| 菫青石の恋 〜 second season 〜 第四十六章 |
| 薄闇に包まれた部屋の中、イヤらしい粘着音とすすり泣きのような喘ぎ声が流れていく。ハボックは細い脚を胸につくほど体を二つに折り曲げられ、その身の奥深くを男の巨根に犯されていた。 「も……ゆるして……ツラい…ッ」 甘い喘ぎ声の合間にハボックがそう懇願する。だが、ロバートはニヤリと笑って言った。 「嘘をつくな、益々イヤらしく絡みついてくるぞ」 「そん、な……アヒィッ!!」 言うなりガツンと突き上げられてハボックは悲鳴を上げる。二つ折りにされて押さえ込まれた体は男の乱暴な抽送の衝撃を逃がすことも出来ず、ハボックは目を剥いてその衝撃に耐えた。 「あ……ふ、…ああ……も、やだァ…っ」 一度認めてしまった快感は細い体を完全に支配し、ハボックを苦しめる。気がつけばもう何度目か判らぬ熱に少年の下肢は濡れそぼっていた。 「またイったのか?ジャン」 ビクビクと震える少年を見下ろしてロバートは言う。細い顎を掴んで強引に口づければ、少年が息苦しさにもがいてロバートは口づける喉奥でクツクツと笑った。 「無理……もう無理ぃ……っ」 犯され続けた体はもう鉛のように重くて、ろくに身動くことも出来なかった。 「あっ……んんっ……んあッ」 それでもガツガツと突き上げてくる凶器を無意識に締め付けてしまう。そうすればそこから沸き上がる愉悦に、ハボックは啼きながら身悶えるしかなかった。 「ふふ……イヤらしい体だな、ジャン。お前のような子を淫乱というんだ。こうやって犯されて当然だよ……」 思うまま細い体を犯しながらロバートが囁く。男の動きに合わせてただ体を震わせながら、ハボックはその言葉に深く胸を抉られてただ涙を零した。 それからどれくらい時間がたったのだろう。ポカリと浮かび上がった意識にハボックはゆっくりと目を開く。部屋の中に男の姿はなく、鉛のように重たい体は、だが綺麗に清められているようだった。 「どうして……?」 ぼんやりと天井を見上げて、ハボックは啼き過ぎてひしゃげた声で呟く。自分にも父親が出来たと喜んだのが遠い昔の事のような気がする。母親とは違う、同じ性を持つ親としか味わえない、色んな楽しい時をこれから沢山過ごせるのだろうとワクワクしていた少年の心は、男の惨い仕打ちでズタズタに切り裂かれてしまった。 「かあさん……」 ハボックを守ってくれる筈の母親はここにはおらず、誰かに助けを求めることも叶わない。ハボックが自分が受けた仕打ちを誰かに一言でも喋ろうものなら、あの男は躊躇うことなくマリアを殺してしまうだろう。ハボックがそう考えた時、ガチャリと部屋の扉が開く。ギクリと身を強張らせてハボックが視線を向ければ、ロバートが入ってくるところだった。 「……ッ」 ヒュッと息を飲む少年のまん丸に見開いた空色の瞳を見つめてロバートは笑う。滑らかな白い頬に手を伸ばせば明らかに強張る体に男はクスクスと笑った。 「そんなに怖がらなくてもいいだろう?ジャン」 「やだ……もう、触んないでっ」 「……そんなことを言ってもいいのか?」 低い男の声にさっき自分が考えた事が頭に浮かぶ。ハッと目を見開いたハボックは、重たい体を僅かに起こし、ロバートに向かって声を張り上げた。 「母さんに手を出さないでッ!!」 自分の体を動かすことすらやっとの状態で母の身を案じる少年にロバートは低く笑う。白い頬をそっと撫でながら言った。 「それはお前の心がけ次第だ、ジャン。判っているだろう?」 そう言われてハボックは零れんばかりに目を見開く。身を強張らせてロバートを見上げていた細い体からゆっくりと力が抜け、ハボックは囁くように言った。 「言うこときくっス……ロバートの言うこと、なんでもするから……ッ」 「イイ子だ」 男は薄く笑って言うと、着ていたガウンを脱ぎ捨てる。ギシリと音を立ててベッドに上がると、ハボックの顔を跨ぐようにしてそそり勃つ怒張を桜色の唇に押し当てた。 「ジャン」 名を呼ばれてピクリと震えたハボックはおずおずと舌を伸ばす。浮き上がる血管に沿って舌を這わせ、カリの部分をなぞり先端をチュウと吸い上げた。 「ん……んふ……」 目を閉じ眉間に苦しげな皺を寄せて巨大な楔に舌を這わせる少年をロバートは楽しそうに見つめる。暫くそうしてハボックが慣れない奉仕を続けるのを見ていたが、やがて唇をこじ開けるように巨根を押しつけて言った。 「口を開けろ。咥えるんだ」 ビクッと震えて、だがハボックは逆らわずに口を開く。そうすれば途端に楔をねじ込まれて、ハボックは息苦しさにポロポロと涙を零した。 「ん、んんッ……んぐぅ……ぐふ」 真上から容赦なく突き入れられて、ハボックはまともに息が継げない。それでも顔を背けることもせず、ハボックはただ必死に喉を締め付けチュウチュウと吸いついた。ロバートはそんなハボックの唇を容赦なく犯す。息が継げずに鼻孔を膨らませる少年の形のよい鼻を摘むと、唸るように言った。 「出すぞ、全部飲め」 その言葉と同時にググッと膨らんだ楔がハボックの口内を埋め尽くす。空気を求めて弱々しくもがく少年の喉奥へ、男は大量の熱を吐き出した。 「ぐふッ………んぐぐ……ッ!」 後から後から雪崩れ込んでくる青臭い液体をハボックは必死の思いで飲み込む。酸欠でぼうっと意識が霞み始めるようになってやっと、ロバートはハボックの唇から楔を引き抜いた。 「……ひ…ィ……ッ」 ヒュウヒュウと喉を鳴らしてハボックが必死に空気を吸い込む。男は涙に濡れた頬を撫でながら言った。 「お前の大好物だ、そうだろう?ジャン」 そう言って見下ろしてくる男の顔をハボックは目を見開いて見つめる。男の怒張を口にするのも、増してやどろどろとした精液を飲み干すのも死ぬほど辛くて嫌だったが、ハボックは諦めたように目を伏せて答えた。 「はい、ロバート……」 そう答える少年に、男はにんまりと笑うとその細い体を暴いていった。 |
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