セレスタの涙、オニキスの誓い  第十三章


「ッッ!!」
 ズンと巨大な塊が押し入ってくる衝撃にハボックは目を見開く。最初の衝撃が過ぎれば次に襲ってきたのはミチミチと狭い肉筒を強引に割り開かれる痛みだった。
「ヒ、ィ……ッッ!!」
 指とは比べものにならない熱く巨大な塊が慎ましやかな蕾を無理矢理にこじ開け、狭く柔らかい内壁を抉るようにして押し入ってくる。その痛みはこれまで受けたどんな痛みもかすり傷と思えるほど激しく、ハボックは目を剥いて身を強張らせた。
「……ッ、キツいな」
 ギチギチと締め付けてくる蕾にブラッドレイは苦しげに息を吐いて目を細める。激痛のあまり悲鳴すら上げることが出来ず、ビクビクと躯を震わせてブラッドレイの侵入を拒もうとする青年をブラッドレイは眉を顰めて見下ろした。
「力を抜け、少尉」
「……ィ……ァ」
 見開いた瞳から苦痛の涙を流すハボックには聞こえていないようだとブラッドレイは小さく舌打ちする。ブラッドレイはハボックの両脚を抱え直すとねじ込むようにして強引に躯を進めた。
「ヒィィッッ!!」
 その途端ハボックの唇から高い悲鳴が上がり背が大きく仰け反る。腕に添えられた指が食い込んでくるのに構わず、ブラッドレイが貫く躯を揺すりながら奥へとねじ込むと錆びた鉄のような匂いが鼻をついた。
「切れたか」
 強引な挿入に蕾が裂けたらしい。急に滑りがよくなった事に気づいてブラッドレイは呟いたが、攻める動きを休めようとはしなかった。むしろその滑りを利用して一気に楔を奥まで押し込む。一度最奥まで挿れると今度はズルズルと入口まで引き抜いた。
「フンッ」
 引き抜いた勢いのまま再び最奥を突き上げる。ブラッドレイはハボックの躯を二つに折り畳むようにして激しく楔を突き入れた。
「ヒィッ!!ヒアアッッ!!」
 ガツガツと乱暴に突き上げればハボックの唇から悲鳴が上がる。見開いた瞳から涙を零し弱々しくもがく青年をブラッドレイは容赦なく犯した。
「ヒゥッ!!痛いッ!!アアッッ!!」
 パンパンと肉がぶつかって音を立てるほど激しく躯を叩きつける。きゅうきゅうと締め付けるほどに狭い肉筒を犯してブラッドレイは口の()を持ち上げて笑った。
「いい具合だ」
「ァヒィッ!!痛ァッ!!アアッッ!!」
 痛みにもがく躯をガンガンと突き上げる。空色の瞳から涙を零し白い頬を濡らしながら泣きじゃくる様を見れば、ブラッドレイの中の嗜虐心が膨れ上がった。
「もっと奥を犯してやろう、少尉」
 ブラッドレイはそう囁いてハボックの躯をグイと引き起こす。繋がったままベッドに座り込み、ハボックを己の腰の上に跨がせた。
「ヒィィィッッ!!」
 自重が加わり更に奥を貫かれてハボックの唇から高い悲鳴が上がる。背後に倒れそうになる躯を引き寄せ、ブラッドレイは下からガンガンと突き上げた。
「ヒゥゥッ!!やめ……ッ!やめて……ッッ!!」
 巨大な楔に躯を突き破られそうな恐怖にハボックがもがいて逃れようとする。だが、深々と貫かれた躯をどうすることも出来ず、もがけばむしろ自分を追い詰める結果となった。
「アヒィッ!!痛ァ!!」
 ハアハアと息を弾ませるハボックの髪をブラッドレイは鷲掴む。グイと引いてその顔を覗き込んで言った。
「どうだね?躯の奥底を犯されるのは?」
「……苦しいっス、も……赦してください、サー……」
 ガクガクと震えながら泣きじゃくって苦痛を訴える様にブラッドレイはゾクゾクする。赦してと懇願するのに構わず、ブラッドレイはハボックの双丘を抱え込み、ガツガツと突き上げた。
「ヒャウウッッ!!」
 その途端ハボックの唇から悲鳴が上がり、男を拒むように蕾がキュンと締まる。その感触にブラッドレイはクククと低く笑って言った。
「よく締まる。本当はもっと犯して欲しくて堪らないのじゃないのかね?」
「違……ッ、アアッッ!!」
 ガンッと突き上げられて否定の言葉が途切れる。ブラッドレイはハボックの躯を揺さぶり容赦なく楔を突き入れた。
「死んじゃう……ッ!!やめ……ッ!」
「そう簡単に死にはせん」
 涙ながらの懇願を冷たく切り捨てブラッドレイは激しく抜き差しする。狭い肉筒をこじ開け最奥を犯す快感に笑みを浮かべた。
「まず一度出してやろう」
「ッ?!」
「たっぷりと味わいたまえ、少尉」
「や……っ、出すなッ、出さないでッッ!!」
 中に吐精される事への恐怖と嫌悪感にハボックが必死にもがく。その様を楽しそうに眺めながら、ブラッドレイはガツンと最奥を突き上げ熱を叩きつけた。

「ッッ!!────ア」
 最奥に叩きつけられた白濁の熱さにハボックは目を見開く。信じられぬほど奥を犯されその熱に汚されて、ハボックの躯がビクビクと震えた。
「ク、ゥ……ッ」
 ブラッドレイの腕を食い込むほど強く握り締め、背を仰け反らせてハボックは低く呻く。次の瞬間ガチガチに強張った躯から力が抜けたと思うと背後に倒れそうになったハボックを、ブラッドレイはグイと引き寄せた。
「ふむ、思ったよりずっといい」
 これまで女ばかり抱いてきたが男も悪くない。ブラッドレイは薄く笑うと引き寄せた躯を強引に裏返した。
「ヒィィッッ!!」
 繋がったまま内壁を抉られるように躯を返されて、ハボックの唇から悲鳴が上がる。俯せにしたハボックの腰をグイと引き上げ強引に四つに這わせると、ブラッドレイは再び激しく抜き差しを始めた。
「ヒアアッッ!!アアッッ!!」
 激しい抽送にハボックが背を仰け反らせる。突き入れ引き抜く度、太い楔を埋め込まれた蕾の端から薄赤く染まった白濁が零れてハボックの脚を汚した。
「ヒッ、アッ!!赦してくださ……サー……ッ」
 シーツを握り締めハボックが哀願する。だが、弱々しく首を振る様はかえってブラッドレイの残忍性を煽るばかりで、抽送は止まるどころか激しさを増した。
「ハッ、クゥ……ッ、助け……誰か」
 犯される蕾から力が抜けていくようで、ハボックは自分の躯を支える事もままならない。腰を抱えるブラッドレイの手と深々と貫く楔とで無理矢理に四つん這いの姿勢を取らされながら、ハボックは力なく首を振った。
「────大佐、助けて」
 無意識に呟けば突き入れられる楔がググッと嵩を増す。押し広げられる痛みに悲鳴を上げれば、ブラッドレイの躯が圧し掛かるようにして密着してきた。
「今頃、マスタング大佐は君からの連絡を首を長くして待っているかもしれんな。こんな風に君が犯されているとも知らず」
「ッッ!!」
 低く耳元に囁かれる声にハボックは目を見開く。痛みや恐怖からではない涙がその空色の瞳に膨れ上がった。
「たっぷりと犯してやろう、少尉」
「嫌、だ……やだァッッ!!」
 クツクツと笑う声にハボックが暴れる。だが、がっしりと押さえ込まれては逃れることなど出来なかった。
「出すぞ」
「やだッ!ヤダァッッ!!」
 ブラッドレイは押さえ込んだ耳元にわざとそう告げる。絶望の悲鳴を心地よく聞きながら、ブラッドレイは深く抉ったハボックの身の内に熱い飛沫を叩きつけた。


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