| 菫青石の恋 〜 second season 〜 第四十九章 |
| 「ええ、申し訳ありません。母親の具合が芳しくないもので……。はい、本人も今の状況で登校しても勉強に集中出来ないと思います。…………ええ、勉強が遅れないよう、私がフォローしていくつもりです。はい……はい……、判りました、では」 ハボックが学校を長いこと休んでいることで、心配して電話をかけてきた学校の教師との話を終えて、ロバートは電話を切る。うんざりとした表情でブツブツと堅物の教師を罵ると、リビングを出て二階へと階段を上がった。寝室の扉を開けゆっくりとベッドに近づいていく。ベッドの上ではハボックが気を失うようにして眠っていた。 泣き続けて腫れぼったくなった目の下には隈が浮いている。しどけなく投げ出された脚の付け根に覗く蕾は、犯され続けたせいで可哀想なほど紅く腫れ上がっていた。そして、滑らかな肌には男に抱かれる前にはなかった艶がはっきりと現れている。ロバートはにんまりと笑うと、ハボックの頬を撫でた。 「仕込みがいのある躯だ。まさかここまでとはな」 低くそう呟くと服を脱ぎ捨てる。ベッドに上がり投げ出された細い脚を掴み大きく左右に開いた。とても子供のそれとは思えない腫れ上がり、イヤラシくヒクつく蕾にゆっくりと楔を押し込んでいく。そうすれば、ハボックの眉根が辛そうに寄せられ唇から低い呻き声が零れた。 「ぅ……ん……」 ロバートは楔を根元まで埋め込むと小刻みに揺らす。ビクビクとハボックの躯が震え、皮膚の薄い瞼がゆっくりと開いた。 「あっ」 圧し掛かるロバートを見上げてハボックが声を上げる。みっちりと後孔を埋め尽くす楔に、ハボックが小さくもがいた。 「簡単に飲み込んだな、眠っていてもこれが欲しくて堪らんのか」 「違う……っ」 強引に飲み込ませておきながら嘲るように言う男に、ハボックはふるふると首を振る。ハボックは細い腕で顔を隠すようにして言った。 「も、もう、赦して……辛いよ、ロバート……っ」 昼も夜もないセックス漬けの日々に、ハボックの心も躯もボロボロだった。だが、そう懇願するのを聞いた途端、ロバートはガツガツと激しく突き上げ始める。切れ切れの悲鳴を上げて泣きじゃくる少年を犯しながら、ロバートはゲラゲラと大声で笑った。 「……ッ」 自分を犯しながら狂気じみた笑い声を上げる男をハボックは目を見開いて見つめる。その視線を感じて、ロバートはハボックの脚を持ち上げるとハボックに見せつけるように真上から突き入れた。 「ひぅッ!」 「どうだ?旨そうに咥えているのが見えるだろう?もっとォって私のペニスを咥え込んで離さない」 「違う……っ」 「そんなにこれが好きか」 「違うったらっ」 酷い言葉にハボックが首を振って泣きじゃくる。ろくに抵抗も出来ない少年の身も心も滅茶苦茶に踏み躙れば、ロバートの心を昏い歓喜が満たした。 「出すぞ」 わざとそう告げるとハボックの顔が歪む。逃れようともがく細い躯を押さえ込み最奥に楔をねじ込むと、ロバートは笑いながらハボックの内壁に白濁を叩きつけた。 ずるりと楔が抜ける感触にハボックの躯がピクリと震える。抜けていく楔を嫌がるようにヒクつく蕾からとろりと白濁が零れた。 「可愛いよ、ジャン」 聞こえた声にぼんやりと見上げればロバートが楽しそうに笑ってハボックの下肢に手を伸ばす。ぐったりと投げ出した脚を男の手が這い回れば、ゾクゾクとした感触が背筋を這い上がって、ハボックの唇から熱い吐息が零れた。 嫌で嫌で堪らないと思っていても、そんな気持ちを嘲笑うように躯は快楽に溺れてしまう。突き入れられ揺さぶられれば込み上がる快感に、甘ったるい声をあげる己をハボックは赦せなかった。 (なんで……?) (こんなの嫌なのに……) (オレ、きっともう狂ってるんだ……) (死にたい……) (死んでしまいたい……) ぐったりとベッドに横たわり、ぼんやりと宙を見上げる少年の脳裏をそんな思いが巡る。それでも自分がいなくなれば病床の母になにが起こるかを考えれば、舌を噛みきることもできなかった。 (かあさん……) (おかあさん……) 母と二人幸せだった日々が夢のようにぼやけて消える。そっと目を閉じた少年の頬を涙が一筋零れて落ちた。 「アッ、ぅんッ!アッアッ!!」 四つに這った躯を背後から犯されて、ハボックは喘ぐ。快楽にガクガクと震える躯には力が入らず、ハボックは涙と唾液に汚れた顔をシーツにこすりつけた。ロバートはそんなハボックをじっと見下ろしていたが、熱を吐き出すことなく埋め込んだ楔を強引に引き抜く。まだ質量を保って固くそそり立った男根が引き抜かれれば幼い蕾が引き攣って、ハボックの唇から悲鳴が零れた。 「ヒィッ!!ヒィィッッ!!」 背を仰け反らせて悲鳴を上げたハボックはがっくりとベッドに沈み込む。ハアハアと荒い息を吐くハボックをそのままに、ロバートはベッドを降りると服を身につけた。 「病院に行くぞ、ジャン」 「……病院?」 ハボックはベッドに突っ伏したまま囁くような声で尋ねる。そうすれば、ロバートはベッドサイドの抽斗をガサガサと探りながら答えた。 「マリアがお前に会いたいと煩いんでな。まったく、あんまり煩いからあの口永久に塞いでやろうかと思った」 ロバートの言葉にハボックがギクリと震える。そんな少年に気づいているのかいないのか、男は抽斗の中から目当てのものを見つけるとそれを手ににんまりと笑った。 「折角久しぶりに出かけるんだ。お洒落をしないとなぁ、ジャン」 そう言ってベッドに膝をつく男をハボックは僅かに身を起こして見上げる。不安そうに揺れる空色にロバートは楽しげに笑って言った。 「尻をこっちに向けろ」 「……」 言われてハボックがふるふると首を振る。目を見開いて見つめてくる少年をじっと見つめたロバートはニタリと笑って言った。 「嫌なら構わん、このまま家で留守番していろ。私は病院に行ってくる────差し入れでももってな」 「ロバートッ!」 低く囁かれた言葉にハボックがギョッとして声を張り上げる。見開く空色を見つめて、ロバートはゆっくりと言った。 「尻をこっちに向けろ、ジャン」 そう言う男をハボックは食い入るように見つめていたが、やがておずおずと背を向ける。ベッドに這い蹲り両手で小さな双丘を開くようにして男に恥部を晒した。 「イイコだ」 ロバートは言って手にした小さなボール状のローターを蕾に押し当てる。ビクンと震えるハボックの反応を楽しみながらグッと中へ押し込んだ。 「んあッ!!」 喉を仰け反らせて悲鳴を上げたハボックはガクガクと震えながらシーツに顔を埋める。ロバートが更に押し込めば、蕾はローターをぬぷんと飲み込んでそのイヤラシい口を閉じた。 「はあっ……あ……ッ」 「いつまでそうしているつもりだ、さっさとベッドを降りて服を着ろ」 すぐには動けずにいるハボックにロバートが冷たく言い放つ。ハボックは震える唇を噛み締めるとゆっくりと身を起こし、ロバートが差し出した服を受け取って身につけていった。 |
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