第一章 |
「ヒッ!」 まだろくに解しもしていない場所へ乱暴に突き立てられてハボックは悲鳴を上げる。狭い会議室のソファーに押さえつけられながらハボックは自分に圧し掛かる男を見上げた。 「ど…して?こんな…アアッ!」 長い脚を胸につくほど折り曲げられた苦しい体勢で男を受け入れながらハボックは聞く。ヒューズはその常磐色の瞳に昏い焔を燃え上がらせながら答えた。 「どうして、だって?そりゃロイがお前を好きだなんて言ったからだよ」 そう答えたヒューズの言葉の意味が判らずハボックは問いかける視線を向ける。ロイが自分を好きだと言ったとして、どうしてヒューズがこんなことをするのだろう。 「訳判んねぇってツラだな、少尉」 「ヒッ…イ、アッ…んああっっ」 呟きながらヒューズはハボックを乱暴に突き上げる。ハボックの指が肩に食い込むのを感じながらヒューズは言った。 「お前、ロイを好きだろう?上官としてではなく、こういうことをする対象として…」 そう言いながらガツンと突き上げればハボックが悲鳴をあげて仰け反る。その空色の瞳を濡らす涙を綺麗だと思ってしまった自分に歯軋りしながらヒューズは言った。 「俺はな、ずっとロイを護ってきたんだ。士官学校でもイシュヴァールでも…。アイツは特別なんだ。誰のものにもなっちゃいけない。だからずっとずっと側で護って来たのに、ロイのヤツ、突然お前を好きだなんて言い出しやがって…っ!!」 「ヒアッッ…アアッ…やめ…っっ」 「お前がロイを好きなのは判ってた。このままじゃロイはお前のものになっちまう。そんなの絶対に赦さないっ!!」 そう呻くように言うとヒューズはハボックの脚を大きく開きなお一層自身を突き入れる。 信じられないほど奥を犯されて、ハボックは苦痛とも快感とも判らぬものにビクビクと体を震わせた。 「こうしてお前を汚しちまえばお前にはロイを受け入れることは出来ないだろう?だからだよ、少尉…」 昏い狂気の焔を宿した常磐色の瞳をハボックは力なく見上げる。大切に胸の奥に秘めていた想いを踏みにじられてハボックはただ、ヒューズのなすがままに身を震わせるしかなかった。 2007/12/5 |
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