

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