第五章


 ハボックは階段を下りるとセラーへと足を踏み入れた。薄暗いセラーの中はひんやりとして火照った体がホッと息をつくようだ。ヒューズに告げられた銘柄を探して棚を見ていたハボックはいきなり背後から伸びてきた手に喉元を掴まれて目を見開く。逃げる間もなく後ろ手に押さえつけられ低く呻いた。
「知ってたか?ロイのヤツ、今度お前がこの家に来たら告白するつもりらしいぜ」
ちゅうさ」
 背後から圧し掛かるようにして耳元に囁く声にハボックは身を震わせる。逃げようにも力ずくで蹂躙された記憶がハボックの手足を縛り身動くことができなかった。
「離してください
 震える声でそう懇願してもヒューズは昏く笑うばかりだ。ハボックの中で恐怖が最大限に膨れ上がった時、ヒューズの手がハボックのベルトにかかった。
「っ!ちゅうさっ!ヤダッ!!」
 反射的に悲鳴を上げて身を捩るハボックの腕を更に捻りあげてヒューズは低く囁いた。
「あんまり大声上げるとロイに聞こえるかも知れないぜ」
 その言葉にビクッと震えてハボックの抵抗がやむ。ヒューズはハボックのズボンを引き摺り下ろすとその耳元に囁いた。
「いいものやるよ、少尉。しっかり腹ん中入れときな」
 その言葉が終わると同時にハボックの蕾に何かが押し当てられる。
「ヒ
 強張るハボックの体にヒューズは手にしたコルクを強引に押し込んだ。
「ヒや、めてっ」
「うるせぇよ」
 低く怒気を孕んだ声にハボックは浅い呼吸を繰り返しながら震えることしか出来ず。ヒューズはハボックの体を押さえ込んだまま次々とコルクを押し込んでいったのだった。


08/06/24

−Next−