| 幼愛 第十七章 |
| 「ヤダッ…テオッ、やめてっ」 ベッドに押さえ込まれながらハボックは必死にもがく。だが男の強い力の前ではろくな抵抗にもならず、フォルベックはハボックを俯せに押さえつけた。その両腕を背に回すと革のベルトで縛り上げてしまう。ハボックの胸を上下に挟み込むようにまわされた2本のベルトは肩釣りのように肩から回されたベルトに固定されていた。胸のベルトには短い鎖が二本ついており、その先には脚を固定する為のベルトがつけられ、そのベルトに脚を縛られたハボックは、まるで後ろから両脚を抱えられて大きく開かれたようなポーズをとらされてしまった。 「ヤ、ダッ…ヤダァッ!」 強制的に大きく開かれた脚の間からは蕾も中心も曝け出されてハボックは羞恥に身悶える。恥ずかしさにポロポロと涙を零す少年の顎を掴むとフォルベックはハボックの口元に手にしたバイブを押し当てた。 「しゃぶるんだ。濡らさないと痛い思いをするのはお前だぞ、ジャン」 その言葉にハボックは目を見開きふるふると首を振る。だが、フォルベックはかみ合わせの部分を強く掴んで強引に口を開けさせるとバイブを口中へと突っ込んだ。 「んぐっ…ぐぅっ」 フォルベックは嫌がるハボックを押さえ込んでバイブを咥えさせるともう一方の手を蕾に這わせる。ぐちと中へと指を突き入れるとぐちゃぐちゃとかき回した。 「んっんんっ」 口をバイブで蕾を指で犯されてハボックは力なくもがく。暫くそうしてハボックを嬲っていたフォルベックは蕾から指を引き抜く。そしてハボックの唾液で濡れそぼったバイブを戦慄く蕾に一気に突き入れた。 「ヒィィィッッ!!」 血の通わぬもので貫かれてハボックはおぞましさにそそけ立つ。ハボックに抱かれる事を教え込んだ伯父は道具を使うことはしなかった。初めてその身を作り物で犯されてハボックは浅い呼吸を繰り返す。涙に濡れた瞳でフォルベックを見ると言った。 「テオッ…抜いて、こんなの、ヤダッ…」 だがフォルベックは薄く笑うとリモコンを手に取る。そうしてハボックの顔を覗き込むとうっそりと笑った。 「お前のように誰彼構わず咥え込みたがるヤツはきっちりと躾けてやらんといかんからな」 そう言って手にしたリモコンのスイッチを入れれば、途端にハボックの体が大きく跳ねた。 「ヒャアアッッ?!」 うねうねと動いては狭い器官を犯す血の通わぬ物体にハボックは喉を仰け反らせて喘ぐ。温かみのないそれが次第に己の熱を吸い取ってまるで生き物であるかのような顔をして己を犯す事に、ハボックはおぞましさのあまり吐きそうだった。 「や、だ…テオッ…も、しない…ッ、しないから取ってぇッ」 泣き喚くハボックの涙に濡れた頬をフォルベックは愛しそうに撫でる。悲鳴をあげる唇を舌で舐めると大きく開いた脚の間で震えるハボック自身に手を添えた。萎えてしまっているそれを扱けばゆっくりと頭をもたげ始める。泣いて嫌がるハボックの体を撫で擦りながら低く囁いた。 「可愛いよ、ジャン…お前に会えないこの1週間、私がどれ程お前を欲しかったかわかるか?それなのにお前と来たら私の居ぬ間に他の男を…ッ」 うっとりと蕩けていた眼差しが嫉妬に歪んだかと思うと体に這わせていた指でハボックの胸を摘む。ギリと立てた爪で捻ればハボックの唇から悲鳴が上がった。 「赦さんぞ、ジャン…お前は私のものだ」 「痛いッ…いたッ…も、しない…しないから、赦し、てッッ!!」 泣いて赦しを乞うハボックをフォルベックは昏い瞳で見つめる。ハボックの中で好き勝手に蠢いていたバイブに手をかけると一気に引き抜いた。 「ヒィィィィッッ!!」 乱暴に引き出される衝撃にハボックは高い悲鳴をあげてびゅくびゅくと熱を吐き出す。フォルベックはぐったりと力の抜けた体を引き寄せると座った己の上に引き下ろした。 「ッ―――ッッ!!」 声にならない悲鳴をあげるハボックをフォルベックは深々と突き上げる。もう、抵抗する気力もなくハボックはただフォルベックの望むままに体を揺らし続けたのだった。 リンドレーは斜め前の席に座ったハボックの顔をそっと盗み見る。フォルベックが戻ってきてから5日。ハボックと過ごす時間を取れないでいる事に、リンドレーの我慢ももう限界だった。 (ジャン…俺はこんなに会いたくてしかたないのに) 教室で顔を合わせたところで言葉を交わすことすらままならず、若いリンドレーはその熱を持て余してしまう。自分が欲しいと思うようにハボックも自分を欲しがっている筈なのにと、せめて視線が合わないかと思いをこめてその白い頬を食い入るように見つめていたリンドレーは、ハボックの眉が時折切なげに寄せられる事に気付いた。 (…ジャン?) 不思議に思ってじっと見つめていれば、ハボックは唇を噛み締めたかと思うと震えるように細い息を吐いて切なげに瞳を伏せる。その表情をどこかで見たことがあるような気がしてリンドレーが必死に頭を巡らせた時、講義の終わりを告げるベルが鳴り響いた。教官が教室を出て行けば生徒達の間にはホッとした空気が広がる。それぞれにくだらない噂話やら何やらを話し出すクラスメート達には目もくれず、教室を出て行くハボックの後をリンドレーは慌てて追いかけた。廊下へ出て、ハボックの姿を探してきょろきょろとあたりを見回したリンドレーは、そのスラリとした姿を見つけると急いで後を追う。ハボックは幾つか廊下の角を曲がると、小さな会議室が並ぶ一角に来るとその一つにスルリ体を滑り込ませた。 (もしかしてフォルベックと待ち合わせでも…) そう思った途端押さえ切れない嫉妬が胸を焦がしてリンドレーはそっと扉を押し開けると中へと入り込む。愛しい金色が部屋の隅に見えて、リンドレーは足音を忍ばせてそっと近づいていった。 「う…ふ…」 喘ぎ声ともとれるようなため息にギクリと足を止めるとリンドレーは机の影にしゃがみこむ。そっと頭だけ出すと様子を伺った。 「どうした、まだ半日も経っていないぞ」 男の声に視線を向ければ憎い恋敵がハボックの髪を掴んで引き寄せる。 フォルベックはハボックの色の薄い唇を思うままに貪った。 「テオ…も、外して…」 フォルベックにしなだれかかるようにして言うハボックに男は楽しげに笑うと言う。 「ズボンを脱げ、ジャン。ちゃんとつけているか見てやる」 言われてハボックは恨めしげに男を睨みあげたがそれでもフォルベックから身を離すとズボンに手をかけた。ズボンを脱ぎ捨てたハボックの下肢を目にしたとき、リンドレーの目が大きく見開かれる。思わず叫びだしそうになる口元を両手で覆うと食い入るようにハボックの姿を見つめた。ハボックの白い尻は黒い革のベルトで覆われていた。そそり立った前は勝手に熱を吐き出してしまわないよう、幾つもの細いベルトで縛められている。そうしてこともあろうにハボックの蕾はベルトに取り付けられているディルドで深々と犯されていた。 「テ、オ…辛いよ、も、外して…っ」 そう訴えるハボックにフォルベックは笑うとその腕をグイと引く。椅子に腰掛けた自分の前に跪かせると楽しそうに言った。 「私を満足させたら外してやる」 そう言われてハボックはフォルベックを睨みつけたがフイと視線を逸らすと男のズボンに手をかける。ベルトを緩め前立てを開くとフォルベック自身を取り出した。 「ふ…ぅん…」 まださほど硬さのないそれにハボックは懸命にしゃぶる。涙を浮かべながら男の快楽を引き出そうと懸命に奉仕するハボックの姿を目にしたとき、リンドレーの中に押さえきれない怒りが膨れ上がった。 (アイツ…ッ、よくもジャンにッッ!!) ギリギリと歯を食いしばり食い入るように二人の姿を見つめる。そうして暫くみつめるうち、登りつめた男はハボックの口中へ熱を吐き出した。 「ンッ?!ンンンッッ―――ッッ!!」 本能的に引こうとした身を金色の髪を掴んで引き寄せると吐き出したものを飲む事を強制したフォルベックは、ハボックが青臭い液体を喉の奥に必死に飲み干したのを見るとハボックを引き上げた。 「いやらしいヤツだな。そんなにこれを飲むのが好きか?」 強制しておきながらそんな事を言うフォルベックをハボックは睨みつける。それでも唇を噛み締めるとフォルベックに言った。 「早く外して…ッ、言われたとおりにしたでしょっ」 だがフォルベックは立ち上がって身支度を整えるとハボックを見て言う。 「そんな反抗的な口をきくとはまだ躾が足りないようだ。もう少しそのままでいるといい」 「なっ…テオッ?!」 そう言い捨てるとさっさと部屋を出て行くフォルベックをハボックは呆然と見つめた。パタンと扉が閉まるとヘナヘナと座り込む。フォルベックの足音が遠ざかるとリンドレーは隠れ場所から飛び出してハボックに駆け寄った。 「ジャンッ!」 「…ロブ?」 突然現れたリンドレーにハボックがビクリと体を揺らす。己の格好に目をやって所在なさげに身を縮めた。 「大丈夫かっ、ジャンッ!!」 そう言って抱きしめてくる相手にハボックは目を見開く。そのまま暫く身を預けていたが、リンドレーを見上げると言った。 「たすけて、ロブ…オレ…ッ」 そう言ってポロポロと涙を流すハボックをリンドレーは抱く腕に力を込める。ギュッと唇を噛み締めると呻くように言った。 「オレが絶対に助けるから、だからもう心配しなくていいから、ジャンッ!」 そう言うリンドレーの胸に顔を埋めながらハボックはうっとりと笑ったのだった。 |
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