| 菫青石の恋 〜 second season 〜 第四十八章 |
| 「あ……んふぅ……、ッ!あっあっ!!」 大人しくなっていたバイブが突然暴れ出して、ハボックは胸を仰け反らせて喘ぐ。突き出した胸の先もイヤラシくクリップが飾り付けられ、その姿は幼い顔とは真逆の淫靡で猥褻なものだった。 「ひゃあんっ、ヒィッ!やっ、イくッ、イくぅッ!!」 暴れ出したバイブに前立腺を抉られて、ハボックはガクガクと体を震わせる。M字に固定されて大きく開かされた脚の付け根で、そそり立った幼い楔がビクビクと震えて先端から薄い白濁が滲み出た。 「ハアッ、ハッハッ……」 薄い胸を激しく上下させて、ハボックは湿った荒い息を吐き出す。熱を吐き出せないまま繰り返される絶頂に、もうハボックの心は崩壊寸前だった。 「ロバート……ロバート……ッ」 誰もいない部屋の中、ハボックは己をこんな目に遭わせている男を呼び続ける。窓の外に広がる明るい空を見上げながら、ハボックは薄暗い部屋の中で残酷な男が帰ってくるのをひたすらに待ち続けていた。 病院から戻ったロバートは家に入ると仕事部屋には行かずキッチンに向かう。手早くサラダを作りリゾットを鍋にかけ、リビングの棚からワインのボトルとグラスを取り出しそれを手にソファーに腰掛けた。 久しぶりに訪れた病院で、マリアの調子は落ち着いてきているようだった。もっとも妊娠も六ヶ月を越え本来なら安定期に入って落ち着いているところを、ロバートがジュースに混ぜた薬で体調を崩されていたが、入院で薬の投与が中断された事で一時的によくなったように見えるのだという事をロバートはよく知っていた。 「まあ、まだ利用価値はある。慌てて殺すこともあるまい」 ワインを飲みながらロバートは呟く。マリアに愛情などこれっぽっちもなかったが、ハボックを従わせるための道具としてはまだまだ十分に利用する事は出来るはずだった。 「まだ仕込むことは幾らでもあるしな」 ハボックを初めて犯してから一週間、昼も夜も攻め続けた体は今ではすっかり快楽に従順になっていた。嫌と泣きながら快感に体を震わせる細い姿を思い浮かべれば、ロバートの顔に笑みが浮かんだ。 「そろそろ様子を見てみるか」 快楽の一番高い頂に放り込んだまま放置しておいたから今頃はトロトロに蕩けきっているに違いない。 丁度出来上がったリゾットを装った皿とサラダをワインのボトルとグラスと一緒にトレイに載せると、ロバートはハボックが待つ仕事部屋へ向かった。 「あっ、ん……ッ、はあん……」 カチャリと仕事部屋の扉を開けた途端、甘ったるい喘ぎ声が聞こえてくる。足音を忍ばせて中に入ったロバートはハボックを括りつけた椅子のすぐ側に立った。 「んふ……、アッ?!ヒィッ!嫌ァッ!!」 バイブが動き出したのだろう、椅子の上でハボックの体が跳ね上がる。ハアハアと息を弾ませて、少年はふるふると金髪を打ち振った。 「やっ、もう……ッ、ロバートぉッ!!アッ、くぅッ!!たす……助けてッ!!アヒィィッッ!!」 最初のうちは助けを求めて母を呼んでいた少年は、今では必死に男の名を呼ぶようになっていた。椅子の上で身悶えながら己の名を呼ぶ幼い姿を見れば、男はゾクゾクして残忍な笑みを浮かべる。トレイを机の上に置くと、ロバートはハボックの顔を覗き込んだ。 「どうした、ジャン?随分と楽しそうだな」 そう言いながら優しく涙に濡れた滑らかな頬を撫でると、空色の瞳が男を見る。ロバートの姿を認めたハボックは顔をくしゃくしゃに歪めて言った。 「ロバートッ、お願いッ!もう赦してッ!抜いてェッ!!」 泣きじゃくりながらハボックは訴える。撫でる手に頬を擦り寄せ、男の指先に口づけた。 「抜いて欲しいのか?」 ロバートはそう尋ねながらハボックの唇に指で触れる。そうすれば少年は男の指をペロペロと舐め、口に含んでコクコクと頷いた。 「仕方のない子だ」 ロバートはため息混じりに言って手を引く。ハボックの口元から繋がる銀色の糸を滑らかな頬に擦りつけた。 「ロバート……ッ」 縋るように見上げてくる空色を見つめてロバートは囁く。 「それで?抜いた後はどうする、ジャン?」 そう聞かれてハボックは喉をヒクリと鳴らした。 「も……ヤダ……、無理っ、気が狂っちゃう……ッ」 望まない快楽を覚え込まされ、もう幼い心も体も限界を訴えている。もう無理だと泣きじゃくる少年をじっと見つめて、ロバートは低く言った。 「マリアの様子だがね、落ち着いていたよ。早く良くなって戻ってきたいと言っていたから、またジュースを差し入れてやろうかな。元気になれると勧めたら喜んで飲んでくれるだろう」 「ッ?!」 そう言う男の声に鞭打たれたように、ハボックの体が大きく震える。ロバートは息がかかるほど顔を寄せてもう一度尋ねた。 「この後はどうする?ジャン」 間近に迫る男の昏い瞳を見つめて浅い呼吸を繰り返していたハボックは、やがてゆっくりと体の力を抜いた。 「ベッドに、連れていって……ロバートの……ください」 「私の?私のなにを欲しいと言うんだ?」 判りきっているくせに意地悪に尋ねる男にハボックの瞳から涙が零れる。それでもはっきりと言わなければこの男の狂気が母に向かうと判っている以上、ハボックには拒むことなど赦されなかった。 「ロバートのオチ…チンっ、オレのお尻に挿れてッ!いっぱいイヤラシイ事、シてッ!!」 「イイコだ」 ボロボロと泣きながらこれっぽっちも望んでいないことを吐き出す唇に、ロバートはねっとりと口づけた。 「ベッドに行く前に腹ごしらえをしよう。病院に行ったら丁度食事時でね、マリアが早く私の作ったものが食べたいと言っていたよ。そうだ、今度食事を差し入れてやろうかな」 唇を僅かに離してそう囁けば、ハボックの躯が震える。涙に濡れた瞳を大きく見開いて見つめてくる少年に、ロバートはにんまりと笑ってリゾットの皿を手に取った。一口含みぐちゃぐちゃと噛むと飲み込まずにハボックに口づける。口移しで与えられる男の唾液混じりのそれを、ハボックは泣きながら飲み込んだ。 細い躯を戒めていた淫具を外せばハボックはぐったりと椅子に沈み込む。ロバートは机の抽斗から注射器とアンプルの入った箱を取り出すと、アンプルを吸い上げた注射器の針を白い腿に突き刺した。 「う……」 チクリとした痛みにぼんやりと宙を見つめていたハボックが僅かに眉を寄せる。ロバートは注射器を片付けるとハボックの躯を抱き上げ寝室に向かった。 男の圧倒的な力の前では無力に過ぎない少年の躯の自由を、ロバートは薬の力で更に奪うのが常だった。薬を打たれた下肢からは力が抜け、そのくせ加えられた刺激だけは敏感に掬い上げる。そうしてベッドの上でわざと逃げ出す機会を与え、力の入らぬ脚でもがき絶望に打ちひしがれるのを見るのがロバートの最高の楽しみだった。 「どうした?逃げないのはやはりお前もこうされるのが望みだと言うことだな?」 「違うッ、違うったらッ!」 「なら、どうして行かない?今すぐベッドから降りて病院まで行けたら赦してやると言っているんだぞ?」 そう言って押さえつけていた手を離してやるとハボックが必死にもがく。手でシーツを掴み脚を踏ん張ろうとするが、力の入らない脚は僅かにシーツを蹴るだけだった。 「判った、ジャン。ならお前の欲しいものをやろうな?」 ロバートは楽しそうに言ってハボックの腰を後ろから掴む。短い悲鳴を上げる躯を引き寄せ背後から圧し掛かると細い腰を引き上げ、滾る楔を押し当てた。 「ほら、挿れるぞ?」 「イヤっ!!嫌……ヒアアアアアッッ!!」 玩具で散々に弄ばれて弛んだ蕾にズブズブと男根を押し込む。強張る躯と絡みついてくる熱い内壁を感じて、ロバートの顔が狂喜に歪んだ。 「ジャン……ずっとずっと犯し続けてやる。昼も夜も、たとえお前が死んでも、ずっとな……ッ!!」 ガツガツと細い躯を犯しながら高笑いする男の声と、泣きじゃくる少年の甘い喘ぎ声が、薄暗い部屋を狂気に染めていった。 |
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