| 蜂蜜 |
| 階段を下りるロイは甘い香りに気づいてキッチンへと入っていく。そこではハボックがフライパン片手になにやら丸いものを焼いていた。ハボックはキッチンに入ってきたロイに気づくとにっこりと笑って言った。 「おはようございます、大佐」 「ああ、何を作っているんだ?」 朝の挨拶もそこそこにロイはハボックの手元を覗き込む。そんなロイの様子にハボックがくすりと笑った。 「パンケーキっス。田舎からハチミツ送ってきたんで」 「ハチミツ?」 「ええ、あっちで採れるんですけど、美味いんですよ」 ハボックは焼きあがったそれを皿に載せるとダイニングへと運ぶ。ロイが後から付いてくるのをちらりと見ながら皿を置くとテーブルの上の瓶を取った。 「ほら、これ」 そう言ってハボックが掲げた瓶には金色に透ける液体が入っていた。 「あんまり甘すぎなくてね、ガキの頃はよくこれだけ舐めてましたよ」 ハボックは蓋を開けるとスプーンでそれを掬って口元へ持って行く。ちょっと口に含んで味わうとにっこりと笑った。 「やっぱり美味い」 そしてロイにスプーンを差し出す。 「大佐も舐めてみます?」 瓶を片手に笑うハボックは朝の光を浴びて瓶の中身と同じように金色にけむっていた。ロイは差し出された腕を掴むとハボックを引き寄せる。 「こっちを舐めたい」 そう言うとハボックが抵抗する前にその唇を塞いだ。 「んんっ」 舌を差し込んで口中を嘗め回すと、ハボックがさっき食べたハチミツの味がする。甘いそれをたっぷりと味わうとロイは唇を離した。 「何するんスかっ」 ハボックは真っ赤になって怒るとロイの腕を振りほどく。スプーンを持っていた自分の腕を見ると顔を顰めた。 「もう、ハチミツ、垂れちゃったじゃないですか」 そう言って自分の腕を舐めるハボックにロイはどくりと熱が上がるのを感じた。思わずその腕を強く引いて抱き寄せる。 「たいさ…?」 びっくりして自分を見るハボックの腕を掴むとそこに付いたハチミツをねっとりと舐め上げた。 「ちょ…っ、た、いさっ」 慌てて腕を取り戻そうとするハボックをロイはテーブルに押し倒した。 「たいさっ」 身を捩るハボックからハチミツの瓶を取り上げてロイはにっこりと笑った。 「パンケーキよりこっちの方が美味そうだ」 「何言って…」 目を丸くするハボックのシャツを捲り上げるとその胸の上にとろりとハチミツを垂らす。 「ひっ」 その冷たい感触に身を竦ませるハボックを尻目にロイは垂らしたハチミツに舌を這わせた。 「やだっ、アンタ、なに考えて…っ」 ロイを引き剥がそうとするハボックを煩げに押さえつけてロイは言う。 「煩いヤツだな。美味いハチミツなんだろう?ゆっくり味わわせろ」 「パンケーキ、焼いたでしょっ!」 「こっちのがいい」 そう言ってロイはハチミツをハボックの乳首めがけてとろとろと零した。乳首に垂れたそれがゆっくりとハボックの胸を伝っていくのをロイは満足そうに眺める。 「やだってばっ!」 とろりと伝う感触にぞくりと体を震わせて、ハボックが身を捩る。ロイはそれに構わずハボックの乳首をぺろぺろと舐めて行く。びくびくと震える体にうっすらと笑った。 「ほ、んとにっ、やめて、くださ、いって…」 泣きそうになりながら訴えるハボックのズボンに手をかけるとロイは下着ごと引き摺り下ろした。そこは胸への刺激で既に蜜を零し始めていた。 「こっちからも蜜が出てるぞ」 楽しそうにいうロイをハボックが睨みつける。 「ばかっ、サイテ…っ」 剥き出しにされた部分にとろりとハチミツを零されてハボックの体が跳ね上がった。 「ひゃっ、や…っ」 立ち上がるモノから垂れたハチミツがとろりと奥へと伝って蕾へと流れて行く。その様子にロイは嬉しそうに笑うと更にハチミツを垂らしていく。 「やだ、も、う…っ、き、もち、わる…っ」 ハボックは伝う感触に身を強張らせて喘いだ。ロイは唇を寄せると甘いそれに舌を這わせる。 「はっ、あ、あんっ、ん…っ」 ぴくぴくと体を震わせるハボックの蕾にロイはハチミツと共に指を差し入れた。 「やっ、やだっ、そん、なのっ、いれな、いで…っ」 べたつくものを塗り込められてハボックの体が怯えてすくみ上がる。ロイはくちゅくちゅとかき回しながら囁いた。 「大丈夫、後で私ので掻き出してやるから…」 「サイテ…っ」 ついに耐え切れずにぽろぽろと泣き出すハボックの脚を大きく開かせてロイはぐちゃぐちゃと後ろをかき回しながらハチミツの付いたハボック自身を舐め続ける。ヒクヒクと震える脚を撫で回して、そのしっとりと汗ばむ肌の感触を楽しんだ。ハボックは腕で顔を覆うようにして体を震わせている。そんなハボックを愛しげに見つめると、ロイは自身を取り出し、その蕾へゆっくりと体を沈めていった。 「あああああっっ」 割り開かれる感触にハボックが胸を仰け反らせて喘ぐ。もう、数え切れないほど体を繋げているのにいつまでたっても慣れないハボックはロイにとって何度抱いても飽きない相手だった。 「ああっ、た、いさっ」 必死に縋り付いてくるハボックに深く口づけてロイは激しく腰を打ち付ける。ハボックは涙を零しながらぎゅうとロイを含んだ部分を締め上げた。ロイはそんなハボックの様子にニヤリと笑う。 「だいぶ覚えたようだな」 「ちが…っ」 真っ赤になって逃れようと身を捩るハボックを激しく揺さぶるとロイはハボックの中へ熱を放った。 「あああああっっ」 間をおかずにハボックの中心からも熱が迸り二人のシャツを汚す。ロイはハボックの脚を更に高く抱え上げるとロイを含んだソコに視線を這わせた。再び頭をもたげだした物でぐるりとかき回せばハボックの内股がぴくぴくと震える。ぐちゅぐちゅと動かすたび繋がった隙間からロイの放ったものが白く泡立ちながら溢れてくるのは、朝の光の中で場違いなほど淫猥だった。 「いや、だっ、みるな…っ」 ロイの舐めるような視線を感じてハボックが泣きそうな声で言う。ロイは視線を上げてハボックの顔を見るとうっすらと笑った。 「なぜ?すごくいい眺めなんだが」 「こ、のっ、ヘンタイ…っ」 ロイのものに貫かれて喘がされながらも可愛くないことを言うハボックにロイは楽しそうに笑った。そうしてわざと繋がる部分に指を這わせる。 「さわ、るな…っ」 ハボックの言葉にニヤニヤと笑いながらロイは必死にロイをくわえ込むそこに指を差し入れていった。 「ひ…や、やめ…っ」 むりやり押し広げられてハボックはぼろぼろと涙を零す。柔らかい襞を擦ればハボックの中心からびゅるりと熱が迸った。 「なんだ、悦いんじゃないか」 意地悪く言うロイにハボックは腕で顔を隠した。 「ばか…っ」 ロイはその腕を無理矢理解かせると机に押さえつけて乱暴に突き上げていく。 「ひあっ…ああっ…あ、ああっ」 ロイは身悶えるハボックをうっとりと見下ろしながらその最奥へ熱を放った。 「べとべとして気持ちわりぃ…」 ハボックは押さえつけられて痛む腕を擦りながらぼやいた。恨めしげにロイを見上げればそ知らぬ顔でスプーンで蜂蜜を舐めている。ハボックはため息を付くと剥ぎ取られたズボンを拾い上げ覚束ない足取りで浴室へ向かった。蜂蜜で汚れたシャツを洗濯機に放り込んで浴室へ入る。シャワーを出して蜂蜜を洗い流すと膝立ちになって先ほどまでロイを含んでいたところに指を差し入れた。 「ん…っ」 眉を顰めてロイが中に注ぎ込んだものを掻き出していく。ふと冷たい空気の流れを感じて振り向くとロイが扉に寄りかかってニヤニヤしながらハボックを見ていた。かあっと顔を紅くしてハボックは沈めていた指を引き抜いた。 「何、見てるんスかっ」 「どうした、続けてかまわんぞ」 「あっち行ってくださいっ」 真っ赤になって手を振るハボックにロイはにんまりと笑うと服を脱ぎ捨てて浴室に入っていった。 「ちょっと…っ」 浴室の壁にへばりつくハボックを引き寄せるとロイはその耳元に囁いた。 「責任とって綺麗にしてやる」 「結構ですっ」 ロイの腕の中から逃れようと身を捩るハボックの抵抗を封じ込めるとロイはハボックの蕾へ指を沈めた。 「あ…っ」 身を硬くするハボックに構わずぐちゅぐちゅとかき回す。ハボックの脚を伝って白濁した液体が零れていくのをロイは楽しげに見つめた。もう出てくるものがなくなってもロイはハボックの蕾を弄り続ける。ハボックの脚ががくがくと震えハボックは唇を震わせてロイに縋りついた。 「どうした?」 「も、やめ…っ」 ハボックの中心はすっかり立ち上がってとろとろと蜜を零している。ロイはうっすらと笑うとハボックに口付けた。舌を絡めて口中を弄るとハボックの膝ががくりと砕けた。 「あっああっ」 その拍子に後ろに含んだロイの指がずぶりと奥まで入り込んでハボックは身悶えた。 「あ、あ、あ」 ハボックはロイの腕にすがり付いて腰を揺らめかす。恨めしげにロイを睨みつけてくるハボックの顎を掴むとロイはその空色の瞳を覗きこんだ。 「どうされたい?」 ハボックは悔しげに唇を噛み締めるとロイの首に腕を回した。 「責任とってくださいよ…っ」 そんなハボックにロイはくくくと笑って口付ける。積極的に舌を絡めてくるハボックの蕾から指を引き抜くとハボックの片脚を持ち上げて自身を宛がうとぐっと一気に突き入れた。 「あああ―――っっ」 その衝撃でハボックの中心が白くはじける。ハボックは体を震わせてロイに縋りついた。 「なんだ、早いな、ハボック」 楽しげにそう言われてハボックの顔に熱が上る。ハボックは悔し紛れにロイの項に噛み付いた。 「…っ」 ぴくりと震えるロイに気をよくしてハボックはロイの項をきつく吸い上げる。そうして綺麗に浮き上がった紅い印に嬉しそうに舌を這わせた。そんなハボックをロイは少し悔しげに見やるとハボックのもう片方の脚も持ち上げて深く穿った。 「ひああああっっ」 繋がる一点だけで自重を支える体勢に思いもしないところまで深く貫かれ、ハボックは悲鳴を上げた。快感と痛みに目の前が霞む。そうして自分を犯す目の前の男になす術もなく縋りついた。 「ああっ…あっ…た、いさ…っ」 がくがくと揺さぶられてハボックは必死にロイにしがみ付く。ぼろぼろと涙を零しながら縋ってくるハボックにロイは満足気に笑うと更に激しくハボックを突き上げた。 「やっ…も…こわれる…っ」 繋がった部分から砕けてしまいそうな感覚にハボックはロイの体をかき抱いた。ロイの体に擦られていたハボック自身が熱を吐き出し、達する快感にハボックは意識を飛ばしかける。だがその瞬間強く突き上げられて引き戻された。 「あっ、ああっ、も…やっだ…ぁっ…」 辛くて苦しくて、だがそれがもたらす快感に全身を支配されてハボックはもう何も考えられなくなっていく。ハボックはただロイに揺さぶられるままにあられもなく声を上げ続けた。 枕に顔を埋めてハボックはぐったりとベッドに沈み込んでいた。朝っぱらからいい様にされた体はだるくてもう、指一本動かす気になれない。せっかくの休日なのになんてことだろうとハボックは自分をこんな目に合わせた男を恨めしく思う。その時、寝室の扉が開いてロイが顔を覗かせた。 「大丈夫か?」 しれっとして聞いてくる涼しげな顔を睨みつけてハボックは囁いた。 「…そう見えますか?」 散々啼かされた所為で喉が痛くて掠れた声しかでない。ロイは苦笑すると一度顔を引っ込め、暫くして水を入れたグラスを持ってきた。自ら口に含むと口移しでハボックに飲ませる。 「お前が可愛いからいけない」 そう言いながら髪をなでてくるロイをハボックは悔しそうに目元を染めて睨み上げた。くすりと笑ってロイはハボックの頬を撫でる。 「なあ、腹が減ったんだが…」 「パンケーキでも食べればいいでしょう」 「…冷めてる」 「知りませんよっ」 あくまで自分中心の男を睨みつけてハボックはため息を付く。それでもきっと起き上がれるようになれば何か作ってやってしまうのだ。大概自分もこの男に甘いと呆れながら、ハボックは優しく撫でてくる手にホッと息を付いて目を閉じた。 2006/7/29 |
| どこかのハボロイサイトさんで「ロイに生クリーム」っていうのを読みまして、じゃあ「ハボなら蜂蜜」と安易な考えからこんな話が…。これを読んだ友人から「ハボックの思い出の蜂蜜を、なんて事に使ってんの」と言われちゃいましたよ。もう、幼い頃の思い出は全てロイに蹂躙され尽くされているような、かわいそうなハボ…。そういえば、アンケートにお答えいただいた方から『オヤジで変態ちっくなロイがたまりません』とのコメントを頂きましたが(笑)これぞまさしくその通りなロイですよね〜(爆) |