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| レヴィアタンの焔 第四十二章 |
| ぐちゅぐちゅとイヤラシイ水音が響き、濡れた肉がぶつかる音がする。それをかき消す勢いでハボックの唇からは甘い喘ぎが零れ続けていた。 「んっ…あぁっ……や、あん…っ」 突き上げる度濡れた空色の瞳からは新たな涙の雫が零れ、開きっぱなしのハボックの唇からは甘ったるい声が上がる。ロイはハボックの脚を抱えて容赦なく突き挿れながら真っ赤に染まったハボックの顔を食い入るように見つめていた。 (なんて可愛いんだ…っ) 自分はハボックを愛しているのだからたとえ相手が男でも、発情するし愛しくて仕方ない。だが正直なところあのハボックがここまで可愛くなってしまうとは、流石のロイも思ってもみなかった。 羞恥と快楽に顔を赤くして、その綺麗な空色の瞳には涙の膜が張ってロイが突き挿れる度透明な雫となって零れ落ちる。白い肌は快感に上気して桜色に染まり、色づいてプクリと立ち上がった胸の飾りは旨そうな果実に見えた。男のものとしては色の薄い楔はロイの突き挿れにも萎えることなく腹に付くほど高々とそそり立ち、その先端からはトロトロと密を零している。ロイ自身をくわえ込んだ蕾はロイが抜き差しを繰り返す度その熟れた内壁を覗かせてたまらなくいやらしかった。 「…いさっ……たいさ、……も、変になる…っ」 ガツガツと突き入れればハボックが泣きながら訴える。ロイはハボックの瞳から零れる涙を唇で拭ってやりながら聞いた。 「変になる?どうして?」 「んっ…アッ……く、くるしいのに、…キモチイ、イっ、…ヤダ、も…へ、変っ!…た、すけて、たいさ…っ」 泣きながらそんな事を言うハボックにロイはたまらなく興奮してしまう。助けてと縋ってくるハボックを、助けるどころか更にその脚を高く抱え上げねじ込むように奥へと突き挿れた。 「ヒィアアアアアッッ……!!」 その途端、ハボックの唇からひときわ高い悲鳴が上がりそそり立った楔からびゅくびゅくと勢いよく白濁が迸る。後ろを突かれて達してしまったことにハボックは信じられないと目を見開いた。 「う…そ……オレッ」 カアアッと顔をこれほどまでになく真っ赤にしたハボックは両腕で顔を覆ってしまう。そんな仕草にすら煽られて、ロイはハボックの体を更にきつく突き上げた。 「んっ…アッ!や、待って、たいさっ、ヤダッ…ああんっ」 達したばかりの敏感な体を乱暴に揺すられてハボックは喘ぐ。さっきよりも更に強い快感が押し寄せて、ハボックはどうしていいか判らずにロイの胸を力なく叩いた。 「や、やだ、大佐のばかぁっ…待ってって言ってんのに…ッ」 恨めしそうに涙の滲む瞳で睨まれたところで痛くも痒くもない。むしろ煽られるばかりで、ロイは苦笑すると長い片脚をグイと持ち上げハボックの体を反してしまった。 「え…えっ、たいさっ?!」 突然背後から突き挿れる体勢に変わってハボックは慌てる。だがそれに構わずロイはハボックの腰を高く抱えあげるとガツガツと乱暴に突き挿れ始めた。さっきよりも更に深くを犯されてハボックの唇から甘い悲鳴が上がる。激しい突き挿れに前のめりになる体を、ハボックはシーツを握りしめ腕を突っ張って支えたが、それはむしろより深くにロイを迎え入れる結果となり、ハボックを身悶えさせた。 「アッ…アアッ!!たいさっ…ヤダッ!ヤだぁッ!!」 シーツに顔をこすりつけてハボックは泣きじゃくる。その幼い泣き顔はただロイを煽るばかりで、その昂る気持ちのままに容赦なく突き上げれば、ハボックはその背を綺麗に仰け反らせて再び熱を吐き出した。 「アアーーーーーッっ!!」 高い悲鳴と同時にハボックの蕾がロイをきゅうきゅうと締め付ける。持って行かれそうになるのをロイは、熱を吐き出して震えるハボックの楔を握りしめてこらえた。 「ひゃあああんっっ」 白濁に塗れる楔を握りしめられ、ハボックの唇から嬌声が上がる。ジワリと白濁が滲み出てハボックは小刻みに体を震わせた。 「ひど…ひどい、たいさ…っ」 握り締めたシーツに顔を埋めてハボックはロイを詰る。震える背にキスを落としてロイはハボックを呼んだ。 「ハボック?」 肩を震わせて泣くハボックをロイは優しく抱き締める。性急にし過ぎただろうかと思いながらハボックの耳元を甘く噛めばハボックはびくりと震えてシーツから顔を上げた。 「こっち向き、ヤダって言ったのに…っ、大佐の顔、見てイきたい…ッ」 ギュッと目を瞑ってそんな事を言うハボックをロイは目を見開いて見つめる。耳たぶを真っ赤に染めて甘い息を吐き出す横顔を暫く見つめていたが、いきなりその肩を掴むとハボックの体を引き起こし、脚を抱えあげるようにして体を入れ替えるとハボックの体を抱きしめたままベッドの上に座り込んだ。 「……ッッ!!」 ロイと抱き合う形でベッドに座り込んだ体を熱く堅い楔で深々と貫かれ、ハボックは声にならない悲鳴をあげて背を仰け反らせる。そのまま背後に倒れそうになる体をロイは引き寄せると、震える唇を乱暴に塞いだ。 「んっ……んんっ」 深く重なった口中を熱い舌が這い回り、ハボックは息も絶え絶えになってロイに縋りつく。嗚咽混じりの喘ぎをすべて飲み込まれて、漸く唇が離れた時にはハボックはぐったりとロイの胸に体を預けた。 「ぅ……た、さぁ…っ」 熱く滾ったロイ自身を深々とその身に受け入れた体勢にハボックは苦しげに息を吐く。だが、繋がったそこから湧き上がるのは苦痛だけではないことは、ハボックの表情を見ていれば自ずと察せられた。 「たい、さっ」 泣きながら己を呼ぶハボックにゾクゾクして、ロイは熱い息を吐き出す唇を塞ぐ。角度を変えて何度も口づけるロイにハボックは必死になって答えた。 「たいさ…も、つらい…ッ」 初めて男を迎え入れたハボックは、ロイに身を預けて座っているのも辛かった。体を支配するのは今では痛みよりも快楽の方が勝っていたが、それがこれほどまでに体力を消耗するものだとはまるで知らなくて、ハボックは小刻みに体を震わせ熱い吐息を吐き出す。だが、そうやって苦痛を訴える姿がどれほど抱き合う相手を煽るものかにはまるで思い至らないらしいハボックにロイは苦笑するしかなかった。 「愛してるよ、ハボック」 ロイは腕の中の愛しい相手にそう囁く。ストレートな愛の言葉は快楽に霞んだハボックの心を震わせ、ハボックは自分を貫く男を見つめた。 「たいさ…」 「辛いならここまでにするか?」 そう言ってロイは埋めた楔を抜こうとする。ハボックは引き留めるように蕾をキュッと締め付けると言った。 「やだ……抜いちゃ、や…っ」 「だが辛いんだろう?」 そう尋ねられてハボックはふるふると首を振る。腕を伸ばすと自分を犯す男を抱き締めると自分からロイの唇を塞いだ。 「辛くても大佐が欲しいっス…」 泣きながらハボックはそう囁く。ロイの肩に手を添えると、深く犯された体をゆっくりと動かし始めた。 「たいさ…たいさぁ…っ」 ロイの肩に顔を埋めるようにハボックはロイを抱き締めると腰を揺らめかせる。ぬちゃぬちゃと響くイヤラシイ水音に耳を塞ぎたくて仕方なかったし、食い入るように見つめてくるロイの視線が痛くて目をギュッと閉じてはいたものの、ハボックは消え入りそうな小さな声で、だがはっきりと言った。 「大佐も……イこ、…オレと一緒にイってっ」 「…ッ?」 そう強請るハボックをロイはまじまじと見つめる。興奮を滲ませた熱い声音で答えた。 「一緒に?…待て、このままイったら中に…ッ」 「いいっ、も、なんでもイイっ、中出してもいいから…ッ」 「…ッッッ!!!」 まさかそんな風に強請られるとは思っても見なくて、ロイは息を荒くする。そんなロイをハボックは上目遣いに見つめると言った。 「たいさ…は、やくっ、も、これ以上、つらい…」 「〜〜〜〜〜〜ッっ!!!」 涙ながらに訴えるハボックに、もうそれ以上我慢する事など出来るはずもなく、ロイはハボックの体をそのままベッドに押し倒す。 「ヒィッ、アアッ!!」 突然体勢を変えられて悲鳴を上げるのに構わず、脚を胸に突くほど押し上げるとロイはガツガツとハボックを突き上げ始めた。 「アアッ、たいさっ、たいさぁぁっっ!!」 「ハボック、ハボック…っ!!」 甘い悲鳴と共にハボックが果てる。なりふり構わずハボッを突き上げたロイは、その熱く熟れた内壁の最奥を抉るように突き上げた瞬間、大量の熱を叩きつけた。 |
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