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| 果てなき恋のバラード 第四十七章 |
| 「あ……ああ……」 我慢の限界を越えて射精した体は快感の余韻に支配され、ゆっくりとベッドに沈み込む。ハボックは口内に吐き出された青臭い液体を残らず飲み干すと、ロイの楔に残る滴も丁寧に舐めとった。 「たいさ……」 ハボックは体をずらしてロイの顔を覗き込む。惚けたように宙を見上げるロイの顔をうっとりと見下ろして、そっと口づけた。 「ん……」 チュッと吸いつき舌を差し入れる。深く唇をあわせ舌を絡められて、ロイはハボックの舌先に残る青臭い匂いに、ハボックの口内に吐き出してしまった事を嫌でも自覚させられた。 「や……っ」 「大佐?」 グイと胸を押し返されて、ハボックは唇を離してロイを見る。そうすれば泣き出しそうな顔をしているロイの頬を撫でてハボックは尋ねた。 「どうかした?もしかして嫌だったっスか?」 気持ちよくさせてやりたいと思ったが、もしかして嫌なだけだったろうか。心配になってハボックが尋ねれば、ロイは顔を歪めて答えた。 「嫌なのはお前だろう?おっ、お前の口の中に……ッ」 ごめん、と言ってポロポロと泣き出すロイをハボックは目を見開いて見つめる。フッと笑みを浮かべると、震えるロイを抱き締め白い背を優しく撫でた。 「大佐……たいさ……」 ハボックはロイの背を撫でながら優しく何度も呼ぶ。涙に濡れた黒曜石が見上げてくるのに優しく笑って言った。 「全然嫌なんかじゃないっスよ。だってオレはしたくてしたんスから」 「ハボック……」 「大佐が気持ちよくなってくれて、オレの口ん中でイってくれて、すげぇ嬉しいっス」 笑いながら言うハボックに、ロイの頬が紅く染まる。ロイはハボックの首に腕を伸ばして引き寄せると自分から口づけた。 「ん……」 キスならこれまで何度もした。そこそこ上手いという自信もある。だが、ハボックとのキスは今まで交わしたどのキスとも全く違ってロイを甘く蕩けさせた。濃厚なほどに甘いキスにロイの思考はぼんやりと霞がかかり、いつしか自分から仕掛けたはずのキスは相手の男に主導権が移ってロイは自分の口内を好き勝手に動き回るハボックの舌先に完全に翻弄されてしまっていた。 「ふ……っ、んふ……ぅんッ」 ハボックの舌がロイの口内を舐め回しきつく舌を絡めるのに合わせるようにハボックの熱い手のひらがロイの体を撫でる。肩を、腕を、背を、腰を、胸を、男の大きな手が這い回る感触にロイはビクビクと体を震わせた。 「あ……ああ……」 完全に蕩けきってトロンとした表情を浮かべるロイをハボックはうっとりと見下ろす。ロイの黒髪をかき上げ額にキスを落として言った。 「たいさ、かわいい……」 年齢にそぐわぬ可愛い表情にハボックはゾクゾクする。大きな手のひらでロイの体を撫で回しながら桜色に染まった耳元に囁いた。 「可愛い……全部食っちまいたい」 「アッ?!」 言うなりカリッと耳を噛まれてロイはビクリと体を震わせる。噛まれた箇所を濡れた舌先が這い回ればロイの体がピクピクと震えた。 「あ……ぅふ……」 甘い痺れが背筋を走り、熱を吐き出したばかりの楔が再び頭をもたげ始める。耳元を舐めた舌先をハボックは首筋から鎖骨へとツーッと滑らせた。 「んん……ッ」 ピクンと震えるロイの体を撫でていた手をハボックは下へと動かしていく。キュッと引き締まった白い双丘に両手を添えると割り開くように揉んだ。 「アッ、やん……ッ」 性的な意味合いを込めて尻を触られたことなど初めてで、ロイはカッと顔を紅くする。ハボックは楽しむように双丘を揉みしだいていたが、不意に下から押し上げるようにしてロイの下肢を持ち上げた。 「やっ?!」 気がつけばハボックの眼前に尻を突き出すような格好で脚を胸へ押しつけられている。ロイは恥部を晒す姿勢に紅くなった顔を更に紅くして叫んだ。 「ヤダッ!ハボックっ!!」 「じっとしてて」 脚の間から相手を見下ろすと言うあまりに恥ずかしい格好に逃れようともがくロイにハボックが言う。それにロイが何か言う前にハボックが続けた。 「オレ……アンタの全てが欲しい」 「ッッ」 低く、欲に掠れた男の声にロイはビクリと震える。大きく見開いた目でハボックを見れば、ハボックはまるで見せつけるように口を開き差し出した舌でロイの双丘の狭間を舐めた。 「ヒャッ?!」 思いも寄らぬところを舐められてロイは大きく体を震わせる。ハボックは双丘を指で割り開き、その奥でひっそりと息づく蕾をぴちゃぴちゃと舐めた。 「ヤダッ!嫌ッ!!」 排泄器官である蕾を舌で舐め回されてロイは必死にもがく。いくらハボックでもそんなところを舐められては恥ずかしさのあまり死んでしまいそうだった。 「ハボック、やめてッ!!」 やめて欲しくてロイは、顔を埋めるハボックの金髪を引っ張り声を張り上げて哀願する。だが、ハボックはやめるどころか蕾の中にまで舌を潜り込ませ、ぬちゃぬちゃと舐め回した。 「アアッ、やだァッ!!」 恥ずかしくて恥ずかしくてロイの目に涙が滲む。ハアハアと息を弾ませながら「やめて」と訴えるロイの蕾をたっぷりと唾液で濡らしたハボックは、顔を上げると今度は濡れた蕾に長い指をグイと潜り込ませた。 「ヒッ!!」 ハボックが顔を上げた事で一瞬ホッとしたロイは、指を突っ込まれて身を強張らせる。ハボックの太い指が後孔に潜り込み、ぐちゅぐちゅと掻き回す感触にビクビクと身を震わせた。 「ヒゥ……ぅんッ、あ…ッ、いや……ッッ」 自分ですらろくに弄った事もない奥まで長い指が潜り込み無遠慮に掻き回す。信じられない行為にロイが抵抗も出来ずに身を竦ませていれば、ハボックは更に埋める指の数を増やしてきた。 「あ……あ……そ、んな…ッ」 そんなところに指を突っ込まれ掻き回されるなど信じられない。見開いた瞳から涙を零し、ロイはビクビクと体を震わせた。 「ハボック……ッ、ハボックっっ!!」 怖くて恥ずかしくてロイはハボックを呼ぶ。いつしか蕾にはハボックの太い指が三本も潜り込み、狭い後孔を押し開くようにぐちゅぐちゅと蠢いていた。 「や、だ……っ、もう……ッ」 ロイはふるふると首を振ってそう訴える。その時、不意に埋められていた指が乱暴に引き抜かれ、ロイは短い悲鳴を上げた。 「たいさ……」 ハアハアと息を弾ませるロイの頬を撫でてハボックが囁く。伏せていた目を開けて見上げたロイの目に、欲に濡れたハボックの瞳が飛び込んできた。 「アンタん中に入りたい……いいっしょ?」 「……ッッ」 そんな瞳で熱く囁かれれば拒む言葉など口に出来る筈もない。怯えながらもおずおずとロイが手を伸ばせばハボックが噛みつくように口づけてきた。ハボックはロイの細い脚を大きく開くと胸につくほど押し上げる。 「好き、大佐……ッ」 その言葉と同時にロイの蕾に熱い塊がググッと押し入ってきた。 |
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