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2013年03月の日記

2013年03月27日(水)
妖8
2013年03月26日(火)
豆騎士 初空月編3
2013年03月18日(月)
獣4
2013年03月16日(土)
髭騎士13
2013年03月14日(木)
正直者は救われる2
2013年03月11日(月)
新・暗獣41
2013年03月04日(月)
豆騎士 初空月編2

妖8
「今日は冷えるっスね」
 カタンという音と共に聞こえた声に振り向けば、彼が窓に寄りかかるようにして外を見ている。締め切った上に暖炉に火をくべているにもかかわらず底冷えのする部屋の空気に、私は思い切り顔をしかめた。
「冷えるなんてもんじゃないぞ。凍り付きそうだ」
 私はそう言ってぶるりと体を震わせる。そんな私を見て、彼はクスリと笑った。
「そんな大袈裟な」
「大袈裟なもんか」
 実際今日は真冬に戻ったような寒さだ。漸く暖かくなって少しは動こうかと思えるようになったのに。そう私がボヤくのを聞いて、彼がクスクスと笑った。
「どこまで寒がりなんスか。もしかしてアンタ変温動物?」
 そう言ってニヤリと笑う彼を私は睨む。すると彼は笑いながら「ごめんなさい」と言って視線を外に戻してしまった。それが何だか残念で、何が彼の気を引いているのかが気になって、私は立ち上がると彼の側にいく。並んで窓の外を見れば、満開に咲き誇る庭の桜が見えた。
「花冷えっていうのは上手い言葉っスね」
「そうか?」
「冬の寒い時とは違うっていうか……、冬、寒い時は空気がキンと張り詰めた感じっスけど、花冷えはもっと柔らかい感じ?」
「どっちにしろ寒い事には変わらんだろう?」
 彼の言葉にそう答えれば傍らで苦笑する気配がする。風情が判らない奴だとでも言うかと思ったが、彼は外を見ながら言った。
「花見に行きませんか?川沿いの桜、満開でしたよ」
「この寒いのに?」
「陽射しはあるっスよ」
 そうは言ってもあまりに弱々しい光だ。渋る私を見つめて彼は言った。
「くっついてりゃ寒くないっスよ。なんなら犬になりましょうか?」
 彼はそう言って私の腕に己のそれを絡めてくる。間近に迫る悪戯っぽく笑う空色にドキリとしたのを押し隠して私は答えた。
「いや、そのままがいい」
 そんな風に答えれば彼が意外そうに目を見張る。
「犬になったら飲めんだろう?折角花見するのに」
「ああ、そうっスね」
 一瞬目を見開いて、彼はふわりと笑った。
「選んでいいっスか?」
 酒のボトルが並んだ戸棚を指差して言う彼に私は頷く。
 花冷えを口実に身を寄せようと考える邪な心を押し隠して、私は彼と連れ立って冷たくも柔らかい空気の中に出かけていった。


いつも遊びにきて下さってありがとうございます。拍手、とっても励みになってますv

今日は東京、寒かったですーっ!日中は10度なかった、朝出たら吐く息が白かったですよ。ここんとこ暖かかったからこたえる(苦)まあ、おかげで桜は少しもつかもしれませんが(笑)

以下、拍手お返事です。

なおさま

こちらこそいつも楽しいネタをありがとうございます。これからもヨロシクお願いします(笑)そうそう、己の欲に忠実な人ばかり。愛されてる実感は感じられる…のか?(笑)わーい、長編読み返して頂けてるなんて嬉しいですvvでもボロが出そうな気も(爆)その辺は目を瞑って下さいね(苦笑)ヒューズ、手術に行く途中、ばったりハボと出会ったり。「どこ行くんスか?中佐」「いや、ちょっとそこまで…」で、ハボがついて来ちゃって結局行けないという悲劇(爆)
2013年03月27日(水)   No.305 (カプなし)

豆騎士 初空月編3
CP:エドハボ(R20)

「少尉?」
 身を引いたはものの、その後動こうとしないハボックにエドワードが不思議そうに首を傾げる。どうしたんだと顔を覗き込めば、ハボックがチラリとエドワードを見た。
「中に出しやがって」
「え?」
「どうすんだよ、シャワーもないのに」
 そう言って引き寄せたボトムを握り締めて座り込むハボックがもぞもぞと長い脚を擦り寄せる。困り切ったように眉を寄せるハボックを見て、エドワードは「ええと」と引きつった笑みを浮かべた頬を指先で掻きながら言った。
「漏れないように栓をしたらどう?俺が錬成するから―――― いてッ!」
 ハボックの大きな手ではたかれて、エドワードは頭を押さえる。目尻を染めたハボックに睨まれてエドワードは言った。
「あ、そうか。そんなもん入れたら少尉、腰砕けになっちまうか。バイブ突っ込んで歩くようなもん――――」
「大将ッ!」
 とんでもない事を羞恥の欠片もなく口にする少年をハボックは遮る。
「それ以上言ったらグーで殴る」
「―――― ごめん」
 真っ赤な顔で睨まれて、流石に首を竦めてエドワードは押し黙った。だが、こうしていても帰れないのも確かで、エドワードはハボックの様子を伺う。「どうする?」と恐る恐る尋ねればハボックが大きなため息をついた。
「むこう向いてて」
「え?」
「―――― 出すから」
 下着は汚されてしまって履けない。立ち上がって歩こうとすればどう考えても注がれたものが垂れてくるのは必至で、下着もつけずにボトムだけ身に付けて外に染み出て恥ずかしい思いだけはしたくなかった。
「掻き出すの?だったら俺がやってやるよ。中に出したの俺だし」
「えっ?!」
 エドワードは言ってハボックの脚に手を伸ばす。伸びてくる鋼の手をハボックは慌てて振り払った。
「い、いいッ!自分でするからッ!」
「なんでだよ、遠慮するなって。あ、もしかして恥ずかしがってんのか。今更だろ、俺と少尉の仲で」
「そんなんじゃ……ッ、―――― あ」
 エドワードの手から逃れようと身を捩った拍子に中に注がれたものがこぷりと溢れてハボックは身を強張らせる。ハボックの動きが止まった隙に、エドワードはハボックの脚を押さえつけ双丘の狭間に手を差し入れた。
「……ッ!やだッ!」
 ハッとしてハボックがその手を払いのけるより早く、鋼の指が蕾を割開き押し入ってくる。ビクリと震えるハボックに構わず、エドワードは押し込んだ指をクチュクチュと掻き回した。
「うわ、すげぇ」
 指を動かす度小さな蕾からトロトロと蜜が溢れてくる。自分が注ぎ込んだ白濁が蕾を濡らして出てくる淫猥な眺めに、エドワードはゴクリと喉を鳴らすと夢中で指を動かした。
「アッ……や、あんッ!大しょ、やめ……ッ!」
 グチュグチュと蕾を掻き回されハボックがガクガクと震えながら首を振る。脚を閉じる事も出来ずしどけなく脚を開いて息を弾ませるハボックの蕾を、エドワードは執拗に掻き回した。
「もう出ないかな」
 指を動かす度溢れてきていた白濁が殆ど出てこなくなったのを見てエドワードは呟く。最後にもうひと掻きとばかりに指を動かすと、鋼の指を引き抜いた。
「よし、これで綺麗に……、―――― 少尉?」
 満足げに言ったエドワードはハボックの様子がおかしい事に気づく。微かに震えるハボックの楔がそそり立っているのを見て、エドワードは目を見張った。
「だから自分でするって言ったのに……っ」
 セックスの経験が少ない少年に、性的な意味合いを感じさせずに始末しろと言うのは土台無理な話だ。だから自分でと言ったのにと涙目で睨んでくるハボックにエドワードは「ええと」と頭を掻いた。
「あ、じゃあこうしよう」
「え?」
 一瞬迷う色を浮かべた金目がニヤリと笑みを浮かべるのを見て、ハボックはギクリとする。慌てて閉じようとした脚を鋼の手が一瞬早く押さえて、股間に顔を寄せてきたエドワードがハボックの楔をパクリとくわえた。
「ひゃあッ?」
 いきなり熱い粘膜に包まれてハボックが飛び上がる。股間に顔を埋める少年を押し退けようと両手で頭を掴んだ。
「やだ、やめろッ、大……――――アアッ!!」
 じゅぶじゅぶと唇と舌で扱かれて、ハボックは喉を仰け反らせて喘ぐ。押し退けようと頭に乗せられていた手はエドワードの金髪を力なく掴み、ハボックはしどけなく脚を開いてハアハアと息を荒げた。
「ダメ……、エド、本当にやめて……っ」
 これまで散々に快楽を煽られた躯はエドワードの愛撫の前に忽ち蕩けてしまう。長い脚で地面を蹴り、金髪に指を絡ませてハボックは悶えた。
「あんッ、あっあっ……ッ!エド……ッ!」
 なかなか呼んでくれない名前を呼ばれて、興奮したエドワードは夢中でハボックの楔に吸い付き舐め上げ喉奥で締め付ける。双丘の狭間に手を忍ばせると戦慄く蕾に鋼の指を突き入れた。
「ヒィィッ!」
 衝撃にハボックが背を仰け反らせる。ガクガクと震えるハボックの楔をしゃぶり蕾を掻き回せば、ハボックの躯が面白いほどに跳ねた。
「やめ……ッ!やッ、あっ、イくッ!やだ、やだァッ!!」
 ハボックは首を激しく振ってエドワードの頭を押し返そうとする。だがそれより早く、エドワードは蕾を掻き回していた指を奥へ突き入れ楔をキツく吸い上げた。
「ヒャアアアアッッ!!」
 強烈な刺激に耐えきれず、ハボックは高い嬌声と共にエドワードの口内に熱を吐き出してしまう。エドワードはドッと流れ込んできた青臭い液体を躊躇わずにゴクリと喉奥に飲み込んだ。
「……少尉」
 萎えた楔から口を離し舐めて綺麗にしてやると、エドワードはぐったりと倒れ込んだハボックの体を抱き締める。ハアハアと荒い息を零す唇を塞ぐとねっとりと舌を絡めた。
「スッキリした?少尉」
 エドワードはハボックの頬を撫でて笑いかける。その声にぼんやりと空を見上げていたハボックの体がピクリと震え、エドワードを見た。
「善かったろ?」
 見つめてくる空色にエドワードはニヤリと笑って言う。ハボックの答えを笑みを浮かべて待っていたエドワードは、次の瞬間頬に激しい衝撃を受けていた。
「――――ッッ?!」
 吹き飛んで地面をゴロゴロ転がったエドワードは痛みをこらえて顔を上げる。そうすれば半身を起こしたハボックが拳を握り締めてこちらを睨んでいた。
「バカッッ!!」
 ハボックは空色の瞳に涙を滲ませて怒鳴るとよろよろと立ち上がる。足元でくしゃくしゃになっていたジーンズを拾い上げ下着をつけないまま直接穿くと、エドワードをそのままに覚束無い足取りで歩き出した。
「いってぇ……ッ!あ、少尉っ?待てよッ」
 グーで思い切り殴られた頬を撫でていたエドワードは、ハボックが自分を置いて行ってしまおうとするのを見て立ち上がる。
「少尉っ?なんで怒ってんだよっ、少尉っ!」
 振り向きもせず歩いていくハボックを、エドワードは頬を押さえながら慌てて追いかけたのだった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、励みになってますー、嬉しいですvv

しつこく「豆騎士」です。この調子だとまだ続きそうでヤバいです(苦笑)しかし、髭だの豆だのばかりなのでいい加減ロイハボにしようと日記ネタを書いてはいるのですが、日記は隙間にチマチマ携帯で書いているので一向に進まない……。次こそはロイとっ!……多分(こら)
でもって、今日も更新ありませんー(苦)次回の火曜の更新は帰省から帰った4月9日辺りになると思われます、すみません。土曜日は何とか……あ、でも6日は帰省中なのでお休みです(汗)そういや先日の更新は「セレスタ」だけですみませんでした。「フレア・ブルー」間に合わなかったのでいっそ更新休もうかとも思ったのですが、「セレスタ」休むとヤバい、というかこの調子だと最長記録更新しそう(苦笑)恐らく読んで下さっている方に再登場はまだかと思われているであろうオリキャラは次回辺り出てくると思われ(爆)なるべく休まず進めないと本当いつまでたっても終わらない気がします(苦笑)しかし、毎度長いの書いてて思うのですが、長編ってどうなんだろう……。短い話の方が読みやすいのかなと思いつつ、どうにも長くなるのを止められませんー(汗)是非ともお付き合い頂けたら嬉しいですッ!

全然関係ない話なのですが……。
毎朝一時間ほどウォーキングをするのに息子のウォークマンを借りているのですが、囲碁部の合宿に持っていってしまったので仕方なく昔息子が使っていた音楽プレーヤーに最近歩く時に聞いている曲を録音して出掛けたんですがね……。「キューティクル探偵因幡」のOP「遥か、日常の中で」を入れたつもりが思いもしないメロディーの後に大川さんの歌声が……ッ!思いがけず朝からロイの美声を聞いて……って、これ首領(ドン)だから!ロイではないであろー!(笑)でも、ロイがマイク持ってこの歌熱唱しているところを想像したら、思わず歩きながら顔がニヤケて困りました(苦笑)いや、しょうもない話ですみません(汗)ちなみに大川さん、「キューティクル探偵因幡」というアニメで首領ヴァレンティーノ(ヤギ)の声をやっていらして、EDを歌っておられます(笑)

以下、拍手お返事です。

なおさま

うふふ、「獣」以前なおさまが「ハボの飼い主が中尉だったら」ってコメント寄せて下さったでしょう?アレを読んでからいつか書いてやろうと思っていたのでした(笑)でもって、「栓」ネタも頂きましたよッ(爆)ヒューズ包○説!しょうもない誤読に引かずに笑って下さるなおさまが好きだッ!(涙)いやでも、ハボを啼かせるためにもヒューズが○茎だと困りますよね、やっぱり(笑)「セレスタ」あはは、アカーン!ハボ、自暴自棄というより、もう彼の求める先は一つしかないのでそれ以外どうでもよくなってるかもですね。例のあの人、やっとこ重い腰を上げそうです(笑)

おぎわらはぎりさま

あはは、一応らぶらぶモードなんで、鬼畜っていうより意地悪になってるかもですね(苦笑)鬼畜でいうならやっぱり「髭騎士」よりも「金緑石」かも?
2013年03月26日(火)   No.304 (カプ色あり)

獣4
「おう、お前ら、散歩に行くぞ」
 いつものように毛足の長いラグの上に横たわっているとヒューズの声が聞こえる。その声に私の隣で横たわっていたハボックが弾かれたように飛び起きた。
『散歩!大佐、散歩っスよ!』
 ハボックは嬉しそうに叫ぶとリビングの入口に立つヒューズの側に駆け寄る。
『ヒューズさん!散歩に連れて行ってくれるのっ?わあいッ!』
「おお、ハボック、そんなに嬉しいか」
 尻尾をブンブン振りながらわふわふとじゃれつくハボックにヒューズが目を細める。ハボックの頭を乱暴に撫でながらヒューズは私を見て言った。
「ロイ、お前も行くだろう?」
 適度な運動が必要な事は私だってよく判っている。寒い冬の散歩は出来れば避けたかったがここ最近の暖かさは出不精の私をも外へと誘った。
 私は起き上がるとゆっくりとした足取りでヒューズに近づく。私も側に来たのを見て笑みを浮かべたヒューズはハボックの首輪にリードを繋いだ。
「ロイ」
 はっきり言ってリードは嫌いだ。だが、公共の場で私達犬はリードをつけるのが人間界のルールだと言うのも知っている。仔犬のようにだだをこねてヒューズにつまらぬ迷惑をかけるつもりもない。私はヒューズに近づくと、奴がリードをつけるのを大人しく待った。
「いいこだな、ロイ」
『フン』
 眼鏡の奥で常盤色の瞳を細める男に私は思い切り鼻を鳴らす。そんな私にヒューズがクスリと笑ったのは聞こえなかったふりで、私達は玄関へと向かった。外に出れば柔らかい風が吹いている。散歩が嬉しくて堪らないハボックがヒューズを引っ張るように歩くせいで、私達はつんのめるようにタッタカタッタカ歩く羽目になった。
「ハボッーク、そんなに慌てなさんな」
 ヒューズが言ってリードを軽く引いたがハボックの奴は聞く耳を持ちやしない。結局私達はハボックに引っ張られるまま公園へと着いた。
『わあ、この公園大好きッ!早く早く、ヒューズさんっ』
 公園の入口を潜った途端、ハボックが一層はしゃいでヒューズの周りをグルグルと回って急かす。ハボックが興奮するのも無理はない。この公園には犬が自由に走れるドッグランがあるのだ。興奮しきったハボックが私のリードとハボックのそれが絡まるのも構わず跳んだり跳ねたりするのに私は顔をしかめた。
『おい、いい加減にしろ』
 流石にムッとして睨んだがハボックはまるで気にした様子もない。ヒューズの制止も聞かないハボックに噛みついてやろうかと思った時、涼やかな声が聞こえた。
「ヒューズ中佐」
「リザちゃん」
 声をした方を振り向けば金髪を一括りに留めた鳶色の瞳の女性が近づいてくる。凜とした美人にヒューズは相好を崩した。
「お久しぶりです、中佐」
「どう?もう落ち着いたかい?」
「はい、おかげさまで」
 最近知ったがこの女性はホークアイ中尉といって前のハボックの飼い主らしい。ふと脇を見れば、さっきまではしゃぎ回って落ち着かなかったハボックが、キチンと前脚を揃え尻を落として行儀よく座っていた。
「ジャン、いい子にしてる?」
『はい、中尉。勿論っス』
 手を伸ばして頭を撫でてくる中尉に、ハボックが短く答える。さっきまでとは打って変わった態度に私はハボックに囁いた。
『おい、随分態度が違うな』
『中尉はとっても厳しいんスよ』
 そう答える間にもハボックは真っ直ぐ中尉の方を向いて行儀よく座っている。そのハボックの態度を褒めるように金色のの毛並みを撫でた中尉が、鳶色の目を私に向けた。
「こんにちは、大佐。ご機嫌如何?」
『おかげさまで』
 差し出された手のひらに私はきちんと座って鼻先を押し付ける。そうすれば中尉は私の頭を撫でてヒューズを見た。
「本当にありがとうございます、ジャンを引き取ってくださって。きちんと躾たつもりですが、ご迷惑おかけしていませんか?」
「全然。いい子だぜ?ハボックは」
「そう聞いて安心しました」
 ヒューズの言葉に中尉はホッと息を吐いて微笑む。それから二言三言言葉を交わすと中尉は去っていった。
「おい、お前ら」
 その背が見えなくなるまで見送ってヒューズが口を開く。
「俺に対する態度とリザちゃんに対する態度が随分違うように見えたのは気のせいか?」
『だって、ヒューズさん。中尉は怒らせると怖いんですよ?』
 ヒクリと唇の端を震わせて言うヒューズにハボックがパタパタと尻尾を振った。
「特にロイ」
 ヒクヒクと笑みを浮かべた頬をヒクつかせるヒューズに私はツンとそっぽを向く。私だって相手を見るだけの判断力はあるつもりだ。少なくとも中尉は敵に回していい相手ではない。
「まあいいけどよ」
 ヒューズはやれやれとため息をつくと、いつもの笑みを浮かべた。
「よし、それじゃあドッグラン行くか」
『はいっ、ヒューズさんっ!』
 ヒューズの言葉にハボックが途端に飛び跳ねる。再び走り出したハボックに引っ張られて私達はドッグランへと向かった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、やる気の素です、嬉しいですvv

「獣」です。中尉の前ではお行儀のいい二匹(笑)いや、決してヒューズをなめているわけではありませんよ?そう言えば昔伯母のところにシェパードがいたのですが、半年も訓練校に預けてたのにちっともお行儀よくなりませんでした。先生の言う事はよく聞くんですけどね(苦笑)

以下、拍手お返事です。

なおさま

「正直者」そうそう、ロイからの反撃(笑)キャーッ、ハボックのチョコレートがけvすっごい甘々ですねvvロイ、やってます、きっと(爆)「髭」本当、ロイもヒューズも心の狭さは同じなのにどうして違うんでしょうね〜(笑)エロ可愛い、そう言って頂けてすっごい嬉しいですvvうふふvv今回は添削オッケでしたが、コメントの「包容力」の真ん中の字が何故か「茎」に見えてました(殴)どんなコメントだよって話ですね、頭ん中添削して貰わないとヤバいです(苦笑)「セレスタ」窓もなくてジメッとカビ生えそうですが(苦笑)うん、空を見えないようにしたのはそう言う理由だと思います。ほっとくとロイが永遠にぐるぐるしてそうですよねぇ、そろそろ話を進めねば!

はたかぜさま

東京は今日も強風で、花粉も埃も凄いです…。花粉症、大丈夫ですか?はい、玄関は木蓮です、綺麗でしょう?(笑)「フレア・ブルー」うう、ありがとうございますっ!これからもはたかぜさまのツボをグリグリしていきたいですv最後だけ分岐!(爆)いやもう、はたかぜさまのどこまでもロイハボを追及するところ、大好きですよ!そんな事言われたら書きたくなっちゃうじゃありませんか、ヤバいです(笑)それから更新のこと、ありがとうございます!そうか、再開出来ないわけじゃないですよね、目からウロコ!そっかー、そうですよね。そう言って頂けてなんだかすごく気が楽になりました(笑)髭月間はちょっと楽しそうとか思ったり(笑)ロイハボ派のはたかぜさまにヒュハボのハボも気に入って頂けて嬉しいですvvこちらこそ今後ともどうぞよろしくお願いしますvいつもさりげない一言に癒されてますv
2013年03月18日(月)   No.303 (カプなし)

髭騎士13
CP:ヒュハボ(R18)

「ん……んふ……」
 深く口づけてくるヒューズの首に、ハボックは甘く鼻を鳴らしながら腕を回す。自分から引き寄せ更に深く唇を合わせれば、ヒューズの舌がハボックの口内を思うまま蹂躙した。
「ふ……ぅふ」
 飲みきれない唾液が唇の端から零れてハボックの首筋を濡らす。ヒューズはそれを辿るように白い首筋に舌を這わせた。時折きつく吸い上げれば白い肌に紅い花びらが散る。チクリとした痛みにハボックは眉を顰めた。
「や……痕つけちゃ……っ」
「いいだろ、俺のもんだって印」
「よくねぇ」
 ハボックは言ってヒューズを押しやる。痛みを感じた部分を指でなぞり顔をしかめた。
「こんなとこ……ハイネック確定じゃん」
 嫌いなのに、とブツブツ言うハボックをヒューズは鼻に皺を寄せて睨む。
「一々煩せぇな、気持ちよくさせろとか言ったくせに」
「もっと他にオレが気持ちよくなれるとこ知ってるっしょ?」
 そう言って上目遣いに見つめてくるハボックにヒューズは目をみはる。クッと笑うとつけた花びらを指でこすって言った。
「確かにな」
「やっ、益々目立つっ」
 指を離せば薄紅だった花びらは紅くくっきりと白い肌に浮いている。恨めしげに睨んでくる空色にチュッと口づけてヒューズは胸の頂に唇を寄せた。
「アッ」
 きつく吸いつかれてハボックは首を仰け反らせる。ヒューズは唇に含んだ乳首を舌先で押し潰し前歯で噛んだ。
「んあッ!やんっ、噛むなッ」
 ゆるゆると首を振って髪を掴んでくるハボックに構わず、ヒューズはもう片方の乳首を指できつくこねくり回す。両方の乳首を唇と指先で執拗に愛撫されて、ハボックはビクビクと震えながら喘いだ。
「ヤラシイな、ジャン。胸弄られて感じてんのか?」
 弱いと知っていてヒューズは意地悪く囁く。そうすれば、ハボックが腕で顔を隠して言った。
「アンタがそうしたんじゃん……っ」
 ヒューズに抱かれるようになった当初は、胸など弄られても違和感があるばかりだった。だが、何度も何度も繰り返されるうちいつしかそこは性感帯へと変わり、胸への愛撫でハボックの楔は高々とそそり立ち蜜を垂れ流していた。
「こんなにして」
 ヒューズは楽しそうにハボックの楔を指で弾く。甘い悲鳴を上げたハボックの楔からとろんと零れた蜜が竿を伝わり双丘の狭間へと垂れていった。
「ジャンくんは胸弄られんの大好きだもんなぁ」
「アッ!」
 ヒューズは言って両方の乳首をそれぞれ指で摘む。そのままキュウと抓るように引っ張れば、ハボックが胸を仰け反らせて身悶えた。
「やっ……、馬鹿ァッ」
 ハッハッと息を弾ませてハボックがヒューズを睨む。それに楽しそうに見返して執拗に胸を弄り続ければ、ハボックがポロポロと泣き出した。
「そこばっかり、もうヤダ……ッ」
 ハボックは言ってもどかしげに尻を振りそそり立った楔をヒューズの腰に押し付ける。そうすれば、ヒューズの楔もハボックのそれに負けず劣らず昂っているのが布越しにも感じられて、ハボックは濡れた瞳でヒューズを睨んだ。
「いつまで服着てんのさ。本気でオレの事気持ちよくしてくれる気あんの?」
 挑むように告げられる言葉にヒューズはニヤリと笑う。
「折角手加減してやってたのに、後で泣き言言うなよ?」
「言わねぇし。年寄りには無理ならはっきり言えば?」
 濡れた頬に笑みを浮かべて言い返してくるのが愛しくて可愛くて仕方ない。だが、そのことは口にはせず、ヒューズは体を離すと服を脱ぎ捨てた。
「泣き言言うなよ」
「いいから早く来てよ」
 そう言って伸ばされてくる腕に引き寄せられるようにヒューズはハボックに圧し掛かっていった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、とっても励みになります、嬉しいですv

「髭騎士」です。らぶらぶ?まだもうちょっと?続きます〜(笑)

ところで、今日の更新、ちょっとヤバくなってきました(汗)「セレスタ」は書いたんだが「フレア・ブルー」がまだ途中だ……。あと少しで来客があるし、その後も父が来たりするのでその隙間で何とか。「セレスタ」だけになったらすみません(苦)

でもって、書く時間が限られてくると頭をもたげるのが先日もちょっと呟いた今後の事だったりします。今の感じだとやっぱりハボロイは縮小方向になるかも……。まあ、私が遅筆でリク主さまが熱いうちにお届け出来ないのがいけないのですが、それでも連載を始めても終わっても全く反応がないのを見ると「もううちのハボロイは需要がないかなぁ」と思うのですよね。だったら一人でも二人でも需要のあるロイハボなりハボ受けなりに時間を割いた方がいいんじゃないかと。今頂いているリクを全部消化した上で後は気ままにハボロイを書きたい時にだけ書くのか、更新ペースをハボロイを少なくしてロイハボを増やすのか、それともやっぱり今のままいくのか、まだ若干悩み中ですが最終的に判断したらきちんとご報告したいと思います。
2013年03月16日(土)   No.302 (カプ色あり)

正直者は救われる2
「ハボック、私からマシュマロが欲しいか?ああ、チョコレートでもいいが」
 突然そんな事を聞かれて、オレは書類を差し出したままの姿勢で固まる。答えられずにそのまままじまじと見つめれば、大佐はオレの手から書類を抜き取りサインを認め再びオレの手に押し込んだ。
「どうなんだ?」
「どうなんだって……」
 多分大佐が言っているのはホワイトデーのお返しの事だ。でも、バレンタインに渡したチョコの返事は渡したその場で貰っているしキスだってしている。今更マシュマロだのチョコだのってどうなんだろう。そんなもの貰わなくても互いの気持ちは判っているのに。でも。
「ええと」
 大佐がそんな事を言い出した理由が判らずオレは探るように大佐を見る。だが大佐が表情からその内心を伺わせる筈もなく、オレは内心焦りながら言葉を探した。
 欲しいかと聞かれたらそれはやっぱり欲しいと思う。もうとっくに返事を貰っているとはいえ、改めて形で表されれば嬉しいに決まってる。恋愛ごとに長けた大佐ならそんな事判りきっているはずなのに、なんでわざわざ聞くんだろう。それともここで「欲しい」と言わなかったらこれまでの事は全部なしになってしまうのだろうか。逆に今までのはオレをからかっていただけだとでも言い出すのだろうか。
「ええと」
 オレは困り切って必死に言葉を探す。強い光をたたえた黒曜石で見つめられれば益々混乱して、何だか泣きたくなった。なんで今更そんな事言い出すんだと、泣きそうになりながら思った時。
「3…2…」
 いきなり大佐がカウントダウンを始めてオレはギョッとする。「1」と言った大佐がゼロと言い掛けるのと同時にオレは怒鳴っていた。
「欲しい!欲しいっス!オレにチョコレート下さいッ!」
 バンッと机に手を突いて身を乗り出して怒鳴る。そうすれば一瞬目を見開いた大佐がプッと吹き出した。
「……オレをからかったっスね?」
 からかわれたのだと察してクスクスと笑う大佐を睨む。顔を赤らめるオレを見上げ、大佐はニヤリと笑って言った。
「いきなり欲しいかなんて聞かれたら咄嗟には答えられないものだろう?」
 バレンタインの時にオレに「オレからチョコが欲しいか」と聞かれて散々悩んだらしい大佐に同じように言われるとは思わなかった。悔しくて唇を突き出して大佐を睨めば、漸く笑いを引っ込めた大佐が言った。
「そう睨むな。正直に“欲しい”と言ってくれたからな。今夜うちに寄れ、渡してやる」
 そんな風に言われればこれ以上怒り続ける訳にもいかない。オレは判ったと告げると書類を手に執務室を後にした。

 事件もなく定時に上がるとオレは大佐を後部座席に乗せて大佐の家に向かう。だいぶ日が長くなってまだうっすらと明るさの残る空を横目に見ながら車を走らせれば、やがて見慣れた黒い門扉が見えてきた。
 オレは家の前に車を降ろすと中に入る大佐の後について玄関へのステップを上がる。玄関の前で足を止めれば中に入ろうとした大佐が振り向いて言った。
「何をしている?車を裏に回して中に入れ」
「え?でも、チョコくれるだけっしょ?ここで待ってますよ」
 オレがそう答えれば大佐が思い切り顔をしかめる。何か変な事を言ったろうかと首を傾げるオレに、大佐は大きなため息をついた。
「折角家まできた恋人をチョコだけ渡して玄関先で帰すか?馬鹿言ってないでさっさと車を裏に入れてこい」
 大佐は呆れ顔で言って中に入ってしまう。オレは急いで車を裏に回して玄関に戻った。
「おじゃましまぁす……」
 オレは声をかけて中に入る。付き合い始めはしたものの、実際大佐とプライベートで会ったのは外で数回だけで、オレ達はまだキスをするだけの関係だった。
 大佐の家には送迎で何度も来たけれど中に入るのは始めてだ。ドキドキしながら灯りの零れる扉に向かうとオレはそっと扉を押し開けた。
「遅いぞ」
 そう言う声に大佐を見ればもう部屋着に着替えてのんびりした格好をしている。部屋に漂う甘い香りにテーブルに目をやると、大きなチョコレートフォンデュがチョコの泉を溢れさせていた。
「チョコフォンデュ!どうしたんスか?これ」
 大佐の護衛でくっついていったパーティーなんかでは見たことがあるが、護衛の分際で食べられる筈もない。旨そうだと横目に眺めるだけだったそれを目の前にして、オレは子供みたいにはしゃいでしまった。
「一割増しって感じがするだろう?」
 あの時言っていた事を覚えていたらしい大佐が自慢げに言う。オレは間近からフォンデュを覗き込みながら答えた。
「するする。ねぇ、大佐。食べていいっスか?」
 覗くだけじゃ我慢出来ずそう聞けば、大佐が笑いながら頷く。オレは柄の長いフォークを手に取るとイチゴを突き刺した。
「いっただきます」
 それでもちゃんとそう言ってから流れ落ちるチョコにイチゴを浸す。チョコでコーティングされたイチゴを口にして、オレは自然と笑みを浮かべた。
「旨いっス!イチゴの酸っぱさとチョコの甘さがマッチしてすげぇ旨い!」
 オレはそう言ってもう一個イチゴを突き刺し口に運ぶ。イチゴの他にもバナナやメロンもチョコに浸して次々と頬張った。
「旨いなぁ、大佐も食べて下さいよ」
 パクパクと口に放り込みながら大佐を見れば、にこやかに笑みを浮かべてソファーに座る大佐と目が合う。その途端子供みたいにはしゃいでいるのが俄かに恥ずかしくなって、オレは顔を赤らめた。
「すんません、子供みたいに……」
 恥ずかしくてボソボソと言うオレに大佐はクスリと笑って立ち上がる。ゆっくり近づいてくるとオレの間近に立った。
「喜んでもらいたかったからな、嬉しいよ」
「大佐……」
 大佐はオレの手からフォークを取り上げテーブルに置く。黒曜石の瞳で真っ直ぐにオレを見つめて言った。
「好きだよ、ハボック」
 そう言って笑う大佐は堪らなくカッコ良くチョコよりも甘い香りがする。
「オレも……」
 そう呟けば伸ばされる手に引き寄せられるように二人の体が重なっていった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、とっても励みになってますv嬉しいですvv

いやあ、ホワイトデーの日記を書くと言う事が全く頭になくて全然違うもの書いてましたよ。ハタと気がついて慌てて書きました。間に合ってよかった(苦笑)どっちが上で重なっていったかはご希望のカプでどうぞ(笑)

以下、拍手お返事です。

なおさま

わあ、先に気づかれたか!いやあ、実は私も「そういや無味無臭って書いたけど、無色無臭だよなー。後で直しとこう」って思ってたんですが、先に突っ込まれてしまいましたね、負けた!(笑)でも、ロイならきっと舐めてると思いますよ。科学者の探究心でね、決して変態行為ではありません(爆)そうそう、ハボのおならは「ぷ」なんです、可愛いと言って下さって嬉しいvうふふv

おぎわらはぎりさま

いやいや、ロイハボのロイはハボロイのロイとは体格違いますから!服着てるとスレンダーですが、脱ぐと軍人らしく腹筋割れてて体力もあり、ハボよりは小柄ですが決して小さい訳でなく、それに彼は大佐ですよ!少尉よりずっと上の大佐!体格差をものともしない技術があるわけで、ハボが「オレの方がでかいのになんでっ?」と思う間にきっちり押さえこまれていいようにされるってね(爆)錬金術なんていりませんよ、錬金術使う時は……腐腐腐v……って感じにロイハボ妄想やってます(笑)
2013年03月14日(木)   No.301 (カプなし)

新・暗獣41
「ろーい」
 風もなくポカポカと暖かい午後、庭のカウチに腰掛けて本を読んでいれば、ハボックが前を押さえるようにしながらパタパタと走り回っている。本から顔を上げたロイはちょっぴり困ったようなその様子に「ああ」と頷いて立ち上がった。
「おしっこか。おいで」
 本を横に置いたロイに手招きされてハボックはロイの側に駆け寄ってくる。ロイがハボックの前に跪きショートパンツと下着を脱がせてやれば、ハボックは庭の隅にしゃがみ込んでちーっとおしっこをした。
 ハボックは時折こうして体の中にたまった水分を排出する。見た目とその方法が人間が用を足すのに似ているからロイはそれを「おしっこ」と呼んでいるが、実際のところそれは所謂「小水」とは全く違うものだ。
 ハボックはそもそもの姿である毛糸玉の時は全く飲み食いしない。子供の姿である時も井戸の水しか飲まず、どうやら飲んだ水が溜まってお腹がぱつんぱつんになって苦しくなるとそれを出しているようだった。だからハボックのおしっこは無色無臭だ。色もなければ匂いもしない、ただの透明な水で、だからこそ飲んだ水をそのまま出していると考えられた。
「ろーい」
「済んだか」
 すっきりした顔をして戻ってきたハボックにロイはパンツとズボンを穿かせてやる。するとその時、ハボックが「ぷ」とおならをした。
 ぷぷ。
 ぷぷぷ。
「ろーい〜」
 続けざまにおならが出て、ハボックは困ったようにロイにしがみつく。そんなハボックをロイは抱き締めてクスリと笑った。
「沈丁花の花が咲いたのか」
 ロイはハボックのおならの匂いを嗅いで言う。物を食べないハボックのおならは臭くなく、ハボックが吸い込んだ色んなものの匂いそのものがした。それは時に果物の甘い匂いであることもあり、ロイが飲んでいるコーヒーの香りであることもある。様々な花が咲き出すこの季節は花の香りであることが多かった。
 ロイはハボックを抱き上げるとゆっくりと庭を歩いていく。庭の片隅に植わっているこんもりとした木に小さな花弁の尖った花が沢山咲いて、そこから独特な甘い香りがしていた。
「ろーい」
「うん、いい香りだな」
 すぅっと大きく息を吸い込んで言うハボックにロイが頷く。次々と開いた花の事はハボックが教えてくれるだろう。
「次は何が咲くかな、木蓮か?チューリップか?咲いたら教えてくれよ、ハボック」
「ろーいっ」
 庭の木々を見回して言うロイにハボックが元気よく頷いた。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、励みになります、嬉しいですvv

お久しぶりの「暗獣」です。先日某方とお喋りしてた時に「暗獣のはぼはおしっこやうんちをするのか」って話になりましてね。結論はこうなりました(笑)暗獣はぼの「ぷ」は可愛いよねって話もしたので「ぷ」も書いてみました。はぼの「ぷ」はきっといい匂いがすると思うの(笑)

でもって明日も更新ヤバいですー(汗)どうも火曜の更新の方が時間的に余裕がなくて(苦)どっちか片方だけでも更新したらいいのかなぁ……。日記も途中まで書いては気が変わって放りだしてばかりいたので、髭、豆、ロイハボとしょうもないネタで各種書きかけ放置が……書くなら最後まで書けと言う話ですね(苦笑)

以下、拍手お返事です。

なおさま

豆、やっぱり潜んでたのがいますかね(笑)栓!!(爆)も〜、なおさま大好きーvvいやあ、栓は思い浮かばなかったなぁ(にやにや)どうやって帰ったか、続き書きかけたんですが(苦笑)そのうちお届け出来る機会があればと思ってます(苦笑)「セレスタ」うふふ、確かにロイに面白味がなくなったというのはあると思います。ハボの事はもう十分楽しんだろうし、ロイの反応でまた楽しみたかったでしょうしね。って、とんでもないエロ眼帯(笑)ですが。目が離せないと言って頂けて嬉しいですーv楽しんで頂けるようにモリモリ頑張りますvv

おぎわらはぎりさま

いや、意外と書いてみると書けたりするもんですよ?私もこのサイトで初めて書きましたから(笑)「桜餅」ですか、なるほど〜。しかし、おぎわらさまっててっきりハボ受けがお好きなのかと思ってたのですが、ネタはハボロイなのですね。書けるかな、書けそうだったらチャレンジしてみますね。

セレスタの涙!せつない〜もどかしい〜!! の方

わーい、そう言って頂けて頑張って書いている甲斐がありますvハボックがこの先どうなるか、是非お楽しみにお付き合い下さいねv
2013年03月11日(月)   No.300 (カプなし)

豆騎士 初空月編2
CP:エドハボ(R20)

「んっ、……ちょっ、大しょ……んんッ!」
 最初の内はされるがままキスを受け止めていたハボックだったが、あまりにしつこく繰り返されるそれにいい加減辟易してエドワードを押し返す。それでもまだ唇を寄せてくる少年に、ハボックは顔を背けて言った。
「いい加減にしろよ、大将!もういいだろッ」
 確かに久しぶりの再会でハボックも嬉しいとは思う。とは言え、こんなところでキスを繰り返せる程羞恥心がない訳ではなかった。
「ほら、もうどいて。帰ろう」
 ハボックはそう言うとエドワードを押しのけて体を起こそうとする。だが、起こしかけた体を、エドワードは地面に押し戻した。
「やだ、まだ全然足りねぇ……つか、――シよ?」
 エドワードはそう言って腰を押し付けてくる。布越しに感じる熱い昂りに、ポカンとしたハボックは次の瞬間真っ赤になってエドワードを押し返した。
「なっ、なに考えてんだよッ、大将っ!」
「なにって……ナニの事」
「な……ッ」
 まん丸に見開く空色にエドワードはニンマリと笑う。押さえつけたハボックの股間に手を差し入れ、布地ごとギュッと握り締めた。
「ヒャッ?」
「シようぜ、少尉」
「バカバカバカッ、やめ……ッ」
 股間を弄る手を振り払おうとする前に揉み込むように握られてハボックは息を飲む。何度か握り締めれば忽ち手の中で息づく楔に、エドワードはクスクスと笑った。
「少尉だってその気になってんじゃん」
「弄られたら反応して当たり前だろッ」
 若い男なのだ、直接刺激されたら勃たない方がどうかしている。
「さ、触んなッ」
 これ以上弄られたら堪らないと、ハボックは必死に身を捩る。だが、執拗に絡んでくる手をどうしても振り払う事が出来ず、ハボックは急速に集まってくる熱に息を弾ませた。
「や……っ、ホントにやめろったら!――――大将ッ!」
「あんまりデカい声出すと誰か見にくるかもしれないぜ」
「ッ?!」
 何とかやめさせようと声を張り上げればそう囁かれて、ハボックはギョッとして辺りを見回す。生い茂る草の間に横たわっているとはいえすぐそこは遊歩道になっており、いつ人が通るか判らなかった。
「そう思うならもうやめろよッ」
 人目につく危険があると判っているならどうしてこんな事をするんだとハボックはエドワードを睨む。そうすればエドワードはしれっとして答えた。
「ヤりたいから」
「な……っ」
「それにこの方が少尉、興奮するだろ?」
「するかッ!バカッ!!」
 まるで自分が望んでいるかのように言われて、ハボックは真っ赤になって怒鳴る。その途端、エドワードは顔を上げ辺りを見回しながら言った。
「あれ?今の少尉のデカい声で向こうから誰か来るみたいだ」
「ッッ!!」
 そう言いながら首を伸ばすエドワードを、ハボックは慌てて腕を伸ばして引き寄せる。少年の頭を胸に抱き締めて、ハボックは必死に息を潜めた。
「も、行った……?」
 少ししてハボックは震える声で尋ねる。すると、エドワードがクスクスと笑って答えた。
「デカくなってんぜ?やっぱ興奮してんだ。ヤーラシイ、少尉ってば」
「ひッ」
 揶揄するように言いながら楔を握られてハボックは悲鳴を上げかける。確かにエドワードの言うとおりハボックの楔は嵩を増して熱く息づいていた。
「馬鹿ァ!」
 ハボックは羞恥のあまり真っ赤に染まった顔を腕で隠す。そんなハボックを見下ろしながらエドワードは容赦なく布地ごと楔を揉み込んだ。
「んっ、あ……ッ、やだ、やめて……ッ!」
 腕で顔を隠したまま微かに震えながらそう訴えるハボックの姿に、エドワードはゾクゾクする。懇願を無視して愛撫を続ければ、ハボックがガタガタと体を震わせ足で地面を蹴った。
「ホントにやめて、大将っ、でないと……ッ」
「でないと、なに?」
 ハアハアと息を弾ませて訴えるハボックの腕を無理矢理押さえ込み顔を覗き込んでエドワードは尋ねる。そうすればハボックは空色の瞳に涙を滲ませてエドワードを見た。
「――――出ちゃう」
 震える声でハボックは囁く。だからやめてと訴えたが、返ってきた答えにハボックは目を見開いた。
「いいよ、出して」
「ッ?!いい訳ないだろッ!!」
 下着の中に吐き出せばボトムまで汚してしまうのは目に見えている。そんな状態でアパートまで帰れる筈もなく、ハボックは必死に首を振った。
「いいじゃん、少尉が俺のもんだって街中に知れて」
「よくないッ!離せ……、アアッ!!」
 離してくれるどころか一層キツく揉まれてハボックは身を仰け反らせる。躯を突っ張らせ必死に耐えようとするハボックを見下ろしてエドワードは言った。
「下着の中に出すのが嫌ならこうすれば?」
「――――え?」
 エドワードは言って、射精を耐えて躯を突っ張らせるハボックのボトムに手をかける。抵抗する隙を与えず、下着ごとボトムを剥ぎ取った。
「ッッ!!やだァッッ!!」
「いいのかよ、デカい声出して。今人来たらヤバいんじゃねぇ?」
「ッ!」
 耳元にそう囁かれてハボックは息を飲む。身を強張らせたまま身動き出来ないでいるハボックの楔を右手で握り締めると、エドワードはゆっくりと扱きだした。
「あ」
「もう汚す心配ないだろ?遠慮なくイっていいよ、少尉」
 そう言って覗き込んでくる金目にハボックは目を見開く。絡んでくる鋼の指に、ハボックは瞬く間に追い上げられていった。
「あ……クッ、ぅんッ!大しょ……やめて……ッ」
「なんで?下着汚れないだろ?」
「そういう問題じゃ……ッ」
 不思議そうに言う少年にハボックは必死に首を振る。ハッハッと短く息を吐き出してハボックは言った。
「イく、からっ、やめてッ」
「いいよ」
 涙ながらに懇願されて、エドワードは興奮して楔をなぶる手の動きを速める。ハボックはビクビクと躯を震わせると大きく目を見開いた。
「イくイくイくッ!!も……ッッ!」
「少尉」
「んッ!――――アアアッッ!!」
 ビクンと大きく躯を震わせたと思うと、ハボックが背を仰け反らせる。それと同時に張り詰めた楔が弾けて、鋼の手を濡らした。
「は……ア……ッ」
 ビクビクと震えた体ががっくりと沈み込む。ハアハアと息を弾ませる唇にエドワードはチュッとキスを落とした。
「すげぇ一杯出たな、しかも濃いし。もしかして溜まってた?」
 楽しそうにそう尋ねられてハボックは真っ赤になる。プイと顔を背けて言った。
「も、いいだろッ!服、返せッ」
 こんな人目につくようなところでと思うと消えてしまいたい程恥ずかしい。一刻も早くこの場を立ち去りたくてそう言ったハボックに、エドワードは身を寄せて言った。
「何がいいんだよ、これからが本番だろ?」
 エドワードはそう言って熱に濡れた右手を双丘の狭間に差し入れる。奥まった蕾に触れてくる硬い感触に、ハボックは目を見開いた。
「うそ、だろ……?こんなとこでシないよな……?」
「なんで?」
「ここ何処だと思ってんだよッ?!」
 丈の高い草が茂っているとはいえ、基本的には身を隠す場所もない屋外だ。すぐそこには遊歩道も通っていて、誰か来れば気づかれてしまうのは間違いなかった。
「構わねぇよ、見たい奴には見せればいいじゃん」
「な……ッ」
「俺は少尉が欲しい、今すぐ」
 低く囁いて見つめてくる金目に、ハボックは身動き出来なくなってしまう。息を詰めてエドワードを見つめていれば、蕾に触れていた指がグイと押し入ってきた。
「あッ」
 ビクッと震えてハボックはエドワードを押し返そうとする。だが、それに構わずエドワードは指を一本根元までねじ込んだ。
「く……ッ」
「力抜いて、少尉」
「やだ……やめて、大将」
「やめない」
 きっぱりと告げる言葉にハボックは顔を歪める。ゆるゆると首を振って震える声で懇願した。
「アパートに帰ろ……?アパートでなら、大将の言うこと、な、なんでも聞くから……ッ」
「俺は今ここで少尉が欲しいの」
「んあッ!」
 グチュグチュと鋼の指を動かされてハボックは身を捩る。ハアハアと息を弾ませ涙の滲む瞳を見開くハボックの表情に、エドワードはゴクリと唾を飲み込むともう一本指をねじ込んだ。
「ヒィ……」
 狭い蕾をエドワードは強引に割り開く。ねじ込んだ指を開くようにして、グチョグチョと掻き回した。
「は……大しょ……」
「力抜けって……もう一本挿れるぜ?」
「や……ッ」
 容赦のない宣告にハボックは目を見開いて首を振る。だが、エドワードはそれに構わず更にもう一本指をねじ挿れた。
「アヒィ……ッ、裂けちゃうッ!」
 久しぶりのセックスは快感よりも痛みが勝る。だが、痛いと訴えるハボックの様はエドワードを煽るばかりだった。
「ひゥ、んあッ!や……大将、頼むから……ッ」
 痛みと羞恥でハボックはボロボロと泣きじゃくる。そんな顔を見ればもう堪らなくて、エドワードは蕾を嬲っていた指を乱暴に引き抜いた。
「アアッ!」
「挿れるぜ、少尉……」
 興奮に掠れた声で囁きながらエドワードはボトムを緩める。待ちきれないと言うようにブルンと飛び出た楔を先走りの蜜を絡めるように数度扱くと、ハボックの脚を胸に着くほど押し開いた。
「たいしょ、やだ……ッ」
 押し当てられる熱に、ハボックが目を大きく見開いて首を振る。だがそんな仕草もなんの役にもたたず、エドワードは押し当てた楔をグイと突き入れた。
「あ」
 ズブズブと狭い内壁を強引に押し開いて猛る牡が突き進んでくる。ハボックは腕を伸ばすとエドワードの首に絡めて引き寄せた。
「少――――、んんッ」
 乱暴に合わさった唇から悲鳴がなだれ込んでくる。零れる悲鳴を押さえようと必死に唇を合わせてくるハボックに、エドワードは興奮しきってガツガツと乱暴に突き上げた。
「んんんッ!んっ、ンーーーッッ!!」
 突き上げるたびハボックがくぐもった悲鳴を上げ、熱い内壁が嫌がるように絡みつく。強引に押し込み引き抜けば、まだ若いエドワードは忽ち高ぶってぶちまけたい衝動に駆られた。
「出すぜ、少尉ッ」
「ッ?!ダメッ!!」
 囁く声にギョッとしてハボックはエドワードを押し返そうとする。だが長い脚を胸につくまで押し広げられ猛る凶器で串刺しにされている状況では、身を捩る事も出来なかった。
「ダメッ、大将、出すなッ!!」
 こんな所で中出しされては堪らない。エドワードの肩口を叩いて必死に駄目だと訴えたハボックの制止は、少年には全く届かなかった。
「ッ、クゥ……ッ、少尉……ッ!」
「ッッ!!や、だァッ」
 ドクドクと躯の奥底に大量に注がれる熱に、ハボックは目を見開いて身を強張らせる。エドワードはブルリと躯を震わせると、大きく息を吐いた。
「やっぱ少尉ん中、気持ちイイ……ッ」
 満足そうに呟いたものの、押し包んでくる熟れた内壁の感触に若い牡はすぐに勢いを取り戻す。ムクムクと膨れ上がる楔が狭い肉筒を押し開く感触に、ハボックはギクリと身を震わせた。
「少尉、もう一回」
「バカッ、もう抜けッ!」
「でも、少尉イってないじゃん。俺のでイかせてやるな?」
「いいッ、しなくていいッ!!」
 自分だけ先にイってしまったのがほんの少し恥ずかしく、ハボックを己のモノでイかせてやれなかったのが悔しい。エドワードはハボックの脚を抱え直すとゆっくりと突き上げ始めた。
「は……、やっぱ二発目って堪んねぇ、すげぇイイ」
 己の吐き出した物がグチョグチョと音を立て掻き回される感触が堪らない。潤滑油代わりのそれにエドワードは激しく腰を打ちつけた。
「ヒィッ、くぅッ!」
「今、少尉のイイとこ突いてやるから」
 必死に声を噛むハボックに構わずエドワードは探るように腰をグラインドさせる。そうすればある一点でハボックの躯が大きく跳ね上がった。
「ヒャッ?!」
「ここか」
 エドワードはニヤリと笑って反応があった箇所を執拗に突き上げる。前立腺をガツガツと突かれてハボックはガクガクと躯を震わせた。
「や、やめ…ッ、ヒィンッ!」
 制止しようと口を開けばイヤラシい声が零れてしまう。ハボックは顔を歪めてイヤイヤと首を振った。
「お願……やめ……、ひゃあんッ、アッアッ、んああッッ!」
 声を押さえようにも執拗に前立腺を突かれ押し潰されて、ハボックの唇から絶え間なく嬌声が上がる。イヤラシい自分の声が恥ずかしく堪らないと思えば思うほど零れる声は湿度と温度を上げて、ハボックは消えてしまいたくなった。
「あ……。ダメ、本当に……」
 その上、射精を求める感覚かわ湧き上がってきて、ハボックは目を見開く。必死にエドワードを押し返しながらハボックは訴えた。
「イっちゃうっ、やめて、大将ッ」
「いいじゃん、一緒にイこう」
「駄目だったら!服が……ッ!」
 そう言うハボックの言葉にエドワードは二人の腹の間を見下ろす。成人男性のモノにしては色が薄いハボックの楔が、パンパンに張り詰めて今にも弾けそうに震えていた。確かにここで熱を吐き出せば二人とも服が大変な事になるだろう。エドワードは小首を傾げて考えると、近くに丸めて放り出してあったハボックの下着を掴んだ。
「こうしておけば大丈夫だろ?」
 エドワードはそう言ってそそり立つ楔を下着で包み込む。ふわりと楔を包む感触に、ハボックは何か言う前に再びガツガツと突かれて忽ち追い上げられていった。
「ッ、あ…ッ、くは、ァ……ッ!大しょ……ッ!」
 二つに躯を折り畳むように苦しい体勢で攻め立てられ、快感と苦痛でここがどこか一瞬判らなくなる。ガツンと一際キツく突き上げられて、ハボックは目を見開き喉を仰け反らせた。
「ヒャアアッッ!ッッ!!」
 背筋を突き抜ける快感のまま、ハボックは熱を吐き出す。それと同時に躯の奥底に熱がぶちまけられるのを感じて、ハボックはビクビクと震えた。
「少、い」
 ハボックの中に二度目の熱を吐き出して、エドワードはハボックの躯を抱き締める。苦しい体勢に呻くハボックの唇を強引に塞ぐとその熱い口内を貪った。
「すき」
 そう囁いて間近から大好きな空色を覗き込めば、ハボックが頬を染めて睨んでくる。
「このエロガキ……っ、こんなとこで好き勝手しやがって」
 射精の快感が過ぎれば頭上に広がる青空がやけに広く見えてここが外だと思い知らされた。
「だって好きなんだから、仕方ねぇじゃん」
「エロガキ」
「少尉も俺の事好きだろ?」
 まるで疑う事なく自信満々に尋ねてくる様が憎らしい。それでも、自分がこの十も年下の少年に心惹かれているのは事実だから仕方なかった。
「なぁ、少尉。好きって言って?」
「絶対やだ」
「えーッ!なんでだよッ?」
「オレの下着グチャグチャにした上に中に出しやがって」
「下着グチャグチャにしたのは少――――」
「もう絶対言わねぇッ!さっさと抜けッ!」
 ハボックは真っ赤になってエドワードの躯をグイグイと押す。だが、エドワードは体を離すどころか身を寄せてきた。
「なぁ、もっかいする?――ッてぇッ!」
 言った途端思い切りひっぱたかれてエドワードは顔を歪める。無言のまま睨んでくる空色に流石に拙いと身を引けばハボックは長い脚を引き寄せ身を縮めた。
「あ」
 その途端こぷりと溢れ出る感触にハボックが身を震わせる。そんなハボックに背後からしがみついてエドワードが言った。
「なぁ、少尉。初日の出一緒に見てくれるんだろ?」
 そう言う声に肩越しにチラリと振り返れば金色の瞳が期待に満ちた光をたたえて見つめている。ハボックはハァと大きなため息をついた。
「なんでこんなのがいいんだろ」
 ぼそりと呟けばエドワードがハボックの首にしがみついてくる。
「好きだぜ、少尉」
「知らん」
「少尉もオレが好きだよな」
「知るか」
「なあなあ、少尉」
 プイとそっぽを向く真っ赤に染まった首筋に、エドワードは嬉しそうに口づけた。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、元気の素です、嬉しいです〜v

「豆騎士」の続きです。絶対でばかめされてるかと(爆)しかし、やたら長くなってしまったと言うか、どんだけガッツリエロ書いてんだか……。いつも日記は携帯のメールで空いてる時間にポチポチ打ってるんですが、文字数制限越えてメール二通になったっていう(爆)しかもこれ、書こうと思えばまだ続き書けるよねぇ。この後帰る前に一悶着あって、アパート帰ったらまたスるんだろうなぁ。「なんでも言う事聞く」とか言っちゃったし(苦笑)

ところで、今月ですがちょっと家の都合で色々と忙しく、更新の方が滞るかと思われますー(苦)早速明日の更新が微妙だ……。土日の度に人が泊まりにくるわ、平日も来客があるわで落ち着かない。私、ホストの才能がないので人が来るの苦手なんだよ(苦)はああ……。
と、そんなわけで三月は更新微妙ですが、時間の合間で日記くらい書ければいいなと思ってます。あ、勿論更新も多少は(苦笑)

以下、拍手お返事です。

なおさま

お返事遅くなりました(汗)えへへ、リクありがとうございますv勿論エロありでお受けしますよッvvうふふ、なおさまからリク頂けて嬉しいですv「久遠」満開の桜の笑みですか、落ちましたかね、やはり(笑)この先どうなるか、楽しんで頂けるよう張り切ってまいりますよv「セレスタ」いやだって、ハボが嫌がってたらそれこそパッチンかと思いますが、悦んでるとしか思えなかったでしょうからねぇ(ニヤリ)どうぞいっぱい妄想してやって下さいv「セレスタ」は書いてて楽しくて仕方ないので妄想聞かせて下さると益々頑張っちゃいますので(笑)

おぎわらはぎりさま

豆きましたよ。エドの場合既に右手が玩具……げほげほ(殴)おお、なかなか楽しそうなネタですねvロイの周りがかなり迷惑しそうですが(笑)って、一部ですか?うわー、なんかコワイというか、キリバンの度ドキドキしそうです(笑)

diceさま

どわーッ!diceさまだ〜ッ!!ああ、すいません、つい興奮して……。いやだって、お気に入りに貼りつけてあります、いつもこそっとお邪魔させて頂いております/// うわー、どうしよう、恥ずかしい……。こちらこそ同じように感じていらっしゃる方がいらして嬉しかったのですv改めましてコメントありがとうございましたvそちらへもまたお邪魔させて頂きますね。これからもどうぞよろしくお願いいたしますv
2013年03月04日(月)   No.299 (カプ色あり)

No. PASS
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  Photo by 空色地図

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