後編


「あー、さっぱりした」
 そう言いながら浴室から出て来たハボックはドアの横で腕組みをして立っているロイに気がついて目を見開いた。
「わっ、何してるんスか、こんなとこで」
「しっかり洗ってきたか?」
「はあ…。あ、さっきはありがとうございました」
 思い出したように礼を言うハボックの腕をロイはむんずと掴むと歩き出した。
「?あの、たいさ?」
「感謝してるなら態度で示せ」
「は?」
 訳がわからないままハボックは引き摺られるように寝室へ連れてこられるとベッドに押し倒されてしまう。
「た、たいさっ?」
 すっかりヤル気になっているロイにハボックはビックリして慌ててロイを押し返した。
「なんなんスかっ、一体っ?」
「煽ったのはお前だろう」
「いつっ?どこでっ?」
 首筋に降りてくる唇にびくりと体を震わせながらハボックは聞き返す。まだしっとりと湿り気の残る肌に指を這わされてハボックは身を捩った。
「たいさっ」
「ごちゃごちゃうるさい」
 ロイはムッとして目を眇めるとハボックのズボンを引き摺り下ろした。
「うるさいヤツにはこうしてやる」
「えっ、ちょ、なにをっ」
 ロイはそう言うと、もがくハボックを押さえつけてむき出しにした下肢の根元に持っていたゴムをぐりぐりと巻きつけた。
「やっ…と、とって下さいっ」
「うるさいって言ってるだろう」
 さも煩そうにそう言うと、ロイは噛み付くようにハボックに口付ける。きつく舌を絡ませ、口中をしつこいほどに弄ればハボックの体から次第に力が抜けていった。
「ハボ…」
 シャツを捲くり上げ、色づき始めた胸の飾りに舌を這わせる。唾液を塗してしつこいほどに舐め上げれば、ハボックが甘い吐息を零した。
「ん…ぅふ…」
 硬くしこった先を指先でぐりぐりと押しつぶし爪の先で引っ掻くと、ハボックの体が面白いように跳ねた。
「いっ…ひあっ…ひっ」
 弄られる度電流が流れるようにハボックの背を快感が駆け抜け、中心へと溜まっていく。ゴムで縛められた中心は蓄えた熱にそそり立ち、たらたらと僅かに蜜を垂らしていた。色づいた胸の飾りをぎゅうと抓りながら上へと引っ張ると、痛みに悲鳴を上げたハボックは必死に胸を反らせ、乳首が引っ張られないようにする。その仕草がおかしくて、何度も同じことを繰り返すロイに、ハボックは泣きながら訴えた。
「や、めて…も、やめ…っ」
「イヤなのか?」
 聞かれて必死に頷く様に、流石に可哀相になったロイはハボックの胸から手を離した。ホッとしたように息をつく唇を己のソレで塞ぎ、思う存分口中を嘗め回した。そうして指を滑らせるとハボックの双丘の間へと手を伸ばす。ひくつく襞を撫で擦れば、ハボックはびくびくと体を震わせ、縛められた中心からとろりと蜜が零れた。
「う…はあ…たい、さぁ…」
「なんだ…?」
「も、くるし…」
「何言ってる…まだ始めたばかりだろう?」
「あ…だって…っ」
 縛められたハボック自身は筋を浮き立たせてびくびくと脈打ち、ぎちぎちと張り詰めていかにも苦しそうだ。ロイは長い前髪に隠れたハボックの瞳を見たくて乱暴に髪をかき上げた。すると、苦しさにうっすらと涙を浮かべた綺麗な瞳が現れる。普段は明るい天色に輝く瞳は、今は情欲に濡れてその色を深くしていた。ロイはうっとりとその瞳を見つめながら、ゆっくりとひくつく蕾に指を沈めていった。
「んっ…んんっ」
 ぎゅうと締め付けてくるソコに、ロイは苦笑すると囁いた。
「そんなに締め付けたら解せないだろう…」
「たいさっ…も、つらいっ」
 輝く髪をシーツの波に撒き散らして、ハボックが悶える。震える唇が熱い吐息を吐き出し、潤んだ瞳がロイを見つめた。ロイはそんなハボックの表情をつぶさに観察しながら沈める指の数を増やしていく。ぐちゅぐちゅと濡れた音が響くたびに、ハボックの体がびくびくと揺れた。ロイは指を引き抜くと熱く滾った自身を押し当てた。
「ひ…」
 ハボックの瞳が見開かれていやいやと言うように首を振る。ロイはハボックの脚を抱え上げると一気に押し入った。
「ひゃああああっっ」
 ハボックの唇から悲鳴が迸り、その瞳から涙が舞い散る。ロイが乱暴に抜きさしする度、ハボックの髪が淡い光を撒き散らした。
「あ、あ、あ…いやあっっ」
 最奥を抉られてハボックがびくびくと震える。遠慮会釈もなしに突き上げるとロイはハボックの中に熱を迸らせた。
「―――ッッ!!」
 ハボックは声もなく目を見開いて、がくがくと体を震わせた。体の奥を焼かれながら自身は熱を解放することを赦されず、ハボックは見開いた目から止めどなく涙を零した。ロイは穿った自身を抜こうともせず、またゆっくりとハボックを突き上げ始める。過ぎる快楽にハボックは掠れた声で訴えた。
「も、イきたい…っ、イかせて…ぇっ」
 金の髪を振り乱して啼き叫ぶハボックの背にロイは腕を回すと、繋がったまま体を起こす。ベッドの上に座り込んでハボックを下から穿つとハボックは喉を仰け反らせて喘いだ。
「イきたいのか…?」
 耳元でそう囁けばハボックががくがくと頷く。ロイはうっすらと笑うとハボックの中心を縛めるゴムに手を回した。そうして引きちぎるようにしてゴムを外せば。
「アッ…アア――――ッッ!!!」
 絶叫と共にハボックの中心から白濁が迸った。びゅるびゅると震えながら、長い時間かけてハボックは熱を撒き散らす。勢いよく吐き出されたそれはハボックの腹や胸ばかりでなく、快感に恍惚とした表情を浮かべる顔にも、点々と染みを作った。
「は…」
 気を失って倒れこんでくる体を、ロイはそっと受け止める。汗で顔に纏わり付く金色の髪をかき上げると、愛おしそうにその首筋に口付けるのだった。


2007/1/24


他のジャンルのご贔屓のキャラが紅い髪を振り乱して悶えるのを見て、ハボにも髪を振り乱して悶えて欲しいな〜と、ハボをあんあん言わせたいな〜という、管理人の妄想てんこ盛りで書いたssですー。でも、友人に「今私、エロ旋風吹き荒れてんのよ」と言ったらこれを読んだ友人は「いつもと変わんないじゃん」と言ってくれました。普段からエロ旋風吹き荒れてるってことかい(がくー)でもまだまだ書き足りないのでこれからもこんな感じで(←おい)