| my sweet assassin 第十七章 |
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| 啄ばむようにチュッチュッとキスを交わしながらハボックはロイの上着に手をかける。ボタンを外して前を開けると肩からするりと滑り落とした。 「アンタもオレのこと、脱がせて」 顔を近づけてハボックはロイの耳元にそう囁く。ロイはくすぐったそうに片目を眇めたが、ハボックのシャツに手を伸ばすとボタンを外し始めた。互いに互いのシャツを脱がせベルトを抜きズボンを緩める。寝室へと移動しながら服を1枚1枚脱ぎ捨てるのはまるでゲームのようで、いつしか二人の唇からクスクスと笑いが零れた。辿り着いたベッドの上に二人諸共に倒れ込む。ハボックがそのままロイを下にして抱き込むと、黒い瞳が不服そうに見上げてきた。 「ちょっと待て。どうして私が下なんだ?」 「どうして、って。そりゃ当然でしょ、体格差から考えりゃ」 「年は私の方が上だし、階級だって私の方が上なんだから私が上になるべきだろう?」 唇を尖らせて言うロイをハボックは何も言わずにじっと見下ろす。それからニッと笑うと言った。 「強いもんが弱いもんを食うんスよ」 「な…ッ」 言い返す間もなくハボックの唇がロイのそれを塞ぐ。必死に押し返そうとするが、ふた回りは大きい相手にどっかりと圧し掛かられてしまえば最早押し返すなど不可能だった。 「んんっ!んんーーッ!!」 きつく絡んでくる舌に体の中心がジンとなる。好き勝手に口内を嬲っていた舌が漸く離れるとロイは悔しそうにハボックを睨んだ。 「……今回はこれで我慢してやる。でも次は私がスルからなっ」 「いっスよ。でも次も多分おんなじと思いますけどね」 ハボックはそう言いながらロイの脇腹をゾロリと撫で上げる。びくびくと体を震わせながらロイが言った。 「な…でっ、おなじだと、思うんだっ」 「悦くてまたシテ欲しいって思うから」 ハボックはそう言って笑うとロイの首筋に唇を強く押し付ける。チクリとした痛みと共に体に広がる快感を何とかやり過ごすとロイは言った。 「自信満々だな。いいだろう、お手並み拝見させてもらう」 「拝見なんて、そんな余裕、すぐなくなるっスよ、大佐」 ハボックはそう言うとロイの首筋から肩へと舌を這わせていく。鎖骨の窪みをチロチロと舐めればロイの体がびくりと震えた。そのままゆっくりと滑らせた舌先が白い胸の中で一際紅く色づく胸の飾りへと絡みつく。ハボックは舌をねっとりと這わせながらもう一方を指先でこね回した。 「んっ……はあ…んっ…んあっ」 ねぶられ、こね回されるたびゾクゾクと背筋を快感が駆け上がる。ロイはハボックの肩に縋りつくように腕を回すと胸を仰け反らせて喘いだ。 「ふあ…ッ」 ギリといきなり歯を立てれられてロイはビクッと大きく震える。その拍子にハボックの肩に回した手が逞しい体に傷をつけた。 「アッ、くぅ……ッ、ば、かっ…噛むな…ッアアッ」 ハボックが噛み付いた頂を今度は強く吸い上げる。キュウという痛みとも快感ともつかぬものにロイは切なく喘いだ。 「ふふ……ここ、弄られるの好きみたいっスね」 くすりと笑いながらハボックは唾液にまみれた頂をこね回す。ロイは悔しそうに鼻を鳴らすとハボックの金髪に指を絡めて引っ張った。 「イテテ……乱暴なんだから…」 ハボックがため息混じりにそう言って頭を撫でながらロイを見下ろすと黒い瞳が睨んでくる。 「自分は噛み付いてきたくせに」 「でも好きでしょ?」 ニッと笑ってハボックが言えばロイが益々眉間に皺を寄せてハボックに腕を伸ばした。引き寄せられるままにロイに覆い被さったハボックの肩口にロイは思い切り歯を立てる。痛みに目を細めながらハボックはクスクスと笑った。 「アンタのそういうとこ、好き」 「噛まれるのが好きなのか?」 「アンタにならね」 フンと笑ってロイが言えばハボックがうっそりと笑う。そのまま引き寄せられるように唇を重ねると二人は舌をきつく絡めあった。 「ん…ぅふ……」 互いの口内を嘗め回し、唾液を混ぜあう。飲みきれない唾液がロイの唇の端から零れてシーツに染みを作った。 「アンタの唇ってエロい」 ハボックは唇を離すと紅く色づいたロイのそれを指でなぞって言う。ロイは舌を差し出すと唇を辿る指先を舐めた。 「苦い…」 ピチャピチャと舌を絡めながらそう言うロイをハボックはじっと見下ろす。ロイの唾液でしとどに濡れた指で、ハボックはロイの体を辿ると双丘の狭間で息づく蕾へと這わせた。 「…ッッ」 濡れた指が入口をこする感触にロイが大きく震える。浅い呼吸を繰り返して僅かに震えるロイの耳元に口付けてハボックは言った。 「怖いっスか?」 「…別にッ」 そう答えてハボックを見上げる黒い瞳が不安に揺れるのを見てハボックは優しく笑う。チュッとわざと音を立てて頬に口付けると言った。 「なるべく優しくするから…力抜いてて」 「なるべくじゃなく、思いっきり優しくしろ…っ」 気持ちを楽にさせようと言った言葉にそう返されて、ハボックはプッと吹き出す。紅い顔で睨んでくるロイの頬を優しく撫でると答えた。 「了解、思いっきり優しくします、サー」 「当然だ」 ハボックはロイの唇に軽く口付けると体をずらし、ロイの脚を押し上げる。目の前に現れた小さな蕾に喉を鳴らすと唇を寄せた。 「……ぁッ!」 ビクンと震える体を押さえつけてねっとりと舌を這わせる。舌先を潜り込ませ唾液を送り込むと指を一本沈めた。 「ん…くぅ…ッ」 途端に力が入る体を宥めるように撫でながらハボックは指を蠢かす。クチクチとかき回しながら舌を這わせれば粘着質な水音が部屋に響き、ロイは羞恥に顔を赤らめた。ハボックは唾液を送り込みながら沈める指の数を増やしていく。圧迫感と引きつるような痛みに息を詰めていたロイは、ハボックの指が掠めた箇所から電流のように走り抜けた快感に体を跳ね上げた。 「ヒッ…アアッ!」 「ここがイイんスか?」 ロイの反応にハボックはここと思う場所を何度も擦り上げる。そのたびロイの体が大きく跳ねて、その唇からは嬌声が上がった。 「ヒャアアッ!!アッ…アッ……や、め…ッ!!」 ひとしきりロイの反応を楽しんだ後、ハボックは漸く指を引き抜く。ロイが息を弾ませつつもホッと体の力を抜いた瞬間、指よりもずっと硬くて熱いものがロイの体を貫いた。 「ヒィ…ッ!……アア―――――ッッ!!」 ズブズブと突き入れられて、無意識にロイの体が逃げをうつ。ハボックは細い体を乱暴に引き戻しながら滾る己を突き入れた。 「ヒィアアアッ!!…ヤアアッ!!」 狭い器官を熱い楔が押し入ってくる。体の奥底まで分け入ってきたそれが今度はズルズルと抜き出され、内臓ごと引きずり出されるような感覚にロイは喘いだ。 「ぅふぅっ……ヒィッアッ!」 ぶるりと震えたロイは自分の腹や胸を熱いものが濡らすのを感じる。それが己の吐き出した熱だと気付いた瞬間ガツンと突き上げられて、ロイは身悶えた。 「あひ……待っ……待てッ、ハボ……アアッ!!」 達した余韻に震える体を乱暴に突き上げられて瞼の内側が白くスパークする。少し遅れてそれを快感として受け止めた時、ロイは再び熱を迸らせていた。 「アッ、アア―――ッッ!!」 背を仰け反らせ、白い喉を無防備に晒すロイの喉元にハボックは噛み付くように口付ける。薄い皮膚に歯を立てれば口の中に血の香りが広がった。 「甘い……」 紅く滲むそれに舌を這わせてハボックはうっとりと囁く。それに答える様にロイがハボックの髪に手を差し入れて引き寄せた。ハボックはロイの唇を貪るように味わいながらガツガツと突き上げる。絡みついてくる熱い内壁に誘い込まれるまま、ハボックはロイの最奥を犯すと熱いしぶきを叩きつけた。 厭きることなく何度も求めあい、空が白む頃になって漸く互いを抱き締めたまま穏やかな眠りにつく。そうして短い眠りから覚めるとハボックは腕の中の黒髪を優しく撫でた。そうすれば薄っすらと開かれる黒い瞳にハボックはそっと口付ける。それから悪戯っぽく笑うと言った。 「すっげぇ可愛かったっスよ、たいさ」 「……お前は随分がっついてたな」 そう言って起き上がろうとしたロイは、重くてまるで力の入らない体に一つため息をつくと諦めてベッドに身を沈める。ハボックはロイの黒髪を厭きずに撫でながら囁いた。 「悦くてまたシテ欲しいって思ったでしょ?」 冗談の向こうに半分本気が見え隠れした物言いにロイは薄っすらと笑う。 「もう一回試してみないと判らないな」 「一回と言わず何度でも試させて上げますよ」 二人はそう言って笑いあうとゆっくりと唇を重ねていった。 2008/10/14 |
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終わりました!ここでいつもならリク内容書くんですけど……。あまりに申し訳なくて。だって全然違うんだもんorz でも書かなきゃだよねー(苦笑)ええと。「実は反マスタングなお偉いさんの暗殺者だったハボ(笑)もちろん最後はロイでなく黒幕(一味)の眉間を♪“寝返る奴の事など信じられる か”というロイに、“寝返ってなんかいない”というハボとのやり取りがあるといいな〜、と。ハボはロイを前から知ってて、自分が仕事(ロイ暗殺)を引き受ければ黒幕側の動きも調べやすいし、って算段 だった、みたいな。身体の関係は微妙なまま、ネタバレまで無いのが理想かもです。007的な駆け引き たっぷりのオトナな(でも内心お互いにメロメロ・笑)なベッドシーンが見てみたいです」(←あまりに申し訳ないので文字サイズ小さくしてみた)………いやもう、どこが007なんだか、全然オトナじゃねぇし。今回ほど書けば書くだけ違うと思ったことはなかったです(がくー)正直「ダメだ、書けん、“未完”にしちゃダメだろうか」と何度思ったことか…。でもそのたび皆さまの暖かいお言葉で励まされて何とかエンドマークまでこぎつけました。本当にありがとうございます。もしまだリク主様がご覧になっておられましたらお待たせしたお詫びを申し上げますと共に、思いっきり違う内容にはなってしまいましたが少しでもお楽しみたらと切に願っております。 |