技能五輪


「フュリー、代表に選ばれたんだって?」
「すごいじゃん、頑張れよ!」
ハボック達が口々に言っては背や肩を叩く。フュリーは頬を赤らめて嬉しそうに笑った。
「ありがとうございます。僕なんかがどこまでやれるか判んないですけど、頑張るつもりです。」
「何言ってんだよ、お前なら絶対メダル取れるって。」
「そうそう、金色のヤツな。」
「普段どおりやればバッチリでしょう。」
このたび、セントラルで様々な分野のトップクラスがしのぎを削る「技能の祭典」であるところの「技能五輪」が開催
される事になった。その中の電子機器の組み立て部門にフュリーが軍の代表として出場する事になったのだ。
「ところでさ、フュリーが出る部門って具体的にどんなことするんだ?」
「ハボ、お前そんなことも知らずに言ってたのかよ。」
今更ながら競技の内容を聞くハボックにブレダが呆れたように言う。
「っるさいな。そんなのよく判んなくたって軍全体の代表だぜ?すげぇじゃんっ!」
むぅと唇を突き出すハボックにフュリーが笑いながら答えた。
「設計図どおりに製作するのと、その過程でプログラムを含む機能・構造上の障害を発見する能力を競うんですよ。」
笑いながらサラリと言う内容を聞いてハボック達は顔を見合わせる。
「なんかすげぇ難しそうじゃねぇ?」
「勿論設計図は初見ですよね。」
「しかも時間制限もあるんだろう?」
そう言い合った3人の頭に浮んだのは「自分には絶対ムリ」という言葉。
「フュリー曹長ならやってくれるさ。」
その時、力強い声が聞こえて扉の方を振り向けばロイが笑って立っていた。
「期待しているぞ、その腕前を皆に見せつけてやれ。」
「はいっ、頑張りますっ」
ビシッと敬礼するフュリーに、皆がエールを送ったのだった。


2007/11/10


その後シリーズ。カプ、パラレル混在しておりますのでご注意の上お進み下さい。
→ 「技能五輪 その後」(ハボック+フュリー)
→ 「技能五輪 その後のその後」
ハボロイ・R20)
→ 「技能五輪 その後のその後」
ロイハボ・R20)
→ 「技能五輪 その後のその後のその後」
ロイハボ
→ 「技能五輪 ロイハボその後パラレルの場合」
ハボロイ受けハボ)(11/18日記ss)
→ 「技能五輪 ロイハボその後パラレルの場合」
ハボロイロイハボ