| 菫青石の恋 〜 second season 〜 第四十三章 |
| 「やだっ、ロバート!離してッ!」 男の豹変ぶりに怯えてハボックが叫ぶ。だが、ロバートはそんなハボックの様子さえ楽しむように細い体をベッドに押さえ込んで言った。 「くく…っ、この時をどれだけ待っていたことか」 ロバートはクツクツと笑いながらハボックのシャツに手をかける。思い切り力を込めて引けば、シャツがビリビリと音を立てて破けた。 「…ッッ!!ヒ……ィ」 現れた白い肌とその肌を飾る桜色の飾りにロバートは目を細める。薄い胸をぞろりと撫で上げて言った。 「風呂で見る度、ここをこうしてやりたいと思ってたんだ」 言うと同時にハボックの胸の飾りをキュッと摘む。指先でクニクニと捏ねられて、ハボックはふるふると首を振った。 「痛っ!やめてよッ!!」 柔らかい乳首を男の太い指で捏ねられても痛いばかりだ。ポロポロと涙を流すハボックを見下ろして男は言った。 「痛いのは最初のうちだけだ。そのうちここだけでイけるようにしてやる」 男はそう言いながらハボックの乳首を捏ね回す。弄られ過ぎて真っ赤に腫れ上がったそこがジンジンと痛んで、ハボックは泣きじゃくった。 「痛い…っ、ロバート、やめて…ッ」 そう言うハボックにロバートは笑みを浮かべて指を離す。ホッとしたもの束の間、いきなり乳首にむしゃぶりつかれてハボックは悲鳴を上げた。 「ヒッ?!」 男はぷっくりと膨れ上がって赤く色づいた乳首を唇で挟んで吸いつき舌でチロチロと舐める。何度も繰り返されればジンジンとする痛みの中にゾクゾクとした何かが背筋を這い上がって、ハボックは嫌々と首を振った。 「や…ッ、やだァッ」 ロバートは執拗に乳首を苛めていたが、やがてそこから顔を上げる。白い肌に浮かぶ真っ赤に熟れた果実を満足げに見下ろして、今度はハボックの下着に手をかけた。一気にはぎ取り細い腿を掴むと大きく左右に開く。幼い下肢を晒されて、ハボックは悲鳴を上げた。 「イヤアアッッ!」 なんとか逃れようとするものの、脚には全く力が入らない。逃れるどころか閉じることも出来ず、男の目に幼い楔も小さな蕾も曝け出されて、ハボックは羞恥に顔を真っ赤に染めた。 「嫌ッ!離してッッ!!」 一緒に風呂に入った時ですら、股間を曝すのは恥ずかしくなるべく見えないよう体を縮こまらせていたのだ。そんな箇所を煌々とした灯りの下、大きく開かれてハボックは恥ずかしくて死んでしまいたくなった。 「ロバートっ、離してッ!!」 羞恥に顔を真っ赤に染めて泣き叫ぶ少年をロバートはうっとりと見下ろす。ハボックの股間にボトム越しの己の股間を押しつけるようにして言った。 「私がマリアと結婚した理由が判るか?ジャン。お前の全てを私のものにするためだよ」 「……え?」 そんな事を言い出す男をハボックは驚いて見上げる。大きく見開く空色の瞳を見つめながらロバートは続けた。 「最初マリアと会った時は、適当に遊んで犯してやって、飽きたら捨てればいいと思っていた。だが、マリアが持っていた写真を見て気が変わった。写真の中のお前を見た時、絶対に手に入れてやろうと思ったんだよ」 そう言って見下ろしてくるギラギラと光る瞳にハボックは息を飲む。脚をゾロリと撫でられてビクリと体を震わせるハボックを見て、男は楽しそうに言った。 「だからマリアと結婚した。結婚すればお前に近づくのも容易いと思ったからな。マリアはもう用済みだったから食事に薬を混ぜて殺してやろうかと思っていたら、あの女、妊娠なんかしやがって。まあおかげで薬を飲ませるのも楽になったがな」 「な……ん……なに言ってるの?ロバート……?」 男が言っている事の意味を掴みかねてハボックが尋ねる。ロバートはクックッと笑いながら答えた。 「マリアの具合が悪くなったのは私が飲ませた薬のせいだ。前に話したことがあったろう?旅先で色んな薬をみつけたって。その中に妊婦に与えると流産に見せかけて殺せる薬があるんだよ」 「……ッッ!!」 男の言葉にハボックは目を見開く。ガタガタと震えて男を見上げていたハボックは、悲鳴のような声で叫んだ。 「なんでっ!!なんで母さんにそんな事ッッ!!」 「言ったろう?マリアと結婚したのはお前を手に入れるためだ。こうしてこの家に入ったからにはマリアはもう邪魔なんだよ」 「そんな……」 母と愛し合って結婚したのだと思っていた。それまで母一人だった自分に新しく父親が出来て、本当に嬉しいと思っていたのに。 「母さんをだましたのッ?!ひどいッ!!ひどいよッ、ロバート!!」 「騙される女が馬鹿なんだ。女なんて馬鹿ばかり、ちょっと甘い顔をすればその気になる。マリアもそうだったよ。愛してると囁いて抱いてやったらもうすっかり恋人気取りだ。ずっと男がいなくて犯して欲しくてうずうずしてたんだろう」 「母さんを侮辱するなッ!!」 ハボックは自分がおかれた状況も忘れて叫ぶ。ロバートとの結婚が決まった時、本当に嬉しそうだった母の姿を思い出せば悔しくて仕方なかった。 「なんで母さんはお前なんかにッッ!!」 男がこんな事を考えているなど、マリアはこれっぽっちも考えた事がなかったに違いない。きっと本気でロバートを愛しているだろう母を思えば、ハボックは悔しくて悔しくて自分を組み敷く男を睨みつけた。 「お前なんて大っ嫌いだ!!この家から出てけッッ!!」 そう叫ぶ少年に男は唇を歪める。細い首を片手で押さえつけて言った。 「そんな事を言ってもいいのか?今マリアは病院にいるから薬を飲ませていないが、薬を飲ませるのなんて簡単だぞ?ジュースに混ぜて差し入れだと言って渡せばいい。もう薬はマリアの体に十分蓄積されてるから、あと二回も飲ませれば簡単にあの世往きだ」 「ッッ!!」 男の言葉にハボックは大きく目を見開く。浅い呼吸を繰り返して震える少年に、ロバートはにんまりと笑って言った。 「マリアを殺されたくなければ言うことを聞くんだ。いいな、ジャン」 「……ッ、………っ」 そう言われてハボックはヒクリと喉を鳴らす。ニヤリと笑った男に力の入らない脚をグイと押し上げられたハボックは、上げかけた悲鳴を必死に飲み込んだ。 「そうだ、そうして大人しくしていろ。そうすればイイ思いをさせてやる。そのうち自分から脚を開いて抱いてくれと強請るようにしてやるよ、ジャン」 男は笑いながらそう言うと、ハボックの股間に顔を寄せる。ペロリと楔を舐められて、押さえきれない悲鳴がハボックの唇から零れた。 「いやあッ!!」 ハボックの悲鳴を心地よく聞きながら、男は幼い楔をじゅぶと咥える。唇でジュブジュブと擦り上げ口内で締め上げて舌を絡めれば、楔は瞬く間に硬度を増した。 「アッ……やっ……アッアッ!!」 自慰の経験すらなかったハボックにとって初めてされる口淫は強烈だった。瞬く間に追い上げられ、楔に熱がたまっていく。感じたこともない重く熱い快感に、ハボックは目を見開いて喘いだ。 「やっ…う……っ、やめ、て……ッ」 ゾクゾクと背筋を無数の蟲が這い上がっていくような気がする。ハボックは股間に顔を埋める男の髪を引っ張って激しく首を振った。 「い、や…ッ、でちゃう…ッ、出ちゃう、やめてッ!!」 ムズムズと尻の奥から込み上げてくるものがある。その感覚に必死に耐えようとしたハボックだったが、一際強く楔を吸い上げられて、ブルリと体を震わせ熱を吐き出してしまった。 「……ッッ!!アッ?!……アアッッ!!」 ハボックは体を仰け反らせ、びゅくびゅくと男の口内に白濁を迸らせる。目を見開き大きく体をしならせたハボックは、ガクリとベッドに沈み込んだ。 「……ッ、……」 ハボックの吐き出した熱を全て飲み干して男は顔を上げる。ピクピクと体を震わせて、呆然と宙を見つめるハボックを見下ろして男は低く笑った。 「ククッ、射精するのは初めてか?ジャン」 ロバートは言って涙に濡れる頬を撫でる。初めて感じる強烈な快感に半ば意識を飛ばしたハボックを楽しそうに見つめて言った。 「仕込みがいがありそうだ……」 そう言って低く笑った男は、服を脱ぎ捨てると改めてハボックに圧し掛かっていった。 |
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