ロイハボ

=ハボロイ  =ロイハボ
=カプ色あり  =カプなし

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黒スグリ姫27
ロイハボ風味

「こんばんは」
「こんばんは、ロイ君」
 チャイムの音に答えて現れたハボックの母親にロイはにっこりと笑みを浮かべる。母親も笑って答えると二階に向かって声を張り上げた。
「ジャーン!ロイ君来たわよ!」
「今行くーッ」
 ドタバタと走り回る音と共に返ってきた返事に母親はため息を零す。「ごめんなさいね」と謝れば「いえ」と返すロイに母親は言った。
「いいの?ロイ君。あの子連れていったら、はしゃいじゃって大変よ?」
「大丈夫です。きっと楽しいと思います」
「そう?あんまり羽目を外すようなら叱ってね」
「はい」
 母親の言葉にロイは笑って頷く。丁度その時、ハボックが二階から階段をかけ降りてきた。
「先輩、お待たせっ」
「ジャン!迎えに来て貰って待たせちゃダメでしょう」
「だって、変なとこないかチェックしてたんだもんっ!ねぇ、変なとこない?」
 そう言ってハボックは母親の前でクルリと回ってみせる。「どう?」と心配そうに見上げてくる息子に母親は笑みを浮かべた。
「平気平気、変じゃないわよ。とっても可愛いわ。ほら、さっさと行きなさい」
「……心こもってなーい」
 ほらほらと追い出そうとする母親にハボックは不満そうに唇を尖らせる。それでもロイの顔を見れば途端に笑みを浮かべて、母親に手を振って家を出て歩きだした。
「待たせちゃってごめんなさい」
「大して待ってないよ。浴衣、自分で着たのか?」
「ううん、母さんに着せて貰った。先輩は自分で着たんスか?」
「まあな」
 そう言って肩を竦めるロイは、生成に格子柄の浴衣をまとい落ち着いたブルーの地に上品な織り柄が入った角帯を締めている。ハボックはロイをうっとりと見上げて言った。
「先輩、すごくカッコいいっス。どうしよう、オレ、子供っぽくねぇ?」
 ロイと一緒に歩くのに子供っぽすぎはしないだろうか。心配そうに自分の浴衣を見下ろすハボックにロイはクスリと笑った。
「そんなことない。すごく似合ってるよ、ドキドキする」
 ロイはハボックの耳元に唇を寄せて囁く。チュッと耳元にキスされて、ハボックの顔がみるみるうちに真っ赤になった。
「なっ、なに言ってんのッ、先輩ってばッ!」
 真っ赤な顔で声を張り上げて、ハボックは耳を押さえて俯く。「もう、もうッ、先輩ってばッ」とブツブツ呟くのを見てロイがクスクスと笑えば、ハボックが涙の滲む目でロイを睨んだ。
「本当に似合ってるよ。お前は色が白いから紺地の浴衣がよく映える」
「────あ、ありがとう、先輩……」
 そんな風に言われて目を見開いたハボックが更に顔を真っ赤にする。桜色に染まる白い首筋にロイはドキリとしながらも何でもない風を装って言った。
「ほら、行くぞ、ハボック」
 言うなり手を取ればハボックが恥ずかしそうに笑う。手を繋いで歩いていくとこの辺りでは有名な神社へ続く参道へと出た。
 今夜は毎年恒例の秋祭りだ。いつもの年なら友達同士で賑やかに出かける祭りに、今年ハボックはロイに誘われて二人で来たのだった。
「あっ、綿あめ!あんず飴もあるし、ソースせんべいも!どこから行こうかなぁっ」
「ふふ、食べ物ばかりだな」
「だって腹減ってるんスもん」
 参道に並ぶ屋台に目を輝かせるハボックにロイが笑う。ハボックに引っ張られるままソースせんべいの屋台へと近づいていった。
「先輩、ルーレット得意?」
「どうかな、普通じゃないか?」
 屋台の親父に金を払おうとすれば先にスッと代金を払うロイに礼を言ってハボックが尋ねる。小首を傾げて答えるロイに、ハボックは眉を寄せて言った。
「オレ、これ全然ダメなんス。先輩、回してくれません?」
「それは別に構わんが」
 ロイは答えてせんべいの枚数を決めるルーレットの針を指で弾く。クルクルと回った針は徐々にスピードを落とし、ゆっくりと止まった。
「うそ……」
 その針先が指す数字を見てハボックが目を瞠る。
「百枚!うそッ!」
「スゴいな、兄さん。一袋丸ごとだ!」
 細い隙間に書かれた“100”という数字に屋台の親父が笑って袋ごとせんべいを差し出した。普段ならせんべいにちょっとだけ塗り付けられるオレンジのソースを小瓶で貰って、ハボックは目を輝かせてロイを見上げた。
「先輩、すっごい!オレなんていっつも十枚なのに!」
「たまたまだよ」
「嬉しい!どうやって食べよう」
 袋と小瓶で貰ってしまってかえってどうしようと迷うハボックにロイが笑う。結局後で食べることにして、ハボックは次の屋台に突撃した。
「たこ焼き!いい?先輩」
「ああ」
 一応お伺いを立てればロイは頷いて代金を払う。
「先輩、オレも一応お小遣い持ってきたから」
「いいよ、気にするな。少なくとも中学生のお前よりは金持ちだ」
 財布を出せばニヤリと笑ってロイに言われて、ハボックは「いいのかなぁ」と呟きながらトンボ柄のショルダーバッグに財布をしまう。それでも「ほら」とたこ焼きを差し出されればパッと顔を輝かせた。
「いい匂い!いただきますッ!」
「熱いから気をつけろよ」
 いそいそと手を伸ばし楊枝でたこ焼きを刺すハボックにロイが言う。フウフウと息を吹きかけパクッと一口で口に放り込んだハボックは、途端に口を両手で押さえて目を白黒させた。
「あふッ!あふいッッ!!」
「当たり前だ、そんな一口で放り込んだら熱いに決まってるだろう?」
「あふい〜〜〜ッッ」
 ハフハフと湯気を吐き出しながら熱いと飛び上がるハボックの腕をロイは掴む。ハボックの顔に己のそれを寄せて、湯気を吐き出す口から覗くたこ焼きにフウフウと息を吹きかけた。
「ふぇ、ふぇんふぁい……ッ」
 唇が触れ合わんばかりの距離に近づくロイの顔をハボックは涙の滲んだ瞳で見上げる。間近で見つめてくる黒曜石をじっと見つめれば、ロイがスッと身を引いた。
「大丈夫か?今何か飲み物買ってくるから」
 ここにいろ、と言われて何とかたこ焼きを飲み込んだハボックは小さく頷く。人の流れの邪魔にならないよう屋台と屋台の間の狭い隙間に身を潜めてホッと息を吐いた。
「熱かったぁ……」
 ちょっとばかり上顎を火傷したような気がする。俯いて舌で柔らかくなった上顎を触っていると不意に目の前に影が射して、ハボックはロイが戻ってきたのかと顔を上げた。だが。
「ねぇ、キミ、一人?」
「えっ?」
「カワイイじゃん。なぁ、俺たちと一緒に見て回ろうぜ!」
 見知らぬ二人連れの男がそう言うなりハボックの腕を掴む。グイグイと引っ張って行かれそうになって、ハボックは慌てて足を突っ張った。
「一人じゃないっス!人を待ってるから!」
「人?なに、カレシ?キミのこと一人でおいてっちゃうなんてろくな男じゃないって。そんな奴より俺たちと遊ぼうぜ」
「そうそう、行こ行こ!」
「ちょっと待って!やだってばッ!」
 男二人がかりで強引に連れて行かれそうになって、ハボックは必死に腕を振り払おうとしてもがく。ずるずるとひきずられかけたハボックが悲鳴をあげかけた時、ハボックの腕を掴んだ男の頭の上にジョボジョボとジュースが降ってきた。
「うわッ!つめてぇッ!──なにしやがるッ、てめ……ッ」
 頭からジュースをかけられた男が悲鳴を上げて背後を振り向く。怒鳴りかけた男はロイの黒曜石に射竦められて「ウッ」と口ごもった。
「私の連れに何か?」
「あ……いや、ちょっと道を聞いただけ……なぁっ?」
「そうそうッ、それだけだからッ」
 ロイの鋭い眼光に男たちはそそくさと逃げ去ってしまう。その背を睨んで見送ったロイは、ハボックに向き直って手を伸ばした。
「大丈夫か?怪我は?」
「別になんともないっス。ちょっと引っ張られただけだから。びっくりした、なんスか、あれ」
「なにって、お前……」
 今のがどういう状況だったのか、まるで判っていない様子のハボックにロイはため息をつく。「先輩?」と不思議そうに見上げてくる空色に小さく頭を振ってロイは空っぽになったペットボトルを見た。
「折角買ってきたのに」
「あーあ、先輩ってばジュースかけちゃうんだもん。びっくり!」
 勿体ないなぁとハボックは言って辺りを見回す。向こうにかき氷の屋台があるのを見つけて目を輝かせた。
「先輩!あれ食べよう!ベロも冷えるし!」
「ハボック」
 そう言って駆けだそうとするハボックの手をロイは掴む。
「一緒に行こう。また変なのに絡まれたら困る」
「?──はい」
 ハボックは首を傾げたものの指を絡めるように手を握ってくるロイと手を繋いで歩き出す。屋台でブルーハワイのかき氷を買って、嬉しそうに口に運んだ。
「冷たぁい!おいしい!オレ、ブルーハワイ大好きなんス」
「ふふ、ベロが青くなるぞ」
「先輩は赤くなるっスよ」
 クスクスと笑ってストロベリーのかき氷を食べるロイにハボックが言う。かき氷の後はリンゴ飴に綿アメ、焼きそばと屋台を渡り歩き、金魚すくいで紅い金魚とオマケに黒い金魚を入れて貰った袋を手にハボックは楽しそうに笑って繋いだロイの手を引いた。
「先輩、今度はあっち!」
「次はなんだ?」
 引っ張られるままロイは小走りに参道を進む。いろんな景品を並べた射的が見えて、ハボックはロイを見上げた。
「射的!オレ、これだけは得意なんス!」
「そうなのか?当たっても倒れんだろう?」
 運良く弾が当たっても倒れなければ景品は貰えない。景品を貰うというより銃を撃つのを楽しむだけだろうとロイが言えば、ハボックがフフンと笑った。
「まあ、見ててよ、先輩」
 持ってて、と綿アメの袋やらリンゴ飴やら金魚の入った袋やら、ついでに頭に乗せていたお面まで渡されて目を白黒させるロイから離れて、ハボックは屋台の親父に金を払ってライフル銃と弾を三発受け取る。ライフルに弾を込めたハボックは、ロイを振り向いて尋ねた。
「先輩、なにが欲しいっスか?」
「えっ?えーと……」
 唐突に尋ねられてロイは慌てて屋台に並べられた的になっている景品を眺める。正直並んでいるのはガラクタにしか見えないようなものが大半で、ロイはほんの少し迷ってから金魚の袋を持った手で指さした。
「そうだな、あの写真たてなんかどうだ?」
「写真たてっスね。了解っス」
 ハボックは頷いてカウンターにのし掛かるようにしてライフルを構える。
「あれはちょっと重そうだけど、三発あれば十分落とせるっスから」
「そうか、重さまで考えなかった。別になんでもいいぞ、ハボック」
 少しでもマシなものと思って言ってしまったが、確かにみるからに重そうだ。どうせ落とせないと判っていてももう少し当てやすそうなものにすればよかったと、慌てて他の景品に変えようとするロイにハボックは笑った。
「大丈夫、見てて」
 そう言ってハボックはライフルを手に景品を見つめる。その顔から笑みが消えて澄んだ空色の瞳が的を見据えるのを見て、ロイは目を瞠った。
「─────」
 キュッと唇を引き結んだハボックの指が引き金を引く。パンッと軽い音を立てて撃ち出された弾は狙い違(たが)わず写真たてに当たった。
「よし!」
 当たった弾の勢いに押されて写真たてが台の端に寄ったのを見てハボックが言う。手早く二発目を込めると再び構えて引き金を引いた。パンッと言う音に一瞬遅れて弾が的に当たり写真たてが更に台の端に寄る。ハボックは最後の弾を込めるとカウンターにライフルを乗せ身を寄せた。そして。
 パンッと三度目の発射音に答えるように写真たてがグラリと揺れて台の上から落ちる。「やったぁ!」とガッツポーズをとったハボックは、屋台の親父が「おめでとう」と差し出した写真たてを受け取ってロイのところへ戻ってきた。
「先輩!はい、これ」
 ニコッといつもの人懐こい笑みを浮かべて写真たてを差し出すハボックをロイがまじまじと見つめる。なにも言わず見つめてくるロイに、ハボックが不思議そうに首を傾げた。
「どうかしたんスか?先輩」
「────いや」
 尋ねる声にロイが我に返ったように目を瞬かせる。見上げてくる空色を見つめ返して言った。
「すごいな。百発百中だ」
「えへへ」
 そんな風に言われてハボックが照れくさそうに笑う。
「カッコよかった。あんな顔もするんだな────惚れなおしたよ」
「えっ?も、もうッ、先輩ってばッ!」
 スッと身を寄せ囁いたロイに耳元にチュッとキスされて、ハボックは真っ赤な顔で飛び上がった。
「はいこれッ!いらないんスかッ!」
「勿論いるよ。そうだ、お前の写真もくれないか?これに飾るから」
「オレの写真?い、いいっスよ、そんなの飾んなくて……っ」
「そうだな、もう一度ライフルを構えてくれないか?あの顔がいい、グッときた」
「ッ!からかわないでよ、先輩ッ」
 ロイの言葉で真っ赤になるハボックはもういつもの少年らしい表情だ。そんなハボックをじっと見つめてロイは言った。
「冗談でなく写真をくれ。一人の写真が嫌なら一緒に撮ろう。それならいいだろう?」
「────オレにもその写真くれる?」
「勿論」
 笑みを浮かべるロイにハボックもにっこりと笑い返す。その後も一緒に食べたり遊んだりして、いい加減夜も遅くなってきたとロイは銀時計を開いて言った。
「そろそろ帰ろうか、ハボック」
「えー、もう?」
 もっといたいと不満げに膨らませたハボックの頬をロイはちょんとつつく。
「あんまり遅くまで連れ回してお母さんを心配させたらいけないからな。次に誘えなくなったら困るだろう?」
「うーっ」
「送っていくよ」
 さあ、と促されてハボックは渋々ながらもロイと一緒に歩きだした。もっと一緒にロイといたくてなるべくゆっくり歩いたものの、気がつけばすぐそこに家が見えてハボックは眉を寄せる。そんなハボックを見てロイはクスリと笑った。
「また明日会えるだろう?」
「そうだけど、もっと一緒にいたいんスもん」
 そう言って唇を尖らせるハボックの腕をロイは引く。突き出した唇にチュッとキスを落として言った。
「今日は楽しかった」
「オ、オレもッ!お祭は毎年行ってるけど、今年のが一番楽しかった!」
 声を張り上げるハボックにロイは笑みを浮かべて細い体を腕の中に囲い込む。頭にお面を乗せたハボックの顎を掬ってそっと口づけた。薄く開いた唇の間から舌を忍び込ませハボックのそれを絡めとる。深く唇を合わせきつく舌を絡ませれば腕の中のハボックの体が震えた。
「来年もまた一緒に行こう」
「……うん」
「好きだよ、ハボック」
「オレも……、先輩……」
 囁く言葉の間にも何度もキスされて、ハボックはとろんとした表情でロイを見上げる。その頬をそっと撫でたロイはハボックの手をとって家に向かって歩きだした。
「────先輩」
「ん?」
「……写真、撮る?」
 キスの後でほんのり頬を染めてハボックはロイを上目遣いに見る。
「いいのか?」
「うん、先輩の浴衣姿、カッコいいから」
 コクコクと頷くハボックの手をロイはギュッと握った。
「そうだな、浴衣姿のお前の写真を見たらあのカッコいい顔も思い出せるだろうしな」
「もうっ、先輩ッ!今度それ言ったら写真たて返して貰うっスからねッ!」
 揶揄するように言われてハボックは顔を紅くして睨む。それでも。
「先に行って母さんにカメラ出して貰ってくるっス」
 そう言って駆け出すハボックの背をロイは愛しそうに見つめて後を追った。


いつも遊びに来て下さってありがとうございますv拍手、更新ちっともしてませんのにありがとうございます!

お久しぶりです〜。更新いつしたっけ状態でスミマセン。なんか最近ちょっとばかり集中力が続かないというか熱量が足りないというか……。パソのスクリーンセーバーでハボックが出るたび「好きだーッ」(←猛男風(笑)って思うし、「私の心はハボックにしか動かないッ」(←凛子風(笑)って思うんですけどポメラに向かう気力が続かなくって(苦)はうー。とりあえず日記からぼちぼち行こうかな……って、前にも書いたな(苦笑)最近日記もサボりまくってたから色々たまってるし。獣なんてペットホテル行ったのすっかり忘れてたよ(爆)金緑石とか髭騎士とかパワーとか、姫ハボも続きあるし……って、あれ?これだとハボ受けばっかりになってしまう(笑)ハボロイ日記ネタなにかありませんか?(コラ)可愛い暗獣ハボのハロウィンコスプレを囁いて貰ったのでまずはそれから始めてぼちぼち行こうと思いますー。

そんなわけで姫ハボです。ちまちまと書いていたらやたら長くなっちゃった。三回位に分ければよかったな(笑)射的でバツグンの腕前を披露するハボックに惚れ直す先輩ってネタ頂きまして、思わず飛びついちゃったのですが、姫ハボ、カッコよく書けたかどうか微妙な感じかもー(苦笑)最近お祭りも行っていないのでどんな感じかも判らないっていうね(爆)あんず飴とかソースせんべいって今もあるのかなぁ?昔はソースせんべい、ルーレットがあってそれで枚数決めてたんですよ。100枚ってものすごーく細いマスがあるの。絶対当たらないと思う(笑)って、今は全然違うってことだったらレトロでスミマセン(苦笑)射的に写真立てなんてなさそうだけど、あんまりしょうもない景品でもなぁと思ったので(笑)アップするのがすっかり遅くなってしまったので、もう浴衣じゃ寒そうだけど、やっぱり浴衣着せたかったので!一応ネットで浴衣探しまくりました(笑)イラストじゃないので調べる必要もないんですが、やっぱり脳内イメージは大事なのでこういう時は必ず探してたりします。それが使えるかはその時次第なんですけどね(笑)そんな感じで姫ハボお祭りネタでしたー。

以下、拍手お返事です。

なおさま

暗獣、雨漏りにいろんなモノ、おお、それ楽しそう!はぼっくが大喜びで歌いまくりそうです(笑)今更ですが、奥歯抜歯、お疲れ様でしたー!一日じっとしているならそりゃあもうゲームしかないですよ!正しい大人の図です!(笑)セレスタ、あはは、公開キスにファルマンはメモ取ってるんですね!色々分析してそう(笑)ブラッドレイの毒気=加齢臭、そうかもしれない(笑)暗獣ハボのハロウィン仮装、それめちゃくちゃ可愛いと思います!書く〜vって、いつも勝手にスミマセン(笑)最近は朝晩だいぶ涼しくなりましたよね。なおさまも体調お気をつけてお過ごしくださいv

市川さま

すっかり遅くなってしまいましたがネタ、使わせていただきました〜vうふふ、とっても楽しかったです!こんなのでお誕生日のお祝いになりますか?そうでしたら嬉しいですーvまた何か妄想されましたら是非囁いてやってくださいませvvマラソン、私なんて1Kも走れませんよ〜、特に最近はもうあっちこっち重くって(苦笑)
2015年10月16日(金)   No.470 (ロイハボ)

黒スグリ姫26
ロイハボ風味

「せんぱぁいっ!」
 銀時計で時間を確かめた時呼ぶ声が聞こえて、ロイは視線を上げる。そうすればハボックが手を振って駆け寄ってきた。
「ご、ごめんなさい……っ、おそく、なっちゃって……ッ」
 ハアハアと弾む息の合間にハボックが謝罪の言葉を口にする。膝に手をあて前屈みになったハボックの半ば酸欠のような状態に、ロイは笑みを浮かべて言った。
「まだ間に合うから心配するな。それより大丈夫か?」
「へ、平気っス……」
「あんまり平気そうじゃないな」
 ゼイゼイと必死に空気を取り込もうとする様はとても苦しそうだ。それでもロイが優しく背を撫でていればやがて落ち着いてきて、ハボックはにっこりと笑った。
「すんません、もう大丈夫っス」
「そうか?じゃあ行こうか」
 ロイは言ってあらかじめ買っていた映画のチケットを差し出す。「ありがとうございます」と言って受け取るハボックが着ているTシャツを見て、ロイは首を傾げた。
「珍しいな、お前がそんなシャツを着るなんて」
 ハボックが着ているTシャツはよく似合っているし趣味もいい。だが、普段ハボックが好んで着ているものとは感じが違っていると思えて、ポップコーンを買う列に並びながらロイは尋ねた。
「ああ、これ。ヒューズ先輩が買ってくれたんス」
「────は?ヒューズが?」
「あ、先輩っ、オレ、ちょっとトイレ行ってきてもいいっスか?」
「おい、ヒューズが買ってくれたって、それはどういう────」
「ポップコーン、お願いしますッ!」
「あ、こらっ、ハボックッ!!」
 ロイが止めるのも構わずハボックはトイレに走っていってしまう。慌てて追いかけようとしたものの丁度順番が回ってきて、ロイは気になりながらも仕方なしにポップコーンと二人分の飲み物を買った。
「ヒューズが買ってくれたって?なんでヒューズがハボックにッ?!」
 確かにヒューズはハボックを可愛がっているし、ハボックもヒューズに懐いている。悔しいがそれは事実だしその事をとやかく言うのはやめようと思っている。だが、服を買うとなると話は別だ。ジュースを買ってやる位ならともかく、身につけるものを自分以外の男がハボックに贈るなど、たとえそれが親友だろうと許せる筈がない。
 一体どうしてそんなことになったのか、ハボックに問い質そうとロイが苛々しながら待っていると開幕を知らせる曲が流れた。
「ごめんなさいッ、お待たせしましたッ!先輩はトイレ平気?」
「ああ、大丈夫だが、そんなことよりハボック!ヒューズがTシャツを買ってくれたって、一体どういう────」
「先輩!早くしないともう始まっちゃう!」
 問い質そうと言いかけたロイの言葉を遮って、ハボックが ロイの腕を引く。仕方なしにシアター6と書かれた劇場に入って席についたところで、ロイは改めてハボックに尋ねた。
「ハボック、そのTシャツだが、ヒューズに買ってもらったって一体どうしてそんな事に────」
「よかった!まだこれからだ!よかったっスね、先輩!」
「あ、ああ。そうだな」
 ニコッと笑って言われて、ロイは思わず頷いてしまう。ハボックの手にコーラのコップを渡して自分はアイスコーヒーを啜ったロイは、ハッとして言った。
「いや、だからな、ハボック!そのTシャツ────」
「シーッ、始まった、先輩!」
 だが、今度は上映が始まってしまってロイはウッと口を噤む。いつものように映画が始まれば忽ちその世界に入り込んでしまうハボックにそれ以上尋ねる事が出来ず、ロイは苛々として爪を噛んだ。
(ヒューズがハボックにTシャツをッ?)
(一体いつの間にそんな仲になったんだッ?)
(ヒューズの奴、私に断りもなくハボックに服を贈るなんてッ!)
(幾らヒューズでも赦せんぞッ!いや、ヒューズだからこそ赦せんッ!)
(ハボックもハボックだッ!私というものがありながら他の男からプレゼントを受け取るとはッ!)
(あまつさえその服をデートに着てくるなんて、幾らハボックがニブイとはいえ私をなんだと思ってるんだッ!!)
(ヒューズ〜〜〜ッッ!!あんのクソ髭ッ!!)
 とにかくもう、ハボックがヒューズからもらったTシャツを着ていると言うことが気になって、ロイの頭の中はその事だけでいっぱいだ。苛立ちに任せてコーヒーをゴクゴクと飲みポップコーンをバクバクと食べても映画はなかなか終わらず、思わず席を蹴って立ち上がりそうになる体をロイは最後の理性の欠片で何とかシートに押さえつけた。
 そうこうするうちに漸くスクリーンにエンドロールが流れる。ぞろぞろと出口に向かう人の流れに混じりながら前を行く客の尻をさっさと行けと蹴飛ばしたくなる気持ちを必死に押さえて外に出た途端、ロイはハボックの腕をむんずと掴んだ。
「おいっ、ハボックッ!Tシャツをヒューズに貰ったってどう言うことだッ!?」
「へ?」
 映画の余韻に浸っていたハボックは、突然大声で問い質されて目を丸くする。一体なにをそんなに目くじらたてているのだろうと思いながらも、ハボックは手にした袋からタンクトップを取り出した。
「よく意味が判んないんスけど、オレがこのタンクトップ着てたらヒューズ先輩が“ロイの下半身を刺激するな”とか“他の男の下半身も刺激しまくりだ”とか訳判んない事言って、Tシャツ買って着替えろって」
「は?」
「ねぇ、このタンクトップ、いいっしょ?すげぇ気に入って買って、絶対先輩とのデートで着ていこうって着てきたのに、ヒューズ先輩に着替えさせられたんスよ?酷いと思わないっスか?」
 そう言ってハボックが広げたタンクトップをロイはまじまじと見つめる。襟刳りといい袖口といい開口部が大きいタンクトップを見て、ロイはヒューズの言わんとしていることを察した。
「なるほど……そういうことか」
「えっ?なに?このタンクトップよくないっスか?」
 ボソリとロイが呟いた言葉をよく聞き取れないハボックが手にしたタンクトップを見てがっかりと肩を落とす。「いいと思ったのになぁ……」としょんぼりするハボックに、ロイは慌てて言った。
「そんな事ないよ、ハボック。とてもいい柄だし、きっとお前に似合うだろうな。でも」
 と、ロイはハボックに顔を寄せる。
「他の奴には見せたくないから私と二人きりの時に着てくれないか?」
「えっ?」
「このタンクトップを着た可愛いお前は私だけが見ていたいんだ」
 いいだろう?と優しく囁かれてハボックは真っ赤になる。
「せっ、先輩ってば馬鹿じゃないのッ」
「馬鹿でもなんでもそうしたいんだよ」
「…………先輩がそう言うならそれでもいいけどッ」
「ありがとう、ハボック」
 真っ赤な顔で頷くハボックを引き寄せて頬にキスを落としながら。
(クソ髭なんて言って悪かった!感謝するぞ、ヒューズっ)
 心の中でヒューズに詫びるロイだった。


いつも遊びに来てくださってありがとうございます。拍手、やる気の元です!本当にありがとうございますv

今日まで旅行に来ております。今回の旅行のメインはダンナと息子につきあってプロ野球観戦ツアーですよ!マツダスタジアムで広島・ヤクルト戦を、京セラドームでオリックス・ロッテ戦を、そして今日はナゴヤドームで中日・巨人戦を見てきますー。最初の二戦はどっちもホームチームの圧勝だったので、中日ファンの息子としてはナゴドもホームチームのワンサイドゲームを期待してるようです(笑)
そんなわけで土曜日の更新はお休みでしたー。ごめんなさいです(汗)

……んで。今帰りの新幹線です。ワンサイドゲームにはなりませんでしたが、三対二で勝ちましたー。最後は新幹線の時間の関係で九回表の途中までしか見られなかったのでネットで勝利を確認したのですが、地下鉄乗ってたら地元のおじいさんに「どうでした?」と聞かれ(息子が中日のユニフォーム着てたので)「勝ちました!」と答えたら一緒に喜んでくれました(笑)息子が「やっぱいいなぁ、名古屋に住みたいぜ」と勝利を分かちあう喜びを噛みしめてましたよ(笑)

と言うところで「黒スグリ姫」です。相変わらずニブチンの姫ハボにやきもきする先輩(笑)次は祭に行きたいなぁ。浴衣姿も周りを刺激しそうですが(笑)

以下、拍手お返事です。

なおさま

「暗獣」カラスと仲良くなるはぼっく!いいなぁ、それ!頭に毛糸玉乗っけたカラス、是非見つけてみたいですよ(笑)

毎日暑い日が続きますね  の方

お忙しいのに早速遊びに来てくださって嬉しいですvvセレスタ、楽しみにしてくださってありがとうございます!これからも楽しんで頂けるように頑張りますね。本当に毎日暑い日が続きますが、どうぞお体にお気をつけてお過ごしください。うちのロイとハボがリフレッシュのお役に立てたら嬉しいですーv
2015年08月16日(日)   No.468 (ロイハボ)

蜂蜜の日
CP:ロイハボ(R18)

「サンキュー、ハボック!これ大好きなんだよー」
「僕もです。ハボック少尉のとこの蜂蜜、おいしいですよね!」
 司令室の扉を開けた途端、ワイワイと話す部下たちの声が飛び出してくる。思わず扉のところで足を止めたロイに、ハボックが気づいてにっこりと笑った。
「あ、大佐。おはようございます!」
「ああ、おはよう」
 答えて執務室に入るロイの後にハボックがついてくる。椅子に腰を下ろしたロイの前にハボックは金色に輝く液体が入った小瓶を置いた。
「はい、大佐にもあげます」
「これは……蜂蜜?」
 ロイは小瓶を手に取って言う。
「さっきみんなが持っていたのもこれか」
「田舎から送ってきたんスよ。今日は蜂蜜の日だからちょっとだけどお裾分け。大佐にもね」
「蜂蜜の日?例によって語呂合わせか。そんなのもあるんだな」
 八月三日で蜂蜜の日か、とロイは苦笑しながらも手にした小瓶を目の高さに翳した。窓から射し込む陽の光を反射してキラキラと輝く蜂蜜はとても旨そうだった。ロイは蜂蜜に向けていた視線を机を挟んで立つ部下であり恋人でもあるハボックに向ける。じっと見つめればハボックが不思議そうに首を傾げた。
「どうかしたっスか?大佐」
 蜂蜜色の金髪に縁取られた顔を見つめるうち、ロイの頭にふとある光景が浮かぶ。ニッと口角を上げたロイが書類の乗った机にダンッと足を踏み出して手を伸ばしたのと、ハボックが本能的に身を引こうとしたのがほぼ一緒だった。
「ッ!!ちょ……ッ、大佐ッ!」
 半瞬、身を引くのが間に合わず手首をがっしり掴まれて、ハボックは顔をひきつらせる。ロイの顔に浮かんだ笑みに嫌なものを感じ取って、何とか手を振り払おうとした。
「離してくださいよッ!なんなんスか、いきなりッ!」
「いや、蜂蜜を見たらいいことを思い出してな」
「い、いいこと……?」
 こんな顔をしたロイが言う“いいこと”など自分にとっては絶対に悪いことに決まっている。ハボックは机の上に踏み出したロイの足の下で書類が皺になっているのを見て言った。
「書類!足跡ついてるっスよ、絶対!中尉に怒られるっスからね!」
「なに、サインの代わりに足跡をつけたと言えば大丈夫さ」
「大丈夫なわけねぇっしょ!────うわッ!」
 そんな言い訳が通るはずがないと言おうとした瞬間、グイと腕を引かれてハボックは咄嗟に反対の手を机につく。ズイと顔を寄せてきたロイが手にした小瓶をハボックの目の前に翳した。
「前に蜂蜜をお前に塗って食べたら旨かった事を思い出してな」
「────ッッ!!」
 ロイの言葉でハボックの脳裏に蜂蜜をあらぬところにかけられた上、散々恥ずかしい事をされた事が思い浮かぶ。サーッと青褪めたハボックは、何とか逃れようと手首を掴むロイの手を引き剥がそうとした。
「離せッ!馬鹿ッ!蜂蜜は食べ物なんスよッ!」
「だからお前に塗って食うんだろう?────お前ごと」
 低く囁くロイの声にハボックはゾクリと身を震わせる。その瞬間を逃さず、ロイは踏みつけた書類を更にしわくちゃにして机を飛び越えハボックの躯を机に押し倒した。
「大佐ッ!ここどこだと思ってるんスかッ!」
「私の執務室だな。あんまり大声出すと外に筒抜けだぞ」
「ッ!」
 そう言われてギクリとしたハボックは扉に目を向ける。閉じてはいるが鍵のかけていないそれを凝視したハボックは、その視線をゆっくりとロイに向けた。
「やだ……やめて、たいさ……」
「お前が声を出さなきゃ誰も来やしないさ」
「大────んんッ!」
 ロイは反論しようとするハボックの口を己のそれで塞ぐ。ハボックの上にのし掛かって動きを封じ込めながら器用に片手で瓶の蓋を開けた。
「たいさっ、馬鹿な事すんのやめ……んっ!」
 垂れた目を吊り上げ小声で「やめろ」と訴えるハボックの口にロイは蜂蜜を掬った指先を突っ込む。無理矢理甘い蜜を舐めさせられ言葉を封じられて、ハボックは首を振ってもがいた。
「ぅんッ!んーっ!」
「旨いか?ハボック」
 にんまりと笑うロイをハボックが睨む。そんな視線などものともせずにロイは言った。
「私にも味あわせてくれ」
 指を引き抜いたロイはハボックに何か言う暇を与えず唇を重ねる。蜂蜜が残る口内を舌で舐り、甘い舌におのれのそれをきつく絡めた。
「んっ、ンンッ!……んふ、……ぅん」
 執拗に口内を舐られて、次第にハボックの躯から力が抜けていく。蜂蜜を舐め尽くして、ロイは漸く唇を離した。
「た……さァ」
 ハアと甘ったるい息を吐き出してハボックがロイを呼ぶ。ロイはハボックのボトムに手をかけると下着ごと引きずりおろした。
「あっ……やだ……ッ」
 キスに立ち上がりかけた楔を晒されて、ハボックは慌てて脚を閉じようとする。だが、長い脚の間にロイの体をねじ込まれて、閉じることは叶わなかった。それどころか、片脚をグイと持ち上げられて、ハボックはヒュッと息を飲む。目を見開いて見上げてくるハボックにニッと笑って、ロイは蜂蜜を塗した指を後孔にグイと押し込んだ。
「ヒ……ッ!」
 ぬるりとした蜂蜜の感触にハボックは身を強張らせる。ぐちぐちと蜂蜜で濡れた指で掻き回されて、ハボックは弱々しくもがいた。
「やだ……ッ!そんなもん入れないで……ッ!」
「うそつきだな、嫌だなんて思ってないだろう?こんなにして」
「ヒャンッ!」
 ピンッと立ち上がった楔を指で弾かれて、ハボックが甘い悲鳴を上げる。ロイは指を引き抜きハボックのもう片方の脚も持ち上げて大きく開かせると、小瓶を取り上げさらけ出した楔にとろりと蜂蜜を垂らした。
「やあんッ!」
 とろりと垂れた蜂蜜が楔をゆっくりと垂れていく感触に、ハボックはゾクゾクと身を震わせる。ピクピクと震える楔を目にして、ロイはクスリと笑うと蜂蜜に塗れた楔に舌を這わせた。
「ふふ……旨いな。お前の味がする」
「馬鹿ァッ」
 すっかりと立ち上がった楔から先走りの蜜が零れて蜂蜜と混じりあい楔を濡らす。精液混じりの蜂蜜をペロペロと舐めたロイは、ひくつく蕾を指で押し開き蜂蜜を垂らした。
「ヒッ!やだァッ!」
 とろんと垂らされた蜂蜜に内壁を濡らされて、ハボックが驚愕に目を見開く。身動きできず浅い呼吸を繰り返して、ハボックは縋るようにロイを見上げた。
「も、やめて……やだ……」
「甘くて最高だよ、ハボック」
「やだ……やッ!」
 更に蜂蜜を垂らされてハボックは必死に首を振る。ロイは蜂蜜を指で掬うと、白い双丘にべたべたと塗り込めた。
「ハボックの蜂蜜漬けだ」
「馬鹿ッ、ヘンタイッ!」
 クスクスと笑うロイをハボックが罵る。それでも蜂蜜が体の奥底へ垂れていってしまいそうで動けずにいれば、ロイが蜂蜜に濡れた蕾に指を二本まとめて突き挿れた。
「ヒィッ!」
 グチュグチュと蜂蜜を塗り込まれ掻き回されてハボックが喘ぐ。ビクビクと白い内腿を震わせて喘ぐハボックを見下ろしてロイが言った。
「旨そうだな、ハボック」
「なわけ、ねぇっしょッ!やめて、もうやだァ……ッ!」
 ポロポロと涙を零してハボックが訴える。だが、そんなハボックの様にロイはかえって煽られて、ボトムを緩めて己を取り出した。ロイは小瓶に残った蜂蜜を指で掬いそそり立った自身に塗り込める。執務机に体を預けたハボックの両脚をグイと押し開き、蜂蜜に濡れた蕾に蜂蜜でベトベトになった楔を押し当てた。
「奥まで塗り込んでやるからな」
「ッ!やだッ、嫌ッ!たいさッ、やめ────、アアアアアッッ!!」
 ズブズブと一気に貫かれてハボックの唇から悲鳴が上がる。一息に最奥を穿つと、ロイはガツガツと激しく突き上げた。
「ヒィッ!ヒィィッッ!やぁッ!やめ……ひゃああんッッ!」
「イイッ!ぬるぬるして、熱くて……ッ!堪らんッ!」
 激しく打ちつける度、楔を咥え込んだ蕾の縁から塗り込んだ蜂蜜が泡だって零れる。蜂蜜の甘い香りが執務室に立ちこめて、ハボックは羞恥にゆるゆると首を振った。
「やあんッ!たいさァッ!」
「ハボックッ!甘くて可愛いよ」
「馬鹿ッ!このヘンタイエロオヤジッ!アアアッ!!」
 罵る声も甘く濡れてハボックは身悶える。ガツンと最奥を抉られて、ハボックは高い悲鳴を上げて熱を迸らせた。
「ひゃあああんッッ!!」
 イくと同時にキュウキュウと己を犯す楔を締め付ける。きつい締め付けに堪らずロイは深く穿った最奥に熱を叩きつけた。
「くぅぅ……ッ」
「あ……アア……ッ!」
 ドクドクと体の奥底に熱を注がれてハボックは背を仰け反らせてビクビクと震える。フッと気が遠くなって、ぐったりと机に身を預けたハボックは噛みつくようなロイの口づけに意識を引き戻された。
「ふふ……旨かったよ、お前の蜂蜜」
 ニヤニヤと笑いながら何度も口づけてくるロイに。
(もう絶対大佐には蜂蜜あげない……ッ)
 堅く心に誓ったハボックだった。


いつも遊びに来てくださってありがとうございます。拍手、とっても嬉しいです、ありがとうございますvv

八月三日は蜂蜜の日だそうで。そう聞いたら、そういや前にハボックの蜂蜜漬けの話書いたなぁとおもったもんで、つい(笑)きっと声はダダ漏れ、朝っぱらから執務室でことに及んだ上に書類に足跡付けて、この後中尉に撃たれまくったと思います(爆)
八月三日が語呂合わせで蜂蜜の日だということで、そういやもうすぐ八月六日だなーと思い出し……ネタ、思いつかないなぁ。なにかありませんか?(オイ)ネタあれば是非ー(コラ)

以下、拍手お返事です。

なおさま

黒スグリ、そうそう、お兄ちゃん、頭抱えてますよね(笑)ふふ、ロイ、どう出るか、一応続きがあるのでお楽しみに(笑)あ、やっぱりハボックは永遠の中学生ですかね!やっぱりいいですよね、中学生!(爆)セレスタ、私も大丈夫か?と心配になりましたよ(爆)鼻歌、確かに聞こえてきそう(笑)ハボックに頑張って貰わないとです(コラ)

セレスタの涙、オニキスの誓いの更新、とっても嬉しいです の方

ありがとうございます!長い事サボってお待たせしてすみません(汗)そう言って頂けるとメチャクチャ嬉しい&やる気が湧いてきます!これからも楽しんで頂けるように頑張りますねv
2015年08月03日(月)   No.465 (ロイハボ)

黒スグリ姫25
ロイハボ風味

「ヒューズ先輩!」
 背後からかかった声に通りを歩いていたヒューズは足を止めて振り向く。そうすればハボックが手を振って駆け寄ってきた。
「こんにちは、先輩」
「────おう」
 にっこりと笑って見上げてくるハボックをヒューズはまじまじと見つめる。見つめる目を細めて、ヒューズは言った。
「随分涼しげな格好だな」
「だって暑いんスもん」
 そう言ってうんざりとため息をつくハボックはタンクトップとハーフパンツと言ういかにも夏らしい出で立ちだ。ゆったりとしたタンクトップは襟元といい袖口といい開口部が大きくて、少し前屈みになるだけで白い肌が丸見えだった。
「これからどこに行くんだ?」
「マスタング先輩と待ち合わせしてるんス。映画見に行こうって」
「ロイと?」
 嬉しそうに笑って言うハボックにヒューズは眉を下げ大きなため息をつく。そんなヒューズの様子にハボックは不思議そうに首を傾げた。
「なんスか?先輩、もしかして一緒に行きたかった?」
「そうじゃなくて」
 ポリポリと頬を掻いたヒューズは迷った末に言った。
「あのな、ハボック。頼むからロイの下半身を刺激しないでやってくれ」
「は?カハンシンヲシゲキ?ってなに?」
 意味わかんないと眉を寄せるハボックにヒューズはげんなりと肩を落とす。チラリと辺りに視線をやれば慌てて目を背ける輩がいることに気づいて、ヒューズは小さく舌打ちした。
「ちょっと来い」
「えっ?でも、オレ、先輩と待ち合わせがっ!」
「すぐ終わる。このままじゃロイだけじゃなく他のヤツの下半身も刺激しまくりだ」
 有無を言わさず腕を掴むとヒューズは近くの店に入っていく。棚から数枚Tシャツをとるとハボックの顔にあわせて一枚を選びレジに持っていった。
「すぐ着るからタグをとってくれ」
 ヒューズは店員にそう言って支払いを済ませる。目を丸くしているハボックに買ったばかりのTシャツを押しつけた。
「そこの試着室借りて着替えてこい」
「えっ?なんでっ?」
「い・い・か・ら・き・が・え・ろ」
 ギロリと睨まれて、ハボックは慌ててシャツを受け取り試着室で着替えを済ませる。着ていたタンクトップを店の袋に入れたハボックが不満げにヒューズを見た。
「Tシャツ暑いからタンクトップにしたのに。お気に入りのタンクトップ、マスタング先輩にも見せたかったのにー」
「見せたきゃ見せればいいだろ。ただし着るな」
「えーっ、意味わかんないっ!」
 タンクトップを着るでなく持っていって見せろなど、一体どういう意味か判らずハボックがギャイギャイと文句を並べる。ヒューズはハボックの額を指で思い切り弾いた。
「イテッ」
「いいからさっさと行け。待ち合わせに遅れるぞ」
「えっ?今何時?────って、げっ!遅刻ッ!もうっ、ヒューズ先輩のせいっスからねッ!」
 額を押さえながら時計で時間を確認したハボックがヒューズを睨む。ヒューズは肩を竦めてシッシッと手のひらでハボックを追いやった。
「ああ、はいはい。悪かったな。早く行け、ロイによろしくな」
「先輩のせいで遅くなったって言っとくっス!」
 ハボックは大きな声でそう言って走り出す。
「まあ、ロイが知ったら感謝すんだろ」
 あのタンクトップを見ればロイも事情を察するだろう。超特急で走り去る背中を見つめてヒューズは大きなため息をついた。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、励みになります、嬉しいですーvv

「黒スグリ姫」です。無邪気な姫ハボ、実は凶悪(笑)そういや姫ハボ、ずっと中坊のつもりで書いてましたが、この間卒業式の話書いたなぁとふと思い出しました(爆)なんとなく姫ハボはずっと中坊がいいなーと思う反面育たないと先輩とのエチが書けない……うーん、うーん、悩むなぁ……。

以下、拍手お返事です。

市川さま

無配本、楽しんで頂けて嬉しいですvふふ、暗獣に引き続き新暗獣も読んで頂けて嬉しい〜vお友達の息子さんも可愛いですねvはぼっくとおんなじ(笑)風の行く先、早くラブラブになるよう頑張ります〜。でもまだ暫くかかりそうですが(苦笑)毎日暑いですね。市川さまもお体大切になさってください。

サエさま

こちらこそ読んでくださってありがとうございますv「風の行く先」今は書いている方もすれ違いが楽しくて仕方ありません(笑)なのでその辺り楽しんで下さって嬉しいです、ふふふvどうぞこの先も見守ってやって下さいv毎日暑くてたまりませんが、サエさまもお体大切にお過ごし下さい。

7/15 いつも楽しく拝見しています の方

いつも遊びに来て下さってありがとうございますvセレスタ!すっかりお待たせしてしまってすみません(汗)続きが読みたいと言って下さってとっても嬉しいですvなるべく早いうちに続きを書きますので、もう少しお待ち下さいませ。好きに任せて書くうちに数が増えて行きました。楽しんで頂けていたら嬉しいですv
2015年07月17日(金)   No.464 (ロイハボ)

黒スグリ姫24
ロイハボ風味

「ほら、さっさと入れ」
 玄関の鍵を開けながらロイはハボックを促す。開いた扉から中に入ろうとしてハボックは足を止めた。
「どうした?」
「床、濡れちゃうっス」
 頭のてっぺんから爪先までずぶ濡れだ。服はぐっしょりと水を含み、靴の中では足が水に浸かっている状態では床を濡らしてしまう事確実だった。
「構わん、フローリングだから拭けば大丈夫だ。気にしなくていいから早く風呂場に行け」
 苛々とした調子で言われて首を竦めたハボックは、爪先立ちで廊下を歩いて洗面所に向かう。ロイが「着替えは出しておくから」と言うのに頷いて、浴室に消えた。
「まったく……」
 ハアとため息をついたロイは背後から聞こえた笑い声に眉を顰めて振り向く。可笑しそうにクスクスと笑う髭面を睨んでロイは言った。
「なんでお前がここにいるんだ?」
「だって今から家に帰ってたら試合始まっちまうだろ?」
「知るか、とっとと帰れ」
「えーっ、ロイくん、冷たいッ」
 俺も一緒に試合みたい〜ッと握り締めた両手を口元に当てて強請る男は捨て置いて、ロイは奥の部屋からハボックが着られそうな服を選んで持ってくると、新しい下着とタオルを一緒にして洗面所の脱衣籠の中におく。ハボックが脱いだものを乾燥機つきの洗濯機に放り込み、洗剤を入れてスイッチを押した。扉の向こうでザーザーとシャワーの音がして人影が動いている方へ向きそうになる視線を何とか引き戻して洗面所から出る。リビングに戻れば、さっさとソファーに陣取ったヒューズが肩越しに振り向いて言った。
「しっかしさっきのアレはヤバかったな。シャツもハーフパンツも濡れて肌にべったり貼り付いててさ」
 そう言うヒューズの言葉にロイの脳裏にさっき見た光景が浮かぶ。降りしきる雨の中、全身に水を纏って走るハボックの姿を見た瞬間、ロイは息が止まるかと思った。
「シャツは透けるしハーフパンツも尻の形がこう……くっきりって言うか割れ目まで見える感じ?素っ裸よりヤラシかったよな」
 そんな事を言いながらヒューズが手で宙にハボックの体の線を描くのを見てロイは思いきり顔を顰める。射殺しそうな視線でニヤニヤと笑う髭面を睨んで言った。
「今すぐお前の腐った脳味噌からその映像を消せ。さもなければ燃やす」
「えー、そんなの無理に決まってんじゃん。くっきりハッキリ残ってるもんッ」
「ヒューズ、貴様」
「それに」
 近づいてきたロイにズイと顔を寄せられ襟首を掴まれてもヒューズは平然として続ける。
「あの時お姫さま見てたの、俺らだけじゃないだろ?」
「ッ」
 そう言われてロイはあの時ハボックを見ていた輩が他にもいたのを思い出した。そんな奴らの視線にほんの一時(いっとき)でも晒していたくなくて上着を着せ家に来いと誘ったのだ。
「お姫さまにも困ったもんだな、自分が他人の目にどう映ってるかなんてこれっぽっちも――」
 肩を竦めてやれやれと言う体(てい)で話していたヒューズの言葉が不自然に途切れる。眼鏡の奥の目を見開き「わお……」と呟くヒューズの視線の先に目をやったロイは、バタバタとリビングに飛び込んできたハボックの姿に息を飲んだ。
「もう試合始まっちゃったっスかッ?」
 髪もろくに拭かずに金色の髪からポタポタと雫を垂らすハボックはロイが用意したシャツだけを羽織っている。シャツの裾からは剥き出しの脚が伸びて、すんなりとした脚を惜しげもなく晒したハボックはソファーの前で口をあんぐりと開けた二人の様子には全く気づかずにぽすんとソファーに腰を落とした。
「よかった!間に合った!」
 まだ試合前の選手の映像を流すテレビを見て、ハボックがホッとしたように言う。固まっていたロイはその声にハッと我に返った。
「おいッ!ズボンはどうしたッ?置いてあったろうッ?」
「先輩の服デカイんスもん。シャツだって、ほら」
 そう言って両腕を広げて見せるハボックの体には確かにロイのシャツは大きい。短いワンピースのようになっているシャツの袖を捲り上げながらハボックは言った。
「ズボンなんて長くて足出ないし転んじゃう」
「裾を捲ればいいだろうッ!」
「えー、メンドクサイっス。試合始まっちゃうし……あっ、ほら!始まった!ヒューズ先輩っ、始まったっスよ!早く、早く!」
「えっ?あ、ああ」
 ポンポンとソファーを叩いて急かすハボックに答えながらヒューズはチラリとロイを見る。ムッと唇を引き結び目を吊り上げているロイからそろそろと目を逸らして、ヒューズはハボックから少し離れてソファーに座った。
「あー……、ハボック、ズボンは穿いた方がいいんじゃねぇか?風邪ひくぜ?」
「平気っス、この部屋寒くないし。あっ、ほらほらッ!いきなりキターッ!」
 ヒューズの言葉などろくに耳を貸さず、ハボックは既に試合に夢中だ。興奮して体を動かすたびシャツが捲れ上がって脚の付け根がチラチラと覗いた。
「ハボックッ!いいからズボンを」
「あーッ、惜しいッ」
 張り上げたロイの言葉を掻き消すように大声を上げたハボックが前のめりになっていた体を勢いよくソファーの背に預ける。その拍子にシャツが大きく捲れた。
「ッッ」
「わあ」
 ロイが目を剥きヒューズが間の抜けた声を上げる。がっかりとため息をついたハボックが二人の顔を見て不思議そうに首を傾げた。
「どうかしたんスか?先輩」
「どうかしたかもなにも」
 全く気づいた様子もなくキョトンとするハボックにヒューズがげんなりとため息をつく。手を伸ばしてシャツを引っ張ってやりながら言った。
「お姫さまはやんちゃでいらっしゃるからズボン穿こうな」
「え?」
「ロイくん、ズボン」
「――――」
 言われてロイは無言で持ってきたズボンを投げつける。片手でそれを受け取ったヒューズはハボックに穿くように手渡して立ち上がった。
「苦労するな、お前も」
「――今日だけで血圧が一気に上がった気がする……」
 気の毒そうに言うヒューズにロイはガックリと肩を落とす。
「ヒューズ先輩ッ!試合見ないんスかぁ?」
 そんなロイの心境などまるで気づかずヒューズを呼ぶハボックの声に、疲れ切った顔を見合せる二人だった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、とっても励みになってますv嬉しいですv

「黒スグリ姫」です。もー、濡れてスケスケを書いた時から彼氏シャツ状態の姫ハボを書きたくてうずうずしておりました(笑)ロイがハーフパンツを持っていればこんなことにはならなかったでしょうが、絶対持ってなさそうだから(笑)

無配本の方は今ガショガショホッチキスで止めてますー。でも明日は雨なんだよなぁ……。袋詰めまでしても発送は来週になってしまうかもです。すみません〜(汗)

以下、拍手お返事です。

なおさま

「ろいとはぼの日」うふふ、まあ、暗獣は半分絵本みたいな話だから(笑)自分が絵本になったら……すっごい喜びそう!作ってあげたいなぁv腰、と、とりあえず何とか……(汗)そうか、まずは腰にも知らせてあげるのが大事なんですね。気をつけますッ

市川さま

おお、コメントありがとうございますvvこちらこそこうしてコメント頂けてとっても嬉しいですv宜しければまた頂けるともっと嬉しいですーvv本、お待たせしてすみません(汗)お言葉に甘えてゆっくり作業してます。でも、本当は少しでも早くお届けして読んで頂きたいんですけどね(笑)
2015年06月18日(木)   No.459 (ロイハボ)

黒スグリ姫23
ロイハボ風味

「わあ、降ってきたっ」
 バラバラと降り注ぐ大粒の雨に悲鳴混じりの声をあげてハボックは近くの店の軒下に飛び込む。あっと言う間に辺りを白く煙らせて降りしきる雨をハボックは目を丸くして見つめた。
「どうしよう、すっごい降ってきちゃった……」
 今朝の天気予報、大気の状態が不安定でところにより雷雨になると気象予報士が言っていた。傘を持って出るようにという予報士のアドバイスを聞いてはいたが大丈夫だろうと決めつけて出かけたのは失敗だったらしい。流石に傘なしではやり過ごせない雨の量にハボックは後悔のため息を零した。
「待ってたらやむのかな」
 局地的な雷雨なら雨雲が過ぎればやむのだろうか。そう考えながらハボックはガラス越し店の時計を見て眉を寄せた。
「サッカー、始まっちゃうじゃん」
 今日はこれから贔屓のサッカーチームの試合の放送がある。雨がやむまで待っていたら放送が始まってしまうかもしれず、ハボックは一瞬迷ったもののキッと口を引き結んで空を睨んだ。
「もう寒くないしっ、ちょっとくらい濡れたって平気!」
 なにより試合を見逃したくはない。ハボックは大きく息を吸うと降りしきる雨の中に飛び出した。
「うひゃあっ」
 途端に激しい雨に打たれてハボックは首を竦める。ちょっとなんて生易しいものではなく、あっと言う間に下着までずぶ濡れになりながらハボックは通りを走った。
「なに、この雨ッ!信じらんないッ!」
 見ていたよりずっと激しい雨の勢いに辟易してハボックは叫ぶ。だが、走り出してしまった手前今更もう一度雨宿りする訳にもいかず、バシャバシャと雨を跳ね上げながら走っていると耳慣れた声が聞こえた。
「ハボックッ?!」
 その声にハボックは足を止めて声のした方を見る。すると傘をさしたロイとヒューズの姿が見えた。
「あ、先輩!」
「なにやってるんだ、お前はっ!」
 目を丸くしてハボックを見ていたロイが声を荒げて駆け寄ってくる。目を吊り上げて傘をさしかけてくるロイを見上げてハボックは言った。
「なにって……家に帰ろうと思って」
「傘は?」
「持ってこなかったっス」
「だったら雨がやむまで雨宿りしていればいいだろうっ」
「えーっ、だってサッカーの試合が始まっちゃうし」
「ハボックッッ!!」
 口を尖らせて言った途端もの凄い勢いで怒鳴られてハボックは目を丸くする。そうすればロイの隣で二人のやりとりを聞いていたヒューズがククッと笑って言った。
「そういや今日は試合の放送があるもんな。のんびり雨宿りしてたら始まっちまう」
「でしょッ!ヒューズ先輩も早く帰らないと始まっちゃうっスよ!」
 だから、と再び走り出そうとすればロイに手首を掴まれ引き留められる。急いでるのにと見上げるとロイは着ていたジャケットを脱いでハボックの肩にかけた。
「風邪を引いたらどうするんだ」
「平気っスよ。もう寒くないしちょっとくらい濡れたって」
 ハボックは言いながら濡れちゃうからとジャケットを脱ごうとする。だが、ロイはジャケットの前をグッと引き寄せて言った。
「いいから着てろ。急ぐなら私のマンションへ来い」
「えっ?いいっスよ。まだ間に合うし」
「いいからッ!マンションの方が近い。ほら」
 そう言って肩を押すロイを迷うように見上げるハボックにヒューズが言った。
「いいんじゃね?実際ロイのマンションの方が近いんだから」
「はあ、じゃあそうしようかな」
「そうしろ。ジャケットはちゃんと着ておけよ、ほらっ、前閉じて!」
 ヒューズの言葉にハボックが頷けばロイがホッとしたように言う。前を閉じろと言われ「寒くないのに」と呟いた途端ジロリと睨まれて、ハボックは慌ててジャケットの前をあわせた。
「行くぞ」
「はあい」
 傘をさしかけてくるロイに促されるままハボックは頷いて、ロイ達と一緒にマンションに向かって歩きだした。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、とっても励みになります、嬉しいですv

「黒スグリ姫」です。最近は随分暖かくなって、雨も冷たい雨じゃないなぁとか思ったらずぶ濡れ姫ハボ話になりました(笑)続きは先輩視点でv

最近、更新も日記もサボってばかりですみません。どうも集中力が続かないというか……萌えが足りん(苦)どっかに楽しいハボック転がってないかなぁ。アルスラーン戦記が始まって鋼も刺激されたりしないだろうかとしても仕方ない期待をしてみたり……。誰か私にギブミーハボック。とりあえず好きなサイトさまの昔の作品読み返したりしてます(苦笑)

以下、拍手お返事です。

なおさま

暗獣、キューピーはぼっく!確かにそのイメージかも!(笑)とりあえず本を読みたければ夜中にこっそり読むしかなさそうです(苦笑)今年はあっという間に葉桜になっちゃいましたよねぇ。はらはらと花びらが舞い落ちる桜も風情があって素敵ですvセレスタ、はー、ついに大詰めですよ。皆さんに「えー」ってガッカリされないよう頑張りたいと思いますが、果たしてどうなるか不安一杯(苦笑)暇暇爺さんは本当に他に楽しみがないらしいです。ハボ迷惑(笑)でも、ゲートボールしてるブラッドレイ、想像つかない(笑)
2015年04月24日(金)   No.451 (ロイハボ)

黒スグリ姫22
ロイハボ風味

「せんぱぁい!」
 中庭のベンチで本を読んでいると聞こえた呼声と足音にロイは本から顔を上げる。そうすれば胸に薔薇の飾りをつけ卒業証書が入った筒を手にしたハボックが駆け寄ってきた。
「ハボック、もう式は終わったのか?」
 ロイは本を閉じて立ち上がりながら尋ねる。
「はい。でもまだクラスで写真撮るって言うから待たせちゃうかも」
 ごめんなさいと言うハボックにロイは笑みを浮かべて答えた。
「構わないさ。中学卒業なんだし、色々話もあるんじゃないか?」
 そう言われてハボックは小首を傾げる。
「うーん、まぁ卒業っちゃ卒業なんスけど殆どみんなそのまま上に上がるし、あんまり卒業って感じじゃないんスよね」
「でも一応区切りだからな。卒業おめでとう、ハボック」
 そう言って金髪を撫でられくすぐったそうに首をすくめたハボックは、ふと思い出したように尋ねた。
「そういえば先輩、第二ボタンってなんか意味あるんスか?」
「えっ?」
 突然そんな事を聞かれてロイは目を瞠る。続くハボックの言葉を聞いて、見開いたロイの目が更に大きく見開かれた。
「クラスの女の子から第二ボタン欲しいって言われたんスよね」
「っ?それでっ?なんて答えたんだっ?」
 ハボックの制服を見ればボタンは全てちゃんとついているから渡していない事は判る。だが渡す約束をしていないとは限らず焦って尋ねるロイの気持ちに気づいた様子もなくハボックは答えた。
「オレ、この制服気に入ってるし記念にとっておこうと思ってるんスけど、ボタンくらいなら家に予備のあるし欲しいって言うならあげてもいいかなって」
「おい」
「でも、そしたら他にも何人も欲しいっていう女の子達がきて、何だか誰にあげても気不味いって雰囲気になっちゃって……。つか、こんなボタン、みんな同じの持ってるじゃん。なんで欲しがんの?」
 アメストリス学園の制服は有名デザイナーがデザインしたもので、男女とも同じ紺地で胸に学園のエンブレムが刺繍されたブレザーに、男子はチェックのズボン、女子はチェックのスカートをはき、学年毎に色の違うネクタイやリボンをつけている。可愛いと評判で制服着たさに入学する生徒もいるくらいだ。だが、男女で同じデザインのブレザーのボタンのデザインは当然一緒で、ハボックにはどうしてボタンを欲しがるのかさっぱり判らなかった。
「なんでこんなボタンが欲しいんだろう。マスタング先輩ん時もあったんスか?こういうの」
「お前……」
 ハボックが恋愛事情に疎いのも自分に向けられるそう言った感情ににぶいのもよく知っている。そんなところが可愛いと思いもする。だが、時にこの鈍さは罪ではないかと思ったりもするのだ。
(まあ、この場合は気づかないでくれた方がいいわけなんだが)
 ロイはそう考えながら小首を傾げるハボックに手を伸ばす。制服の第二ボタンを掴むと強引に毟り取った。
「うわ……っ、なにするんスかっ?」
 いきなりボタンを毟り取られてハボックがギョッとして飛び上がる。
「マスタング先輩っ」
「ボタンがなければくれと言われて困る事もないだろう?」
「っ、そ、そりゃそうっスけど……」
 確かにロイのいうことに間違いはない。だがなんとなく釈然としないものを感じながらハボックはボタンを留めていた糸がダラリと垂れ下がる制服を見下ろした。
「だからって毟らなくてもいいのに……」
 これから写真撮るのにと唇を突き出すハボックにロイは言った。
「証書の筒で隠しとおけ。ほら、早く行って撮ってこい。後でお祝いする時好きなデザート食べていいから」
 それで許せと全く悪びれた様子もなく言うロイをハボックは恨めしげに見る。それでもこれ以上言ってもしかたないと一つため息をついて言った。
「じゃあハボックスペシャル!チョコいっぱいかけて!」
 ハボックはそう言うと「また後で」と手を振って行ってしまう。その背を見送ってロイは手の中のボタンを見た。
「益々目が離せなくなるな」
 これから先益々魅力的になれば更に言い寄ってくる人間は増えるだろう。
「いいさ、他の誰にも目なんか向かないようにしてやるから」
 自分だけを見るように、ロイはお呪いをかけるように手の中のボタンにそっと口づけた。


いつも遊びに来てくださってありがとうございます。拍手、いつも支えて貰ってます、ホントにありがとうございます!

「黒スグリ姫」です。最近こればっかりですみません(汗)第二ボタン、知らなかったのはうちの息子です(苦笑)六年も男子校通ってるとこうなるのか…。春からの進学先も理系で女子率低いしなー。益々疎くなりそう。姫ハボなら可愛いが息子じゃ可愛くない(笑)
あ、それから二泊三日で実家に来てます。今日帰りますが流石に更新は無理かと…。すみません〜(汗)

以下、拍手お返事です。

阿修羅さま

キリリクチャレンジありがとうございます!狙うとかえってとれないものなんですかね…?むしろ狙わない方がいいとか??うーん……。



なおさま

セレスタ、ロイ、マーキングつける犬のようですが(笑)ハッ、色気ダダ漏れ!気づかなI かった〜っ(爆)大丈夫か、ハボ!(おい)お仕事お疲れ様です!お忙しい中遊びに来てくださってありがとうございますvハボックで少しでもリフレッシュして頂けるなら嬉しいですv
2015年03月31日(火)   No.448 (ロイハボ)

黒スグリ姫21
ロイハボ風味

『ヤキモチ妬くなんて、変!』
 自分はヤキモチ妬きなのだと伝えれば、そう言うハボックの事をロイは思い出す。
『だってオレ、先輩が大好きっスもん』
 そう言って抱き抱えたチューリップに負けない鮮やかな笑みを浮かべるハボックの事を思い浮かべてため息をつけば、一緒にランチをとっていたヒューズが言った。
「なんだよ、ため息なんてついて」
「んあ?」
 尋ねられ、ロイはぼーっと思い詰めた顔でヒューズを見る。つき合いの長い男の今までにない表情に、ヒューズはやれやれと肩を竦めた。
「なに、またお姫さまの事か?ホワイトデーはデートしたんだろう?」
「ああ、まあな」
 ロイは頷きながらエビフライをつつく。
「ロキシタンで食事した」
「へぇ、あそこに連れていったのか」
 ロイのお気に入りのレストラン。だが、ロイはこれまでつきあった誰も連れていったことはなかったはずだ。
「あの店はお前が寛ぐための店で誰も連れていかないんじゃなかったのか?」
「ハボックは別だ」
「へー」
 言えば眼鏡の奥の目を細めるヒューズをロイは睨む。
「なんだよ」
「いや、本気なんだなぁと思ってさ」
 これまでのロイの恋愛はまるでちょっとしたアクセサリーのようで、決して長続きすることはなくここ暫くは特定の相手もいなかった。そんなロイが事もあろうに中学生のそれも同性にこれほど本気になるとは、チョコの贈り主を捜す手伝いをした時には全く思いもしなかった事だ。
「本気に決まってるだろう。可愛くて可愛くてどうにかなりそうだ。この間のホワイトデーだって、ほわほわの黄色のセーターですっごく可愛かったんだ」
「ほー、そいつはよかったデスね」
 大真面目にそう言うロイにヒューズはげんなりと言う。この後も惚気が続くのかと思いきやムッと唇を突き出してロイが言った。
「それなのにハボックときたら自分がどれだけ可愛くて魅力的かって事にこれっぽっちも気づいてやしないんだ。一緒に歩いていて私たちに視線が集まるのが私がカッコいいからだと言うんだぞ?」
「まあ、それは間違ってないんじゃねぇの?」
 ロイが人目を惹く存在なのはよく知っている。だが、ロイは思い切り目を吊り上げて言った。
「なにを言う。私よりハボックの方が注目されてたさ。挙げ句の果てには写真を撮らせてくれなんていう輩が現れたんだぞッ」
「それはそれは」
 確かにハボックは可愛いし、アイドル的に写真を撮りたいという人間がいても不思議ではない。
「まあ、いいんじゃねぇ?そんなに可愛い子が恋人と思えば自慢だろ?」
「冗談じゃない」
 そんなにめくじら立てなくてもと言うヒューズにロイは更に目を吊り上げた。
「私以外の誰かの手にハボックを渡せるわけないッ」
「写真だろ?実物じゃないんだから」
「写真だろうが実物だろうが関係ないッ」
「もうとっくに写真とか撮られてんじゃねぇの?今更────って、ロイ君っ?!」
 肩を竦めて言いかけたヒューズは、いきなり椅子を蹴立てて立ち上がったロイに目を丸くする。バンッと目の前に手をつかれて、食器と一緒に椅子の上で跳ね上がってヒューズは目を丸くしてロイを見上げた。
「誰がハボックの写真を持ってるって?」
「え?いやそれはそう言う可能性もあるんじゃないかなーって、いや待て待てッ、ロイ!」
 もの凄い目つきで辺りを見回すロイの腕を掴んでヒューズはロイを座らせる。はーっとため息をついてヒューズは言った。
「お前なぁ、ヤキモチも大概にしないと嫌われるぞ」
「えっ」
 言えば顔色を変えるロイを見てヒューズはニヤリと笑う。
「もう、先輩ってばヤキモチばっかり!オレの事信用してねぇの?そんな先輩、嫌いっス!」
 両手を握り締め、科を作って高い作り声でヒューズが言えば、ロイが思い切り顔をしかめた。
「気色の悪い真似はやめろ」
「だったらつまんないヤキモチ妬くなよ。周りがどうだろうとハボックが好きなのはお前だけだってよく判ってんだろ?」
 そう言われてロイの脳裏にハボックの鮮やかな笑顔が浮かぶ。
『チューリップ、すげぇ嬉しい。先輩、大好き』
 その笑顔に引き寄せられるように、チューリップごとハボックを抱き締めて何度も口づけた。
「判ってるさ……判ってるけど止められない」
「末期だな」
「煩い」
 やれやれとため息をつくヒューズにロイもため息混じりに答える。そんなロイにヒューズはニヤリと笑った。
「いっそ俺がハボックを貰ってやろうか」
「燃やすぞ」
 言えば途端にギロリと睨まれたが、ヒューズはそんなロイの視線も構わず楽しそうに続ける。
「止められないならいっそそう言うのもありだよな。サッカーで誘えばホイホイついてきそうだし」
「おい」
 決して冗談ではすまなそうなことを言い出せばロイが身を乗り出すのを見て、ヒューズはニヤニヤとしながら言った。
「よし、早速誘ってみるか」
「おいっ、ヒューズ」
 言いながらスマートフォンを取り出すヒューズにロイが慌てて手を伸ばす。
「無駄なヤキモチ、無駄でなくしてやるって」
「ふざけるなッ!本気で燃やされたいかッ」
「いや〜ん、暴力振るう先輩キライっ」
「────燃やすッ」
 逃げ出しながらゲラゲラと笑うヒューズと目を吊り上げて追いかけるロイと、無駄に注目を浴びる大学生二人だった。


いつも遊びに来てくださってありがとうございます。パチパチ拍手沢山、とっても嬉しいですv

ごー無ー沙ー汰しております!日記、え?三週間ぶり?うわぁ(汗)火曜の更新はサボりまくりだったしな…。申し訳ないです(滝汗)
私事ではありますが、一昨日は息子の卒業式でした。6年通った学校ともこれでお別れかぁと思うと親はちょっぴりしんみりしますが、当の本人はそんな事もなく昨日から友達と卒業旅行に行ってます。温泉つかって美味しいもの食べて、ダラダラしてゲーム三昧するらしい。まったく!まあ、第一志望合格という一番いい形で四月からの進学先も決まった事だし、リフレッシュしてこれからに備えてくれればと思いますが(笑)
それから私事第二弾で、息子がスマホデビューするにあたり私もスマホにしましたー。ガラケーがもういかれてバッテリーがいきなりゼロになったりするもんで買い換えるつもりではいたのですが、ガラケー本体代分割+月々の使用料よりスマホ(実質0円)+月々の使用料の方が安いんですよねー。スマホにしたいとは思っていなかったものの絶対ガラケーという訳でもなかったので安い方にしようって(笑)おかげで些細な事が判らずたんびイラッとしながらネットで検索する日々を送ってます(苦笑)あ、でも三月末で終了するアプリ「鋼の錬金術師ギャラリー」をダウンロード出来たのは良かったなーって。目新しい絵はないですが、ハボックが私のスマホにいる幸せ(笑)あと、折角スマホにしたので何か無料アプリをと探して「ねこあつめ」と言うアプリにはまってます。庭にオモチャとエサを置いておくと色んな猫が遊びに来てくれるのを眺めると言う何てことはないアプリなんですが、妙に癒されると言う(笑)犬でもこんなアプリがあればいいのにと思ったけど、そもそも犬じゃ成り立たないですよね(苦笑)育成ものは課金しないとつまらなくなりそうだし、課金はやりだすと際限なくなりそうなので無料でまったり楽しめるアプリないかなぁ。何かオススメアプリあったら教えて下さい(笑)


と、長々書いたところで、お久しぶりの日記は「黒スグリ姫」です。20はホワイトデー部屋にあります、念の為(笑)段々バカップルになりつつあるような、ロイ→→→←←←ハボって感じですよね。もういい加減にしろと言うか、よくヒューズがつきあってくれるなぁと(苦笑)揶揄いでもしなきゃやってられないだろうと思います。いや、ホント(笑)

以下、拍手お返事です。

阿修羅さま

ワンちゃん大変でしたね!そんな病気があるなんて知りませんでしたが、喋れない犬だけに余計に可哀想で見ていた阿修羅さまもお辛かったでしょう。少しずつ快方に向かわれているようで安心しました。少しでも早く元気になってくれるよう願っています。月の鏡、やっとお届け開始です(笑)楽しんで頂けるように頑張りますよ!風の行く先、ホント早く自覚しろよと揺さぶってやりたくなります(苦笑)ホワイトデー企画、ハボロイも募集してたんですよ(笑)折角囁いて頂いたのに書けなくてすみません(汗)次回また機会がありましたらお願いします。

なおさま

黒スグリ、オネエロイ!(爆)ちょっとヤかも〜(笑)そうですね、まだまだロイを翻弄して欲しいですvセレスタ、確かにメビウスの輪状態は避けないとです(苦笑)アームストロング少佐の穴開き板とブレダ!究極の選択なんですが(爆)不安たっぷりのロイがブレダを行かせたりしないといいんですが(おい)ホワイトデーネタも楽しんで下さって嬉しいですv大尉、ありがとうございます!こう言う立ち位置のキャラ大好きなんですよ。そう言って頂けて嬉しいですvヒューズ、色々噂されてそう(笑)そして絶対ロイへのチョコは忘れてますよね!むくれたロイに報復されたりして。ヒューズがイーストシティに来るタイミングを狙ってハボを出張に出すとか。出張先まで追いかけて大尉にこっぴどく叱られそうです(笑)

香深さま

マスタング先輩、何とかクールダウンした……のかな?(笑)大丈夫、妄想は妄想に留めておきますのでご安心ください。やっぱり姫ハボの初めては先輩に貰ってもらわないと(笑)ジャムネタ、美味しく頂きましたvジャムと一緒にお嫁入りかなぁ、ふふふvホワイトデー姫ハボも楽しんで下さって嬉しいですv百倍返し!やっぱり嫁に行くしかないですね(笑)嫁入りのブーケは黄色いチューリップで決まりですv姫ハボのところは母ととっても仲良さそうで書いてて楽しいので、また何かあったら囁いてやってくださいねvラッセルテリアエド、想像するとニヤニヤしちゃいます(笑)セレスタ、本当にやっとここまできました。長く迷った二人だからこそ幸せにしてあげたいと思います。おお、いつか帰る、読み返して下さってありがとうございますv前に書いた作品を引っ張り出して読んで頂けるのは本当に嬉しいですvふふ、ハボ、可愛いですか?嬉しいなv姫、甘えたら先輩の柔な理性が一瞬でブチ切れそうです(笑)先日実家に行ったら沈丁花がとてもいい香りでした。はぼっくで沈丁花ネタも書きたいなぁ。

ホワイトデーネタ、楽しかったです  の方

わーい!楽しんで頂けてすっごく嬉しいですvv姫ハボ、キュンとして頂けましたか?えへへ、嬉しいなぁvそう、リザは最恐なんですよ!ハボロイからのリザハボ!うわぁ、スゴイかも!(笑)バレンタイン、ホワイトデーとお付き合い下さってありがとうございますv甘い二人を楽しんで頂けたならこちらこそとっても幸せです。ありがとうございますv
2015年03月21日(土)   No.445 (ロイハボ)

黒スグリ姫19
ロイハボ風味

「マスタング先輩っ!」
「ぎゃあッ!」
 いきなり背後から飛びつかれてロイは飛び上がる。あまりに過剰な反応に飛びついた方のハボックが目をまん丸にしてロイを見た。
「えっと……ごめんなさい。そんなにびっくりすると思わなくて……」
 シュンと項垂れるハボックにロイが慌てて首を振る。
「い、いや、ちょっと考えごとをしてたんでな。別にそんなにびっくりした訳じゃないから」
 顔をひきつらせながらも笑みを浮かべてみせるロイをハボックが小首を傾げて見上げれば、側にいたヒューズが言った。
「ロイは年寄りだからなぁ。ちょっとの事にも心臓がびっくりしちまうのよ」
「は?人を年寄り扱いするなッ」
 とんでもない言葉にロイが目を吊り上げる。
「大体私とお前は同い年だろうッ、私が年寄りならお前だってジジイだろうが」
「俺はロイ君みたいにジジむさく本ばっかり読んでねぇもん」
「なにッッ」
 ロイとヒューズのやりとりにハボックがプッと吹き出す。クスクスと笑うハボックに、ロイが言った。
「そうだ、ハボック。この間のチョコ、美味しかったよ。ありがとう」
「ホントっスか?なんかいつもと勝手が違ったから上手くできたか心配だったんスけど、よかったぁ」
 ホッとした様子で笑みを浮かべるハボックにロイの心臓がトクリと音を立てる。伸ばしかけた手を、だがロイはギュッと握って下ろした。その時、丁度廊下の向こうからハボックを呼ぶ声が聞こえて、ロイは言った。
「ほら、呼んでるぞ。行かなくていいのか?」
「あっ、そうだった。次の授業特別教室だった」
 それじゃあまた、とハボックは手を振って行ってしまう。その背をじっと見つめるロイにヒューズが言った。
「なに?なんか悪さしちまったの?」
「えッ?」
 ギョッとして振り向けばヒューズがじっと見つめている。ロイは慌てて首を振って答えた。
「ななな何言ってるんだ、お前はッ!そんな事私がする訳ないだろうッ」
「ふーん……そっか、妄想しちゃったんだ」
「な……ッ!」
 ボソリと言われてロイは絶句する。口をパクパクさせるロイにヒューズが更に言った。
「やだー、ロイ君ってばケダモノー」
「ヒューズッッ!!おま……ッ、お前……ッッ」
 ロイにしては珍しく二の句が継げずに狼狽える様にヒューズはプッと吹き出す。クックッと笑うヒューズをロイは顔を赤らめて睨んだ。
「まあ、お前の気持ちも判らんでもないけどな。無邪気すぎるもんなぁ、お姫様は」
「ヒューズ」
「ま、どう転ぶにせよ、泣かすなよ」
「そんなことは言われなくても判ってる」
 ハボックの事を大事にしたい気持ちは本当なのだ。
「あ、でも初めてだと泣いちゃうか」
「────本気で燃やされたいらしいな、お前は」
「ヤダっ、俺まで犯さないで!──イテッ」
 半ば本気の一撃を頭に食らって、ヒューズは大袈裟に頭を抱えてみせる。それにフンッと鼻を鳴らして、ロイはもう一度ハボックが立ち去った方角を見た。
「本気で好きか?ロイ」
「ああ。焦るつもりはないけど、いつか全部私のものにしたい」
 目を細めて彼方を見つめながら、そうきっぱりと言うロイにヒューズは目を瞠る。それからクスリと笑って言った。
「大変だねぇ、お姫さまも。とんでもない男に好かれちまったもんだ」
「その代わり絶対幸せにする」
「おお、自信家」
「当たり前だろう?私を誰だと思ってるんだ」
 ニッと笑ってロイは言う。
「誰にも渡さない。いつか全部私のものにして私でいっぱいにして幸せにする」
「はいはい、聞いといてやるよ」
 ロイの本気の宣言にヒューズが肩を竦めて答えた。
「せいぜい頑張りな」
「ああ、そうするさ」
 頷いてロイは眩しそうに目を細めて窓の外に広がる空を見上げた。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手もありがとうございますvv

最近こればっかりですみませんの「黒スグリ姫」です。とりあえず焦らずゆっくり包囲網を縮めるつもりみたいです(苦笑)まあ、どこまでマスタング先輩(&私)の理性が持つか判りませんが(笑)

それから一応昨日でホワイトデーネタ募集終了致しました。んーと、ロイハボとヒュハボを一つずつ、それから黒スグリ姫ネタを一つ頂きました。投下して下さった方にはありがとうございます!頑張ってホワイトデーに向けて仕込んでいきたいと思います。しかし、結局ハボロイはバレンタインもホワイトデーもネタ投下ありませんでしたね。需要ないなぁ、うちのハボロイ(苦笑)ホワイトデーはネタ浮かんだら書きますが、需要ないのに書くよりも他の書いてた方がいい気もするしな。とりあえずそんな感じです。

以下、拍手お返事です。

なおさま

黒スグリ、先輩悶々しております(笑)そう、絶対ヒューズに「ケダモノ」って言われると思いました!うふふ、同じ事思って頂けて嬉しい〜〜vモブ無理矢理、どうにも鬼畜好きで困ります(苦笑)捨てられた子犬のような目…ッ!それはもうタマランですよ、絶対逆効果かと(笑)でもきっと押し倒されても最初はなにしようとしてるのか、全然判らない気がします(苦笑)あはは、ティッシュで作ったこより!滅茶苦茶脆そうですよ!いやいや、もう少し耐えて貰わないと!せめて金魚すくいのポイくらいには(笑)
2015年02月26日(木)   No.444 (ロイハボ)

黒スグリ姫18
ロイハボ風味

「はあ……」
 ロイはリビングのソファーにだらしなく座って大きなため息を零す。テーブルの上には今日、ハボックが遅ればせながら作ってくれた黒スグリのジャム入りのチョコがあった。
「参った……」
 ハボックと一緒にいるというヒューズからの電話を受けて、矢も盾もたまらず飛び出してみればヒューズにからかわれただけと判った。その後チョコを作ってくれるというハボックに誘われて彼の自宅へ行き一緒にチョコを作ったのだが。
『好き……ヤキモチ妬きの先輩、大好き』
 そう言ってほわりと笑う空色が堪らなく愛しくて、気がつくと引き寄せて口づけていた。拙いながらも必死に答えてくる少年に愛しさが募って何度も何度も口づければ、やがてくったりと力の抜けた体を預けてくる。とろんと蕩けた空色で見つめられればもうどうにも体の芯が熱くてどうにかなってしまいそうだった。
 つきあいだして一年。会えば会うだけ好きになって、正直どうしてこんなにハボックの事が好きなのかと自分でも不思議に思う。無邪気に笑うあの空色が愛しくて、最近では欲しくて堪らない気持ちを押さえ込むのが必死だった。気がつけば抱き締めてキスしている自分がいて、ハボックが他の誰かに笑いかけるのを見ると嫉妬で気が変になりそうだった。
「こんなに自分が嫉妬深くて独占欲が強いとは思わなかった……」
 これまでつきあった女の子は何人もいた。つきあい始めた時は確かに好きだと思ったし、一緒にいて楽しいとも思った。だが、つきあうにつれ互いの温度差がはっきりとしてきて、結局長続きせずに別れてしまうのが常で、最近はそういう煩わしさが嫌で特定の誰かを作るのはやめてしまっていたのに。
「ハボック……」
 素直で無邪気で明るくて、つきあい始めた頃はただそれが愛しいばかりだった。一緒にいるとほんわりと胸が暖かくなって、それだけで満たされていたのだ。それが最近はそれだけでは足りなくなっている。もっとハボックが欲しい。もっとハボックで満たされたい。もっとハボックを手に入れたい。そんな気持ちを必死に押さえているのに、ハボックときたらロイのそんな気持ちにはこれっぽっちも気づいてはいないようだった。
「ヒューズなんかに懐いてるし」
 ロイは面白くなさそうに呟く。ロイはずるずるとソファーに沈み込むとゴロリと寝転がった。
『他の誰かにとられないよう気をつけな』
 不意にヒューズがニヤついた顔でそう言うのが頭に浮かんで、ロイは頭の中でヒューズのニヤケた顔を思い切り殴る。クッションをギュッと抱き締め天井を見上げた。
「いっそ最後までシてしまえばいいのか……?」
 そうすればハボックが自分以外の誰かといても嫉妬にかられず済むだろうか。
「何言ってるんだ、相手はまだ中学生だぞ」
 そう呟いてから自分の“初めて”はいつだったろうと考える。ハボックの歳にはもう女性の経験があったと思い出して眉を寄せた。
「私はませてたからな……」
 それに比べてハボックはむしろ幼いと言えるだろう。ロイとのキスが初めてのキスだと言っていた。自惚れでなく自分が初恋だろう。それに、もしハボックを抱いたなら、あの無邪気さを壊してしまいそうな気がして、ロイはそれが怖かった。
「くっそぅ……ッ」
 ロイは悶々と思い悩む。手を伸ばしてテーブルの箱を引き寄せ黒スグリジャム入りのチョコを一つ摘んで口に放り込んだ。噛めば口の中に広がる甘さと酸っぱさがハボックを思い起こさせて、ロイは震える吐息を吐いた。
「ハボック……」
『せんぱぁい……』
 キスに蕩けた瞳で見上げてくるハボックの顔が浮かんで、ロイの手が股間に伸びる。ボトムの前を弛め下着の中に手を差し込むとゆっくりと扱き出した。
『マスタングせんぱい……』
『好き……ヤキモチ妬きの先輩、大好き』
 次々と浮かぶハボックの顔。愛しくて可愛くて、大事にしたいと思うと同時に何もかも自分のものにしてしまいたくて。
「く……ぅッ」
 ドクリ、と。愛しい少年への想いが熱い熱になって掌に溢れる。
「……くっそ……ッ」
 ロイは腕で目を覆って、瞼の裏に浮かぶハボックをそっと抱き締めた。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、やる気貰ってます、ありがとうございますvv

「黒スグリ姫」です。いつもとちょっと変わって悶々とするマスタング先輩ってことで(笑)そして先輩の悩みは私の悩みだよ!姫ハボ押し倒したーいッ!!(爆)でも、押し倒しちゃうと姫ハボじゃなくなっちゃう気もするし、姫ハボだからこそ色々したいしなぁ。ちょ、ちょっと触るくらいならいいかなッ(笑)……なんて事をあれやこれや考えていたら、色々イケナイブラックネタも考えてしまいました。お前なぁ、と怒られそうなのでちょっと反転(苦笑)
満員電車の中で痴漢にあったハボック、恥ずかしくて嫌と言えないうちにトイレに連れ込まれて大変な事に……。無理矢理されて泣きじゃくりながらロイの事を呼ぶのを聞いた犯人、実は同じアメストリス学園の大学生でロイの事を嫌っており、受け入れさせられているハボックの写メをハボの携帯で撮ってロイに送りつけちゃったり。大事にしていたハボックが酷い目にあっている写メに驚愕しているロイのところへ今度は電話が。出てみるとハボックの泣きながらロイを呼んでいる声が聞こえてきたり、とかとか。
どうしようもないヤツですみません〜〜〜ッッ!(滝汗)妄想溜めまくってイケナイ方向へ行く前にちゃんとマスタング先輩に押し倒して貰った方がいいのか、これまで通り可愛い路線で行くのか……物凄く理性が試されている感じです(笑)

以下、拍手お返事です。

なおさま

セレスタ、来ましたよッ、ブラッドレイ!(笑)やはり最後にちゃんと向かい合わないといかんなと言うところでしょうか。頑張れ、ハボックって感じです(笑)黒スグリ、やっぱり教えるのはあれやこれやですよね、ふふふvもー、絶対両親の信頼百パーセントですよ!(笑)やっぱりそろそろ押し倒すかなぁと迷い中です(苦笑)
2015年02月24日(火)   No.443 (ロイハボ)

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  Photo by 空色地図

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