ハボロイ

=ハボロイ  =ロイハボ
=カプ色あり  =カプなし

2014年08月06日(水)
記念日
2013年12月17日(火)
そういう人々 黒猫サンタ
2013年08月31日(土)
恋猫28
2013年08月06日(火)
熱帯夜
2012年08月06日(月)
鈍感な騎士と素直でない姫君の話
2012年07月14日(土)
09. 鎖骨
2012年07月07日(土)
恋猫27
2012年06月23日(土)
応急処置
2012年06月15日(金)

2012年05月03日(木)
倍速

カテゴリー一覧
カプなし(303)
ハボロイ(32)
ロイハボ(101)
カプ色あり(61)
その他(16)

記念日
ハボロイ風味

「ふぅ……」
 外から吹き込む風がカーテンを揺らす窓辺の椅子に腰掛けたロイは、読んでいた本から目を上げてため息をつく。夏の午後、真っ青に晴れた空を見上げれば今ここにはいない相手の顔が浮かんで、ロイは慌てて視線を本に戻した。
 八月六日の今日、語呂合わせで二人の記念日だと騒ぐハボックと休みを取って一緒に過ごす約束をしていた。記念日だなんて馬鹿馬鹿しいと言いつつ、それでも仕事をやりくりして休みを取ってみれば当のハボックが急な仕事で出勤しなくてはならなくなってしまったのだった。
『すんません、一緒に休みとるはずだったのに……。でも、ソッコー終わらせて帰ってくるんで待っててくださいね!』
 そんな風に言って飛び出していったハボックの声が蘇ってロイは緩く頭を振る。青い空に背を向けてロイはボソリと呟いた。
「記念日だなんて、馬鹿じゃないのか?そもそもこんな関係、いつまで続くかだって判らないじゃないか」
 気がつけばいつの間にか好きになっていた。それでもハボックの好みは可愛いらしい女の子だとよく知っていたから、絶対に叶うはずのない恋だと思っていたのに。
『好きですッ、オレとつきあって下さいッ!』
 真っ直ぐに気持ちをぶつけられ、とても誤魔化す事など出来なかった。信じられない気持ちで差し出された手を取って、好きで好きで堪らないと思うと同時にこの関係がいつまでも続くとは思えなくて。
「記念日だなんて今年は騒いでも、来年になったらもう私の事なんてどうでもよくなってるかもしれないんだから」
 ハボックを失うのを恐れるあまり、ハボックがいなくなったときの事をロイは今から考える。もう要らないと言われるその時を思って、ツキンと痛む胸をロイがそっと押さえた時。
 ガチャガチャと鍵を開ける音に続いて乱暴に扉が開く。バタバタと階段を駆け上がる足音が部屋の前で止まって、ハボックが飛び込んできた。
「ただいまッ!お待たせしました、大佐!」
「────おかえり」
 ハアハアと息を弾ませるハボックにロイは目を丸くして答える。大きく息を吐いて呼吸を整えると、ハボックはロイに近づいてきた。
「午前中で終わらせるつもりだったんスけど、すんません、遅くなっちゃって」
「構わないさ。別に記念日でもなんでもないんだから」
「あー、もうっ!すぐそう言うこと言う。拗ねてんスか?ロイってば」
 二人きりの時だけ使う呼び方で顔を覗き込んでくるハボックに、ロイは目尻を染めてハボックを押しやる。「別に拗ねてなんかない」とプイと顔を背けるロイにクスリと笑って、ハボックは懐から小さな包みを取り出した。
「はい、これ。二人の記念日に」
「え?」
 包みを差し出されて、ロイは不思議そうにハボックを見上げる。「ほらほら」と包みを振られてロイは仕方なしに受け取った。
「開けて開けて」
 ニコニコと笑って促すハボックに、ロイは包みを開ける。そうすれば中から意匠を凝らした万年筆が出てきた。
「……凄い、どうしたんだ?これ」
 その素晴らしさに目を瞠ってロイが言う。ハボックは自慢げに笑って言った。
「いいでしょ、それ。一本一本職人が手作りするんスよ。すっげぇ人気で出来るまで一年待ち」
「一年?」
「そ。去年の今頃知って、一年なら丁度いいなって」
 そんな風に言うハボックをロイは驚いて見つめる。
「丁度いいって……私たちが今年もこうしているかなんて、そんな保証どこにもないじゃないか。もしかしたら他の誰かと────」
「そんなことあるわけねぇっしょ」
 言いかけたロイの言葉をハボックはきっぱりと否定した。
「今年も来年もそのまた来年も、ずっとずっとオレは大佐が好きっスもん。だから毎年一緒に記念日過ごしましょう」
 ね?と笑う空色をロイは目を見開いて見つめる。ギュッと万年筆を握り締めて、ロイはプイと顔を背けた。
「馬鹿じゃないのかっ、記念日なんてっ」
「馬鹿でもいいっスよ。だって、オレの大好きな大佐との記念日、素敵っしょ?」
 ハボックは言ってロイに手を伸ばす。背けたロイの顎を掬ってその顔を見つめた。
「好きっスよ、大佐。ずっとずっと大好き。なにがあってもオレは大佐の側にいますから」
 そんな風に言って笑うハボックにロイは胸が締め付けられる。
「来年の記念日にはなにを用意しようかなぁ。ねぇ、なにがいいっスか?ロイ」
「知るかっ、自分で考えろ」
「そっスね。じゃあ一年じっくり考えます。でも、その前に」
 と、ハボックはロイを真っ直ぐに見つめる。
「愛してます、これからもずっと一緒にいてくださいね」
「────馬鹿っ」
 本当はそう言いたいのは自分の方なのに、素直に言葉に出来なくて。
「ふふ……ロイの“馬鹿”は“大好き”って意味っスよね」
「ッ、馬鹿ッ」
「はいはい、判ってますって」
 くしゃくしゃに顔をしかめて「馬鹿」と繰り返す唇に優しく降ってくる口づけを受け止めて、ロイはハボックをギュッと抱き締めた。


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ハボロイの日ですね!なんとか振り絞って書いてみましたが、なにやらよく判んない話ですみません(汗)ハボが好きだけど素直に言えないロイの話……のつもり(苦笑)昔よく書いてた気がしなくもない、所謂王道?(笑)

以下、拍手お返事です。

阿修羅さま

毎日本当に暑いですねぇ、頭煮溶けちゃいますよ(苦)年配の方には本当にしんどいと思います。お母様も阿修羅さまもお体大切になさってくださいね。ニアピン、それでは受けさせて頂きますー。なんかもうお待たせしっぱなしでホントごめんなさい(汗)早くお届け出来るよう頑張ります!
2014年08月06日(水)   No.407 (ハボロイ)

そういう人々 黒猫サンタ
ハボロイ風味

「大佐、書類にサイン────」
 そう言いながらおざなりなノックと共に執務室の扉を開けて中に足を踏み入れたハボックを大きなくしゃみが迎える。何となく風邪の菌を吹き付けられたような気がして大きな手で顔をこすったハボックは、椅子の上に座る黒猫の姿を見てがっくりと肩を落とした。
「アンタ、その体質なんとかしてくださいよ」
 そう言えば漆黒の毛並みも美しい黒猫はツンと顎を突き上げる。横目でハボックを見つめた黒猫が開いた唇から聞こえたのは、人の言葉だった。
「煩いな。別に好きでこうなってるわけじゃない」
「好きだろうが好きじゃなかろうが、くしゃみするたんび猫になるのをなんとかしろって言ってるんス!」
 猫が人の言葉をしゃべるという異常事態にもハボックはまるで動じる気配もなくそう言う。
「さっさと元に戻ってくださいよ。サインが貰えないじゃないっスか」
「三十分くらい待てんのか?」
「待てません。急いでるんです、このあと演習あるんスから」
「チッ」
 ハボックの言葉に黒猫が思い切り不愉快そうに舌打ちしたと思うと、その輪郭が奇妙に歪んで光り出す。辺りを照らす目映い光が収縮すると、さっきまで黒猫がいたところに足を組んで椅子に腰掛けるロイの姿があった。
「寄越せ」
 ロイはハボックの手から書類を引っ手繰るとガリガリとサインを認めて突き返す。そんなロイを見下ろして、ハボックは一つため息をついた。
 ロイとハボックは実は獣人族と呼ばれた人々の末裔だ。かつてアメストリスに存在していたその種族はそれぞれに様々な動物に変身する能力を持っていた。優秀な種族であった獣人族はその優秀さ故獣人族ではない普通の人間たちから妬まれ疎まれて、殆ど言いがかりのような理由で粛清されていった。僅かに残った獣人族たちは己の能力をひた隠しにし、アメストリスの中にとけ込んで暮らしているのだった。
「そんなんだといつバレるか気が気じゃないっスよ」
 普通獣人族は己の意志で動物の姿になるかをコントロール出来る。だが、つい最近己が獣人族であることを知ったロイはまだその能力を制御仕切れず、くしゃみをすると黒猫の姿になってしまうのだった。
「大丈夫だ、他の誰かがいるところで変身するようなヘマはしない」
 偉そうに椅子にふんぞり返ってロイは言う。そんなロイを見下ろしてハボックは言った。
「そんな事言って、この間会議の席でくしゃみして大事(おおごと)になりかけたのはどこの誰でしたっけ?」
「うっ」
 会議の休憩時間、空気を入れ替えようと開かれた窓から流れ込んできた冷たい空気に鼻孔を刺激されたロイは、大きなくしゃみをしてしまった。近くにいたハボックがとっさに書類をまき散らし、偶々パーティションの陰にいたホークアイがその身を鷹に変えて会議場を飛び回って騒ぎを起こした為気づかれずに済んだが、もし獣人族であることがバレれば即研究所送りだ。研究所と言えば聞こえはいいが、そこへ送られた者は二度とその姿を見せることはなく、研究所とは名ばかりの処分施設であることは間違いなかった。
「とにかく、そんなじゃ今日のクリスマスイベント、行けないっスよ?」
「ッ!冗談だろうッ?行くぞ、私はッ!」
 言われてロイはスワと目を見開く。「行く」とわめき立てるロイにハボックは苦笑すると懐から取り出した赤い帽子をロイの頭の上に乗せた。
「それなら気をつけてくださいよ。俺も出来れば猫と一緒は避けたいですし」
「わ、判った」
 ロイは神妙な顔で頷くと頭に乗せられた帽子を取る。ギュッと顔の前で握れば帽子の先につけられた白いボンボンに鼻を擽られて、ロイは再び大きなくしゃみをした。
「アンタね……」
「わあッ!また猫になってしまったッ!」
 言った側から黒猫になるロイにハボックはがっくりとしゃがみ込んで床に手をつく。
「もういっそそのままでいいっス。どうせそんな事だろうと思ってこれも用意しておいたっスから」
「えっ?」
 そう言ってハボックが懐から取り出したのはマイペット用のサンタ衣装。
「やっ、やめろッ!うわわ……ッ」
 むんずと首を掴まれた黒猫は真っ赤なサンタ服を無理矢理着せられて。
「こらハボック!脱がせんかッ!」
 猫の姿では着せられたサンタ服をどうする事も出来ずにロイは怒鳴る。
「くそ、戻ってやるッ」
 幾ら脱がせろと怒鳴っても黙ったまま自分を見下ろしてくるハボックに、ロイが元の姿に戻ろうとすればハボックが黒猫の尻尾をむんずと掴んだ。
「ニャ……」
 弱点の尻尾を掴まれてへにゃへにゃとなるロイをハボックは抱き上げる。そのまま書類とサンタ服のロイを手に執務室を出て大部屋を通り抜け廊下に出た。
「きっ、貴様ッ!執務室に戻れッ!」
「ふふん、人目があったら元に戻れないっしょ」
 小声で言うロイにハボックがニヤリと笑って言った途端、近くを通った事務員の女性達が歓声を上げる。
「きゃあ、カワイイッ!猫がサンタ服着てるぅッ!」
「いや〜〜ん、私にも抱っこさせて下さいッ」
「どうぞどうぞ」
 きゃあきゃあと騒ぐ女性たちにハボックは黒猫を渡してしまう。恨めしげな眼で睨んでくる黒猫をニヤニヤと笑いながら見つめて、ハボックは煙草に火を点けた。
(後で絶対燃やしてやるからなッ!)
(その前にクシャミさせてあげますよ)
 視線でそんな会話を交わしたものの人目のあるところで元の姿に戻れる訳もなく。
 その夜、クリスマスのイベント会場ではサンタ衣装の黒猫が子供たちの人気をさらったとかさらわなかったとか。


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この間の更新もロイハボだけだったのに、今日も「ハイムダール」間に合いません(苦)どうも最近当日にワタワタ書いているのでどうしても間に合わない……。ハボロイ派の方、ごめんなさい。せめてものお詫びに黒猫サンタのロイをお届けいたします〜。ゴールデンレトリバーのサンタも可愛いと思いますけどね(笑)
2013年12月17日(火)   No.357 (ハボロイ)

恋猫28
ハボロイ風味

「暑い……」
 ふにゃあとソファーに寝そべったロイは、うんざりとした声で呟く。寝そべった時には冷たかったソファーの表面もすっかりと温くなって、ロイは滑り落ちるようにソファーから床へと降りた。
「暑い……」
 テーブルとソファーの間は風も通らず余計に暑い。狭い空間が暑苦しさを倍増したが、ロイはもう動く気にもなれず、力なく尻尾をゆらゆらと揺らした。
「ここ、暑い……でも動きたくない」
 床に頬をこすりつけてロイは呟く。その時、足音に続いて呆れたような声が聞こえた。
「ロイ、なんてとこにいるんスか」
 ソファーとテーブルの隙間から黒い尻尾の先っぽが何とか涼を得ようとするように揺れている。ハボックは大きな手を伸ばすとロイの体をヒョイと持ち上げた。
「ハボック」
 小さな体をソファーに戻せば、ロイの黒い瞳がハボックを見上げる。ハボックは汗ばんだロイの額に張り付いた髪をかき上げて、小さな顔を覗き込むようにして言った。
「猫ってのは家の中で一番気持ちのいい場所を探す名人って言いません?」
「探す以前にその労力が惜しい」
 動きたくない、と言うロイにハボックは苦笑する。
「まったく、子供のくせに」
「子供じゃない。これは仮の姿だ」
「はいはい」
 ムゥと頬を膨らませるロイにいい加減に答えると、ハボックはキッチンに入っていった。その後についていきたいと思いつつ動く気力もないままに見えなくなった背中を目で追って、ロイはキッチンの入口を見つめ続ける。すると少ししてハボックがガラスの器と小さな機械のようなものを手に戻ってきた。
「かき氷食いません?ロイ」
「────食う!」
 煮溶けた脳味噌がかき氷という単語に遅ればせながら反応してロイはガバリと身を起こす。ハボックはキッチンからボウルに氷のキューブを入れて持ってくると、かき氷器の中にガラガラと放り込んだ。
「やる?」
「やる!」
 コクコクと頷くロイに笑って、ハボックはかき氷器をロイの方へ押し出す。ロイは取っ手に手を掛けるとグルグルと回した。
「うわあ」
 シャリシャリと氷が削れる音がしてガラスの器に氷の山が出来ていく。涼しげなその様に目を輝かせて、ロイは夢中で取っ手を回し続けた。
「ロイ、零れちゃうっスよ」
 クスクスと笑って言われて、ロイは慌てて手を止める。ハボックはロイの前に緑とピンクの液体が入った瓶を並べて尋ねた。
「メロン?イチゴ?」
「う……」
 メロンもイチゴもどっちも好きだ。決められずに唸るロイを見てハボックが言った。
「じゃあ、ミックスで」
「えっ?」
 そう言うなりハボックは両手に瓶を持ち、できあがった氷の山に掛ける。そうすれば半分は緑、半分はピンクに頭を染めた氷の山ができあがった。
「はい、どうぞ」
 ハボックは言ってロイの前にスプーンと器を置く。スプーンを手にチラリと視線をやれば頷くハボックを見て、ロイは氷の山のてっぺんをスプーンで掬った。
「つめたぁい!甘いっ!」
 口の中であっと言う間に溶けた氷が熱くなった体を冷やしていく。気持ちよくてパクパクと口へ運べば、頭の芯がキーンとなった。
「くぅぅ……ッ」
「急いで食べ過ぎっスよ」
 小さな頭を抱えるロイにハボックが笑う。その声にハッとして、ロイは言った。
「お前の分!」
 あんまり嬉しくてさっさと一人で食べてしまった。そうすればハボックは立ち上がって冷蔵庫からビールを持ってきた。
「オレはこっちにします」
 そう言うとプルトップを引き上げ一気に半分ほども飲み干す。満足げな吐息を吐いたハボックだったが、小首を傾げて言った。
「シロップの代わりにビールかけたら旨さ倍増とかならないっスかね」
「えええ、ビールゥ?かき氷はやっぱりメロンかイチゴだろうッ?」
「試し試し」
「わーッ、バカッ、やめろッ!」
 言うと同時に氷の山の裾野にビールを垂らすハボックにロイが目を剥く。ロイの手からスプーンを取り上げて金色に染まった氷を掬って食べたハボックは「うーん」と眉を寄せた。
「メロンとイチゴの味もするっス」
 どうやら下の方で混じってしまったらしい。ビミョーと顔を顰めるハボックにロイは言った。
「器をもっと持ってこい。ビール味がよければ削ってやる」
「んー、やっぱりオレもイチゴにしときます」
 そんな風に言えばそれ見たことかと言った目つきでロイに見られて、ハボックは頭を掻いた。
「イチゴかき氷一つ、お願いします」
「いいだろう」
 ぺこりと頭を下げて言うハボックに仰々しく頷いて、ロイはシャリシャリと涼しげな音を立てて氷を削る。
「じゃあ、改めて」
「いただきます!」
 うだるような暑い午後、それぞれに削った氷を口に運んで涼を取るハボックとロイだった。


いつも遊びに来てくださってありがとうございます。拍手、コメント、本当に励みになってます、嬉しいですーvv

「恋猫」ですー。実は今日も更新が「セレスタ」しか書けてないのでせめて日記だけでもと(苦笑)それでも一年ぶりだよ!前回書いたの探したら一年前の七夕だった(汗)
今週更新が間に合わない敗因は、週末マラソン旅行に行くはずだったダンナが急遽取りやめてガッツリ家にいる事になったからですが、それなら金曜に書くかと思っていたらですねー、なんと玄関の天井から水漏れが!!朝、ゴミ出ししようと玄関で袋をごそごそ出してたら、ポタリと腕に水が。「えっ?」と思って上を見ると天井の電気のところから水が垂れてくるんですよ!「ええっ?!」と今度は下をみれば三和土に水たまりがッ!玄関の上は洗面と風呂と洗濯機!じゃあどっか配管切れてんの??と、慌てて不動産屋に連絡して午後一時過ぎに来て貰いましてね。「天井、切ってもいいですか?」って言うのでどうせクロスやら何やら貼り替えなきゃだし、開けなきゃどうなってんのか判らないしでオッケーを出して天井に切り目いれた途端、水がジャーッっと……ッ!!もうビックリだよ!!結局水漏れは給湯管からと判明、水道屋さんを呼んで傷んだ部分を繋ぎ直して貰いました。一応その後使っても水漏れは発生しなかったので大丈夫そうなのですが、天井裏乾かしてから天井と壁の石膏ボードや壁紙の補修と言う事になるので、天井は穴開いたままです。おかげでなんか屋根裏の匂いがする……(苦)今のうちの玄関の天井、こんな感じです(苦笑)





ピンクのところが補修個所。痛んだ部分を切り取ってジョイントで繋いでる。ちなみに黒い管は排水管、青系が給水管で赤系(今回はピンク)が給湯官と判るように色分けしてるそうな。
そんなわけでとてもポメラ弄る余裕ありませんでしたー。ハアア……。でも、うちの場合二階の配管からの水漏れだったのですぐ発覚したけれど、これが一階だと気付かないまま水が溜まって、最悪の場合基礎が腐ったりするそうですよ!!怖ッ!!

以下、拍手お返事です。

なおさま

鷹の目リメイク美味しく頂いて貰えてよかったですーvロイの寝間着は拘束着!!(爆)鷹の目印の南京錠が付いてるんですね!いいなぁ、それ(笑)「セレスタ」ふふふ、そうですよ、ただの色惚けのエロ親父じゃないんです、大総統っスから!(笑)ハボックの中にお邪魔って、思わず吹き出しちゃいましたよ(笑)「久遠」ははは、第三の男(笑)多分誰も覚えてないだろうけど、実は第三章でチラリと出てきてました。でも、私ですら名前を覚えておらず「なんて名前にしたかなぁ」と読み返してたから(殴)わふんわふん!!話が関係なければ絶対書きたいネタなんですけどねぇ……流石にそれを書くと話変わっちゃうから、残念(苦笑)

阿修羅さま

「鷹の目」続き楽しんで頂けて嬉しいですvそうそう、犯すんじゃなくて犯される方(笑)遅くに病院、大変でしたね!普通にしてても脱水症状になりやすいのに水分制限があるなんて、難しい……。とりあえず一安心出来てよかったです。暑さももう少しのようですので、どうぞお体お気をつけて夏を乗り切って下さいね。

はたかぜさま

本当、朝晩はだいぶ涼しくなりましたよね。この間野球のナイトゲームで神宮に行ったのですが、二週間前に行った時は蒸し暑くて死にそうだったのが、日が落ちたら凄く過ごしやすくて季節の変化を感じました。「久遠」えへへへ、先、読めないですか?きりきり舞いして貰えて嬉しいなぁvvガッカリさせないように頑張りますよ!「玄関」ホークアイ姐さん、容赦なく「О」を真っ二つにしてくれそうです!!(爆)「ギャーッ」と喚くロイと遠くから見守る部下三人の姿が目に浮かんで思わずニヤニヤしちゃいますよ。はたかぜさまのコメント読みながら私も楽しんでますv「セレスタ」ツラ気持ちいい!なんて嬉しいお言葉vありがとうございますv最後はいっぱいの幸せを上げなきゃですよね!うん、多分そのつもり……なる予定(苦笑)色々書きかけのがモリモリで心苦しいですー。でも楽しみにして下さっていると聞くと頑張れます!ありがとうございますvv
2013年08月31日(土)   No.339 (ハボロイ)

熱帯夜
ハボロイ風味

「暑い……」
 肌にまとわりつくような熱気にロイはそう呟いて目をあける。己を抱き込む逞しい腕を鬱陶しそうに払いのけた。
「暑い」
 今度はもっとはっきりと言う。そうすればロイを抱き締めていた腕の持ち主が言った。
「アンタがエアコンつけたまま寝るの嫌がるからっしょ?」
「寝てると手足が冷えるから嫌なんだ。それより離れろ、くっついていたら余計暑くなるだろう」
「アンタ、オレより体温低いから抱き締めてると気持ちいいんスもん」
「その理屈なら私は暑いということじゃないか」
 ロイはそう言ってハボックを蹴り付ける。ゲシゲシと容赦なく蹴ってくるつれない恋人に、ハボックは苦笑して身を起こした。
「まったくもう、文句ばっかりなんだから」
 ハボックはそう言いながらベッドから降り、薄いカーテンを開けて庭に続く窓を開ける。窓際のテーブルに置いた煙草とライターを手に取って外へ出ると、庭のベンチに腰を下ろした。
 南国のリゾート地は夜になってもまだ昼間の熱気を引きずっている。その熱気の中、ハボックは煙草に火をつけるとベンチに背を預けて空を見上げた。
「すげぇ星。ねぇ、こっち来ませんか?部屋の中よりは涼しいっスよ」
「お前が離れた分、涼しくなったからこっちでいい」
 ハボックの誘いにロイはすげなく答える。そうすればハボックは「可愛くないなぁ」と呟いてクククと笑った。
「アンタの目を見てると星空みたいだって思うことあるっスけど、こりゃまた見事な星空っスよ?」
 そう言いながら星空を見上げるハボックの姿を、ロイは薄いカーテン越しに見つめる。飽きることなく星を見上げているのを見れば不意にムカムカと苛立ちが募って、ロイはゴロリと体を返して窓に背を向けた。
 体を返した拍子に頬を寄せた誰の肌も触れていなかったシーツの表面は、さらりとしていると同時に南国の熱をはらんでいる。人肌とは違う熱は奇妙に疎ましく、ロイは不快げに眉を顰めた。
 庭に出ていった男はいつまでたっても帰ってこない。チラリと肩越しに振り向いた視界の端に夜空に向かって煙を吐き出すハボックの姿が映って、ロイはムッとして声を張り上げた。
「ハボック!」
 さほど離れてはいない庭先、聞こえないはずはないのに答えがない。ロイは眉を寄せ、窓に背を向けたままもう一度ハボックを呼んだ。
「ハボック!!」
「なんスかぁ?」
 そうすれば漸く間延びした声が返ってくる。その声にホッとしながらも答えただけで中に戻ってこない事を不満に感じてロイは言った。
「いつまでそんなところにいるつもりだッ?」
「んー、だって星が綺麗なんスもん。イーストシティじゃこんな星空見られないっスから」
 だからここにいるのだと聞いて、ロイは星空に嫉妬している自分に気づく。そんなものにすら嫉妬する己が情けないと思いながら、それでもこの肌がしっとりと濡れるような暑さの中感じるうそ寒さを消せるのは、ハボックだけだと言うのもよく判っていた。
「お前の星空はそれじゃないだろう?」
 言って窓の外へ目を向けると、星空の下のベンチでハボックが身を捩るようにしてこちらを振り向く。誘うように寝返りを打って滑らかな背中をハボックに晒せば、立ち上がったハボックが部屋の中に戻ってきた。ベッドに片膝をたてるハボックにロイは手を伸ばして腕を首に絡めると首元に引き寄せた。
「くっついちゃいけないんじゃなかったんスか?暑いんでしょ?」
「暑いさ」
 引き寄せられるまま白い肌に口づけてハボックが聞くのにロイは答える。
「暑いさ、だから忘れさせろよ」
「文句言わないでくださいよ?」
「言わせないようにしてみろ」
 ああ言えばこう言うロイにハボックはクスクスと笑って。
「ホント……可愛いっスね────ロイ」
 むせかえるような暑さの中、ギュッと抱き締めてくる逞しい腕にロイはうっそりと笑った。


いつも遊びに来てくださってありがとうございます。拍手やコメント、テンション上がります!嬉しいですvv

今日はハボロイの日ですね。久しぶりに色っぽい話を書こうと思ったのですが、これが限界でしたー(苦笑)とりあえず暑さの中にもハボロイを楽しんで頂けたら嬉しいです(笑)

んで、今日は旅行中なので更新はお休みですー。申し訳ない(汗)とりあえずリフレッシュしてきます!

以下、拍手お返事です。

なおさま

「髭騎士」そうそう、あれくらいでめげませんよ、髭ですから!しかし、バ○ブ、も〜なおさまってば!私の心読まないで下さいよ(爆)それとも思考回路が同じ?って嫌がられそう(苦笑)「セレスタ」うふふ、気に入って下さって嬉しいです。いやあ、どうしようかと迷ったんですが変態エロ親父が「何故私を出さん」と出張ってきちゃいました(苦笑)どうなりますか、お楽しみ頂ければv

毎回楽しく通わせて萌えさせて貰ってます の方

ありがとうございます!はぼっくの金魚、絶対可愛いと思うのです(笑)うお、描いてらっしゃるんですか?うわ〜〜〜〜〜〜ッッ!見たいですっ!!是非見せて下さいましッ!!金魚はぼっく、見たい〜〜vv

香深さま

こちらこそいつもありがとうございますv可愛いといって頂けて嬉しいーv和装とか浴衣とか、着せたくなっちゃいますよね!そう言えば最近「妖」を書いてないなぁ……って、あれ、和物じゃないはずなんですが(苦笑)わー、風船蔓!!す、すみません、またネタにしてしまってもいいですか……?もう、香深さまのコメント、ツボ過ぎて!(苦笑)うちのハボックとロイが少しでも息抜きのお役に立てれば嬉しいですvゆっくり更新、ありがとうございますvまったりのんびり楽しく更新していこうと思いますので、よろしくお願いしますv

おぎわらはぎりさま

髭、やっちゃってますよ!(笑)緊縛プレイかぁ(←言ってるし)でかくて腕力のあるハボックを縛るにはかなりのテクニックが要りそうですよね。うちのロイならガッツリいけると思います(爆)髭なら最低限の緊縛しそうだなぁ、腐腐腐v
2013年08月06日(火)   No.331 (ハボロイ)

鈍感な騎士と素直でない姫君の話
ハボロイ風味

「今日がなんの日か知ってるか?ハボック」
 書類が堆く積まれた机の隙間にコーヒーのカップを置けば、突然そんな事を尋ねられてハボックは首を傾げる。じっと見つめてくる黒曜石にどぎまぎしながらハボックは答えた。
「今日がなんの日か……ですか?」
 ええと、とハボックは頭をフル回転させる。瞬きもせずじーっと見つめられれば頭が沸騰するようで何も浮かんでこなかった。
「すんません、全然判らないっス」
 ハボックはシュンと俯いて答える。するとため息が聞こえてハボックは益々身を縮めた。
「今日はお前と私の日だそうだ」
「は?」
 全く想像だにしなかった答えにハボックは思わず俯けていた顔を上げてロイを見る。そうすればロイは眉を寄せて答えた。
「だから、お前と私の日」
「なんスか、それ」
 反射的に聞き返してしまってからハボックは「しまった」と首を竦める。ロイは不愉快そうな顔でハボックを見て言った。
「ハボックの8とロイの6でお前と私の日なんだと」
「はあ……」
 誰がそんな日を決めたのだろう。ハボックは首を傾げて考える。
「えと……それが?」
 ロイがわざわざそんな事を言うのだ。何か自分には計り知れない理由があるのだろうと恐る恐る尋ねてみれば、ロイは益々眉間の深めてため息をつく。
「もういい」
 そう言って追いやるように手を振られてハボックは失礼しますと呟くと執務室を出た。そのまま司令部の大部屋を突っ切って廊下に出る。俯いたまま少し歩いて給湯室に入ったハボックはゴンと壁に額を打ちつけた。
「またため息つかれちゃった」
 壁に額を押しつけたままハボックは呟く。ハアアと深いため息をつくと頭を支点にゴロリと回転して壁に寄りかかった。
「なんですぐ怒らせちゃうかなぁ……」
 怒らせるつもりなどないのだが、ロイと喋っていると何故だかロイが不機嫌になっていくのだ。大概最後はああやって追いやられて、ハボックはションボリと肩を落としてロイの前を辞するのが常だった。
「あーあ」
 実のところハボックはロイの事がずっと前から好きだった。初めてロイが赴任してきた時から凛とした美しさとその強さに惹かれてはいたが、ある時偶然見たロイの笑顔に一発でやられてしまったのだ。
「またあの笑顔見たいなぁ」
 気持ちを伝えられないまでもせめてと思うものの、いつだってハボックに向けられるのは眉間に皺を寄せた顰め面だ。
「ま、どうせオレなんてあの人に気に入られるわけないけどさ」
 幾ら好きでも結局は高嶺の花に過ぎないと、ハボックはもう一度ため息をつくと肩を落として給湯室を出た。

「大佐、この書類、急ぎでサイン――――、っと」
 ノックもそこそこに執務室の扉を開けたハボックはソファーで微睡むロイの姿に気づいて言葉を飲み込む。そっと扉を閉め足音を忍ばせてロイに近づき、ソファーに横たわるロイの顔を覗き込んだ。スースーと寝息を立てるロイのどこか幼い無防備な顔にハボックは笑みを浮かべた。
「ここんとこ忙しかったもんな」
 ロイは決して疲れた顔は見せないし休みたいとも言わない。だが、疲労が溜まっていない筈はなく、ハボックは少しでもロイを休ませてやりたくて、コーヒーを入れたり過密なスケジュールの隙間に少しでも休めるようさり気なく気を配ってやったりしていた。
「今日も会食入ってたっけ……」
 ハボックはそう呟いて大振りな机に近づくとスケジュール帳を手に取る。パラパラと捲り会食の相手を確かめ先に伸ばしても問題ないと判断すると、電話を入れ日にちを変更して貰うよう申し入れた。
「これでよし」
 ハボックは受話器を置いて言うと肩越しにロイを見る。相変わらず寝息を立てているロイを見つめて優しい笑みを浮かべた。
「まったく、働き過ぎなんだから」
 ハボックはそう呟いてロイに近づく。うそ寒いのか体を縮めるのを見て、上着を脱ぐとそっとかけてやった。ソファーの側に膝をつきロイの顔を見つめる。額にかかる黒髪を指で払いながら無防備な顔に囁いた。
「そんな顔で寝てると襲っちまうっスよ……?」
 好きで堪らないのだからと耳元に唇を寄せて囁いた、その時。
「だったら襲ってみろ」
 そう声が聞こえてハボックはギクリと身を強ばらせる。恐る恐る視線を向ければ黒曜石の瞳と目が会って、ハボックは飛びすさった。
「うわァッ!」
 大声で叫んだハボックは飛びすさった拍子に尻餅をつく。ゆっくりと体を起こしてソファーに座るロイを見つめてパクパクと口を開いた。
「起き、起きて……ッ」
 てっきり眠っているとばかり思っていたから口にした想いだったのに。
「起きてたら都合が悪いのか?」
「あ……いや、その……」
 しどろもどろになりながらハボックは目をさまよわせる。キュッと唇を噛んでハボックは立ち上がった。
「その……すんませんでした、まさか起きてるとは思わなかったから」
 すみませんとハボックは頭を下げる。体を二つ折りにする程深々と頭を下げるハボックの耳にロイの声が聞こえた。
「起きてると思わなかったから言ったのか?何故?」
「え?いや、だって」
 言えるわけないとハボックが言おうとするより早くロイが大声を張り上げる。
「何故だッ?なんで起きてる時には言わないんだッ!いっつもそんな熱い目で見つめてくるくせに、なんでッ!」
 そんな風に怒鳴られてハボックは言いかけた言葉を飲み込む。驚いたように見つめてくる空色に、ロイは顔をくしゃくしゃと歪めて言った。
「いつ言ってくれるのかとずっと待ってるのにお前ときたら見つめてくるばっかりでッ!言いにくいなら切欠になるようにって今日はお前と私の日だて言っても素知らぬ顔だしッ!一生懸命気持ちが伝わるようにと見つめてもいつだって困った顔で目を逸らされてッ、私がどんな気持ちでいたと思うんだッ!襲いたいなら起きてる時に襲えッ、好きと言うなら起きてる時に言えッ!!」
 一気にまくし立てるロイをハボックはポカンとして見つめる。何も言わずに見つめてくるハボックに、ロイは苛々として言った。
「何とか言えッ!!」
 そう怒鳴られてハボックは目を瞬かせる。「ええと」と呟いてハボックは言った。
「てっきり嫌われて睨まれてるんだとばかり思ってたっス」
 ポリポリと頭を掻いて言われてロイはグッと言葉に詰まる。
「どうせ私は目つきが悪いからなッ」
 プイと顔を背けて言うロイの瞳が涙を滲ませているのに気づいてハボックは目を見開いた。唇を噛んで目に涙を浮かべながらも精一杯強がって見せるロイを見ていれば不意に愛しさが込み上げる。ハボックはソファーの側に跪くとロイの手を取った。
「オレとアンタの日って言うのがそう言う意味だったとは思いませんでした。アンタが見つめてくる意味も」
「ちゃんと考えないからだ」
「すんません」
 ロイにしてみれば精一杯の努力だったに違いない。そっぽを向いたまま自分の方を見てくれないロイの手を優しく撫でながらハボックは言った。
「今日はオレとアンタの日なんスよね?だったらまだ間に合うっスか?」
 そう言えばロイがハボックを見る。不安そうに見つめてくる黒曜石を見返してハボックは言った。
「アンタが好きっス、ずっと好きだった……」
「……待たせ過ぎだ、さっさと言え、馬鹿」
 頬を赤らめてそう返す素直でない唇に、ハボックは笑ってそっと口づけた。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手もとっても嬉しいですv

いよいよハボロイの日ですねッvそんなわけでハボロイです。タイトル思い浮かばなかったので苦し紛れなタイトルですみません(苦笑)少しでもラブい気分になって頂ければ嬉しいですー。
でもって、本日限定で拍手リク受け付けております。お待ちしておりますので、宜しければリクしてやって下さいませーv

以下、5日拍手のお返事です。

菜ノ花さま

わーい、頻繁に通って過去作も新作も読んで下さっているとは、照れくさいけど嬉しいです〜/// 花火、綺麗でしょう?珍しく花火の素材を見つけたので嬉しくて早速使ってしまいましたv「深淵に偲ぶ恋」うふふ、久しぶりに真っ当な恋愛ネタなので是非楽しんで頂けたらと思っています。わ〜、ハイムダール!あれはかなり楽しんで書いていたので読み返して頂けるのは本当に嬉しいです!ヒュハボ、エドハボと相変わらず節操のないサイトですがお楽しみ下さって幸せですv本当に暑い日が続きますね。菜ノ花さまもお体お気をつけてお過ごしください。

おぎわらはぎりさま

おーい、フライングですよ、ハボロイの日は今日です(笑)でも、リクありがとうございます!承りました、最終兵器目指してお話考えますねvイベント準備着々と進めてらっしゃいますね。私はどうしようかなぁ……、のんびり覗きにいこうかしら。それじゃあ欲しい本はなくなってるかな(苦笑)「胸」昔は結構ヘンタイ入った変大佐ばかり書いてましたが、ちょっと久しぶりでしたね(笑)ホント暑い日が続くと脳みそ発酵して妄想も爛れてきますよ(笑)

なおさま

あはは、確かに桃と言えばお尻ですよね。実はこれ、最初は桃話じゃなかったんですよー。汗に濡れたシャツが胸に貼りついて…みたいな話にするつもりでした。でも、桃買いに行った事にしたら話がこんな方に曲っちゃって(苦笑)まあ、肌の色合いが桃って事で、ハボックが甘ければオッケと言う事で楽しんで頂ければ〜(笑)暴走列車と化した妄想で夏を乗り切りましょう!
2012年08月06日(月)   No.220 (ハボロイ)

09. 鎖骨
身体の一部で20題 09. 鎖骨

ハボロイ風味

「ん……」
 激しくも甘い時間が過ぎ去って、体に残る優しい余韻を味わいながらベッドに寄り添って横たわっていればハボックの逞しい腕がロイの体を抱き寄せる。その厚い胸に引き寄せられた拍子に目に入った鎖骨を見て、ロイが言った。
「知ってるか?ハボック。鎖骨がない動物は抱き締めるという行為が出来ないそうだよ」
「へ?そうなんスか?」
 鎖骨に指を滑らせながら言うロイに、ハボックは白い指先が辿る鎖骨を見る。自分でも鎖骨に触れてみてハボックは首を傾げた。
「こんなもんが大事なんスか?」
「その骨がないと、前脚を内側に曲げて保持することが出来ないらしい」
「前脚」
 自分の腕を前脚と言われてハボックは僅かに眉を顰める。そんなハボックの表情に気づいているのかいないのか、ロイは続けた。
「馬や牛は抱きついたりできんだろう?あれは鎖骨が退化しているからだ」
「ああ、確かに」
 言われて四つ脚で歩く動物の姿を思い浮かべてハボックは頷く。腕の中で蘊蓄を垂れる恋人を抱き締めて言った。
「鎖骨があってよかったっスよ。おかげでこうしてアンタを抱き締められる」
 ハボックはそう言うと己の腕がロイを抱き締められるのを確かめるように腕に力を込める。きつく抱き締められれば自然と鎖骨が目の前に迫って、ロイは浮かび上がる骨にカプリと噛みついた。
「ちょっと」
 悪戯に歯を立てるロイにハボックは大袈裟に顔を顰めて見せる。そうすればロイは歯を立てたところに舌を這わせて言った。
「こんなしっかりした骨だと穴を開けるのは大変そうだ」
「はぁ?なんスか、それ」
 歯で穴でも開けたいのかとハボックが言えば、ロイが眉を顰める。
「そんなことが出来るか、馬鹿」
「だってアンタが変なこと言うからっしょ」
 言い出したのはそっちだと唇を尖らせるハボックにロイは答えた。
「この骨がどうして鎖骨っていうか考えたことはあるか?」
「生憎そんなこと一度だって気にしたことねぇっス」
「人間、あらゆることに疑問を持たないと成長せんぞ」
「あのね、ベッドの中でそんなことに疑問持ちたかねぇんスけど」
 ちっとも色っぽい話じゃないとむくれるハボックに構わずロイは続ける。
「昔ある国でな、囚人が逃げないようにこの骨に穴を開けて鎖を通したんだ。だから鎖骨」
「えっ?骨に穴開けて鎖って、痛そう。つか、この骨に穴開けんの、大変じゃねぇ?鎖骨って折れやすい骨っしょ?」
 無理じゃねぇ?と言うハボックにロイは肩を竦めた。
「さあな。実際開けたのを見た訳じゃないし」
 文献だ、文献とロイは言って、ふぁぁと欠伸をする。ハボックの鎖骨に頭を預けて目を閉じるロイの白い肌に陰影を刻む骨を見つめて、ハボックは目を細めた。
「アンタの鎖骨になら鎖通してみたいかも。結構似合いそう」
「馬鹿か、お前。こんな細い骨に穴を開けようとしたらそれこそ折れる」
 骨の細いロイの鎖骨は、触れてくるハボックの指より細く見えるほどだ。悪戯に触れてくる男の指から身を捩って逃れようとするロイを腕の中に囲い込んで、ハボックは笑った。
「大丈夫、細い鎖にするから。こっちの骨からこっちの骨に細い銀の鎖つけんの。きっと似合うっスよ」
「……馬鹿め」
 クスクスと笑いながら右の鎖骨から左の鎖骨へと指を滑らせる男を、ロイは目尻を染めて睨む。囲い込むハボックの腕を強引に解けば、楽しそうに見つめてくる空色の瞳を見つめて言った。
「そんなことに使うよりこういう風に使う方がいい。違うか?」
 そう言って腕を伸ばして抱き締めてくる細い体を抱き返して。
「そうっスね。やっぱ有効に使わなくっちゃ」
「だろう?」
 見つめてクスクスと笑いあうと、二人は互いをきつく抱き締めて唇を重ねていった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、更新の励みです、嬉しいですv

身体お題で9つ目、「鎖骨」です。ネタが全然思いつかなくて、思わず「鎖骨」を調べてしまいましたよ(苦笑)いやあ、調べてみると色々出てくるものです(笑)

そう言えば九州の方はなんだか凄い事になってますね。熊本やら福岡やらに親戚がいるんですが、とりあえずそっちは大丈夫らしい。皆さまのところは大丈夫でしょうか。どうか大変な事になっていませんように。どうぞ、お気をつけてお過ごし下さい。

以下、拍手お返事です。

おぎわらはぎりさま

日参ありがとうございますv「紫陽花」あー、なんか懐かしい〜(笑)そうそう、ロイを甘やかしたいハボの話みたいな?この頃はエロも可愛かったです(苦笑)「もみじ」ハボロイは結構バカップル系多いですね。いや、あの頃の私には“もみじ”が精一杯でした、“虫さされ”なんてとてもとても…(苦笑)最初は本当ほのぼの系ばかりでした。だって私、サイト立ち上げた当初はエチどころかキスシーンも書けなかったんですよ、恥ずかしくて(爆)それが今じゃねぇ……(遠い目)人間、変われば変わるもんですね(苦笑)髭はまた近いうちに〜(笑)
2012年07月14日(土)   No.212 (ハボロイ)

恋猫27
ハボロイ風味

「あ、ロイ!一緒にやらない?」
 そろそろ終業時間という時分、総務におつかいで書類を届けて戻ってきたロイは、司令室の扉を開けた途端かかった声に目を丸くする。いつの間に持ち込んだのか、司令室の片隅に置かれた鮮やかな緑色の笹の周りで、司令室の面々が折り紙で飾りを作ったり、短冊に願いを書き込んだりしていた。
「なにしてるんだ?まだ仕事中だろう?」
 確かにあと十五分もすれば定刻だ。それでも拙いんじゃないかとロイが言えば、ハボックが笑って答えた。
「いいのいいの、これ持ってきたの中佐だし。それに中佐ならもう帰ったしな」
「帰った?」
 会食でも入っていてそのまま直帰の予定だったかと首を傾げるロイに、ブレダが苦笑した。
「違う違う、“エリシアちゃんと一緒に星にお願いするんだ〜”だってさ」
 例によって親馬鹿を発揮したらしいのを聞いて、ロイはなあんだという顔をする。そんなロイにハボックがペンを差し出した。
「ロイも願い事かけば?短冊たくさんあるっスよ」
 ハボックはそう言いながら赤や黄色の色鮮やかな折り紙を手に取る。ハボックが差し出す短冊をじっと見つめたまま手を出そうとしないロイに、ハボックが首を傾げた。
「どうかした?」
「黒い短冊、ないか?」
「黒?黒じゃなに書いたか見えないじゃん」
 不思議そうにハボックが言えば、輪飾りを作っていたファルマンが言う。
「紫じゃだめですか?五色は元々青・赤・黄・白・黒ですが、青を緑、黒を紫で表すことが多いですから」
 それなら読めると紫の折り紙を差し出されたものの、ロイはふるふると首を振った。
「黒がいい」
 あくまでそう言い張るロイに、ハボックとファルマンは顔を見合わせる。ハボックは折り紙をガサガサと掻き回して黒い折り紙を探し出すとロイに差し出した。
「はい」
「ありがとう」
 ホッとしたように折り紙を受け取るとロイは紙を長方形に切る。黒いペンで黒い紙になにやら認めるとロイは出来上がった短冊を下の方に結びつけた。叶うようにと手を合わせれば、寄ってきたハボックがロイの頭をくしゃりと掻き混ぜる。
「明日は晴れるといいっスね」
「……うん」
 言って笑うハボックに、ロイは小さく頷いた。

 だが。
「せっかくエリシアちゃんとお願い事書いたのにっ、なんで雨なんだーッ!!」
 雨のバカーッ!とヒューズが喚く窓の外では雨がシトシトと降っていた。朝から降り出した雨はまもなく夜という時間になっても降り続き、空は厚い雲に覆われて星は全く見えない。ひとしきり喚いたヒューズは、エリシアちゃんを慰めなくっちゃと早々に帰っていった。他のメンバーも残念そうに空を見上げ、仕方ないなと笑いあって引き上げていく。ロイが飾り付けた短冊を見てそっとため息をついた時、元気なく伏せた猫耳が生えた頭を大きな手がポンポンと叩いた。
「ハボック」
 見上げればハボックがロイを見下ろしている。その空色の瞳を見上げたロイは、視線を落として言った。
「いいんだ、どうせ叶う筈のない願いなんだから」
 そうため息混じりに呟くロイの耳にハボックの声が聞こえる。
「あの雨雲の上には星が輝いてるんスよ、ロイ。だから大丈夫」
「え?」
 そう言われてロイは驚いたように顔を上げた。
「大丈夫。ちゃんと願いは星にまで届いてるから。だって一生懸命願って書いたんしょ?」
 ハボックはそう言ってロイの横にしゃがみ込む。ロイが書いた黒い短冊をつついてハボックはロイを見た。
「それなら願いは厚い雲なんて突き抜けちゃって、星まで届くっスよ」
 ね?とハボックが言って笑う。
「────うん」
 泣きそうな顔で頷いてギュッと抱きついてくるロイを抱き締めたハボックの手が、小さな背をポンポンと優しく叩いた。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、更新励みです、ありがとうですv

お久しぶりの「恋猫」ですー。ロイが何を短冊に書いたかはナイショってことで(笑)

ところで、昨日の日記に書いた「alexandrite」「citrine」ですが、アップは本日夜の更新時になりますー。最後に一言書いたけど、あれだとアップがいつなんだか、髭話だけがアップなのか判りにくいですよね(汗)判りにくい書き方で申し訳ありません、もうちょっとお待ち下さいね。あと、豆部屋にも独立記念で豆騎士一本書き下ろしておきました。ご興味ありましたらこちらもどうぞー。って、夜ですが(苦笑)

以下、拍手お返事です。

alexandriteとcitrineのリンクを探したのですが の方

お手数おかけしてしまって申し訳ありません!上にも書きました通り、本日夜にpearlなどがあるページにアップ致します。判りづらい書き方でお時間取らせてしまってすみません。今少しお待ち下さいませ。
2012年07月07日(土)   No.208 (ハボロイ)

応急処置
ハボロイ風味

 時折遠くで銃声が聞こえる。ライトの灯りを伴ってドカドカと靴音と怒声が行き過ぎたと思うと、辺りは薄闇に支配された。
 扉の陰に身を潜めたハボックは微かに息を吐き出す。そうすれば背後に潜んだ人物もまた同じように息を吐いたのを感じて、ハボックは後ろを振り向いた。
「行ったようだな」
「そうっスね」
 言って見つめてくる黒曜石にハボックは頷く。薄闇の中でも輝きを失わないその瞳が僅かに歪んだのをハボックは見逃さなかった。
「見せて下さい」
「……なんの事だ?」
 ハボックの言葉にロイが答える。空惚けた答えにハボックは無言のままロイの手首を掴んだ。
「……ツゥッ!」
 そうすればロイの唇から苦痛の声が上がる。手首を捻られたくらいでは出ない呻き声にハボックが舌打ちした。
「まったく……ッ、どうしてそう無茶するんスか!」
 低い怒りのこもった声にロイは視線を逸らす。
「かすり傷だ」
 と呟くのを聞いた途端、ハボックはロイの軍服に手をかけた。
「ッ?!」
 ブチブチとボタンが飛ぶのに構わず毟り取るようにして上着を剥ぎ取れば、ロイのシャツの脇腹に血が滲んでいるのが目に入る。ジロリと睨まれて、ロイは強がるようにハボックを睨み返した。
「かすり傷だと言ったろうっ?」
「何度言ったら判るんです?アンタはオレ達の頭なんだからホイホイ前に出てくんなって言ってるんス!」
「煩いな、軍人が怪我したくらいでギャアギャア喚くな」
 ツンと顎を突き出してロイが言えばハボックの瞳が怒りに煌めく。何を言われるかと身構えるロイに反して、ハボックは何も言わずに腰のポーチに手を伸ばした。
「応急処置します」
 尋ねるように見つめてくるロイにハボックが言う。だがロイはハボックの手を振り払って言った。
「必要ない。こんなの唾つけときゃ治る。それよりここから脱出するのが先だ」
 ロイはハボックを押しやるようにして扉の外の様子を伺おうとする。だがグイと腕を引かれて、ハボックを睨み上げた。
「手当てが先っス」
「しつこいぞ、何度も言わせるな」
 大事ないと言い張るロイにハボックが目を吊り上げる。無言のままロイを引き寄せ、血の滲むシャツを捲り上げた。
「おいっ!」
 振り払おうとするロイの腕を易々と押さえつけハボックはロイの体を抱き寄せる。白い肌に走る傷に顔を寄せると、肌を汚す血に舌を這わせた。
「ヒッ!」
 舌先が触れればズキンと走る痛みにロイは身を強張らせる。ハボックの金髪を鷲掴み押しやろうとした。
「何をするッ」
「唾つけりゃ治るんでしょ?」
 そう言ってハボックは上目遣いにロイを見る。驚いて目を見開くロイに見せつけるように舌を這わせれば、ロイがビクリと震えた。
「まともに手当てさせないで唾つけりゃ治るってんなら仕方ないでしょうが」
 ハボックは低く囁くように言って傷に舌を這わせる。ねっとりと何度も肌を行き来する舌先に、ロイはビクビクと震えながら言った。
「それは言葉の綾で……っ」
 ロイは言ってハボックの金髪を掴む。何とか引き剥がそうするロイの努力を嘲笑うようにハボックはロイの体を抱き締め、きつく傷口に吸い付いた。
「ヒィッ!」
 ズキズキとした痛みがハボックが触れた箇所から湧き上がる。それと同時に背筋が痺れるような感覚が走り抜け、ロイの体から力が抜けた。
「あ……クゥ……ッ」
 ハボックの腕の中でロイの体が震え、白い指がハボックの潜入服の袖を掴む。ハボックの舌が這い、唇が強く吸い付けばロイは力なくハボックに縋りつき熱い吐息を零した。ハボックはロイの体から完全に力が抜けたのを確認すると唇を離しポーチから医療キットを取り出す。傷口に軟膏を塗り保護用のテープを貼るとシャツを下ろし上着の前を合わせた。そうして細い体を有無を言わさず抱き上げる。
「ハボック……」
「黙っててください。でないと今度はその口強引に塞ぎますよ?」
「……ッ!」
 言ってみつめてくる硬質な空色にロイは息を飲んだ。
「しっかり掴まってて」
 ハボックが低く囁けばロイが広い胸に顔を寄せて縋りつく。その姿にハボックは笑みを浮かべると安全な場所へとロイを抱いて薄闇の中溶けるように駆け抜けていった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手、やる気貰ってますーvありがとうございますvv

ハボ受けばかり書いてるとハボロイはどうしたと言われそうなので、今日は久しぶりにハボロイですー。どうして二人がこんな状況にいるのかとかのツッコミはなしで。前後の繋がりなく書けるのが日記のよいところだと思っております(笑)

以下、22日拍手のお返事です。

とうとうデフォに正式題名が の方

ふふふ、ついにタイトルついてシリーズ化してしまいました。そうそう、まさしくヒューズの事ですよ!(笑)楽しく読んで下さっているとのこと、嬉しいですv今後ともよろしくお願い致しますv

おぎわらはぎりさま

いやもう、コメント沢山頂けて、本当に嬉しいです!私はとても単純に出来ているので、コメント貰うとそりゃもう張り切っちゃいますよ(笑)うふふ、ハボ受け割合高くなってますか?いいなぁ、ハボが受けならALL OK!素敵ッvv(笑)「金緑石」ありがとうございます〜vなるべく間開けずに続きも書きますねvヒュハボ枠作ってOKですか?でも、作ったらそれこそガッツリ取り掛かっちゃいそうな気がするんですが(苦笑)日参、本当にありがとうございますv頑張りますのでお楽しみ頂けたら最高ですv
2012年06月23日(土)   No.202 (ハボロイ)

ハボロイ風味

「大佐ぁ、そろそろメシ出来ますから起きてくださいね」
 寝室の扉がガチャリと開いたと思うとハボックの声がする。その声に枕を抱きしめたロイがムニャムニャと答える間に、開いた扉はすぐに閉まり足音が遠ざかっていった。
「…………」
 その足音をベッドの中で聞いていたロイは、むくりとベッドの上に起きあがる。正座して暫くの間ぼんやりと壁を見つめていたが、そのままボスンと枕に顔を突っ込んだ。
「……眠い」
 夕べは久しぶりに早く帰ることが出来て、ずっと読めずにいた本を遅くまで読み耽ってしまった。ここ暫く満たすことの出来なかった知識欲を満たしてやっとベッドに入ったのはそろそろ空が白む時間で、正直まだ全然寝足りない。食欲よりも睡眠欲を優先したいとロイがそのままの姿勢でうつらうつらし始めた時、再び寝室の扉が開いた。
「大佐、起きて……って、アンタ、なんて格好で寝てるんスか」
 扉を開けたハボックが呆れたように言う。睡魔に負けて枕に顔を突っ込んだロイは、顔で体を支えるようにして尻だけを高く掲げていた。
「苦しくないんスか?それ」
 ちゃんと息が出来ているんだろうかと、ハボックは部屋の中に入ってくるとベッドの端に腰を下ろす。ロイの顔を覗き込めば一応口元だけは隙間があるようだった。
「メシ、出来ましたよ。起ーきーてー、大佐」
 ハボックはロイの顔を覗き込みながらそう言う。だが、ロイはその格好のまま動こうとしなかった。
「大佐」
「眠い……」
「遅くまで本なんて読んでるからっスよ。起きて、せっかく作ったのに冷めちまう」
「食欲よりも睡眠欲を満たしたい……」
 もごもごとそう呟いてちっとも起きる気配がないロイにハボックはやれやれとため息をつく。ふと、尻を高々と突き出した格好に目をやったハボックは、次の瞬間ニヤリと笑った。
「幾ら言っても起きないし、もしかしてこれ、誘ってます?」
 ハボックはそう言いながら突き出された小振りな尻をスルリと撫でる。さわさわと何度か撫でれば、夢と現の間でぼーっとしていたロイがガバッと飛び起きた。
「なっ、なにをするッ!」
「いや、いつまでも起きようとしないからもしかして誘ってんのかなって」
「そんなわけあるかッ」
 ロイは顔を赤らめてそう怒鳴るとベッドから降りようとする。だが、腕をグイと引かれてロイは降りようとしたベッドの上に押し倒された。
「なにをするッ?!」
「折角誘って貰ったことだしナニをしようかなぁって」
 そう言ってにっこりと笑うハボックにロイは黒曜石の瞳をまん丸にする。ゆっくりとハボックが圧し掛かってくるのに気づいてジタバタと暴れた。
「だから誘ってないと言っただろうッ」
「オレ、夕べは独り寝で寂しかったんスよね」
「メシが出来たんじゃないのかっ?」
「こっちの方が美味しそうだし」
 ハボックはそう言ってにーっこりと笑みを浮かべる。
「いっただきまーす」
「ちょ……っ、待てっ、ハボック……アアッ!!」
 結局。
 食欲よりも睡眠欲よりも性欲を満たす事を強制的に選択させられたロイだった。


いつも遊びに来て下さってありがとうございます。拍手もとっても励みとネタ元になってます、嬉しいです〜(笑)

久しぶりに日記でハボロイ書いた気がしますー。いや、ロイにコメント頂いたのがなんかとっても新鮮でつい(苦笑)しかし、可愛いロイを書きたかったはずなんだが、どこでどうしてこういう話になったんだか(苦)すみません、妙な話で(汗)

ええと。無配本、本日全て発送致しました。近日中にお手元に届くと思われますのでよろしくお願い致します。しかし、過去の無配本を申し込んで下さった方も結構いらして、発送準備するのにズラッと並べてみたら結構壮観でした(苦笑)よくぞ作ったもんだ、そしてよくぞ貰って下さいました!本当にありがとうございますv

以下、拍手お返事です。

Kさま

本、無事安着のよし安心しましたvいやいや、もう、こちらこそ毎年貰って下さって本当にありがとうございます!!無配の書き下ろしは貰って頂かないと読んで頂けないので、お手に取って頂けて本当に嬉しいです。うふふ、金剛石の二人、ニヤニヤして頂けましたかvこちらこそこれからもどうぞよろしくお願い致しますvv

金緑石、待っておりましたっ♪ の方

お待たせしました!実は嫉妬するヒューズを書くのが楽しくて仕方ありません(笑)続きも余り間を開けずにお届けしたいと思っておりますのでよろしくお願い致しますv

ロイ大好き!!かわいいww  の方

うわあ、ありがとうございます!ロイにこの手のコメントを頂いたのは本当に久しぶりで、恥ずかしくもとっても嬉しいですvvこれからも頑張りますのでよろしくお願い致しますv
2012年06月15日(金)   No.195 (ハボロイ)

倍速
ハボロイ風味

「ハボック、お前、何を笑ってるんだ?」
 並んで道を歩いていたロイはふと見上げたハボックの横顔が笑みに崩れているのに気づいて尋ねる。楽しくて笑っているというより、どこか面白がるようにニヤニヤと笑う様が気に入らず眉を顰めれば、ハボックがロイを見下ろして答えた。
「いや、倍速だなぁと思って」
「倍速?」
 言われている意味が判らず首を傾げるロイにハボックが言う。
「大佐の歩き方。オレが一歩歩く間に大佐二歩歩くじゃないっスか。だから倍速」
 言われて歩く速度を比べれば、確かにハボックが一歩歩く間に二歩歩いている。パッと見上げたハボックの顔がニヤニヤと笑っているのを見て、ロイはムッと眉を顰めた。
「倍速とはなんだ、わたしだってフツウに歩けばだなっ」
 と、普通という言葉を強調してロイは歩く速度を緩めてハボックに合わせる。その分歩幅を広げて歩きながらロイはフフンと笑った。
「見ろ。お前と変わらんだろうが」
「……遅れてるっスけど?」
「ッ?!」
 ハボックに合わせて歩いているつもりだが、確かに少しずつ遅れている。遅れた分を三歩ほど早歩きして追いつくと、ロイはもう少し歩幅を広げた。
「遅れてないぞっ」
 どうだと言わんばかりの笑みを浮かべるロイにハボックが耐えきれずにプッと吹き出す。クックッと笑ってハボックは言った。
「無理しなくても。元々コンパスが違うんスから」
「私の脚が短いと言うのか!」
「や、身長が違うでしょう。この身長差で脚の長さが一緒だったらオレの方がへこみますって」
 ハボックはそう言って自分の頭の上で手のひらを水平に動かす。その高さが己の頭より意外と高い位置にあることに気づいて、ロイは目を吊り上げた。
「ハボックのクセに生意気だッ」
「イテッ!」
 言うなり思い切り臑を蹴られてハボックが飛び上がる。痛みにピョンピョンと飛び跳ねるハボックを後目にズンズンと歩いていけば、置いてきた筈のハボックがあっという間に追いついてくるのに気づいて、ロイは歩調を速めた。
「ちょ……、大佐!」
 それに合わせてハボックが歩調を速めればロイも速める。しまいには前を駆けていくロイをハボックが追いかける形になって、ハボックは眉を下げた。
「大佐!」
 それでも家に着く直前で追いつきハボックはロイの肩を掴む。ギロリと睨んでくる黒曜石にハボックはやれやれとため息をついた。
「どんだけ負けず嫌いなんスか、アンタ」
 半ば呆れて言うハボックにフンッとロイがそっぽを向く。ハボックは綺麗に渦を巻く旋毛に口づけて言った。
「オレがアンタに勝てるのなんて背の高さ位なんだから勘弁してくださいよ」
 それに、とハボックは続ける。
「オレがいれば高いところの物が取れて便利っしょ?」
 そう言われてロイがハボックを見上げる。ねっ?と笑って小首を傾げるハボックを見つめていたが、ニヤリと笑って言った。
「いいだろう。そう言うなら今日は書斎の本棚の整理にたっぷりこき使ってやる」
「喜んでお手伝いさせて頂きます」
 とりあえず機嫌を直す事が出来てホッとしながらハボックは深々と頭を下げる。フンと鼻を鳴らして歩き出したロイの歩調が倍速に戻っている事に気づいて思わず浮かびそうになった笑みを、何とか押さえ込んだハボックだった。


いつも遊びにきて下さってありがとうございます。拍手、やる気の元です、嬉しいですv

今日のイベントに参加された皆さまにはお疲れさまでした。いやぁ、凄い雨でしたね!雨の中並んだのは初めてでしたが、大きめの折り畳み傘を持って行ったのと列が密集していたお陰で意外と濡れませんでした。待ってる間に今日の日記も打てたし(笑)
成果の方は、まぁ(苦笑)王道のロイエド好きなら今でも結構ウハウハ言いながら買えるんだろうなぁ。プチオンリーやってたみたいだし。でもエドは攻めだろう!&ロイの相手はハボだろう!と思ってる時点で無理だ(苦笑)結局ロイハボ二冊とヒュハボ一冊、これロイハボでもいけんじゃね?な感じのギャグなハボロイ一冊。ロイハボのペーパーと例によってわがまま言ってスケブでロイハボ描いて頂きました〜vふふふ、嬉しいです。あとブラハ本を買ってきましたよ。これが凄い面白かった!売り子さんが男の方だったけどこの人が描いてらっしゃるのかなぁ。最近は買うものも殆どない感じではありますが、やはりイベント行くと新たな出会いがあって嬉しいです(笑)

で。今日の日記ですが(苦笑)
先日息子と一緒に出かけた時の話。「歩くの速いよねー。俺が一歩歩く間に二歩あるくじゃん、倍速」とかぬかしやがりましてね!ムキーと歩幅広げて歩いてましたっていう、そう言う話です(苦笑)
さて、今日はこれから作りかけのおかずを仕上げてそれ持って親戚の家に宴会に行ってきます。一日長いよ!もう11時間経つし。お酒入ったら寝そう(苦笑)
2012年05月03日(木)   No.183 (ハボロイ)

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  Photo by 空色地図

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