ロイハボ

=ハボロイ  =ロイハボ
=カプ色あり  =カプなし

2012年09月09日(日)
金魚2
2012年08月05日(日)
13.胸
2012年07月12日(木)
菫青石の恋 〜 second season 〜 遠い記憶
2012年07月10日(火)
08.首筋
2012年07月09日(月)
07. 顎のライン
2012年06月08日(金)
金剛石 ロイハボ記念日編
2012年05月07日(月)
はむ
2012年04月27日(金)
蒼焔11
2012年03月27日(火)
蒼焔10
2012年03月08日(木)
蒼焔9

カテゴリー一覧
カプなし(303)
ハボロイ(32)
ロイハボ(101)
カプ色あり(61)
その他(16)

金魚2
ロイハボ風味

「なんスか?これ」
 ハボックはリビングのテーブルに置かれた大きな包みを見て言う。視線で促されて包みの端を留める短い紐の結び目を解くと、そっと開いて現れた上質な生地を手に取って、ハボックは首を傾げた。
「これは?」
「浴衣だ」
「ああ、ファルマンに写真見せて貰った事あるっス」
 以前、東の国で夏に着るものだと写真を見せて貰った事を思い出して、ハボックは答える。「へぇ、これが」と眺めるハボックにロイが言った。
「着てみないか?」
「え?」
「着てみろ、ハボック。お前の為に誂えたんだ」
 そう言って笑うロイにハボックは手にした浴衣を見る。それからもう一度ロイを見て、浴衣から手を離した。
「遠慮しときます」
「ッ?!なんでだッ?!」
 了承の答えが返ってくるとばかり思っていたのに、思いもかけない言葉を聞いてロイは目を剥く。そんなロイをハボックは胡散臭そうに見て言った。
「アンタがこういう変わったもん持ってくる時は絶対何かあるんだから」
 警戒心丸出しでハボックは言うと浴衣を元に戻す。視線を感じて目を上げれば、ロイが昏い表情でハボックを見ていた。
「大佐?」
「折角お前に喜んで貰おうと誂えたのに、私の気持ちは受け取って貰えんのだな」
「えっ?いや、そう言う訳じゃ」
「私がやる事はいつだってお前には迷惑なばかりなんだな」
 ハアとため息をついてロイは浴衣を取り上げるとそれを手にリビングを出て行こうとする。しょんぼりと肩を落とす姿にハボックは慌てて言った。
「待って、大佐っ!迷惑だなんて、そんな……。えと、きっ、着てみたいなぁッ、浴衣!」
 そう叫べばロイがピタリと足を止める。肩越しに昏い顔で振り向くロイにハボックが言った。
「着てみたいっス!あー、でもオレ、着方判んないっスけど」
 どうしよう、と苦笑したハボックが頭を掻けば、ロイが物凄い勢いで戻ってきた。
「そうか、着てくれるかっ!大丈夫だ、安心しろ。着付けなら私がやってやる!」
 脱げ脱げと急かすロイに失敗したかもと思いつつ、ハボックはシャツに手をかける。潔く服を脱ぎ捨てると下着一枚になってロイに向き合った。
「浴衣の着付けまで出来るなんて、アンタってホント無駄な知識豊富っスよね」
「褒め言葉と思っておこう」
「ぐえッ!大佐っ、キツすぎッ!」
 着せられるまま浴衣を身にまといながら呆れたように言えばロイに思い切り腰紐をグッと絞められて、ハボックが悲鳴を上げる。フンと鼻を鳴らしてロイが紐を弛めればホッと息を吐いたハボックは、ロイが次に手を伸ばしたものを見て眉を寄せた。
「なんスか、それ」
「なにって、帯に決まってるだろう」
 ロイはそう言って紅い帯を手にする。そのふわふわした生地を見てハボックは言った。
「嘘、前にファルマンが見せてくれた写真はそんなふわふわの帯じゃなかったっスよ」
「そうだろうな、これは子供用の帯だから」
「はあっ?」
 ロイが言うのに素っ頓狂な声を上げるハボックにロイはにっこりと笑った。
「お前に似合うと思ってな。このふわふわした感じ。結ぶと金魚みたいでカワイイぞ」
 ほら、と手にした帯を巻こうとするロイの腕をハボックが掴む。
「嫌っスよ」
「なんでだ?」
「そんな帯、大の男に似合うわけないっしょ!」
 子供が巻けば可愛らしい金魚の尻尾の帯も、大の男、しかもこんなにデカくてゴツい男が巻いて似合うとは到底思えない。気持ち悪いだけだとハボックが言えば、ロイが答えた。
「そんな事ないぞ、絶対似合うから」
「嫌っス」
「折角お前の為に用意したんだぞ」
「例えそうでも嫌って言ったら嫌っス!そんな金魚の帯、巻きたくありません」
 頑として嫌と言い張るハボックにロイはムゥと唇を突き出す。そのまま暫し見つめ合っていた二人だったが、やがてロイがボソリと言った。
「どうしてもこの帯を巻くのは嫌か?」
「嫌っス」
「どうしても?」
「嫌って言ったら嫌っス」
 ここで甘い顔をすればあの紅い帯を巻かなくてはならなくなる。そんな恥ずかしい事は絶対に避けなければと思いながらハボックが言えば、ロイは大きなため息をついた。
「判った」
「大佐」
 ロイの言葉にハボックはホッと息を吐く。別に浴衣を着ること自体が嫌な訳ではなかったからちゃんとした大人用の帯を用意してくれとハボックが言おうとするより一瞬早く、ロイが口を開いた。
「お前の気持ちはよく判った。だが、折角お前の為に用意した帯、このままにするのは勿体無い」
 そう言ったロイの唇の端がスッと持ち上がるのを見た瞬間、ハボックはパッと身を翻して逃げようとする。だが、一歩も踏み出さないうちにシュルンと手首に巻きついた帯に引き戻された。
「うわッ!」
 グイと引っ張られハボックは背後に倒れ込む。気がついた時には両手首を紅い帯で後ろ手に縛られて、ソファーに俯せに押さえ込まれていた。
「大佐っ?」
「腰に巻くのは嫌なんだろう?それならお前が喜びそうな巻き方をしてやろう」
 ロイは言って帯の端をグイと引く。浴衣の裾を捲って脚に触れてくる手に、ハボックはロイがしようとしていることを察して必死にもがいた。
「大佐っ!帯、やっぱりそれ巻きますッ!金魚の尻尾みたいにふわふわに巻いて欲しいなッ!」
「安心しろ。ちゃんと可愛らしい金魚にしてやる」
 ここでな、と尻に触れてロイが囁く。結局その後ハボックは、普通に帯を金魚に結ぶよりももっと恥ずかしい巻き方をされる羽目になったのだった。


いつも遊びに来てくださってありがとうございます。拍手、やる気の元です、嬉しいです〜v

ええと、可愛らしい続きかと思われた方にはすみません。いやあ、「大人ハボが金魚帯してても可愛いかも」っていうコメント頂いたものでつい(苦笑)帯の使い方が違うと言われそうですが(笑)折角「巻く」ので青い帯ではなく紅いのにしてみました。やはり紅い方が肌に映えて綺麗かな、と(殴)相変わらず腐っててすみません(汗)いい加減迷子の仔犬を探しに行けと言われそうですね(苦笑)

以下、拍手お返事です。

なおさま

あはは、マドラスに応援ありがとうございます(笑)ふふふ、衰え知らず!物は言い様ですね(笑)まだ暫くはハラハラドキドキしていただきたいなと思っていますので、よろしくお願いしますv金魚帯のチビたちに癒されて頂けましたか?嬉しいですーvそして、大人ハボにも金魚帯してみました、可愛いですか?(殴)って、しょうもない話に使ってしまってすみません。笑って見逃してくださると助かります(苦笑)次回こそ迷子の仔犬を探しに行くつもりですので〜。

JOEさま

おお、金魚な二人に癒されて頂けましたか?よかったです〜vふふふ、もう絶対可愛いですよね、おチビ金魚vいっぱい想像して下さったのなら嬉しいですv
2012年09月09日(日)   No.244 (ロイハボ)

13.胸
身体の一部で20題  13. 胸

CP:ロイハボ(R18)

「あーっ、あっつ〜〜ッ!!」
 リビングの扉がバンッと開いたと思うとハボックが飛び込んでくる。空調がきいた涼しいリビングでのんびりと本を読んでいたロイが驚いて顔を上げれば、ハボックがTシャツの襟を引っ張ってシャツの中にパタパタと風を送り込んでいた。
「もー、外、半端ないっスよ。なんスか、この暑さ!」
 そう言ってハボックが近づいてくると部屋の温度が三度ほど上がったようで、ロイは思い切り顔を顰めた。
「シャワー浴びてこい、お前、凄い熱持ってるぞ」
 寄るな、暑いとそんな事を言われて、ハボックはムッと唇を突き出す。
「アンタが桃食いたいって言うからわざわざ買いに行ったんでしょ!礼の言葉があってもいいんじゃないんスか?」
「あー」
 確かに突然桃を食べたいと言いだしたロイの我儘をきいて暑い中買い物に言ってくれたのは確かだ。垂れた目を吊り上げて見下ろしてくるハボックを見上げたロイは、本を脇に置くとソファーの上に投げ出していた足を下ろした。
「悪かった。桃、剥いておくからシャワー浴びてこい」
「ホント?じゃあちょっとさっぱりしてきます」
 ロイが言えば簡単に機嫌を直したハボックは、抱えていた桃の袋をテーブルに置いてリビングを出ていく。ロイはクスリと笑って袋を取り上げ、キッチンへと入っていった。
 熟れた桃はナイフを使わなくてもツルツルと簡単に皮が剥けていく。剥けば一層香りが強くなって、ロイは甘い匂いに目を細めた。切り分けた桃を皿に盛りリビングに出れば丁度シャワーを浴び終えたハボックが戻ってくる。ジーンズだけを穿きシャワーの滴を身に纏いつけたハボックは、甘い匂いに目を輝かせた。
「すっげぇいい匂い!」
 ハボックはそう言ってソファーに腰を下ろす。向かい合って腰を下ろしたロイはハボックの方に皿を押し出して言った。
「ほら、買ってきたのはお前なんだから」
「いいんスか?」
 そう尋ねながらも既にフォークを突き刺しているハボックにロイは苦笑しながら頷く。最初の一口を放り込んでハボックは満面の笑みを浮かべた。
「甘〜い」
「どれ」
 いかにも旨そうなハボックの言葉にロイも桃を口に運ぶ。鼻に抜ける甘い香りにロイも笑みを浮かべた。
「本当だ、凄く甘いな」
「でしょ?」
 その後は無言のまま桃を食べていく。皿に山盛りあった桃はあっと言う間になくなって、二人は満足げなため息をついた。
「あ〜、買いに行ってよかったー」
「私が食べたいと言ってよかっただろう?」
「なんスか、それ」
 まるで桃が甘かったのが自分の手柄だというかのようなロイにハボックが呆れた顔をする。ハボックはうーんと伸びをするとソファーの背に両腕を広げてのせた。
「なんか暑い中歩いて、シャワー浴びて、甘い桃食ったら眠くなってきた」
 ハボックはそう呟きながら目を閉じる。そのままの格好で忽ちスースーと寝息をたて始めるのを見て、ロイはクスクスと笑った。
「子供だな、まったく」
 そう言って空になった皿を片づけようと立ち上がったロイは、寝息にあわせてゆっくりと上下するハボックの胸を見て動きを止める。持ち上げた皿をテーブルに戻すとハボックの隣にそっと腰を下ろした。
 鍛えられた胸は綺麗に筋肉が乗っている。女性とは違う厚く盛り上がった胸は陽に当たっていないせいで白く、それを飾る乳首の薄い色合いが食べたばかりの桃の色を思わせた。
「こっちの方が旨そうだ」
 そう呟きながら無意識に手を口元に寄せれば、皮を剥いた時に移った桃の甘い香りがする。その甘い匂いににんまりと目を細めたロイは、緩く上下する胸に手を伸ばした。
 キュッと乳首を摘み、親指と人差し指の腹でグリグリと捏ねる。そうすれば、ハボックの躯がピクンと震えて眉が切なそうに寄った。
「ん……」
 直ぐには目を覚まさないのをいいことに、ロイはもう一方の胸にも手を伸ばし乳首をグリグリと捏ねる。テーブルに置いた皿に手を伸ばすと、皿に残っていた桃の果汁を指で掬いとり胸に塗りたくった。
「……え?」
 その頃になってハボックが漸く目を開ける。ごく間近にロイの黒曜石があることに気づいて、目を丸くした。
「え……?なに……」
 寝惚けて直ぐに反応出来ないハボックをロイはソファーに押し倒す。皿を手に取り桃の果汁をハボックの胸に垂らした。
「ッ?!ちょ……っ、なにしてるんスかッ?!」
 流石にギョッとしたハボックがロイを押し返そうとしたものの、もうしっかりとハボックを押さえ込みにかかったロイに簡単に抵抗を封じられる。目を見開いて見上げてくるハボックにロイはにっこりと笑って言った。
「いや、もう一度桃を味わおうと思ってな」
「はあッ?アンタなに言って……あっ!」
 桃の果汁を塗りたくった胸をグッと鷲掴まれて、ハボックは顔を顰める。ロイはツンと尖った乳首をペロペロと舐めて言った。
「ん……甘い、いい香りだ」
「アッ!……アンタっ、なに腐れたことして……ッ、ひゃんッ!!」
 乳首ごと胸を捏ねられ舌でベロベロと舐め回されてハボックはビクビクと震える。何とか押し返そうとすれば本格的に圧し掛かってきたロイに唇を塞がれた。
「んっ……んんッ!」
 甘い舌で口内を嬲られてハボックは嫌々と首を振った。
「甘いだろう?お前の胸も同じ味がする」
「馬鹿言ってんじゃね……ッ、アアッ、噛むなッ!!」
 クスクスと笑って言うロイに胸にカプリと噛みつかれてハボックは悲鳴を上げて胸を仰け反らせる。仰け反れば自然突き出される胸にロイは舌を這わせて言った。
「なんだ、もっとシて欲しいのか?」
 ロイは楽しそうに言いながらハボックの胸に幾つも噛み痕をつける。そのたびにビクビクと震えるハボックの胸から沸き上がる甘い香りにロイは目を細めて笑った。
「本当、買いに行って貰ってよかったよ」
「馬鹿ァ、やめ……っ、んぅッ!」
 甘い香りと共に下腹にも甘い疼きがたまっていく。真夏の午後、部屋の中に桃の甘い香りと共にハボックの甘い喘ぎ声が広がっていった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、励みになります、ありがとうございますv

身体お題で「胸」です。明日は何を書いてもハボロイなので今日はロイハボで(笑)しかし、もっと違う話を書くつもりだったんですが、なんか書いていたらいつの間にか例によってヘンタイなロイになってました。どうしてこうなるかなぁ(苦)

そんなわけで?明日はハボロイの日ですね。以前の日記にも書きましたが、ハボロイの日限定で拍手リク受付致します。もし、リクしてやってもいいよ、という気の長い方(←ここがポイント)がいらっしゃいましたらリク、お待ちしておりますのでどうぞよろしくお願い致します。

以下、三日までの拍手お返事です。

おぎわらはぎりさま

ふふふ、確かに「みんなに向ける笑顔」って言ったらハボのイメージかもしれませんね(笑)そうそう、大佐に苛められて泣いちゃったり、最初はフツーに苛められてブレダに泣きつき、それを見た大佐に更に18禁仕様で苛められるんですよ、きっと(爆)私的には北島より入江の方が好みの身体です(殴)外人選手の体を眺めながら「ハボならきっとこんな感じ」と妄想するのも楽しいですよ(爆)

なおさま

「初回衝撃」そうですね、出来れば続き書きたいなと思っています。反抗期なハボック、押し倒したいですし(笑)指先はやっぱりロイですかね、ふふふ、エロくさい(笑)ホント妄想って楽しい!暑い季節にはしっかり妄想して元気だしましょうねv
2012年08月05日(日)   No.219 (ロイハボ)

菫青石の恋 〜 second season 〜 遠い記憶
ロイハボ風味

「いい風」
 窓辺に寄せた椅子に腰掛けたハボックは吹き抜ける風に目を細めて呟く。暑かった一日が終わりオレンジ色の残照が徐々にその明るさを失うと、深い色合いへと変わっていく空に少しずつ星がその姿を現していくこの時間が、ハボックは殊の外好きだった。
「マスタングさんの空だ」
 暗い空がきらきらと光る幾つもの星を抱えるその様が、ロイの瞳のようだとハボックは思う。窓に凭れるようにして空を見上げていれば、不意にずっと昔こうやって空を見上げていた事を思い出した。
「いつ……だったろう」
 ずっとずっと遠い昔、ロイと離れたその場所でもう二度と会うことは叶わないと空を見上げた。想うことだけが全てだった、そんな記憶がはっきりとあるのに、それがいつのことか思い出せない。己の中の曖昧な記憶にハボックが首を傾げた、丁度その時。
 バンッと乱暴に扉が開く音がしたと思うとドカドカと荒い足音がする。階段を一気に上った足音が近づいてきて、扉がぶち破られる勢いで開いた。
「ハボック」
「マスタングさん?一体どうし────、んんッッ!!」
 近づいてくるロイをびっくりして見上げたハボックは、突然噛みつくように唇を塞がれて目を見開く。
「マスタングさ……ッ、ちょっ……、どうしたん、ンンッ!んーっっ!!」
 まるで食いつくさんとするような勢いで口づけてくるロイを、ハボックは必死に押し返そうとする。だが、そんなハボックの抵抗を封じ込め、ロイはハボックをキツく抱き締め、その唇を貪るように荒々しい口づけを繰り返した。
「マスタ……ッ、待って!……んふ、ぅんッ、んふ…ぅッ」
 激しい口づけにハボックの体から力が抜け、縋るようにその手がロイのシャツを握り締める。長い全てを奪うようなキスが漸く終わりを告げる頃には、ハボックは半ば酸欠になって力なくロイの胸に縋りついていた。
「ハボック」
 ギュッと抱き締めたロイの声が耳元で聞こえて、ハボックは身を震わせる。抱き締めるロイの腕が微かに震えていることに気づいて、ハボックは目を見開いた。
「どうしたんスか?マスタングさん」
 様子がおかしいロイの腕の中に身を預けて、ハボックはロイを見上げる。苦しげに歪められる黒曜石に手を伸ばせば、ロイがその手を取ってギュッと握り締めた。
「お前が、いなくなってしまうような気がした」
「オレが?なんでそんな事────」
「私には、お前を失った記憶がある」
 いなくなるはずなどないのにと苦笑して言いかけたハボックの言葉をロイが遮る。その苦しげな様子にハボックが目を見開いてロイを見つめれば、ロイは握り締めた手に唇を押しつけながら言った。
「信じられないかもしれないが、私には確かにお前を失った記憶があるんだ。ずっとずっと遠い昔、今の生ではない時の流れの中で私はお前に会っている。お前に出逢ってお前を愛して……そしてっ」
 ロイは呻くように言ってハボックを掻き抱く。きつく抱き締めてハボックの耳元に囁いた。
「お前を失った記憶が私を苦しめるんだ。いつかまたあの時のように、お前がこの腕をすり抜けてどこかに行ってしまうんじゃないかと」
「マスタングさん」
 ロイの言葉を目を瞠って聞いていたハボックは、そっと目を閉じる。それからロイの体を優しく抱き返して言った。
「じゃあ、これもずっと昔アンタと出逢ったときの記憶なのかな」
「え?」
 そう言うハボックにロイは抱き締めていた腕を緩めて白い顔を見つめる。ハボックは幸せそうに目を細めて言った。
「空をね、見上げてるんス。星がいっぱい輝く空、マスタングさんの瞳みたいだって」
 ハボックはそう言って窓の外に広がる空を見上げる。
「今も見てた。あの時も、今も、マスタングさんのことが大好きで、それだけですげぇ幸せで」
「ハボック」
 そう言うハボックの幸せな横顔をロイがじっと見つめていれば、ハボックがロイを見て言った。
「オレはもうどこにも行かないっス。ずっとアンタの側にいる。いつかこの命が尽きるまでずっとずっと」
 ハボックはロイを見つめてにっこりと笑う。
「好きっス。ねぇ、マスタングさん、人は元々一つの魂だったのが二つに分かれて地上に降りた片割れなんですって。オレはアンタの半分っしょ?」
「────ああ」
 そうであると疑わない瞳にロイが泣きそうな顔で頷けばハボックが言った。
「だったらオレたちはずっとずっと一緒っスよ」
「ハボック」
「マスタングさん、大好き」
「私も────愛している」
 言えば幸せそうに笑う空色に、ロイの中の喪失の痛みも薄れていく。二人は何度も何度も飽きることなく口づけを交わすと、元の一つに戻ろうとするかのように体を重ねていった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、励みになります、ありがとうですvv

これ、現在亀の更新中の「菫2」のハッピーエンド後になります。まだ終わってもないのにその後ってなんじゃい、って言われそうですが(苦笑)だって、ちょっと嬉しいメール頂いたんだもん!(笑)もともと不定期更新で始めた「菫2」ですが最初に書いてから既に3年、いい加減話をどんどん進めたいなぁ。なんとか頑張ってこまめに更新したいと思いますー。お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いします(ぺこり)
って、気がつけば日記、ロイハボ続きですね、オンリー派の方、申し訳ないです(汗)

以下、拍手お返事です。

おぎわらはぎりさま

「気分転換」ホントだー、ここにありましたね(笑)円滑に仕事を進める為なら犠牲も厭わない中尉です(爆)「首筋」そりゃもう素肌に軍服ですよ!でもって固い布地で乳○が擦れてまた興奮しちゃうんですよ(爆)「aroma」あはは、確かにこんな主夫なダンナ欲しいですよね!一家に一人ハボックv「カクテル」苺味かぁ、これも相当甘そうです。桃の甘い香りもそそられますよね、腐腐腐v更新分も読んで下さっているのですね、ありがとうございます。では、感想を頂けるように頑張らないとですね、頑張ります!(笑)

阿修羅さま

なんだか色々大変そうですね。まだ本調子ではないでしょうし、どうぞお体大事になさって下さいね!見ましたよ、大根!これ、ホント??画像処理とかじゃなく??しかし、こんなの掘り出したらタマランですね(爆)どっちも腰つきが女らしくor男らしく(笑)笑えますv
2012年07月12日(木)   No.211 (ロイハボ)

08.首筋
身体の一部で20題 08.首筋

CP:ロイハボ(R15)

「飽きた」
 ロイはそう言って手にしたペンを放り投げる。朝からずっとかかりきりだった書類の山は昼を挟んで午後になっても一向に片づかず、もういい加減うんざりしてロイは窓の外を見上げた。
「退屈だ」
 有能な副官が聞けば目を吊り上げそうなことを呟いて、ロイはため息をつく。誰かこの退屈を何とかしてくれないかとロイが思っていると、ドカドカと足音が響いて乱暴に扉が開いた。
「あーっ、もーっ、ほんっと暑いっスねぇ」
 おざなりなノックと共に執務室に入ってきたハボックは、そう喚きながらドサリとソファーに腰を下ろす。喉を仰け反らせるように顔を仰向けてソファーに体を預けると、片手をひらひらさせて細やかな風を喉元に送った。
「外回りか、ご苦労だったな」
 窓に向けていた視線を戻してロイはハボックに言う。ハボックはそれに答える代わりに目を閉じてハアとため息をついた。
 ロイの執務室は空調がきいていて心地よい空気が部屋を満たしている。大部屋も勿論同じように空調がきいてはいたが、大人数がいる大きな部屋より執務室の方がずっと快適に感じられた。
「ここ、気持ちいい……」
 ハボックはそう言って首筋を掠めて過ぎる冷気を堪能する。目を閉じていれば暑い中体を動かしてきた疲れが睡魔を連れてきて、ハボックはスウスウと寝息を立てていた。
「おい」
 ストンと落ちるように眠ってしまった部下を、ロイは眉間に皺を寄せて見つめる。両手をソファーに投げ出し喉を晒して眠りこける姿をロイはじっと見つめていたが、ニヤリと笑うと抽斗から折り畳み式のナイフを取り出した。パチンと開いて銀色に光る刃に舌を這わせる。足音を忍ばせてハボックに近づくと無防備に眠る男を見下ろした。
「丁度書類仕事に飽きたところだったんだ。遊ばせて貰うぞ」
 ハボックが聞いたらとんでもないと怒りそうな事を平気な顔で呟いて、ロイは大きく開いたハボックの足の間に膝をつく。手にしたナイフの刃をハボックの喉元に押し当てて、晒された首筋に舌を這わせた。
「ん……」
 首筋を這い回る濡れた感触に、ハボックがゆっくりと目を開ける。己の首筋に顔を埋めるロイの黒髪に気づいたハボックは、慌てて身を起こそうとしてチクリと首筋に走った痛みにそのまま凍り付いた。
「な……っ、なにしてるんスかッ、大佐ッ?!」
「ん?退屈凌ぎ」
「なに馬鹿なこと言って────」
「動くとザックリいくぞ」
 ロイはそう言ってナイフを押し当てる手に軽く力を込める。そうすれば微かな痛みが首筋に走って、ハボックは身を強張らせたまま視線だけでロイを見た。
「大佐っ」
「じっとしてろ」
「でもっ」
 幾らなんでも本気で自分を傷つけるつもりはないだろうと思うものの、場所が場所だけに本能的な恐怖を抑えきれない。ハボックが言われるまま身動きせずにいれば、ロイが首筋にきつく吸いついた。
「アッ」
 チクリとした痛みにハボックが短い声を上げる。続けざまに感じる痛みにハボックは眉を顰めた。
「痕つけちゃヤダっ」
 もともと軍服をきっちりと着込む方ではない上に、こう暑ければ必要がない限り上はTシャツ一枚だ。普段から見えるところに痕はつけるなと言ってるのにとハボックが訴えれば、ロイが答えた。
「煩い奴だな。じゃあこうしようか?」
 ロイは言って喉元に当てていたナイフを立てて、その切っ先で首筋をなぞる。そうすれば晒された白い肌に薄く傷がついて血が滲んだ。
「旨そうだ」
 目を細めて滲む血を見つめたロイはねっとりと舌を這わせる。首筋につけられた浅い傷を舐められればピリとした痛みと共にゾクゾクとした何かが背筋を駆け上がって、ハボックは顔を歪めてロイを呼んだ。
「たいさっ」
「おい、勃ってきてるぞ?」
 ロイはそう言ってハボックの脚の間についた膝でハボックの股間を押す。厚い軍服の布地を押し上げている楔を指摘されて、ハボックはカアアッと顔を赤らめた。
「ふふ、可愛いな、ハボック」
 ロイは低く笑うと首筋にナイフを滑らせキツく唇を押し当てる。白い首筋に幾つも紅い筋と花びらを散らされて、ハボックは重い軍靴で床を蹴った。
「大佐っ、お願い、も、やめて……ッ」
 ビクビクと震えながらハボックが泣きそうな声で訴える。そうすれば、ロイがハボックに圧し掛かるようにしてその瞳を覗き込んだ。
「朝からずっと書類仕事で退屈で堪らなかったんだよ。…………退屈凌ぎ、付き合ってくれるだろう?ハボック」
「────イエッサ……」
 返る答えにロイはニンマリと笑って、見開いた瞳に涙を滲ませるハボックに深く口づけ、喉元にあてていたナイフでTシャツをピーッと切り裂く。そうして。
「隊長、このクソ暑いのによくそんなハイネック着ていられますね」
「えっ?!いや、そのっ」
 もごもごと口ごもって顔を赤らめるハボックに、またもいらぬ妄想を掻き立てられる部下たちだった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、やる気貰ってます、嬉しいです〜v

身体お題で「08.首筋」です。昨日ロイハボだったんだからハボロイじゃないのと言われそうですが、しかもなんかヘンタイチックだし(苦笑)相変わらず被害を被っている部下たちかもしれない(笑)

関係ないけど、久しぶりにハボしめじを画面に出しておいたらメチャクチャ増殖して作業するのに邪魔だわ、IEは投げるわで作業がはかどりません(苦笑)でも久々で可愛いっスv

以下、拍手お返事です。

ヒュハボ部屋とエドハボ部屋、あれから無事 の方

おお、見る事が出来てますか!よかったです〜!しかし、どういう現象なんですかね、それ……。傍迷惑な(苦)ともあれ、お楽しみ頂けましたら嬉しいですーv

Kさま

わーい、こんにちは!わはは、ハボが窶れる!(爆)確かにこれ、コトが済んだら二人とも痩せてはいても、ロイはツヤツヤ、ハボはゲッソリって言う気がします(笑)本当今年の梅雨は天候が物凄く偏った感じですね。Kさまもお体お気をつけくださいませv

おぎわらはぎりさま

学生時代、歴史を覚えるのに誰か歌にしてくれないかなぁってよく思ってましたよ(苦笑)「気分転換」…………この話、どこに?(爆)いやもう、全く記憶の彼方で申し訳ない。日記かな、でも何となく例のパターンな話の気がします(苦笑)「顎のライン」結構顎に出る方多いらしいですね。私はもう顎も腹も激ヤバですが(苦笑)部下にも黒いのやらそうでないのやらいるんですね(ニヤニヤ)「傍迷惑な恋」そこまで強調して傍迷惑と思って下さるなら大成功というところなのでしょうね(笑)ありがとうございますvこの日何の日的なサイトがそう言えばあったなぁと思いだしました。しかし、「髭の日」なんて誰が作ったんだろうって思いますよ(笑)

2012年07月10日(火)   No.210 (ロイハボ)

07. 顎のライン
身体の一部で20題 07.顎のライン

ロイハボ風味

「うーん」
 朝起きて、洗面所で髭をあたっていたロイは、鏡を覗き込んで唸る。顎のラインを何度も指先で撫でて、眉間に寄せた皺を更に深めた。
「…………」
 なんとなく丸くなった気がする。ここ一週間の生活を振り返ってあまりに多い心当たりにロイが益々眉間の縦皺をくっきりとさせた時、背後から声が聞こえた。
「大佐、なんか太っ────」
 その瞬間ロイがバッと振り向いて、ハボックは言いかけた言葉を飲み込む。睨むように見つめられて、目をまん丸に見開いたままハボックがゴクリと唾を飲み込めば、ロイが目を細めて言った。
「私がなんだって?」
「いや、別になにも言ってな────」
「正直に言え。でなければ燃やす」
 いつの間につけたのか発火布を填めた手をあげるロイに、ハボックは目を逸らし小さな声でぼそぼそと言う。
「ふ、太ったかなぁって」
「むっ」
 言われてロイが両手で顎を押さえるのを見て、ハボックが言った。
「大佐、体重の増減が顎に出るんスよ。体より先に」
「一番嫌なパターンじゃないか」
 多少腹周りに肉がついたと思ったら、気づかれる前に努力すればいい。だが顎のラインでは自分が気づいた時が周りも気づく時だ。
「くそう、忌々しい体質だッ」
 ギューッと両手で顎を締め付けるロイにハボックがクスリと笑う。その途端ギロリと睨まれて慌てて目逸らすハボックに、ロイはゆっくりと近づいた。
「やはりここは恋人のお前に協力して貰って一気にダイエットを────」
「ヤダ」
 ニヤリと笑っていいかけた言葉を遮られてロイは目を丸くする。そうすればうっすらと赤く染まった眦を吊り上げてハボックが言った。
「おかげでこの間は散々だったんスからねッ!みんなに恥ずかしい声は聞かれるわ、中尉に銃で撃たれるわ、あんなのもうゴメンです。ダイエットしたいなら朝早く起きて走りゃいいじゃないっスか」
 至極もっともな意見を口にするハボックが言うところの“この間”とは、やはり太ったとハボックに指摘されたロイが『セックスダイエット』と称して執務室で強引にコトに及んだ事だ。業務時間中、扉一枚隔てた向こうでは仲間たちが仕事に励む場所でのセックスを思い出せば、ハボックは今でも羞恥のあまり死ねる気がするほどで、なにがあろうと二度とゴメンだった。
「そうか、それは残念だ」
 目元を染めた瞳で睨んでくるハボックにロイは残念そうに肩を竦めて顎を撫でる。
「お前や中尉がサボらず会食に出ろというから真面目に業務に励んだ結果がこれなのに、冷たいな、お前は」
「ッ、そ、そんなこと言ったって」
 ちょっぴり痛いところを突かれてハボックは口ごもる。だが、やはりダイエットの方法としてあのやり方はいただけないと自分の正当性を主張すればロイが言った。
「判った、もう無理は言わん」
「大佐」
 ロイの答えに判ってくれたかとホッとしたハボックは続く言葉を聞いて飛び上がった。
「お前が協力してくれんと言うならエルミナ嬢にお願いするとしよう」
「えっ?!」
「ああ、いや、アルティナの方がいいかな。彼女なら喜んで私のダイエットに協力してくれそうだ」
「ちょっと、大佐ッ?!」
「それともローゼリンデにするか。彼女は情熱的な女性だからベッドでもきっと────」
「やだッッ!!」
 次々と女性の名をあげるロイにハボックが飛びつく。ロイの腕をギュッと掴んでハボックは怒鳴った。
「女の子達にそんなこと頼まなくていいっス!!オレがちゃんと大佐がダイエット出来るよう相手するからッ!!」
「そうか?それは助かる」
 その途端ニィッと笑うロイにハボックはハッとする。しまったと思ったハボックが今のは無しと言う前に、ロイはハボックの手首を掴むと部屋の外へと歩きだした。
「お前が協力してくれるなら私も好き好んで恋人でもない女性とセックスする必要もないからな。どこでする?せっかくだから高カロリーが消費出来るシチュエーションがいいな。執務室はこの間シたから今度は小隊の詰め所辺りにするか?」
「大佐っ、大……ッ、ちょっ……待って!!待っ……、ワーーーッッ!!嫌だーーーッッ!!」
 必死に足を突っ張って抵抗するハボックをロイは車に押し込むと司令部に向かう。そして数時間後。
「うん、すっきりした。やはり、こうでなくては」
 鏡を前に満足げに笑うロイの姿があったとさ。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、やる気の素です、嬉しいですーv

この間「dump renew」を整理してすっかり放置していたお題を見つけたもんで(苦笑)七つ目「顎のライン」です。ハボロイでもロイハボでもどっちでもオッケーだったのですが、この前の日記がハボロイだったので今日はロイハボで。ハボロイバージョンで浮かんだのはエロだったんだけど、ロイハボはギャグっぽいノリになりました。ハボが言う「この間」ってのは「pearl」の「Sダイエット」の事です。小隊の部下たちが聞き耳立ててる所でエッチしたら消費カロリーはどれくらいでしょう(笑)

以下、拍手お返事です。

ヒュハボ部屋とエドハボ部屋設置おめでとうございます の方

ありがとうございます!勢い余って設置してしまいました(笑)ふふふ、やはりうちは鬼畜がデフォのようで(爆)エドの願いならどんな無茶なのでもハボックがバッチリ叶えてくれそうですvこれからも楽しんで頂けるよう頑張りますv

何故か見れていたのに の方

それって、携帯で今まで他の部屋は見られていたのにヒュハボ部屋とエドハボ部屋が見られないって事でしょうか……。うーん、どうしてだろう。ページの作りとしては他の部屋と変わらないし、容量は小さいくらいなんですが。一応一度上げたのを削除してもう一度アップし直してみましたがやはり見られませんかね?私に技術がないもんで、どうにも理由が判らない……。もしどうしても見られないようであればヒュハボ部屋、エドハボ部屋とは別に「dump renew」ページに今まで通り作品タイトルごとのリンク貼るしかないかなぁという感じです。技術不足ですみません(苦)

おぎわらはぎりさま

ありがとうございますvそうそう、リザの方がロイが所長の時よりよっぽど事務所の売り上げが伸びそうです(笑)「名前」世界史だけじゃなくて日本史も大変ですよぅ。徳川家とかややこしすぎる(苦)うわぁ、そんな先生だったら物凄く授業楽しそうです!私も教わりたかったですよ(笑)「MEMORY」読んで頂けましたか?素敵なお話だったでしょう?うふふvメールで頂いた分にはそちらの方からお返事差し上げますね。
2012年07月09日(月)   No.209 (ロイハボ)

金剛石 ロイハボ記念日編
CP:ロイハボ(R20)

「あれからもう一年経つんだ……」
 書類を手に主のいない執務室に入ったハボックは、卓上のカレンダーを見て呟く。たった一年前のことがとてつもなく遠い事のように感じられて、ハボックは小さくため息をついた。

 一年前までハボックの瞳は、今の空色とは違い蒼い色をしていた。彼の周りでは何故か事故や事件が相次ぐことから、彼の瞳をかつて持ち主に不幸をもたらした呪われた宝石になぞらえて、ハボックは「ホープダイヤ」と呼ばれて周りから疎まれてきた。ハボック自身、己の瞳が彼の周りに不幸をもたらすと信じ頑なに人との関わりを避けてきた。ロイの部下として配属され、その人となりを知るうちロイに惹かれていってもその気持ちをひた隠し、むしろロイを嫌うような素振りを見せていたハボックを、だが引き寄せ愛したのはロイその人だった。
『大佐だって死んじまう』
『焔の錬金術師、ロイ・マスタングを見くびるな』
 自分のせいで大切な人達を不幸にしてしまったと、己の気持ちから目を逸らしてロイを拒もうとしたハボックに、ロイは自分は決してそんな呪いなどに負けたりしないと告げた。そうしてロイは、不幸をもたらすホープダイヤとして忌み嫌われたハボックを、その昏い運命の淵から救い出してくれたのだった。

「一緒に過ごしたかったけど……」
 二人が初めて気持ちを通わせた一年前のあの夜を、出来れば一緒に過ごしたいと思う。だが、この一ヶ月、ロイの忙しさは尋常ではなく、とても一緒にいたいなどと言い出せる筈もなかった。
「……」
 ハボックはロイが戻った時にサインをして貰おうと手にした書類を机の上に置き執務室を出る。沈んだ気持ちを振り払う為、顔を洗いにそのまま司令室を出てトイレに行くと冷たい水でザバザバと顔を洗った。髪に跳ねた水を顔を振って払いポケットから取り出したハンカチで顔を拭く。フゥと息を吐いて目の前の鏡を見たハボックは、僅かに顔を顰めた。
「濃くなってる……」
 ロイに愛されるようになって、真っ青だったハボックの瞳はその呪いから解放されたことを示すように生来の空色に戻っていた。普段は空色のその瞳が、ロイに触れてもらえずにいると濃さを増すことに気づいたのはいつだったか。ロイの愛をその身に受ければ元の空色に戻る瞳が、まるでロイに抱いて欲しいと強請っているようで、ハボックは正直恥ずかしくて堪らなかった。
「もう……っ」
 このひと月、多忙を極めるロイとは肌を合わせていない。ロイに愛される以外欲を逃がす術など判らなくて、気がつけばハボックの瞳は空色よりもずっと濃い色合いになっていた。
「大佐、気づいてるだろうな……」
 昨日、休憩所で一服して出ようとしたところでロイとかち合った。そのまま行きすぎると思っていたロイが、ハボックを休憩所に押し戻し濃厚なキスをしてきたことを思い出し、ハボックはゾクリと震える。慌てて首を振って記憶を追い出すと、ハボックはそれ以上濃さを増した瞳を見ていられなくてトイレを飛び出した。

「結構です」
 手にしたファイルに目を通したホークアイがそう言うのを聞いて、ロイは笑みを浮かべる。ゆったりと椅子に背を預け、ロイはホークアイを見上げた。
「それじゃあ構わないね?」
「明日から三日間、二人分の休暇届けを出しておきます」
「ありがとう、中尉」
 にっこりと笑うロイをホークアイはファイルを閉じながらジロリと睨む。
「出来ればご褒美がなくてもこれくらいのペースでこなして頂きたいですわ」
 そう言いながらもホークアイは出来上がった書類と共に休暇届けを出すべく執務室を出ていった。
「さて、と」
 ロイは立ち上がるとホークアイが出ていったばかりの扉を開けて司令室の大部屋を見回す。金色の頭が机にへばりつくようにして書類を書き込んでいるのに目を細めると、その頭の持ち主を呼んだ。
「ハボック、ちょっと」
「あ……はい」
 呼んですぐに執務室に引っ込んでしまったロイに答えて、ハボックは書いていた書類を伏せると執務室に入る。後ろ手で閉めた扉の前から動かず、ハボックは尋ねた。
「なんスか?」
 ロイが執務室にいるなんて久しぶりだ。それでもまたすぐ出ていくのだろうとハボックが思っていると、ロイは机に寄りかかって言った。
「明日から三日休みを取った」
「えっ?そうなんスか?」
「お前も一緒にな」
 そう続けるロイにハボックが目を丸くする。ロイはハボックに近づくとその手を取った。
「もう、一年経つんだな。大切な日だ、一緒に過ごそう」
「大佐……」
 ロイが自分と同じように思っていてくれたのだと知って、ハボックは胸が熱くなる。キュッと唇を噛むハボックを引き寄せ、ロイはその耳元に囁いた。
「ほったらかしにして悪かったな、その分たっぷり可愛がってやる」
「な……ッ、ちょっと大佐ッ!」
 クスクスと笑うロイをハボックはギョッとして押し返す。ロイは濃さを増したハボックの瞳を覗き込んで言った。
「空色もいいが、偶にはその色もいいもんだな」
「……馬鹿ッ!」
 真っ赤になって喚くハボックをロイは抱き締めると深く口づけた。

「おいで、ハボック」
 定時で仕事を終え二人そろってロイの家へ帰ると、シャワーを浴びるのもそこそこにロイがハボックをベッドに誘う。濃さを増した瞳をさまよわせて、寝室の扉に張り付いたままのハボックをロイはグイと引き寄せた。
「大佐っ、まだ外明るいっス!」
 この季節、外は八時を回らなければ暗くならない。幾らカーテンを引いているとはいえまだ明るいのにと言うハボックに、ロイはクスリと笑った。
「でも、シたいんだろう?」
「ッッ!」
 そう言って目元に触れられれば返す言葉がない。身の内に溜まった性欲の強さを表す瞳を隠すようにギュッと閉じるハボックに、ロイはクスクスと笑ってその長身を引き寄せた。
「可愛いよ、ハボック」
「あっ」
 ロイはそう囁いてハボックの耳朶を甘く噛む。ビクンと震える躯を強く抱き締め、そのままベッドに押し倒した。
「うわっ」
 ボスンと大きなベッドに身を沈めて、ハボックは圧し掛かる男を見上げる。ドキドキとしながら見つめれば、ロイが身を寄せて口づけてきた。
「ん……っ」
 深く唇が重なったと思うとすぐさまロイの舌が入り込んでくる。クチュクチュと音を立てて口内を弄られ、ハボックは息を弾ませた。
「う……ふぅ……」
 ロイの背に回した手で、ハボックは白いシャツをクシャクシャに握り締める。キスだけでハボックの躯は熱を帯び、楔にその熱が瞬く間に溜まっていった。
「大、さ……っ」
 漸く唇が離れて、ハボックは荒い息の合間にロイを呼ぶ。それに答えず、ロイはハボックが纏うものを毟りとるようにしてあっと言う間に脱がしてしまった。
「やだ……ッ」
 瞬く間に裸に剥かれて、ハボックは羞恥に駆られて長い手足を縮めようとする。だが、ロイの強い腕に押さえ込まれては叶わなかった。
「やだじゃないだろう?こんなにして……」
 ロイはそう言いながらすっかり立ち上がったハボックの楔を膝で押し上げる。そうすれば立ち上がった楔がトロリと蜜を零して、ロイはニヤリと笑った。
「キスしかしてないのに、すっかりトロトロだな。そんなにシたかったか?」
「ッ!そんなわけねぇっしょ!」
 揶揄するような言葉にハボックは顔を赤らめてロイを押し返す。プイと顔を背けるハボックの瞳を見下ろしてロイは笑みを浮かべた。
 呪いから解放されて生来の空色に戻ったハボックの瞳。その瞳が情欲をため込むと濃さを増すことはとっくに気づいていたし、ハボック自身気づいているようだった。だが。
(これはまだ気づいてないんだろうな)
 そう思いながらロイが見つめるハボックの瞳がうっすらと紅く色づいている。かつて「呪いの印」だとハボックが自嘲したその紅が、ハボックの性的興奮が高まるとその瞳に宿る事にロイが気づいたのはハボックを抱くようになってすぐだった。最初は判らないほどの薄い紅が行為が激しくなるにつれ濃くなっていく。ハボックが上り詰める寸前には真っ赤に染まって、ハボックの快楽の度合いをはっきりとロイに告げて、ロイはその色が見たいばかりにハボックを激しく攻め立てるのが常だった。
「ハボック」
 ロイは顔を背けるハボックの首筋にきつく口づける。痕がつくほど強く吸えばハボックの躯が大きく震え、瞳の紅が少しだけ濃くなった。ロイは押さえつけたハボックの躯を手のひらで撫で回す。鍛えられた躯は程良い弾力を持ってロイの手のひらを押し返し、ロイはその弾力を楽しむようにハボックの躯に手を這わせた。
「ん……っ、ふ……」
 撫でられているだけなのに、ハボックは躯の内側に熱が溜まってくるのを感じる。恥ずかしい声を出してしまわないよう、必死に声を飲み込んでいるとロイが楽しそうに言った。
「気持ちイイんだろう?素直に声を出せ」
「……ッ、別にそんな……ッ」
 まだロイにはキス以外手で軽く触れられているだけだ。それだけで感じているなどと知られたくなくて、ハボックはロイの言葉を否定して漏れそうになる声を押さえ込んだ。
「素直じゃないな」
 ロイは楽しげに言いながらハボックの躯に手を這わせる。ゾロリと脇腹を撫で上げた手を胸へと滑らせ、プクリと立ち上がった突起をキュッと摘んだ。
「アッ!」
 一年かけて快感を得る術を教え込まれた躯は、胸への刺激でビクビクと震える。それと同時に瞳の赤みが増して、ロイは笑みを浮かべて摘んだ乳首をグリグリと捏ね回した。
「やっ、イヤッ!」
 ゾクゾクとした快感が背筋を這い上がる。こんな風に胸で感じていると知られるのが恥ずかしくて、ハボックはロイを押し返した。
「気持ちイイ?」
「違……ッ」
 そうハボックが否定したところで、紅く色を増す瞳がハボックの快感の度合いを知らせてくる。爪を立てるようにして思い切り抓ると、ハボックの唇から嬌声が上がった。
「ひゃあんッ!」
「ふふ……可愛いな、ハボック」
 ハアハアと息を弾ませるハボックにロイは囁く。恨めしげに睨んでくる紅い瞳にキスを落として、ロイはハボックの脚の間に手を差し入れた。
「ッ!」
 ビクッと震えるハボックに構わず、ロイはハボックの双丘の狭間に指を這わせる。しっとりと汗ばむ蕾を指の腹でこすれば、ロイを食い入るように見つめたハボックがゴクリと喉を鳴らした。
「挿れて欲しい?」
 そう聞かれて、ハボックは慌てて目を逸らす。素直に強請るには羞恥が先に立つらしいハボックに、ロイは笑みを浮かべた。
「そうか、挿れて欲しいか」
「ッ、そんなこと言ってないっしょ!」
 羞恥に顔を真っ赤に染めるハボックの瞳が更に紅くなっている。そそり立った楔からトロトロと蜜を垂らし、紅い瞳で見上げてくるハボックに、ロイはゾクゾクして唇を舐めた。
「せっかくの記念日なんだ、素直に強請っていいんだぞ?」
「そんな……っ」
 ロイが好きだし本音を言えば抱いて欲しい。こうして一緒に記念の夜を過ごしたいと思っていたが、だからといって口に出して強請るには羞恥が勝った。
「言えませんっ、そんなこと……ッ」
 そんな風に言うハボックにロイは笑みを浮かべる。蕾をさわさわと触りながらハボックに身を寄せて言った。
「言えなくても私には判るよ、お前が今もの凄く興奮していて私に挿れて欲しくて堪らないのが」
「な……ッ」
「一年たっぷり楽しんだし、いいことを教えてやろうか?」
 ハボックには告げずにこっそり楽しんできた事実を、一年目の節目に教えてやるのもいいだろう。不思議そうに見上げてくるハボックに、チュッと口づけるとロイはハボックから身を離してベッドから降りた。
「大佐?」
 肘をついて上半身を起こすハボックに、待てというように手を振ってロイはクローゼットを開ける。中に入れてあったキャスター付きの大きな姿見をベッドサイドに引っ張ってくれば、ハボックがギョッとしたように飛び起きた。
「なに持ってきてんスかッ!!」
 大きな鏡に全裸の躯を映し出されてハボックが悲鳴のような声を上げる。それに構わずロイはまだ着たままだった服を脱ぎ捨て、ベッドに戻った。
「大佐っ、鏡っ!」
「いいから見てみろ」
「嫌っス!」
 そんな恥ずかしいこと出来るわけがないと首を振るハボックを、ロイは後ろから抱え込むようにして鏡の方を向かせてしまう。もがく躯を押さえ込んで、ロイはハボックの耳元に囁いた。
「ほら、よく見てみろ。お前の瞳、何色だ?」
「……え?」
 そう囁かれてハボックはもがくのをやめて鏡に目を向ける。ロイに抱き込まれた己の瞳が生来の空色でも欲をため込んだ蒼色でもない紅い色をたたえている事に気づいて、ハボックは目を見開いた。
「感じてると紅くなるんだ。その快楽が深くなればなるほど真っ赤になる。綺麗だろう?ルビーみたいだ」
 そう言ってうっとりと笑うロイの顔と並んで映る己の顔をハボックは食い入るように見つめる。
「もしかして、アンタに抱かれてる時、ずっと……?」
「ああ、もっともっと濃い色になる」
 楽しそうに囁かれたハボックの顔が、瞳の色に負けないくらい紅く染まる。感じていると悟られたくなくて、必死に声を押し殺すのが常だったハボックとしては、こんな形でロイに知られていたのかと思うと、恥ずかしくて消えてしまいたいほどだった。
「酷いっス、大佐っ」
 ハボックはそう言ってギュッと目を瞑る。そうすればロイはのほほんとした調子で答えた。
「どうして?私に感じてくれている事が判るんだ、嬉しいじゃないか」
「判って貰わなくていいっス!」
 恥ずかしくて恥ずかしくて堪らない。ギュッと目を瞑ったまま俯くハボックに、ロイはクスリと笑うと背後から抱き込んだ手を這わせ始めた。左手で腹から胸へと何度も撫でさすり、その途中膨らんだ胸の突起を強くこする。右手ではハボックの脚をグイと開かせ、白い内股をさわさわと撫でた。そのたびハボックの躯がピクピクと震える。天を突くようにそそり立った楔がトロトロと蜜を流すのを見て、ロイはハボックの耳元に囁いた。
「ハボック、目を開けて」
「嫌っス」
「折角の記念の夜なのに、お前は私を見てもくれないのか?」
「ッ!」
 ほんの少し淋しげに囁かれて、ハボックがビクリと震える。ロイがそのまま待っていれば、ハボックがおずおずと目を開けた。
「ありがとう」
 ロイは嬉しそうに言って背後から抱え込んだハボックの耳元に口づける。胸を撫でていた手でハボックの顎を押さえると正面を向けて固定してしまった。
「大佐っ」
「後ろから抱いてるんだ。鏡がなければ私の顔が見えんだろう?」
「だったら向き合って────アアッ!」
 キュッと楔を握られてハボックが甘い悲鳴を上げる。クチュクチュと蜜を垂れ流す楔を扱かれて、ハボックはこみ上がる快感に顔を歪めた。
「ふふ……また濃くなった」
「やっ……言うなっ」
 ロイに言われるまでもなく、鏡に映る己の瞳が鮮やかな紅になっているのがハボックにもはっきりと判る。その瞳を見れば何故か興奮が増して、ハボックはロイの肩に頭を預けるようにして喘いだ。
「たいさ……っ」
「ふふ、可愛いよ、ハボック」
 ロイはそう言って楔から手を離し蜜に濡れた指を蕾に這わせる。つぷりと先端を沈めると僅かに強張る躯を宥めるように耳元に舌を這わせて言った。
「愛してるよ……愛してる、ハボック」
「んっ……あっ、大佐っ」
 沈めた指先をクリクリと掻き回されてハボックが喘げば、瞳の色がまた少し濃くなる。とろんと立ち上がった楔から蜜が垂れて、蕾を弄るロイの手を濡らした。
「挿れて欲しい?」
 少しずつ指を奥まで押し込み、慣らすように掻き回しながらロイが囁く。ハッハッと短い呼吸を繰り返していたハボックが、微かに頷くとロイは笑みを浮かべた。
「言って……強請ってごらん」
「そんな……」
「恥ずかしがっても全部映ってるだろう?あんなに真っ赤になって……」
「ッッ!!」
 そう言ってロイが示す鏡の中で、ハボックの瞳は真っ赤に染まっている。ハボックはキュッと唇を噛むと消え入りそうな声で言った。
「……挿れて」
「イイコだ」
 クスリと笑って言うロイにハボックの瞳から羞恥の涙が零れる。紅いルビーが割れて転がるようにハボックの頬を流れる涙を、ロイはハボックを抱え込むようにして舐めた。
「挿れるぞ」
 低く囁けばハボックの躯がピクリと震える。ロイはハボックの脚を大きく開かせ己の腰を跨がせると、そそり立つ楔の上にハボックの躯を引き下ろした。
「あ……アアアアアッッ!!」
 ズブズブと押し入ってくる楔にハボックは喉を仰け反らせて嬌声を上げる。ハボック自身の体重にも助けられて一気に最奥まで貫いた楔を、ロイは軽く腰を引くようにしてガツンと突き上げた。
「ひゃああんッ!!アアッ!!」
 ガツガツと突き上げられてハボックは続けざまに悲鳴を上げる。ロイが突き挿れる度滴るように真っ赤に染まる瞳が、最高の紅をたたえた瞬間。
「ヒアアアアアッッ!!」
 ハボックが一際高い嬌声を上げてビュクビュクと熱を迸らせる。それと同時にキュウウと咥えた楔を締め付ければ、ロイが低い呻き声を上げて一瞬遅れて熱を吐き出した。
「ッッ!!……ヒ……あ……ッ」
 躯の奥底を焼かれてハボックが真っ赤な瞳を見開いてガクガクと震える。大きく仰け反った躯からカクンと力が抜けて、その身を預けてくるハボックをロイはしっかりと抱き締めた。
「ハボック……愛してる」
「オレも……オレも、たいさ……」
「その瞳のセレスタイトもホープダイヤもルビーも、全部私だけのものだ。絶対に、離さない」
 耳元に囁かれる言葉にハボックは目を見開く。
「たいさ……っ」
 くしゃりと顔を歪めたハボックは、躯を捻るようにしてロイの首に手を伸ばすと自分から口づけていった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございますv拍手、励みになりますv嬉しいですvv

ロイハボの日ですねvどうしようかなーと思っていたら無配本の「金剛石」をお申込み頂いた香深さまから「ハボの目が赤くなるのはえろてぃっくに興奮した時だけになったら良いなぁ」って素敵な萌えを頂きましてね。そのネタ貰ったーッvvって書かせて頂きました。香深さま、楽しい萌えをありがとうございますvv思わず楽しくてルンルンしながら書いてたらなんか長くなっちゃった(苦笑)ロイハボの日、少しでも楽しんで頂けたら嬉しいですv
そうそう、無配本の配布は10日(日)までとなっておりますので、ご興味おありの方いらっしゃいましたらお早めにお願い致します(ぺこり)

以下、拍手お返事です。

吸血鬼のロイのなんとしてでも帰したくない気持ちが の方

ふふふ、何が何でもハボックを手に入れたいらしいです(笑)ロイハボの日、楽しみにしていると仰って下さったので頑張ってみました〜!お楽しみ頂けましたら嬉しいですv

菜ノ花さま

わーん、ありがとうございますーッ!「毛糸玉の記」は日記では書けなかったちっさいハボが思ってた事とか可愛いとことかを書きたいと思っておりましたので、動きの表現が可愛らしいと言って頂いた上にボロ泣きまでして頂けて本当に嬉しいーッvv他にもいっぱい嬉しいお言葉、もう書き手冥利に尽きます!私の方こそいつも遊びに来て下さって、書いたものを読んで下さって本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからもどうぞよろしくお付き合いお願いしますv
2012年06月08日(金)   No.193 (ロイハボ)

はむ
ロイハボ風味

「……大佐?」
 ロイが座る椅子の足下に座り込んで雑誌を読んでいたハボックは、上から覆い被さるようにして身を寄せてきたロイを不思議そうに見上げる。なにをしたいんだろうとそのままで待っていれば、髪に触れたロイの唇が金髪を一房噛んで軽く引っ張った。
「なにしてるんスか?」
 待ってみたもののやはり何をしたかったのかよく判らず、ハボックは尋ねてみる。そうすればロイの声が頭上から聞こえた。
「旨そうだなと思って」
「……は?」
「お前の髪。蜂蜜色で旨そうだ」
 また訳の判らないことを言い出したとハボックは眉を寄せる。自分なんかより余程優秀な頭脳の持ち主であるこの男は、時々ハボックには理解出来ない妙な事を言い出すのだ。
「それで?旨かったっスか?」
 それでもハボックはおかしな事を言うななどとは言わず、律儀に彼が試した結果を尋ねてやる。するとロイはフムと唸って答えた。
「どうかな。もう少しやってみないと判らんな」
 ロイはそう言って噛んだ髪をもう一度引っ張る。ツンツンと引っ張られてハボックは軽い痛みに、寄せた眉の溝を深めた。
「痛いっス、大佐」
「そうか?」
 ハボックの苦情にそう返しながらもロイはハボックの髪を引っ張り続ける。流石にそのままにしておけず、ハボックは身を捩ってロイを見た。
「大佐ァ」
「ん、甘くなってきた」
「嘘ばっか」
 そんなわけないと逃げようとするハボックの肩をロイはグッと掴んで引き留める。クスクスと笑って身を寄せるロイにハボックが首を竦めた。
「大佐」
「ん?」
 呼びかければ答えるように髪が引っ張られる。その小さな痛みがベッドの中で与えられる甘い痛みを思い起こさせて、ハボックはそっとため息を吐きだした。
「お前も甘くなってきたか?」
「どういう意味っスか、それ」
 こっそり吐いたつもりの吐息に気づかれたかと内心ドキリとしながらハボックは素っ気なく言う。そうすればロイが低く笑う気配がして髪がまた引っ張られた。甘やかすように何度も髪を引っ張られ、誘うように肩に添えられたロイの指に力が入る。
「……もう」
 そんな風にされればもうどうすることも出来ず、ハボックは片目を細めてロイを見上げた。
「大佐……」
 手を伸ばせばその手を絡めとるようにしてロイがハボックを引き寄せる。啄んでいた蜂蜜色の髪から離れたロイの唇が、髪よりももっと甘いハボックの唇をそっと塞いだ。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、励みです、嬉しいですvv

この間のイベントでセロリさんに描いて頂いたスケブ。ウフウフしながら見ていたらテンション上がり過ぎて小話妄想してしまいまして(苦笑)セロリさんにご許可頂いたので、描いて頂いたステキ絵と一緒にアップしてみましたー。えへへへへvv大佐がハボの髪を「はむ」ってしてるとかねッ、あとこうグッと肩を掴んだ手とかねッ、なんかも〜〜〜ッ、ウキャウキャしちゃって止まらないんですよッ!この後はねっ、当然髪より甘甘甘なハボックをたっぷり堪能しているロイをセロリさん絵で妄想(笑)やっぱりセロリさんのロイハボ大好きだーッ!だってロイハボ嵌ってからずっとファンなんだもの。もう殆どストーカーのようです(苦笑)セロリさん、いつも我儘に答えて下さって本当にありがとうございますvv大好きですーッvv(←迷惑な)





2012年05月07日(月)   No.184 (ロイハボ)

蒼焔11
ロイハボ風味

 ベッドに横たわっていたハボックは目を開けるとゆっくりと起き上がる。ベッドから下りテラスに繋がる大きな窓に歩み寄った。
 窓から見下ろせばちらちらと雪が舞い落ちる先に黒い森が広がっているのが見える。その先にあるはずの街をハボックは空色の瞳でじっと見つめた。
 雪に埋もれるようにして倒れていた少年を、彼の家の玄関先に送り届けたのは三日ほど前の事だ。ハボックが扉を叩いた音で出てきた使用人たちがロイを中に運び込むのを確かめて、これでもう大丈夫とロイの家を後にした。今頃ロイは手厚い看護を受けて、回復しつつあるに違いない。
「ロイ……」
 もう二度と会うことのない少年の名をハボックは口にする。そうすれば愛しさと同時にざわざわと胸がざわめいてハボックは眉を顰めた。
「なにが不安なんだ?オレは……」
 胸をざわつかせるのが不安だと気づいて何故と己に問いかける。あの家ならロイをしっかりとした医者に見せる事も可能なのだから心配する必要など全くない筈だった。
「くそ……っ」
 心配いらないと自分に言い聞かせてみるものの不安は大きくなるばかりで一向に収まる気配がない。湖の(ほとり)で過ごす間、ロイは殆ど家族の事は口にしなかった。僅かに彼が語った事からハボックが知り得たのは、両親を早くに亡くしたロイを引き取った伯母夫婦とはあまり上手くいっていないらしいと言う事だけだった。
「だからって病気の子供を放っておく訳ないんだし、主治医だっているんだし」
 不安を押し殺そうとハボックは口に出して呟く。冷たいガラスにコツンと額を押しつけてギュッと目を瞑っていたが、パッと目を開けると窓を押しあけてテラスに出た。バルコニーの手摺りに手を載せ食い入るように森の向こうを見つめる。夕暮れが近づいて辺りは急速に暗くなり、空と森の境目がはっきりとしなくなってきていた。雪の舞い散る中、黒い森を見つめていれば不安に押し潰されそうになる。もうそれ以上じっとしていることが出来ず、ハボックは身を翻して家の中に戻ると階段を駆け下り外へと飛び出した。雪の舞い散る中、森の中の道を人間には考えられない速さで駆け抜ける。つい先日、躊躇った末に踏み出した坂道を迷わず一気に下りると街の入口まではあっと言う間だった。
「……」
 気は急くものの流石にここからはなるべくゆっくりと歩いていく。ロイの家までやってくると、ハボックは辺りを見回し人目がないことを確認して軽々と門を乗り越え敷地の中に入った。今度は玄関には向かわず建物に沿ってゆっくりと歩く。裏口までやってきたハボックは辺りの様子を伺いながら扉をそっと叩いた。少し待つとガチャガチャと鍵の外れる音がして扉が開く。
「はい────あんた誰?」
 顔を出した使用人の男が訝しげに言うのに答えずハボックは手を伸ばした。その指先を男の首筋に当てれば、男は一言も発することなく昏倒する。ハボックは男の体を扉の陰に押し込むと中に入り扉を閉めた。
 ハボックは見つからないよう注意しながら階段に向かう。丁度その時、トレイに水差しを載せた使用人が出てくるのが見えて、ハボックは柱の陰に隠れた。使用人が階段を上るのを確かめて、足音を忍ばせその後を追う。二階にあがった使用人が一番奥の部屋の扉を軽くノックして入っていくのを見ると、ハボックは陰に隠れて使用人が出ていくのを待った。暫く待てば使用人が部屋から出てくる。すぐ隣の部屋からどうやらリネンの交換をしていたらしい別の使用人が出てきて、トレイを手にした使用人に言った。
「どう?ロイ様のご様子」
「どうもこうも……あのままじゃ死んでしまうわ」
 そう言う声が聞こえてハボックは目を見開く。飛び出していきたいのをグッとこらえて二人の会話に耳を澄ました。
「お医者様にも診せないなんて、そうでなくてもロイ様はお体が弱いのに……奥様たちはロイ様を殺す気なの?」
「……ここだけの話だけど、奥様たちはロイ様が邪魔なのよ。ロイ様がいなくなれば管理するだけで手を着けられない莫大な財産が自分たちのものになる。病死してくれるなら万々歳と思ってるんだわ」
 お可哀想にだの酷いことをするだのこそこそと話しながら使用人の女たちが行ってしまうのを、ハボックは陰に潜んで待つ。女たちが階段を下りるのを見届け、ハボックはロイの部屋に飛び込んだ。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、更新の励みです、ありがとうございますvv

「蒼焔」です。やっとここまで来たかー。さあ、なるべく間を開けずに行くぞッ!

昨日はヒュハボがあんまり楽しくてガッツリ遊んでしまったので明日の更新ヤバいかもーと例によって思いましたが、とりあえずなんとか自転車操業間に合いました(苦笑)ただ、来週のGW真っ只中は流石に更新難しそうです(苦)今年は旅行にこそ行きませんが、親戚のとこ行ったり、父が旅行中母が泊まりに来たりするので、そうそうポメラばかり開いてはいられなさそう……。「金緑石」と「恋闇」の書き溜めたのがあるのでそれで日記くらいはアップするかなぁ。ってハボ受けばっかりですね、今日も「蒼焔」だし(苦笑)まあ、とりあえず連休中はそんな感じでお願い致します〜。
2012年04月27日(金)   No.180 (ロイハボ)

蒼焔10
ロイハボ風味

 暫く走れば漸く森が途切れて、街へと下る道に出る。雪塗れのハボックは、道の先に広がる街をじっと見つめた。
 以前一度、ロイを家に送り届けた事があった。あの時人通りの殆どない時分闇夜に紛れて走り抜けた道は、今は雪が降り続いているとはいえそこに息づく人々がが行き交っていることだろう。そんな場所で凍り付いた血を持つ己はどんなにか異質に映るに違いない。だが、腕の中の少年を助ける術を自分は持っておらず、そうであればハボックには躊躇っている隙(ひま)はなかった。
 ハボックはキュッと唇を噛むと街に向かって坂を下る。やがて街の中心を走る通りへと出れば恐怖とも緊張ともつかぬもので、動かぬ心臓がギュッと縮こまった。
 ロイを腕に抱く黒づくめのハボックを行き交う人が不審そうに見る。ハボックは目を合わさないよう顔を俯けて、不自然でない程度の早足で通りを歩いていった。大きな家ばかり並ぶ界隈に入るとハボックは一際大きな屋敷へと向かう。大きな門に手を伸ばすとロイを抱いたまま軽々と門を乗り越えた。雪かきされた後、雪が薄く積もったスロープに足跡を残して玄関の前に立ったハボックは厚い扉を見上げる。どうしようかと迷ったものの、結局ハボックは扉のすぐ側にロイの躯をそっと下ろした。
「ロイ」
 白いロイの顔をハボックはじっと見つめる。額にかかる黒髪を指でそっとかき分けると額に恭しく口づけた。
 このままロイを浚っていけたらどれほど幸せだろう。彼に己の血を分け与え、昏く呪われた眷族に引き入れる事が出来たら、そうしたら────。
 そう考えてハボックは激しく首を振る。もう一度ロイの頬にそっと触れてゆっくりと立ち上がった。そうして。
 ドンドンドン!!
 ハボックは厚い扉を拳で思い切り叩く。中で人の気配がするのを感じるとハボックは扉を叩く手を止めてロイを見下ろした。
「…………」
 何か言いかけて結局なにも言わず、ハボックはロイを置いて扉の前を離れる。門の陰から扉が開いて使用人の男が出てくるのを伺った。
「ロイ様っ?!奥様ッ、ロイ様がッ!!」
 扉のすぐ側に横たわるロイを見つけた使用人の男が中に向かって叫ぶ。中から出てきた使用人たちがロイを抱き上げ家の中へ運び込むのを見てハボックはホッと息を吐いた。もうこれで、ロイは大丈夫だ。己に出来ることはなにもなく、もう二度と会うこともないだろう。
 震える息を吐き出してロイの姿が消えた家の扉を食い入るように見つめていたハボックは、逃げるようにその場を後にした。


いつも遊びに来てくださってありがとうございます。拍手も嬉しいです。

「蒼焔」です。旅先でポチポチ打ってました(笑)早く子ロイから脱したいと思いつつ。もう少しかなぁ。

旅行はじじばば連れて熱海の保養所行ってきました。月曜日だったこともあり、昨日の夜は母と温泉貸切状態でしたよー。気持ちよかったっス。今日は特に予定もたてていなかったので、ハーブ&ローズガーデンに行ったら菜の花が満開でした。お天気もよく、まったり散歩でリフレッシュ出来ましたよ。

以下、拍手お返事です。

嫌がる暗獣ハボを の方

わーい、癒されて頂けてよかったです〜vうふふ、いっぱいムギュムギュもしてやってくださいね。更新、そう言って頂いてありがとうございます。早速綺麗な花と温泉を楽しんで参りました。やっぱり春はいいですねv


2012年03月27日(火)   No.168 (ロイハボ)

蒼焔9
ロイハボ風味

 窓ガラスの向こう、降りしきる白い雪の中に黒々と横たわる森をハボックはじっと見つめる。火の気のない部屋は外と大して変わらない寒さだったが、体温を持たない身にはなんの支障もなかった。
「寒い……」
 それでもハボックはそう呟く。寒いのは体ではなく、自ら望んでとはいえ愛する者を手放してしまった心の方だった。
「いつまでも女々しいな、オレは」
 忘れなくてはと思えば思うほど脳裏に浮かぶのはあの強い黒曜石の輝きだ。もう忘れてしまったほど遠い昔、この闇の一族の末に加えられた時から誰かを愛することはやめてしまった。ハボックにとって温かい血肉と限りある命を持った者こそ心惹かれる存在であったが、それは同時に決して同じ時を生きられない存在であったからだ。人は勿論鳥も花もハボックと共にあることは出来ない。だからこそこの昏く冷たい屋敷で息を潜めるように終わることのない時を積み重ねてきたというのに。
 あの日出会ったロイと優しい時を過ごすうち、ハボックは夢見てしまった。もしかしたらこのまま一緒に過ごしていけるかもしれないと。そんなことなど決してありはしないと判っているのに。
「忘れなきゃ。もうロイはとっくにオレのことなんて忘れてるに決まってるんだから」
 好奇心旺盛な子供なら毎日出会う新しい事柄の中で、己の事など瞬く間に忘れてしまうに違いない。
 そう考えたハボックが、緩く首を振って森を視界から閉め出そうとそっと目を閉じた時。
『ハボック……』
 どこからか呼ぶ声が聞こえてハボックはハッと目を開けて外を見る。相手を想うばかりに聞こえた幻聴と窓から目を背けようとすれば、今度はさっきよりもはっきりと聞こえた。
『ハボック……ッッ!!』
「ロイ……」
 そんな筈はないと思うもののハボックは雪の向こうに広がる森から目を離せない。暫くの間食い入るように窓の外を見つめていたハボックは、次の瞬間弾かれたように部屋を飛び出した。階段を駆け降りホールを駆け抜け、玄関を叩きつけるように開けるとそのまま外へと走り出る。屋敷をその白い(かいな)に閉ざす雪の中に踏み込むと、全速力で走った。
「ロイっ!返事をしてっ、ロイッ!!」
 ザクザクと雪を掻き分け森の中を進む。深く降り積もる雪も視界を閉ざすように雪を吹き付けてくる風も、ロイを探して突き進むハボックには何の妨げにもならなかった。
「ロイッ!!」
 湖の畔を抜け街に続く道へと足を進めたハボックは、幾らも行かないうちに雪の中に半ば埋もれるように倒れた人影を見つけた。
「ロイ……?ロイッ!!」
 慌てて駆け寄りロイの上に降り積もる雪を払いのけその体を抱き上げる。まさかと少年の口元に当てた手のひらで微かな呼吸を感じ取って、ハボックはホッと息を吐いた。とはいえ。
「このままじゃ死んじまう」
 呼吸は浅く鼓動は弱い。この間のようにただ体を暖めるだけでは駄目で、きちんと手当をする必要があるだろう。
「ロイ……」
 ハボックは森の外へと向かう道を見据えるとロイを抱えて立ち上がる。そうしてもう殆ど消えかけたロイの足跡を辿るように、街へと駆けていった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、嬉しいですー、頑張りますv

「蒼焔」です。先が楽しみと言って頂いたので、いい気になって書いてみました(笑)

以下、拍手お返事です。

差し出がましいかと思いましたが… の方

ありゃ、本当だ。未来日記ならぬ未来更新になってますね。つか、私、カレンダー確かめて「今日は10日だよね」と思いながら更新日書いてましたよ(爆)どうも物凄く土曜日な気分だったようです(苦笑)直しておきました、ありがとうございます。「蒼焔」頑張りますー、これからもよろしくお付き合いお願いしますv
2012年03月08日(木)   No.164 (ロイハボ)

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  Photo by 空色地図

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