caution!!

この作品には暴力的、性的表現が多分に含まれます。レイプシーンなどもありますので、そういったものが苦手な方はお避けください。また、24歳以下の方の閲覧もご遠慮ください。閲覧後の苦情は一切受け付けませんので、良くご理解の上、お進みください。




























真・偏愛  第一章


「な…」
 いきなり襟首を掴まれたと思った途端、重なる唇にハボックは目を見開いた。そのまま体重をかけられてソファーに押し倒される。さっきまで和やかに話ながら腰掛けていたそこに横たわって、ハボックは自分に圧し掛かる男を見上げた。その端正な顔は逆光でよく判らないがうっすらと微笑んでいるように見える。
「な、にするんスか、たいさ」
「この体勢でそんなことを聞くなんて随分不粋だな、少尉」
 楽しそうな声で答えるロイをハボックは信じられない想いで見上げた。
「この体勢でする事と言ったら決まってるだろう」
 ロイはそう言うとハボックの頬をするりと撫でた。背筋を這い上がる悪寒にハボックは慌ててロイを押し返す。
「冗談はやめてくださいっ!」
「冗談?私が冗談でこんなことをすると思っているのか?」
 ロイはくすくすと笑いながらハボックの首筋にねっとりと舌を這わせた。その濡れた感触にハボックが本気で暴れだす。
「やめてくださいっ!冗談が過ぎると本気で怒りますよっ!」
 怒りを湛えて睨みつけてくる空色の瞳にロイはうっとりと笑った。
「そういう顔もそそるな、ハボック」
 ロイがそう言った途端、体を捻って横殴りに腕を振るハボックのその腕をロイはいとも簡単に受け止める。すぐさま蹴りあがってくる膝を脚で押さえ込んでロイは楽しそうに言った。
「行儀が悪いな、それが上司に対する態度か?」
「…っざけんなっ!」
 そう叫びながらハボックは必死に身を捩る。自分の方がロイより多少なりとも背が高く体つきもがっちりしているはずなのに、どうしてもロイを振り払えない。細身でしなやかなその体のどこにこれほどの力があるのか、伊達に大佐の地位についている訳ではないのだとハボックは妙なところで感心していた。それと言うのもハボックが今、自分の身に起きていることを現実として受け止められずにいるからで、それを責めることは誰にも出来ないだろう。だが。
「…っ!!」
 するりと服の上から股間を撫で上げられてハボックはこれが現実に起きていることなのだとようやく実感した。あれだけ女性にモテるロイがどうして自分にこんなことをするのか全く理解できないまま、だが、このままなすがままに好いようにされるのは真っ平ごめんだった。
「離せよっ!この…っ!!」
 必死にもがいて自由になった右腕でソファーの袖を掴んでロイの腕から自分の体を引き抜こうとする。だがそのために俯せの体勢になったのがむしろロイの狙いだったのだと、ハボックは後ろからロイに抱きしめられて初めて気づいた。背後から圧し掛かられて身動きの取れないハボックの体をロイの手が這い回る。シャツの中に滑り込んできた指にきゅっと乳首を摘み上げられて、ハボックはびくんと体を揺らした。
「ひ…っ」
 そのままくりくりとこね回されソファーにしがみ付くハボックの指が小刻みに震える。ロイの濡れた舌が耳の中に入り込んでくちゅりと卑猥な音を立てた。
「ひ…や、め…っ」
 耳の中を這い回る舌先にハボックは微かに首を振る。ロイはそんなハボックの反応を楽しみながらハボックのズボンに手をかけた。するりと中に入り込んできた指に自身をきゅっと握り締められてハボックは猛然と暴れる。
「やだっ!やめろよっ!!」
 だが暴れれば暴れるほど絡んでくる指にハボックの瞳が涙に滲んだ。
「な、んでっ!なんでこんなことするんスかっ!!」
 仕事はサボるしとっかえひっかえ女性と付き合うし、それでも上司として尊敬し、その部下として働く場を与えて貰ったことを誇りに思って今までやってきたのに、突然こんなことをしてくるロイがハボックには信じられなかった。こんな理不尽なことをされなくてはならない程、自分はロイを怒らせたのだろうか。もしそうなら挽回する機会が欲しい。こんなやり方ではなくて自分に弁明する場を与えて欲しいとハボックはそう願ってロイに聞いた。
「抱きたいからに決まってるだろう。お前の全てを私のものにしてやろう、ハボック…」
 だが、返ってきた答えはハボックが想像したものとは全く違うのもので、ハボックの心が絶望に染まる。
「や、だ…っ!…やめて…やめてくださ…たいさ…っ」
 震える声で必死にそう言ってもロイの手は緩みはしなかった。むしろきつくハボック自身に絡みつき、その快感を煽っていく。くちゅくちゅとイヤらしい水音が響きハボックの下着に大きな染みが広がった。ソファーの上で必死に体を丸めて自身を庇おうとするハボックのズボンを下着ごと膝まで引き摺り下ろすと、ロイはハボックを攻め立てる手の動きを早めていく。
「う…ふっ…や、だぁ…っ」
 小刻みに体を震わせて高まる射精感を必死に耐えようとするハボックは耳まで真っ赤になって、その空色の瞳を潤ませている。無防備なその表情にロイはにんまりと笑うとその耳元に囁いた。
「可愛いよ、ハボック…」
「あっあっ」
 耳に息を吹き込まれてハボックはびくびくと体を震わせる。なんとか耐えようとしたその矢先、ロイの指先がハボック自身の小さな穴を押し開くようにぐりぐりとこね回し、ハボックは口を大きく開くと次の瞬間ぶるぶると体を震わせた。
「い…あ…あああああっっ!!」
 どくん、と白濁が噴出しロイの手を濡らす。背を仰け反らせてロイの手に自身を押し付けるようにして熱を吐き出したハボックは、くたりとソファーに体を預けた。震える唇から熱い吐息を零しながら、ハボックはロイの手でイかされた事に強いショックを受けていた。混乱して身動きできないハボックから体を離すとロイは引出しから小さな小瓶を取り出した。そうして、蹲るハボックの体からズボンを引き抜いてしまうとその腰を抱え挙げる。小瓶の中のとろりとした液体をハボックの蕾に垂らしこむと指を1本ぐっと中へ差し込んだ。
「いっ…!」
 突然体の中に入ってきた指にハボックの背が反り返る。味わったことのない違和感にハボックの唇が震えた。
「ひ…や、め…っ」
 ぐちゅぐちゅと蕾をかき回されて、考えたこともなかった行為にハボックはパニックに陥っていた。いつの間にか沈められる指の数が2本、3本と増えていきかき回し方も激しくなっていく。怯えるハボックは唇を震わせながら必死にロイに言った。
「やめて…やめてくださいっ…たいさっ…あひ…あっ…おねが…っ」
 がくがくと震えるハボックの体をロイの手が這い回る。乳首を捏ねられてハボック自身が熱を取り戻し、腹につくほど反り上がっていった。
「気持ちイイようだな、ハボック…」
「ちがっ…」
「じゃあ、これはなんだ?」
 そう言ってロイの手がハボック自身をきゅっと握り締める。ハボックはふるふると首を振ると必死にロイに言った。
「たいさ…っマジ、やめ…てっ」
「ウソをつくな…」
 ロイはそう囁くとハボックの蕾から指を引き抜く。びくっと大きく震える体を引き寄せて、ロイは解したソコに自分の熱を押し当てた。
「…っ?!」
 何をされるのか判らないと肩越しに振り向くハボックにうっすらと微笑んでロイは滾る自身をハボックのソコに埋めていった。
「あ、あ、あ…」
 みしみしと押し開かれていく感触にハボックの瞳が大きく見開かれる。本来男を迎え入れるようには出来ていないソコに強引に押し入ってくる熱に、ハボックは体が引き裂かれるような錯覚を覚えた。
「ひ…う…っ」
 ロイの形のままに押し開かれて、痛みのあまり意識を飛ばしそうになったハボックは、いきなり自身をきゅっと掴まれてびくりと体を揺らした。ぐちゅぐちゅと擦り上げられてこみ上げてくる快感に、ハボックの瞳から涙が零れる。
「やだっ…やだぁ…っ」
 強引に引きずり出される快感にハボックは怯えきってゆるゆると頭を振った。
「ゆるして…っ…もう…ゆるしてくださ…」
 啼きながら赦しを乞うハボックにロイは薄っすらと笑う。
「どうして?こんなにトロトロにして…イイんだろう…?」
 耳元で囁く声にとろりと蜜が溢れ、ハボックはボロボロと涙を零した。
「い、やだっ…あっ…んくうっ…」
 ハボック自身を追い上げる手の動きが徐々に早まり、それと同時にハボックを犯すロイの動きも激しさを増す。痛みと快感に混乱するハボックは、助けを求めて自分を犯す男に助けを乞うた。
「あっ…ひうっ…た、すけ…」
 涙に濡れた空色の瞳にロイはうっとりと笑いかける。
「可愛いハボック…誰にも渡さない…」
「あっ…ああっっ…い、やだ…っ」
 ハボックの中でロイがぐぐっと嵩を増したかと思うと次の瞬間その最奥で熱が弾けた。体を内側から滾る熱に焼かれて、ハボックはその衝撃で意識を失った。


→ 第二章