| セレスタの涙、オニキスの誓い 第十四章 |
| 「まだ会食は終わらないのか」 ロイは何度となく見た時計を見てそう呟く。時計の針はそろそろ十一時を指すところで、ロイは深いため息をついた。 射撃大会に出場していたハボックが、どうやらいい成績をおさめたらしい事をホークアイから聞いた。何度も電話を寄越してくれたのに、タイミングが合わず出られなかったのが残念でたまらない。大総統主催の会食に出ることになって今夜中にセントラルを発つことは出来ないだろうから、自宅に電話があるのではというホークアイに言われてすっ飛んで家に帰った後、電話の前から動かずに今か今かと鳴り出すのを待っているのだが。 「ブラッドレイめ、会食などと余計な事を」 己の国を治める男を罵って、ロイはワインのボトルに手を伸ばしグラスに注ぎ入れる。一気にグラスを飲み干すと、ロイはハアと大きなため息をついた。 「途中で帰るというわけにもいかんだろうしな」 自分だったら適当に理由をつけて席を立ってしまうだろうが、新兵のハボックにはそんな芸当もできなければ、そもそも出来る立場にもないだろう。 「まあ、もう少ししたらかかってくるだろう」 自分に言い聞かせるように呟いて、ロイはボトルに手を伸ばした。 「早く声を聞かせてくれ、ハボック」 早く一緒に喜びを分かち合いたい。ハボックの努力を褒めてやりたい。そしてなによりロイにはハボックに伝えたい気持ちがあった。 「ハボック、私はお前が」 それ以上は本人を前にして言葉にしたい。ロイはその時を待ちわびながら瞼の裏に浮かぶ笑顔に微笑みかけた。 「あ……ああ……」 ドクドクと注ぎ込まれる熱にハボックは目を見開く。握り締めたシーツに涙に濡れた頬を埋めた。 「う……ウッ……」 身の内を恋しい相手以外の男に穢されて啜り泣く青年をブラッドレイは見下ろす。妙に幼いその顔を見つめていれば再び嗜虐心がふつふつと沸き上がって、ブラッドレイは唇を歪めて笑った。 「どうした、少尉。中に注ぎ込まれたからといって孕む訳でもあるまい」 そう言えばハボックが肩越しにブラッドレイを見上げる。涙に濡れた空色が憎しみと哀しみとに揺れ動くのを見て、ブラッドレイは楽しそうに笑った。 「私が憎いか?憎むなら憎んでも構わん。その憎しみをもってすら抗うことの出来ない快楽に溺れるよう、たっぷりと仕込んでやろう」 「ッ!!やっ、もう離してッ!!」 ブラッドレイがそう言った途端、ハボックが逃れようともがく。貫かれたままの躯でシーツにしがみつくようにして弱々しくもがくハボックの様子を暫く楽しむと、ブラッドレイはハボックの腰を掴んだ。 「イイところを探してやろう」 「やだっ」 グイと乱暴に腰を引き上げる。さっきは己の快楽だけを求めて突き上げた躯を、今度は探るように小刻みに突き上げた。 「ヒッ、アッ!やめてっ!」 少しずつ位置と角度を変えてブラッドレイの楔に突き上げられて、ハボックが小刻みに躯を震わせる。ハッハッと突き上げにあわせて零れていた呼吸が、楔が一点を突き上げた時、ひきつるように途切れた。 「ッッ?!」 「────ここか」 その一瞬の変化を見逃さず、ブラッドレイは同じ箇所を今度はガツンと思い切り突き上げる。そうすればハボックの唇から悲鳴が零れた。 「ひゃあんッ!」 明らかに今までとは違う甘さの滲む声にブラッドレイは執拗に同じところを突き上げる。ゴリゴリと楔で押し潰せばハボックの躯が面白いように跳ねた。 「ヒャウッ!アヒィッ!」 突き上げた楔をハボックの蕾が喜ぶようにキュンと締めつける。濡れた内壁がうねるように絡んでくるのを感じて、ブラッドレイはクツクツと笑った。 「イイらしいな、少尉」 「ヒィッ!やめて…ッ、そこ、ヤダっ!」 自分の躯の変化が信じられないのだろう。ガクガクと震えながらハボックが必死に首を振る。感じながらも嫌がる躯をブラッドレイは強引に引き起こした。 「ヒィィィッッ!!」 背後から抱え込むようにしてベッドに座り込んだ腰の上に引き下ろす。ズブズブと貫かれて、ハボックがブラッドレイの肩に頭を預けるようにして仰け反った。 「アアアッッ!!」 ブラッドレイはハボックの両脚を大きく開き、完全に己の脚を跨がせる。自重を逃す事も出来ず貫かれて、ハボックは泣きながら喘いだ。 「ア……ヒィ……ッ」 「ふふ……すぐ善くしてやろう」 背後から抱き込んだハボックの耳元に囁いてブラッドレイは抽送を始める。見つけたばかりの快感のポイントを執拗に突き上げるとハボックの躯がビクビクと跳ねた。 「嫌、やめて……ッ!」 否定の言葉を吐き出すハボックの楔は今ではすっかりと勃ち上がり、ブラッドレイの突き上げにあわせて震えている。薄い色の楔が弄られてもないのに蜜をたらたらと垂れ流し、自らを濡らすのを見てブラッドレイは低く笑った。 「素直に強請ってはどうだ?もうこんなだぞ?」 言いながらブラッドレイはハボックの楔を指先でピンと弾く。そうすればハボックの唇から甘い嬌声が上がり、楔の先端からとろりと蜜が零れた。 「やめ……、やめてください、サー……もう、無理っス……」 「こんなにしては説得力がなかろう」 意地悪く言うと同時にガツンを奥を抉る。前立腺を突き上げながら最奥をこじあけ掻き回せばハボックが続けざまに嬌声を上げた。 「ひゃあッ!!アアッ、んあああッッ!!」 「クク……凄いぞ、絡みついてくる」 楽しげに犯す躯の様子を口にすれば羞恥に頬を染めてハボックが首を振る。腹につくほどそそり立ったハボックの楔を、ブラッドレイはギュッと握り締めた。 「アアッ!!」 その途端ハボックが喉を仰け反らせ高い悲鳴を上げる。ガツガツと突き上げると手の中の楔が答えるようにビクビクと震えた。 「いい反応だ」 「やめてッ、お願……ッ」 「素直に認めたまえ────善くて堪らんのだろう?」 そう言うと同時に前立腺をゴリゴリと押し潰す。嬌声を上げる唇に指をねじ込み、震える舌先を嬲った。 「ん…っ、ぅふぅ……ッ」 甘ったるい声と共にハボックの唇から唾液が零れる。甘い声を上げる口内を指で散々に弄ぶとブラッドレイは指を引き抜き、唾液で濡れた手でハボックの脚を大きく開いて抱え込んだ。 「イかせてやろう。自分の躯がどれほど卑しく出来ているか、よく味わうといい」 「や……やめ────アアッッ!!」 逃れようともがく間もなくガツガツと激しく突き上げられハボックは高い悲鳴を上げる。ブラッドレイが突き上げる度ビクビクと震えていたハボックの楔がふるりと震えたと思うと。 「アアアアアッッ!!」 ガツンと突き上げられるのと同時にびゅくびゅくと熱を迸らせた。 |
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