ゆう2


「あ…んっ」
硬く立ち上がった乳首をロイに甘く噛まれてハボックは喉を仰け反らす。灯りも落としていない部屋の中で組み敷か
れて、ハボックは恥ずかしさのあまり唇を噛み締めた。血が滲むほど唇を噛むハボックに気づくと、ロイはハボックに
口付け強引にその歯列を割って舌を差し入れる。かすかに血の味のする口中を嘗め回しながら、ロイはハボック
の中心に手を這わせた。
「んっ…んんーっっ」
身じろぐ体を押さえつけると、ロイはハボックを可愛がってやる。
「そんなに唇を噛んだらダメだろう。」
「あ…だってっ」
汗に濡れた首筋にそっと唇を寄せると、ロイの鼻を柚子の香りがくすぐった。
「可愛いな、ハボック…。」
「あ、あかり…っ」
叫ぶように言ってロイを押しやるハボックにロイは尋ねる視線を向ける。
「あかり…けし、て…っ」
「そんなことしたら見えないだろう。」
「みえな…て…いい…ですっ」
「馬鹿言え。」
ロイはあっさりそう言うとハボックの脚を押し開いた。
「あ…やだっ」
とろとろと蜜を流す自身を灯りの下に曝されて、ハボックの頬に血が上る。ロイの舌が蜜を掬うようにハボックの棹を
舐め上げ、ロイはつぷりとひく蕾に指を差し入れた。くちゅくちゅとかき回し指で押し開くようにしてロイは囁く。
「ヒクヒクしてるぞ…」
「そ…なっ…みないで…くださ…っ」
そう言うハボックにうっすらと笑うとロイはくっと指を押し込んだ。
「う、アアッ」
びゅるんとハボックの中心から熱が迸って、ロイはくすくすと笑う。
「早いな。」
「ばかあっ」
涙ぐむハボックの目尻にキスを落としてロイは愛しそうに囁いた。
「本当に可愛いよ、ハボック」
「っっ」
そう言って口付けながら沈めたままの指を蠢かす。ハボックの腰が揺らめくのにロイは楽しそうにハボックの耳元に
囁いた。
「欲しいか?」
言われてハボックが悔しそうにロイを見上げた。
「ア、ンタだって…こんな、に…してる、くせに…っ」
そう言うとまだきっちりと服を着込んだままのロイの中心に触れる。そこは熱く滾って窮屈そうに布を押し上げていた。
「挿れたいんでしょ…?」
挑むようにそう言う濡れた瞳にロイはゾクゾクする。にやりと笑うとハボックから身を離し、肌を寄せ合っていたソファー
と向かい合わせにおいてある方に腰をかけた。肘を突いて少し身を起こしたまま見つめてくるハボックに手を差し
伸べるとにんまりと笑って言う。
「おいで。」
ハボックはロイを睨みつけるように見ていたが、やがてゆっくりと立ち上がるとロイの前に立った。
「こんなにして、いやらしいな…。」
高々とそそり立った自身に指を這わされてハボックはぴくりと体を震わせる。
「うるさいっスよ、アンタ。」
悔しそうにそう言ってロイの指を振り払うと、ロイの前にしゃがみ込み、ロイのズボンを寛げる。そうして舌を差し出すと
硬くそそり立つロイ自身を舐り始めた。
「ん…ぅん…うふ…」
僅かに眉を顰めて懸命にしゃぶるハボックの表情にロイはうっとりと見惚れる。暫くハボックの好きにさせていたロイ
だったが、ハボックの顔を上げさせると掠れた声で言った。
「もういい…」
そう言ってハボックを立たせるとそのいつもより色を濃くした瞳を見つめる。ハボックは暫くロイを見つめていたが、
ロイの上に跨るとロイの唇に己のそれを重ねた。深く口付けを交わしながら、ゆっくりとその蕾にロイを受け入れていく。
みしみしと割り入ってくるその感触にハボックはロイに縋りつく。すっかり収めてしまうと、ロイはハボックに聞いた。
「きついか?」
「へ、いきっス…」
ハボックは呟くように答えるとロイに強請った。
「ね、たいさ…は、やく…っ」
そんなハボックにロイは笑うといきなりグイと突き上げる。
「ああっ」
突然の事にハボックは悲鳴を上げて喉を仰け反らせた。目の前に曝された白い首筋にロイが歯を立てる。
「いっ…うあああっ」
びくびくと震えてハボックの中心から熱が迸る。そんなハボックをロイは情け容赦なく突き上げた。
「あっあっ…ま、まってっ」
熱を吐き出したばかりの敏感なそこを情け容赦なく擦り上げられてハボックは悲鳴を上げる。激しい突き上げに、
ハボックはロイに縋りついた。
「ああっ…あっあ…たいさぁ…っ」
「ハボ…っ」
身悶えるハボックに微かに柚子の香りが届き、ハボックはロイに揺さぶられるままに体を震わせながら、呟いた。
「ア、ンタ…ゆずの…かおり、が…」
「それは…お前だ、ろ…」
ぎゅうぎゅうと締め付けてくるそこに、持っていかれないよう懸命に耐えながら、ロイは答える。思い切り突き上げると
ハボックの唇から悲鳴が上がった。
「ひああっ…あうっ…た…さ…すき…っ」
熱い吐息に混じって届く言葉にロイは嬉しそうに頬を緩める。ねじ込むように突き入れれば、ハボックが何度目かの
熱を吐き出した。
「うああああっっ」
涙を振りまいて仰け反る体を引き戻してロイは深く突き入れる。柚子の香が薫る白い首筋に顔を埋めるようにして
ロイはハボックの最奥へ熱を放った。

結局その後も飽きるほど求め合って、ロイとハボックは温めなおした柚子湯に浸かっていた。もう、指1本動かすのも
億劫そうにロイの胸に頭を預けるハボックの髪を優しく梳きながら、ロイはハボックに聞く。
「大丈夫か?」
「アンタが聞きますか、ソレ…」
こんな事になっている原因の男にそう聞かれて、ハボックは呆れたようなため息を零した。結局また、いいように
乱されてしまった事に、ハボックは穴があったら入りたい気持ちでいっぱいだった。そんなハボックの気持ちを知ってか
知らずか、ロイはハボックの耳に囁く。
「可愛かったぞ、堪らなくな。」
「言うなっ」
ハボックはバシャンとロイの顔にお湯をかけると紅くなって目を逸らした。そうして照れ隠しのように不貞腐れた声で
呟く。
「パイ、食べ損なっちゃったじゃないっスか…」
「明日食べればいいさ。」
ロイはそう言うと、そろそろ出るかとハボックの体を抱え上げる。
「自分でっ…」
ロイの腕の中で身じろぐハボックにロイはにやにやと笑いかけた。
「立てないだろ?」
そう言われてハボックは真っ赤になると、柚子の香りがするロイの肩に噛み付いたのだった。


2006/12/22


すみません〜〜〜っ、どうにも物足りなくて書いてしまいました…。やっぱりこう、香りネタってエッチを書きたくなるというか、いやもう、何言っても
いい訳ですね…。ロイハボを書くとどうしてもエッチを書きたくなるという、このパターンを何とか脱却したいと思いつつ、いつも敢え無く挫折しております。
今度こそ、今度こそ〜〜っっ(←空しい叫び)