| 狂愛 第十一章 |
| 「あっ、アアッ!たいさっ、たいさァ……ッッ!!」 ハボックは荒い息を吐き出しながらロイを呼ぶ。ガツンと奥を抉られて、高い悲鳴と共にびゅくびゅくと熱を吐き出した。 「ひゃああああんッッ」 ロイの背に回した手と己を貫く楔を支えにしてハボックは背を大きく仰け反らせる。持ち上げられた脚をロイの腰に絡めるようにして咥えた楔をキュウキュウと締め付けた。 「……ッ」 絡みついてくる熱い内壁と締め付けてくるイヤラシイ唇に、ロイもたまらず熱を迸らせる。ぶるりと震えてハボックの最奥に白濁を注ぎ込めば、ハボックが大きく身を震わせた。 「あ……あ……たい、さ………」 熟れた内壁を熱い飛沫に焼かれてハボックが蕩けきった表情を浮かべる。ロイは仰け反る体を引き寄せて、ハボックに深く口づけた。 「───ッ、…………た…さ…」 歯列を割ってロイの舌が口内へと入り込んでくる。絡みついてくる舌先に目を瞠ったハボックはやがてウットリと微笑むと、積極的に口づけに答え始めた。 「ん……ふ、ん………ん、ぅん……」 きつく舌を絡めあいぴちゃぴちゃと互いの口内を嬲る。飲みきれない唾液が唇の端から零れて顎から首筋へと筋を描くようになって漸く、二人は唇を離した。互いの唇を銀色の糸が繋ぐ。その糸の先に続くハボックの薄色の唇を指先で拭ってやりながらロイは言った。 「なぜ逃げなかった?」 「逃げる……?」 低い声で尋ねるロイをハボックは不思議そうに見る。自分を映し出す空色の瞳を見つめてロイは言った。 「どうしてブレダ少尉と一緒に行かなかった?ブレダ少尉が言う事に“そうだ”と頷いて一緒に行けばここから逃げ出せたろうに」 そんな事を言うロイにハボックは目を見開く。それから目を細めて笑いながら尋ねた。 「どうして逃げる必要があるんスか?」 どこか笑いを含んでいるその声音にロイは眉を顰める。 「嫌だったんだろう?何度も泣いて嫌だと言ってたじゃないか」 「嫌だったっスよ?大佐以外の奴にオレのイく時の声、聞かれたくないっスもん」 ハボックはそう言ってロイの肩に頬を寄せた。うっとりと目を閉じて続ける。 「オレの心も体も……イヤラシイ声も零れた涙も吐き出した精液も、なにもかも一つ残らず全部アンタのものだから……だから他の誰にも聞かれたり見られたりしたくないっス」 「……少尉の前で犯してくれと言ったじゃないか」 「だって、アンタがそうしたがってたっしょ?」 ロイの言葉にハボックは顔を上げてロイを見つめた。 「アンタが望むなら……司令部のど真ん中で犯されたっていいっス。アンタ以外の奴に見せるのはヤだけど、アンタがそうしたいって言うならオレは何だってアンタの言うとおりにするっス」 「ハボック……」 そう言ってうっとりと見上げてくる空色の瞳をロイは目を見開いて見つめる。ハボックは見開く黒曜石の目元に手を伸ばして言った。 「大佐が好きっス……オレが好きなのは大佐だけっス」 これまでも、これからも、と言ってハボックが笑う。ロイは折れんばかりにハボックを抱き締めると噛みつくように口づけた。 「ん………ん……た…さ……ぁ」 ハボックが甘い吐息と共にロイを呼ぶ。その声に煽られてロイはハボックの体を床に押し倒した。短い悲鳴を上げてしがみついてくるハボックを倒れた勢いのまま思い切り突き上げる。腹を突き破られるのではないかと思うほど奥を突かれて、ハボックの唇から悲鳴が零れた。 「ヒィィッッ!!」 本能的に逃げを打つ体を乱暴に引き戻してロイは抉るように楔を突き挿れる。何度も激しく突き上げられて、ハボックが泣きながら身悶えた。 「あああっ!たいさぁッ!!」 「ハボックっ、私のものだ、誰にも……誰にも渡さないッ!!」 その言葉と共にきつく突き上げられてハボックの前が弾ける。白濁を噴き出して震える楔をロイは遠慮もなしに掴むときつく扱いた。それと同時に蕾に埋め込んだ楔をかき回すようにしてハボックを犯す。前と後ろを同時に攻め立てられてハボックは善がり啼いた。 「あああ…っ、イイっ!……気持ちイイっっ!!」 その声を聞いてロイの楔が嵩を増す。狭い内壁を押し広げられてハボックは目を見開いて悶えた。 「ああ……凄い…ッ!おっき……ッ」 ロイが激しく突き挿れる度、注ぎ入れた白濁が泡になって噴き出してくる。ジュボジュボというイヤラシイ水音に、ハボックは興奮して尻を振り立てた。そんなハボックをロイは食い入るように見つめていたが、突然動きを止めてしまう。それどころか埋め込んだ楔をズルリと抜き去ってしまった。 「……ッ?や…っ、ど、して…ッ?!」 ハボックは突然の事に身を捩ってロイを見上げる。ロイはにんまりと笑って着ていた服を脱ぎ捨てるとソファーに腰掛けた。 「おいで」 両脚を大きく広げ、ソファーの背に腕を預けて言う。猛々しくそそり立つ楔と、傲慢な笑みを浮かべる男をハボックはうっとりと見上げた。それから四つん這いのままロイに近づくとロイの足先に口づける。足先から足首、臑、腿へとゆっくりと舌を這わせるとそそり立つ楔に舌を這わせた。 「ん……ん、ふ……」 うっとりと蕩けた表情で股間に顔を埋めるハボックをロイはウットリと見つめる。暫くハボックの好きにさせていたが、金髪を鷲掴んでハボックの体を引き上げた。ロイの手が導くままハボックは、ロイの脚を己の脚の間に挟むようにしてソファーに膝立ちになる。ロイはハボックの双丘に手を回すと両手で割り開くように蕾の唇をこじ開け、両手の人差し指を突っ込んだ。 「アアッ!」 ググッと押し入ってくる指にハボックがロイの肩に手を添え、身を仰け反らせて喘ぐ。だが、決して逃げようとしないハボックにロイは笑って沈めた指をめちゃくちゃに蠢かした。 「ヒャウウウッッ!!アアアッ!!」 ロイが指でかき回す度、白濁がだらだらと垂れてくる。その感触にハボックはふるふると首を振った。 「ヤだっ、大佐の……でちゃうッ」 せっかく注ぎ込んで貰ったものが次々と零れ落ちてハボックが泣き出す。 「やだあっ!オレのなのに……ッッ!!」 そう叫んでロイの指の動きに逆らうようにハボックは必死に蕾を締め付ける。ロイは淫猥な動きを見せる蕾に低く笑って言った。 「私がシたいと望むようにさせてくれるんじゃなかったのか?」 「……ッ!」 そう言えばハボックがビクリと震える。動きが止まったハボックの蕾を指で思うままに掻き回せば、ロイの膝の上に白濁がボタボタと零れた。 「い…やあッ……ッ」 泣きじゃくりながらもロイのするままに身を任せるハボックの姿にロイはゾクゾクする。差し入れた指で熱く熟れた内壁をこすってやれば、ハボックの唇から甘い吐息が零れた。 「ここにまた私のを注いで欲しいか?」 ロイがそう尋ねればハボックがコクコクと頷く。ロイは掻き混ぜていた指を引き抜くと、ロイの白濁とハボックの体液に濡れた指をハボックの頬にこすりつけた。 「じゃあ強請ってみろ。上手にオネダリ出来たら挿れてやろう」 そんな事を言うロイをハボックは涙に濡れた瞳で見つめる。ゴクンと唾を飲み込んで言った。 「オレの孔に大佐のおっきいの…挿れてください……めちゃくちゃに犯して突き上げて……一番奥の奥に…熱いの、いっぱい……いっぱい注いでッ、ぐちゅぐちゅって掻き混ぜて…ッッ!!」 だんだんと興奮して上擦る声で叫ぶように強請るハボックを、ロイはうっとりと見つめる。ハボックの頬に手を伸ばして言った。 「キスを、ハボック」 ロイがそう言えばハボックはロイの頭を抱えるようにして口づける。舌を差し入れればきつく絡めとられて、ハボックは夢中で口づけに答えた。そんなハボックにロイはうっすらと笑ってハボックの腰に手を添える。口づけを交わしながらハボックの体を引き下ろし、己の楔がハボックの蕾に触れた瞬間、一気に突き入れた。 「───ッッ!!ンッ!んんんッッ!!」 ズブズブと押し入ってくる楔にハボックは目を見開く。だが、ハボックは逃げるどころか自ら体重を使ってロイの楔を飲み込んでいった。 「アア───ッッ!!……いさ…ッ!!」 根元まで飲み込んだ楔を締め付けながらハボックは腰を振る。気づかぬうちに吐き出した白濁が二人の腹をねっとりと濡らして、リビングの明かりにイヤらしく光った。 「たいさ……たいさ…ァ」 甘ったるく己を呼ぶハボックを、ロイは望みのままに突き上げてやる。何度もガツガツと突き上げると、その奥深い場所にドクドクと熱を注ぎ入れた。 「やあああんっ」 内壁を濡らす熱にハボックがひときわ甘い啼き声を上げる。ロイは注ぎ入れた熱を掻き回すように、ぐちゅぐちゅとグラインドさせて突き上げた。 「ああ……たいさ……好き…っ、好きッ!」 ハボックがそう言いながらしがみついてくる。そうされて僅かに目を見開いたロイは、次の瞬間幸せそうに笑った。 「ハボック……私は………私も……」 続く言葉を口づけに乗せてきつく抱き締めてくるロイに、ハボックも嬉しそうに笑ったのだった。 2009/09/26 |
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| さきさまからの30万打リク「エロ満載のロイハボ」でした。普通に甘々で、とも思ったのですが、それだと一回限りで「エロ満載」にならなさそうだったのでこんな話にしたものの……20禁じゃ足りないんじゃ?とちょっと心配になってしまいましたが(苦笑)でも、一見鬼畜ですが実はラブラブだったりします。ハボは勿論ベタ惚れですし、大佐の方も自覚ないだけで惚れてますしね。多分この男は今まで誰かを好きになった事がないのだと思います。だから好きな気持ちの表現方法が判らない。ロイが自分の気持ちに気づく前にハボの方が「大佐ってオレの事好きかも」って思っているかと(苦笑)そんなわけで、鬼畜っぽいラブラブな二人、書き手としては若干暴走した気がしなくもありませんが楽しく書かせて頂きました。楽しいリクをありがとうございました。お楽しみ頂けていたら嬉しいです。 |