ferris wheel


「あっ、大佐、あれ、あれ!」
車を運転していたハボックが肩越しに振り向いてロイに叫ぶ。
「バカ、ちゃんと前を見て運転しろ、危ないだろうが!」
ロイに頭を小突かれて不承不承顔を前に戻したハボックが不満げに言った。
「だって、たいさ〜。」
「観覧車だな。」
「あ、見えてました?」
意外そうにハボックが言うのに
「あんなデカイ物どうやって見落とすんだ。」
とロイが答えた。
「ちょっと乗っていきません?」
「お前な、今、勤務時間中…」
「どうせ司令部に帰るだけなんだし。」
確かに用事は済んで司令部に帰るだけ。しかも早めに済んだので中尉に言い置いた予定の時間にはだいぶ間がある。
「ね?どうせ15分か20分くらいですし。」
子供のように言うハボックにロイは思わず苦笑した。
「仕方ないな、今日だけだぞ。」
「やった。」
ハボックが嬉しそうに言うのを、ロイは楽しげに聞いていた。

「一周16分だそうですよ。」
優に6人は乗れるだろうゴンドラの中に二人きりで乗り込んだ途端、ハボックは窓から身を乗り出さんばかりにしてそう
言った。ゆっくりと上がっていくゴンドラは微かに揺れるものの乗り心地は快適だ。
「観覧車なんて久しぶりだ。」
「乗ったことあるんスか。」
「昔な。」
それを聞いたハボックが微かに口元を歪めるのを見咎めて、ロイは目を細めた。
「何だ、言いたいことがあるならハッキリ言え。」
「別に…。」
そう言って目を逸らすハボックの顎を掴んで自分の方を向かせるとロイが視線で促す。
「…デートだろうなって思っただけっスよ。」
その視線に逆らえずにハボックが渋々と答えた。それを聞いた途端、ロイがにんまりと笑う。
「ヤキモチか?」
「別にそんなんじゃ…!」
そう言うとロイの手を振りほどこうとするハボックを座席に押さえ込んでロイは唇を塞いだ。
「ん、んん…っ」
強引に唇を割って舌を滑り込ませる。逃げるハボックのそれを絡めて強く吸い上げ、口中を弄ればハボックの体から力
が抜けていった。
「可愛いな、ハボック。」
耳元で囁けば真っ赤になって押し返してくるハボックの脚の間に膝を入れてロイは圧し掛かっていった。
「たいさっ」
「一周16分なんだろう。」
「ちょっと…!」
ズボンに手をかけてくるロイを押し留めようとするハボックの耳元に舌を這わせ、びくりと力が抜けた所でロイは素早く
ハボックのズボンを寛げると中へ手を滑り込ませた。
「やめ…っ」
中心を握りこまれてハボックが身を竦ませる。ロイが構わず少し乱暴に刺激を与えてやれば、そこは瞬く間に熱を持って
立ち上がっていった。
「やっ、たいさっ」
焦るハボックのソレを取り出せば、とろりと糸を引いて蜜が垂れる。ロイが唇をよせてちゅっと吸い上げるとハボックは
身を仰け反らせて喘いだ。
「や、めて、くださ…っ」
ハボックの抵抗を物ともせずロイはハボックのものを咥えると愛撫を加えていった。舌を絡めてじゅるりと吸い上げ喉の
奥で締め上げる。唇でじゅぶじゅぶとすりあげればハボックの脚がびくびくと震えた。
「あ、あっ、た…さっ」
一際強く吸い上げられてハボックはロイの口中へと熱を吐き出してしまう。ごくりと飲み干したロイが唇に付いたものを
舌で舐め取りながら体を起こし、うっすらと笑いながら顔を覗き込んでくるのをハボックは身動きも出来ずに見つめて
いた。体を反されて座席に手を付かされ、ズボンを引き摺り下ろされる。双丘を割り開くようにして手で押し広げられた
ソコにロイの舌が這い回った。
「ひ…っ」
逃げようとするハボックの体を押さえ込んで、ロイはハボックの蕾にたっぷりと唾液を流し込んだ。徐に自身を取り出すと
ひくひくと震えるソコにあてがう。
「やだっ、やめ…っ」
ハボックが逃れようと身を捩るのに構わず、ロイは一気に根元まで埋め込んだ。
「あああああ―――っっ」
熱い塊に押し開かれてハボックの背筋を快感が走り抜けていく。がんがんと容赦なく突き上げられてハボックはぼろ
ぼろと涙を流した。
「ひあっ、あっ、ああ…ひ、た、いさっ」
ずるりと入り口ぎりぎりまで引き抜かれたと思うと、一気に最奥まで突き入れられる。そのあまりの激しさにハボックは
体の中身が全て抉り取られるような錯覚に陥って、がくがくと体を震わせた。力が入らない下肢を押し広げられて
一層深くロイが中に押し入ってくる。繋がってじゅぶじゅぶと擦られるそこから湧き上がってくる快感に支配されて、
ハボックはあられもなく声を上げ続けた。
「あっ、はあっ、ああっ、あ…っ、イ、イ…っ」
与えられ続ける快感にハボックの張り詰めた中心が熱を放とうとした寸前、ロイの指がその根元をきつく押さえ込んで
しまった。
「あっ、やっ、な、んで…っ」
中心を戒めたままロイは激しく突き上げる。そうしてぶるりと体を震わせるとハボックの中へ熱い飛沫を叩き付けた。
「やああああっっ」
身の内を濡らす熱に身を震わせながらも、自身はきつく指で戒められて熱を吐き出すことが許されず、ハボックは
ぽろぽろと涙を零した。ロイはハボックのソコから手を離すと、そのままの状況でハボックのズボンを元に戻し、整えて
しまう。自分も身支度を整えて、ハボックの向かいの席に悠然と腰を下ろした。
「たいさ…っ」
熱を持ったソコをそのまま放置されて、ハボックが苦しげにロイに訴えた。そんなハボックを見つめてロイは平然と言い
放つ。
「もう、地上に着くだろう。」
そう言われて外に目をやればだいぶゴンドラの高度が下がってきていた。
「係員に後始末させる気か?」
ロイににやにやと笑いながら言われて、ハボックは真っ赤になって俯いた。
少しして軽い衝撃と共にゴンドラが地上に着く。まともに立ち上がれないハボックに手を貸してゴンドラから出ると、ロイは
ハボックと車の所まで戻ってきた。
「…オレ、今、運転できません…っ」
囁くように言うハボックを後部座席へ押し込むと自分も中へ入り扉を閉める。圧し掛かってくるロイを不安げに見上げて
ハボックは首を振った。
「も、やだ、たいさ…」
「運転できないんだろう?」
「アンタがあんなことするから…っ」
「お前が可愛いことを言うからだ。」
「な…っ」
ロイは構わずハボックのズボンを引き摺り下ろすと脚を大きく開かせ、立ち上がってぴくぴくと震えるハボックの中心を
口に含んだ。そして、後ろに手を回すと、ずぶりと指を沈めていく。
「いやっ、やめ…っ」
ぐちゅぐちゅと指をうごめかしながらハボックの中心を唇で刷り上げる。前と後ろを同時に攻められてハボックは身悶えた。
「あ、ああっっ、やだっ、も、やだぁ…っ」
ぼろぼろと涙を零しながらハボックはびくびくと体を震わせる。感じる一点を続けざまに乱暴に指で突き上げられて
ハボックは耐え切れずにロイの口中へと熱を吐き出してしまった。
「あああああっっ」
青臭い液体を残らず飲み干して、ロイはハボックの顔を覗き込む。腕をあげて顔を隠したハボックに囁いた。
「満足したか?」
びくりと体を震わせて、ハボックはだが、唇を噛み締めて答えなかった。おや、と思ったロイはハボックがもぞりと腰を
揺らめかせるのを見てにんまりと笑う。
「足りないようだな。」
そう言われてハボックが真っ赤になってロイの体を押し返す。
「も、あっち行ってください…っ」
ハボックは散々煽られた体がもっと徹底的な刺激を求めて揺らめくのを恥じて、狭い座席の上で体を縮めると言った。
そんなハボックを見つめて、ロイがくにやにやと笑う。
「続きは後だ。」
運転してもらえないと困る、としゃあしゃあと言うロイをハボックは目元を染めて睨み上げた。
「アンタ、サイテーっスね…。」
くすくすと笑いながら、それでも優しく髪を撫でてくるロイにハボックは小さく息を吐くと目を閉じた。
「ハボック…?」
「ちょっと休ませてください…」
そう呟くハボックに
「かまわないさ。時間は余ってるんだ。」
そう囁いて体を寄せてくるロイに、ハボックはそっと腕を回すとその胸元に顔を埋めた。


2006/7/24


旅先で何書いてるんですかね、私ってば(冷汗)でも、パソ切れで死にそうになったらもー、ロイハボエロが書きたくて書きたくて…。マジ、病気ですね、コレ(滝汗)ちなみに志摩スペイン村には観覧車はありませんでした。鋼世界に観覧車があるかどうか知りませんが、ハボはあんまり見たことなかったってことで。
…え?続き?読みたい人、いるんですか???