| after the mission 2♭ |
| 作戦を終えたハボックを医療班に押し付けて、ロイは夕焼けに照らし出されて聳え立つ建物を振り返った。濛々と黒い煙を上げるそれを目にしてため息を漏らす。中尉がコムに向かって叫ぶのを聞いたときは心臓が止まるかと思った。 全く、一体どういう思いで自分が送り出しているのか、ハボックは判っているのだろうか。勿論、自分たちで望んでしていることだし、それを後悔する気はさらさらないが、それでも心配していないわけなどない。無事な姿を見るまでは胸が苦しくて仕方が無く、ミッションが終われば司令室で待ってなどいられず、無事をこの目で一刻も早く確認したくて、現場まで飛び出てきてしまう。本当はその姿を目にした途端、抱きしめて口付けたい衝動に駆られるがそれを必死に押さえている自分の気持ちなど、きっと全然わかっていないに違いないと考えて、ロイは微かに眉を顰めた。建物から視線を戻して軽く頭を振ると、ロイは足早に歩き出した。ハボックの怪我の具合も気になる。アイツと来たら自分の体の事にはまるで無頓着だ。大したことないような顔をしていても実際はどうかわかったものではない。そんな事を考えながら歩くロイの腕を路地から伸びてきた手が突然掴んだ。気配など感じなかった。ギョッとしたロイが身構えるより早くロイの体を路地へと引きずり込みその口を大きな手が塞いだ。目を見開いて見上げるロイの目に映ったのはさっき医療班と一緒に帰ったはずのハボックだった。そのまま路地奥の荷物の隙間へと押し込まれ、荒々しく唇を塞がれる。乱暴に口中を弄る舌に、ロイは息を継ぐことも出来ずに必死にハボックに縋りついた。 「ハボ…っ、おま…っ」 やっと唇が離れたと思う間もなく項をきつく吸い上げられびくりと体を震わせる。それでも何とかハボックを押し留めて言葉を口にした。 「お前っ、怪我の治療はどうした…っ」 「あばらにヒビはいってるかもっていわれました」 「だったらとっとと帰って治療を…」 「アンタがこんなとこまで来るから…っ」 「え?」 「顔見ちまったら、そのまま帰れるわけないでしょう?」 見上げるハボックの瞳は深い青に染まって情欲に濡れていた。その瞳に射すくめられて身動きできないロイにハボックは再び口付けてくる。歯列を割って忍び込んでくる舌にきつく自分のそれを絡め取られて、ロイはぞくりと身を震わせた。ハボックの舌がロイの口中を思うままに蹂躙し、ロイの唇からは含みきれない唾液が銀色の糸を引いて零れていく。やっとハボックが唇を放したころにはロイに体からはすっかり力が抜け落ちて、ハボックに支えられて漸く立っているような状態だった。 「ふ…、ハボ…、待って…」 「待てません」 「ちょっ…、や…っ」 ハボックの手が性急にロイの上着のボタンを外し、シャツの中へと滑り込む。乱暴に乳首を捏ね上げられてロイの唇から悲鳴が上がった。 「つぅ…っ、やめ…っ」 シャツを捲り上げてハボックがぷくりと立ち上がった乳首を押しつぶすようにして舌を這わす。甘く噛み付かれてロイの体を快感が走り抜けた。乳首から離れた舌が徐々に下へと滑り降りていき、所々できつく吸い上げていく。そのたびにビクビクとロイの体が震え、その中心へと熱を運んでいった。 「ハボック…っ、も、やめ…っ」 これ以上触れられたらここがどこかも忘れて声を上げてしまいそうな、そんな恐怖に駆られてロイはなんとかハボックを引き離そうとする。だが力の入らない体は寧ろハボックを誘い込んでいるようだった。それでも、ハボックの手がズボンのベルトに掛かるに至って、流石にロイはハボックの腕から逃れようと必死に身を捩った。だが、そんな抵抗など簡単に封じ込めて、ハボックはロイのズボンを下着ごと引き摺り下ろしてしまう。ハボックの大きな手に自身を握りこまれてロイは小さく悲鳴を上げた。だが途端にハボックの唇に自分のそれを塞がれて、上げた悲鳴を飲み込まれる。深く口中を探られながら中心を扱きあげられてロイの体が震えた。自分でも信じられないくらい早く、熱をかきたてられて行く事にロイの心は竦みあがった。苦しげに細められた黒い瞳からぽろりと零れた涙をハボックの舌が掬い取る。ハボックはロイの前に跪くと、立ち上がったロイ自身を咥えこんだ。 「や、だっ、ハボ…っ」 ロイの指が砂塵にまみれて輝きを失ったハボックの髪を掴む。だがきつく、弱く吸い上げられて引き離す為というより、縋りつくような動きを見せた。急速に集まる熱にロイはどうしてよいか判らず、弱々しく首を振る。 「あ、ああっ、ダメ…っ、放し…っ」 脚ががくがくと震え、今にも座り込みそうになる。激しい射精感に突き上げられてハボックの髪を掴むロイの指に力が入った。 「や、いやっ…」 弱々しく首を振るロイの中心をハボックはきつく吸い上げると共に奥まった蕾へぐいと指を突き入れた。 「あああっっ」 びくびくと体を震わせてロイはハボックの口中へとその精を放った。その半ばを飲み込んだハボックは、まだ飲みきらぬままに立ち上がると、そのままロイに口付ける。突然自分の放ったものを口移しに飲まされてロイの目が大きく開いた。 「んんっ、んぐ…っ」 吐き出すことも出来ずに青臭い自分の精を飲み込まされる。その息苦しさにロイの瞳から涙が零れた。 「アンタの、美味しいでしょ…?」 うっすらと笑いかけてくるハボックに、ロイは返す言葉がなくて目を閉じる。再び荒々しく口付けられてロイの唇から悲鳴が漏れた。そんなロイの様子にハボックはうっとりと笑ってロイの後ろに指を沈める。びくりと震えるロイの体を抱きしめて強引に沈める指の数を増やしていく。性急なハボックにロイは付いていけずにふるふると首を振った。 「いや、だ…っ、こんな…っ」 「ダメです、こんなとこまでやってくるアンタが悪い…」 自分はただ、ハボックの無事を早くこの目で確認したかっただけだ。それをこんないつ人がくるかもわからぬこんな所で強引に快楽を引きずり出されることにロイはどうしていいか判らず混乱した。そんなロイの片脚をズボンから抜き出し、高く抱え上げると、乱暴に解したソコへハボックは取り出した自身をあてがった。 「やっ、やだ…っ」 次に来る衝撃にロイのは怯えて僅かに抵抗する。だが、そんなものなどものともせずに、ハボックはあてがった自身を一気にロイの中へと突き入れた。 「ひああああっっ」 あまりの衝撃に溜まらずロイが悲鳴を上げたその時。 「おい、今、悲鳴みたいなのが聞こえなかったか?」 路地の入り口辺りで憲兵の声がした。ぎくりと身を強張らせるロイの唇をハボックのそれが塞いだかと思うと、ハボックは構わずロイの体を突き上げる。ロイは信じられない思いでハボックの服を掴んだ。 「何言ってるんだ、ここは立ち入り禁止になってるんだろ」 「でも、逃げ出したテロリストがいるのかも」 もし、入ってこられたら、そう、ロイが思ったときハボックがロイを激しく突き上げた。 「…っ、―――っっ」 あまりのことに身を強張らせるロイをハボックは容赦なく攻め立てる。ほんの数メートル先に人がいることに慄くと同時に寧ろ興奮する自分にロイはハボックに口を塞がれていなければ大声で叫びだしそうだった。 「――っっ、…っ!」 あまりにも強い快感にロイはぼろぼろと涙を零した。ハボックの背に回した手が必死に縋りつく。 「ちょっと確認してみるか?」 そういう憲兵の声にロイが体を震わせてハボックを含んだ部分を締め上げた。もう、だめだとロイが思ったその時。 「おい、ちょっと手を貸してくれ!」 遠くから呼ぶ声に、こちらに向かおうとしていた憲兵達が答えて、踵を返した。ゆっくりと遠ざかる靴音に緊張の解けたロイの体をハボックが一際強く突き上げる。 「―――――っっ!!」 ロイががくがくと体を震わせて熱を吐き出すと同時にハボックがその最奥へ熱いものを迸らせた。漸く唇を解放されてロイの口から荒い息が零れる。ロイはもう立っていることも出来ずにハボックの胸に縋りついた。 「いつもより感じてたみたいっスね、たいさ…」 ハボックに囁かれてロイはびくりと体を震わせる。ハボックを見上げたロイの瞳からはぽろぽろと涙が零れ落ちていた。 「ひど…っ、な、んで…っ」 「でも、たいさ、すごく悦んでた…」 「ちが…っ」 「ぎゅうぎゅう締め上げてきたデショ…」 そんな風に言われてロイは溜まらずしゃくりあげた。そんなロイの様子を見てハボックがうっとりと笑う。 「イヤらしくてかわいい…」 ハボックが涙に濡れたロイの頬に口付けた。 「たいさ、スキ…」 囁く声にロイがぴくりと震える。見上げるロイの目元にハボックのキスが振ってきた。 「たいさ…」 ハボックの背に回されたロイの手に力がこもる。しがみ付いて来るロイにまだロイの中に埋めたままのハボックが熱を取り戻していった。ゆっくりと再び抜き差しされてロイは震えながらハボックに与えられる快感に溺れて行った。 2006/7/16 |
| 「ジャクロイでもR20が読みたい」とのご要望を頂きまして、書いてみましたー。しかし、エチシーンばかり3パターンも書いてどうする、自分?!どうですか、どれが一番お好みでしょう?? |