幼愛  第九章


 その日もハボックは学校からまっすぐに帰ると伯父の部屋に向かった。もう、キッチンなど覗きもせずに階段を駆け上がると廊下の突き当たりの部屋を目指す。すぐさま開いた扉の中では、今日も伯父が優しい笑顔で迎えてくれた。ハボックはカバンを放り出すと伯父を見上げる。いつもはジュースを差し出してくれる伯父が残念そうな顔をすると言った。
「実はね、ジャン。あのジュースなんだが昨日飲んだ分でもうなくなってしまったんだよ」
「えっ、そうなの?」
 それじゃあもう今日からは出来ないのだろうかと、がっかりとうな垂れるハボックを見ながら伯父が言う。
「ジャン、気持ちよくなるの、好きかい?」
「あ、うん……好き」
 顔を紅くしてそう呟くハボックに伯父が笑うと言った。
「ジュースがなくても気持ちよくなれるよ」
「えっ、ホント?」
「そうだとも。ジュースはね、まだ気持ちよくなる方法を知らない子が飲むんだ。でも、ジャンはもう知ってるだろう?どうすれば気持ちよくなれる?」
 そう聞かれてハボックはますます顔を紅くしたが、それでも股間に手をやると答えた。
「ここを弄ってもらったり、舐めてもらったり、吸われたりすると気持ちいいよ?」
「そうだね。ジャンはいい子だからすぐ覚えるな。でもね、ジャン。他にももっともっと気持ちよくなる方法があるんだ」
「他にも…?」
「そう。ジャンが知ってるのは最初に覚えるヤツだからね。他にもっとたくさん、もっと気持ちよくなれる方法がある」
 伯父は一度そこで言葉を切るとじっとハボックを見つめて言う。
「知りたいかい、ジャン…」
 囁くような声にハボックは考えるより前に頷いていた。伯父はそんなハボックに笑うと頭を撫でる。
「いい子だね。ジャンはいい生徒でとても覚えが早いから私も教え甲斐があるよ」
 伯父はそう言うとハボックをベッドへと導いた。
「さあ、服を脱いでベッドに上がりなさい」
 ハボックは伯父の言葉に頷いて、言われるまま服を脱ぎ捨てるとベッドへと上がったのだった。


「はあ…アッ…ぅんっ」
 大きく開いた脚を更に押し開くようにして伯父がハボックの股間に顔を埋める。既に一度熱を放ったソコは白濁に濡れてひくりと震えていた。伯父はハボック自身に舌を這わせ、唇で扱き、徐々に高めていく。熱い吐息を零すハボックの顔をチラリと見上げると手で扱いてやりながら言った。
「ジャン、他の方法を知りたいって言っただろう?」
「ハッ…うんっ…し、りたいっ」
「今日教えてあげる方法は慣れると凄く気持ちいいんだが、最初はちょっとビックリするかも知れない。それでも知りたいかい?」
 伯父の言葉にハボックは一瞬躊躇ったが頷く。今ですら脚に力が入らぬほど気持ちがいいというのに、それ以上というのはどんなのだろうと、期待に胸が高鳴った。
「どんなにビックリしても、私の言うことを聞けるなら教えてあげよう」
「聞く…っ、聞くから…お、しえて、おじさん…アッんアッ」
 伯父の愛撫にビクビクと震えながら答えるハボックに伯父は満足そうに頷く。ハボックから体を離すと棚に歩み寄り引き出しからチューブをひとつ取り出すと振り向いてハボックを見た。しどけなく脚を開き、愛撫に蕩けた表情を浮かべる少年の姿に伯父はにんまりと笑う。
「ジャンはお母さんと違っていい子だね…」
 伯父はそう呟くとハボックに近づきクッションをその細い腰の下に宛がった。グイと脚を押し上げればハボックの最奥が眼前に曝される。まだ何も知らぬ小さな蕾に伯父は目を輝かせると言った。
「綺麗だ…まだ誰にも汚されてない…」
「おじさんっ…や、そんなとこ、見ちゃヤダっ」
 快楽に蕩けていたハボックは、自分ですらろくにみたこともない箇所を見られて悲鳴を上げる。だが、それに構わず伯父は双丘を割り開くようにして蕾を曝け出すとぺろりと舐めた。
「ヒャアッ?!」
 思いもしないところに突然濡れたものを押し付けられてハボックは悲鳴を上げる。逃げようとする体を引き戻して伯父はハボックに言った。
「じっとしていなさい。言うことを聞くと言っただろう?」
 その言葉にハボックはビクリと震えると逃げるのをやめる。再び伯父の舌が触れて、ハボックはこらえ切れずに短い悲鳴を上げた。
「ヒッ…ウ…クゥッ」
 ぬめぬめと這い回る感触に拒絶の言葉を吐かないよう、必死に唇を噛み締める。伯父は暫くの間蕾を舐め回して楽しむと顔を上げてチューブを手に取った。指先にたっぷりと取り出すと唾液に濡れそぼった蕾に押し当てる。グッと指を差し入れればハボックの体が大きく跳ねた。
「ヒッ…ヒィッ!」
 まだ指は第一関節までしか入ってはいなかったが、それでもそんなところにいきなり指を入れられてハボックはパニックを起こしかける。必死にずり上がって逃げようとする体を押さえ込んで伯父は言った。
「ジャン、まだ判らんのか、じっとしているんだっ」
「アッ…だって…っ」
 グチグチと入口をかき回す指にハボックは首を振る。
「こわいっ…イヤッ…イヤアッ!」
 もがくハボックに伯父は忌々しげに舌を鳴らすとすっかりと萎えてしまったハボック自身を手に取る。ゆっくりと扱き出すと優しく話しかけた。
「ジャン、ほら…気持ちよくなりたいと言っただろう?びっくりするのは最初だけだ。すぐ悦くなる…すごく気持ちがいいんだよ。だからちょっとだけ我慢するんだ」
「あ…ヒ…」
 前を刺激されてハボックの体から僅かに力が抜ける。伯父は第二関節まで指を埋めると内壁をこするようにしてかき回した。
「そう、力を抜いて…ああ、上手だよ、ジャン…」
 伯父はハボック自身を扱きながら蕾をかき回してそう囁く。快感と違和感に板ばさみになりながら、ハボックは喘いだ。
「ンッ…アッ…おじさん…っ」
 ビクビクと震えるハボックの中に伯父は更に指を進めると囁く。
「さあ、ジャンの気持ちいいところはどこかな…一緒に探そう…」
「うう…ヒ、ンッ…」
 深々と埋め込まれた伯父の指が何かを探そうとするように蠢いた。違和感に吐きそうになったハボックが拒絶の言葉を吐き出そうとした瞬間、伯父の指が触れた箇所から快感が突き抜けて、その唇から用意していた拒絶の言葉ではなく嬌声が上がる。
「ヒャアアッ?!」
 背筋を駆け抜ける快感にハボックは目を大きく見開いて喘いだ。そんなハボックを見下ろしながら伯父がニンマリと笑う。
「ああ、ジャンの気持ちいいところはここだね…どれ、もう少し…」
 そう言いながら伯父はハボックの内壁を擦り上げた。そのたびハボックの体が大きく跳ねて、唇から悲鳴が上がる。
「ヒッ…アッ…アアッ」
 もう弄らなくてもハボックの中心はそそり立ちその先端から蜜を零した。シーツを握り締め、喘ぐハボックを伯父は楽しげに嬲り続ける。
「ふふ…気持ちいいかい?ジャン…」
「アッ…アアッ」
 ビクビクと大きく体を震わせてハボックは背を仰け反らせた。そんなところを弄られて快感を感じることが信じられなかったが、それよりなによりその快感の大きさにハボックの心は支配されていく。
「アッ…ひゃあんっ…ンアアッ…アンッアッ」
 徐々に甘さを増していく声に伯父は満足そうに頷いた。
「本当にジャンは覚えがいい…いい子だね、ジャン…」
 いつしか沈められた指が2本、3本と増やされていく。ハボックは大きく脚を開いて無意識に腰を揺らめかせていた。
「気持ちいいかい、ジャン…」
「アッ…イイっ…気持ちイイっっ」
「そう…どれくらい?」
「あ…どれくら、い?…わ、わかんないっ…ヒイッ!」
 グリとかき回されてハボックが悲鳴を上げる。快感が自分の中心に集まりだしている事に気付いてハボックはゆるゆると首を振った。
「おじさん…おじ、さんっ」
「ん?どうした、ジャン…」
 ハボックは後ろをかき乱す伯父の腕を掴んでいやいやと首を振る。
「ダメ…出ちゃう…なんでっ」
「出ちゃいそうなのかい?ジャン…」
 ガクガクと頷くハボックに伯父はうっとりと笑った。
「いいよ、いっぱい出してごらん…さあ、上手に出来るかな?」
 伯父は囁いてハボックの感じる部分を攻め立てる。ハボックの脚が宙を蹴り、その指が白くなるほどシーツを掴んだ。
「アッ…アッ…アアア―――――ッッ!!」
 ハボックは背を仰け反らせるとびゅくびゅくと白濁を迸らせたのだった。


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