| act.2 shower room2 |
| 「何騒いでるんだ、ひとりで。私なら別に構わないぞ。一緒に使えばいいじゃないか」 「何言ってるんスかっ!と、とにかく早く中に入って下さいよっ!」 真っ赤になって、それでも自分の体でロイの姿が部下達から見えないようにガードしながらハボックは言った。 「変なヤツだなぁ」 ロイはそう言うとハボックの顔を見つめたままゆっくりと髪をかき上げる。その仕草で全てボタンを外したシャツの前が開いて、ロイの白い肌とその胸を彩る飾りが露わになる。いかにも着替えの途中です、と言わんばかりにだらしなく前の開いたズボンと相まって、過激なまでの色気にハボックは火が噴き出しそうなほど真っ赤になるとぱくぱくと口を動かした。 「マジ、早く入ってっっ!!」 すっかりひっくり返った声でそう叫びながら扉を閉めるハボックに逆らわず、ロイはシャワールームへと引っ込んだ。そうしてドアの外から聞こえてくるハボックと部下達が言い合う声にくすくすと笑う。 「さっさと好きだと言えばいいものを…」 ロイはそう呟きながら服を脱ぎ捨てるとシャワーブースへと歩いていった。ハボックが自分をそういう対象として見ていることなど、とうの昔から気づいていた。それというのもロイ自身もハボックをそういう目で見ていたからだ。だからハボックがいつ、自分の気持ちを告げてくるのか、今か今かと待っているのに、ハボックは熱い視線で見てくるだけで何も言ってはこない。 「故障だなんて嘘に決まってるだろ、気づけ、バカ…」 ロイは笑いを引っ込めると熱いシャワーを浴びながら呟く。そうして今度はどうやって突っついてやろうかと、鈍い想い人へと想いを馳せるのだった。 2007/1/5 |