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| レヴィアタンの焔 第三十九章 |
| 「ヒャッ!!」 いきなり自身を握られてハボックは短い悲鳴を上げて身を仰け反らせる。性感帯であると同時に急所でもある楔を握り込まれてハボックは浅い呼吸を繰り返した。 「い、いきなり握んないで…っ」 びっくりした、と呟くハボックにロイが笑う。 「気持ちよくて?」 ニヤニヤと笑いながら聞いてくる男を睨むとハボックはロイの頬を思い切り両手で引っ張った。 「男の急所をいきなり握るのは反則でしょっ」 「お前がよく判らんというから判りやすいところに聞いてやってるんだろうが」 ロイはハボックの手を振り払うと手の中の楔をゆっくりと扱きだす。ギクリとハボックが体を強ばらせるのに構わず扱くスピードを上げていった。 「たい…たいさっ」 「ん?どうした?」 「や、あ…ちょっ…っ、…ぅっ!」 ロイを止めようとする言葉は声にならず、ハボックは自身を扱くロイの手首を震える手で掴んで首を振った。ギュッと目を閉じた目尻を染めて首を振るハボックの表情にロイはニンマリと笑ってハボックを追い上げていく。せわしなく息を紡ぎふるふると首を振っていたハボックは、次の瞬間目を大きく開くとその背を大きくしならせた。 「アッ、アアア―――――ッっ!!」 高い悲鳴とともにハボックはロイの手の中に熱を吐き出す。びくん、びくんと先端から白濁を迸らせるのに合わせて体を震わせたハボックは、がっくりとシーツの波に身を沈めるとハアハアと荒い息を零した。 「…今度は善かったようだな」 「…馬鹿」 楽しそうな男をハボックは睨みあげる。だが、ロイが手のひらにぶちまけられた熱をぺろりと舐めるのを見ると、ギョッとしてロイの手首を掴んだ。 「あっ、アンタっ、な、な、な、何してるんスかっ?!」 「ん?なにって?」 「なに舐めて…ッ!!」 真っ赤な顔でしどろもどろに怒鳴るハボックをロイはきょとんとして見つめていたが、その空色の瞳が白濁を舐めとる自分の口元を凝視している事に気づくとニヤリと笑う。 「ああ、お前も舐めてみたかったのか」 ロイはそう言って白濁を舐めたその唇でハボックのそれを塞ぐ。驚きに大きく目を見開いて身を引こうとするハボックの体を抱き締めて、ロイは熱い口内を青臭い匂いを纏わりつかせた舌で蹂躙した。 「どうだ?旨かったろう?」 「あ、アンタねぇっ」 散々に味わった後、漸く唇を離して間近で覗き込んでくる黒い瞳をハボックは真っ赤になって睨み上げる。だがそんな視線などものともせずにロイはハボックの髪をかき上げて言った。 「あんなにかわいい顔でイくなんて知らなかったな」 もう一回みせろ、と笑う男に羞恥に駆られたハボックは猛然と暴れ出す。 「もっ、何考えてるんスかっ、アンタっ!」 ロイの下から抜け出そうとハボックは身を捩ってうつ伏せになりシーツを掴んで逃げようとした。ロイは面白そうにハボックのしたいようにさせていたが、ハボックの腰を掴んでグイと引き戻すと背後からのしかかってその耳元に囁く。 「お前のことに決まってるだろう?どうやって啼かせてやろうか、どこを弄ったら悦い声が聞けるか、そんな事を…」 「アッ!」 背後から耳の中へ吹き込むように囁かれてハボックは背を仰け反らせた。そうしてできたシーツとの隙間にロイは素早く手を差し込むと左右の胸の飾りを指で摘む。 「やっ、ヤダっ」 堅く尖ったそれを揉み込まれて沸き上がる感覚は、明らかに快感の方が強くなっていて、ハボックは僅かな間に起きた自分の変化に動揺した。 「どうした?今度は善くなってきたのか?」 シーツに手をついて小刻みに震えるハボックを背後から抱き締めてロイはその耳元に囁く。その間にも摘んだ飾りを引っ張ったり押し潰したりすればハボックの唇から甘い吐息が零れた。 「た、たいさ……やだ、ど、して…」 熱い吐息の合間に子供がむずかるようにそう呟くハボックにロイは笑う。左手はそのまま胸の飾りを弄んだままに右手を股間へと滑らせると重く密を蓄えた双球をやわやわと揉みしだいた。 「あ……んぅ…っ、あっ、やあ…んっ」 びくびくと震える背にロイは舌を這わせていく。ハボックからは見えない場所に色鮮やかな印を刻む度、ハボックは背を仰け反らせ、そそり立った楔からパタパタと先走りの密をシーツに垂らした。 「善いのか?ハボック……」 そう尋ねればハボックがコクコクと素直に頷く。ロイは背後から抱えていたハボックの体を表に反すと長い脚を大きく開いた。 「あ…?」 僅かに身じろいだもののハボックは為されるままにしどけなく脚を開く。脚の付け根で高々とそそり立ち密を垂れ流す楔を目にしてロイは目を細めた。 「もうぐちょぐちょだな、ハボック」 クスリと笑いながらロイが言えばピクリとハボックの体が震える。快楽に蕩けていた視線がゆっくりと動いて大きく開かされた自分の脚とその間に体をねじ込む男の姿を捉えると、ハボックが大きく息を飲んだ。 「ヤダっ」 慌てて脚を閉じようとするのを赦さず、ロイはハボックの腿を押さえつけるとそそり立った楔を付け根から先端へと舐め上げる。零れる密を掬うように何度も舌を這わせればハボックが激しく首を振った。 「やだぁっ!やめてっ、たいさっ!!」 ハボックは股間に埋められたロイの顔を引き剥がそうとロイの髪に手を伸ばす。だが、楔をねぶられれば伸ばした手には力が入らずただロイの髪に縋りつくばかりで、引き剥がそうとしているというよりむしろ愛撫を強請るように股間に押しつけているように見えた。 「すごいな、舐めても舐めてもどんどん溢れてくる」 「ひ…ああ……い、や…っ、言わないで…ッ」 呆れたような感心したようなロイの声が聞こえてハボックは羞恥のあまり顔を両手で隠してしまう。微かに笑う気配がしたと思うとロイが更に言った。 「先っぽがパクパクしてる。イきたいのか?ハボック」 「馬鹿っ!言うなっっ!!」 ハボックが恥ずかしがっているのを承知でロイは意地悪く聞く。ハボックが真っ赤な顔でそう怒鳴ればロイは目を細めた。 「ふぅん。イきたくはないらしいな。それもまあいいだろう」 ロイはそう言うとそそり立って震えるハボックの楔の根元を指でギュッと戒める。その上で剥き出しにされた双球や胸の飾り、汗ばんで震える白い肌へ愛撫を施し始めた。 「あ…?な、なん…っ」 今にも爆ぜるばかりだった熱を堰き止められ、更に体のあちこちに施される愛撫にハボックは身悶える。紅く熟れた胸の果実に歯を立て、舌で転がす男の髪を引っ張ってハボックは身を捩った。 「やめ…っ、離し…ッッ」 施される愛撫は張りつめた楔に更に熱を蓄え切なげに震わせる。どんなに身を捩っても楔を戒めた指は外されず、愛撫の手も弛められない事に、ついにハボックはぼろぼろと泣き出してしまった。 「ひっく……うぇ…っ、たいさぁ…っ」 泣きながら自分を呼ぶハボックにロイは楔を戒める手はそのままに体をずらすとハボックの顔を覗き込む。涙に濡れた空色の瞳を見つめると優しく言った。 「どうして欲しいんだ?ハボック。言ってごらん?」 「イ、イきたい……イかせて…ッ」 「…イイコだ」 泣きじゃくりながらそう囁くハボックにロイは軽くキスをすると長い脚を押し開く。指で戒めていた楔を口に迎え入れると舌を絡めパクパクと口を開くその先端をきつく吸い上げた。 「あああああっっ!!」 ロイの黒髪に指を絡めて、その口中に楔を押し込むように突き出しながらハボックは熱を吐き出す。胸を仰け反らせ、金色の頭のてっぺんで体を支えるようにすれば、空色の瞳から零れた涙がこめかみを伝ってシーツに吸い込まれていった。びゅくびゅくと熱を吐き出してしまうとハボックの体はベッドに沈み込む。ロイは口内に吐き出された熱を飲み干してしまうと、その楔に残る残漿もすべて舐め取りハボックの顔を覗き込んだ。 「ひどい……たいさ…」 ひっくと喉を鳴らしながら恨めしそうに見上げてくる空色の瞳にロイは笑う。 「素直にならんからだ」 「ひでぇ…」 ハボックは濡れた瞳を腕で隠すと呟く。 「もう動けねぇっス…」 ぐったりとベッドに体を預けているハボックにロイは意外そうに言った。 「なに言ってる、これからが本番だろう?」 「…え?」 その声に腕の下から見上げればニンマリと笑うロイの顔が見える。ハボックは目を大きく瞠ると言った。 「無理っ!今日はもう無理っ!続きは今度にしましょうっ!!」 「……お前、また啼かされたいのか?」 「啼かす気満々のクセにっ!」 「なんだ、よく判ってるんじゃないか」 「…ッ!!」 にっこりと綺麗な笑みを浮かべるとロイは逃げようとするハボックの体を難なく押さえ込んだ。 |
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