caution!
この作品はスカトロというほどきつくはありませんがそう言ったネタを取り扱っております。苦手な方はお避け下さい。


お風呂場


「うーっ、寒っ!」
 ハボックは両腕で自分の体を抱き締めるような格好で夜の道を足早に歩く。日中暖かい中出かけた時はよかったが、陽が落ちてしまえば半そでシャツ1枚の身に、冷たい風はこたえた。
「ただいまぁ」
 ガチャガチャと鍵を開けて中へ入るとハボックは奥に向かって声をかける。そのまま寒い寒いと腕をこすりながらリビングへと行けばロイが読んでいた本から顔を上げた。
「おかえり。遅かったな」
「なんか思ったより時間食っちゃって。すんません、すぐメシにしますけど、先にシャワー浴びてきてもいいっスか?なんか寒くって」
「ああ、構わないぞ。ゆっくり温まってこい」
 そう言うロイにハボックは礼を言うと風呂場へと向かう。芯から冷え切った体はしっかり温めないことにはこの震えが納まるとは思えなかった。
「うう、マジ寒いっ」
 ハボックはそう呻きながら服を脱ぎ捨てる。扉を開けて浴室に入った途端、ぶるりと震えて何となくもよおして来た事に気付いた。
「やべ……してから風呂に入ればよかった」
 寒いところをずっと歩いてきて冷え切った体はトイレが近くなっていたようだ。
 ハボックはちょっと迷ったがやはり先に用を済まそうと浴室の扉に手をかけた。
「パンツだけ穿いて行ってくりゃ……って、たいさっ?」
 扉を開けた途端、ロイと鉢合わせしてハボックは目を丸くする。ロイはロイで出て行こうとするハボックに目を丸くした。
「まさかもう入ったのか?カラスにしてもほどがあるだろう」
「まだっスよ。ちょっと冷えたらションベン行きたくなっちゃって」
 失礼、とロイの横をすり抜けようとするハボックの腕をロイは掴んで引き止める。
「ここですればいいだろう?」
「冗談、子供じゃあるまいし。ちゃんとすべきところでしてきますって。大佐、風呂入りたいなら先にどうぞ。オレは後で入りますから」
 ハボックはそう言うと急いで用足しに出ようとする。だが腕は相変わらずロイに掴まれたままで、ハボックは苛々とロイの顔を見た。
「たいさぁ、離してくださいよ。トイレ行ってくるって言ったっしょ?」
「私もここですればいいと言ったろう?」
 そう言われてハボックは顔を引きつらせる。
「笑えない冗談はやめて下さい」
 ハボックはそう言うとロイの手を振り解こうとした。一度行きたいと思うとその欲求が酷く強くなって切羽詰まってきたというのが実状だった。
「たいさっ、手!」
 そう声を張り上げたハボックは突然腕をグイと引かれて背後に倒れそうになる。
「うわ…」
 ふらついた体を支えようと無意識に伸ばした手はロイのそれに絡めとられて、ハボックは気付いた時にはロイの腕の中にいた。
「な、ん…っ」
 ロイは腕を伸ばして浴室の扉を閉めると腕の中のハボックを見る。まん丸に見開かれた瞳にうっそりと笑うと薄く開かれた唇に口付けた。
「んっ?んん―――ッッ!」
 ハボックは目を見開いて身を捩るとロイの腕から逃れようと腕を突っぱねる。その時背後から下りてきたロイの手がぞろりと白い尻を撫で、双丘の狭間へと忍び入ってきた。
「やっ…何するんスかっ、たいさっ?!」
「初めてじゃなし、判りきってるだろう…?」
 ロイは蕾をやわやわと指の腹で刺激しながらハボックの耳元に囁く。ぞくりと体を震わせたハボックはその拍子に漏らしそうになって慌てて下腹部を引き締めた。
「ちょっと、ヤダッ、触んないでッ!も、漏れちまうツ!」
「ここなら多少漏らしたところで流せばいいんだ。気にするな」
 そう言われたハボックの顔からサーッと血の気が引く。
「冗談やめてくださいよ」
 そう言ってもロイが離してくれる気配がないのを見て取るとハボックは猛然と暴れ始めた。だがロイは楽しそうな顔でハボックの抵抗を全て受け流すとハボックの長い脚を払う。
「わっ」
 突然脚を払われてバランスを崩して倒れる体を支えつつ、ロイはハボックを床に押し倒した。信じられないと言う顔で見上げてくるハボックを見つめてロイは笑うと言う。
「愛してるよ、ハボック」
「あ、愛してんならこんなことやめてくださ…」
 まだシャワーを出していない浴室はうそ寒く、押し倒された床はひんやりと冷たい。そんなところに押さえつけられれば尿意はますます我慢しがたいものとなり、ハボックは泣き出しそうな顔で言った。
「たいさ、ホントに勘弁して…」
 ロイをはねのける為に力を入れたら漏れてしまいそうな気がしてハボックはろくに抵抗できない。そんな事情を知ってか知らずかロイは遠慮の欠片もなしにハボックの肌を撫でまわした。
「やっ…あ、うんっ」
 敏感な胸の頂を手のひらで押しつけるように撫でられてハボックは身を捩る。ロイは乳首を指で捏ね回しながらハボックの肌に次々と印を残していった。その印からじわりと快楽が沸き上がる。いつものようにその快楽に身を委ねかけてハボ
ックは込み上げた尿意に慌てて意識を引き戻した。快楽に意識を持っていかれそうになっては尿意が込み上げるを繰り返すうち、ハボックは快楽と正気の間を行き来する事にいい加減疲れ果ててしまう。それでもいつしかハボックの中心は緩く立ち上がり、ハボックは自分が吐き出したいものが何なのか、判らなくなりそうだった。
「たいさ…ホントにもう、やめて…」
 縋る声さえ腹に力を入れられなくて蚊の鳴き声のように小さい。ロイは紅い顔で尿意と快感に翻弄されているハボックの様子にぞくぞくとしながらハボックの脚を押し開いた。長い脚を無造作に胸の方へ押し上げると小さな蕾が現れる。ロイは両手の親指で蕾を広げると舌を差し入れぴちゃぴちゃと舐め始めた。
「ヒッ…アッ」
 突然の刺激に数滴漏らしかけて、ハボックは必死にこらえる。ぼろぼろと涙が零れて、ハボックはしゃくり上げながらロイに言った。
「も、やめてっ…漏れちまうッ」
 正直なところ本当にもう限界だった。これ以上刺激されたら漏らしてしまう。ハボックがハァハァと浅い息遣いで何とかこらえようとしていると不意に押し上げられていた脚が下ろされる。やっと願いが聞き入れてもらえたのかとホッとしたのも束の間ハボックの体をロイがグイと反した。
「え?」
 訳が判らないでいるハボックの腰をロイはがっしりと掴んで抱えあげる。唾液でしっとりと濡らされた蕾にたぎる楔を押し当てると一気に貫いた。
「…ッ!?」
 貫かれる圧迫感と衝撃にそれまで必死に耐えていたものが限界を越える。アッと思った時にはハボックはヒクリと蠢いた先端から金色の液体をほとばしらせていた。
「ヤダァァァァァッッ」
 いつも吐き出すものとは色も状態も違うものが大量に吐き出される。粘り気のないさらさらとした液体は湯気を上げながらバシャバシャと床を打った。放尿の快感とショックとで惚けたような表情を浮かべるハボックの顔をロイは後ろから覗き込む。
「気持ち良さそうだな、ハボック。こんなに溜まってたんじゃ相当辛かったろう。遠慮せずサッサとしてしまえばよかったのに」
 ロイが優しげにそう言う間にもハボックの放尿は続いていた。
「あ…」
 ロイは液体を吐き出すハボックの楔を見つめる。
「自分の物以外に放尿するのを見たのは初めてだが迫力あるものだな。ふうん、この熱さはやはり体温の熱さと同じなのか」
 ロイはそんな事を言いながらハボックが吐き出すものに手を差し出して楽しんでいた。やがてハボックにとっては永遠とも思える放尿が止まる。自身が出したもので脚や手をびしょびしょに濡らした状態で四つに這ったまま呆然とするハボックの頬を撫でてロイがハボックに言った。
「さあ、これですっきりしたろう。よかったな、ハボック」
 そう言ってクスクスと笑うとロイはゆっくりと突き上げ始める。たちまち沸き上がる快感にハボックは首を振った。
「ヤダ…も、やめて…ッ」
「どうして?もう漏らす心配もないだろう?」
「こ…な…ひどいッ」
 ロイにお漏らし同然の放尿シーンを見られて、ハボックは羞恥のあまり消えてしまいたくなる。だがそう思う暇すらないままに与えられる快感にハボックは悲鳴を上げた。
「い、やっ……もう、ヤダァ…ッ!」
 そうは言っても抱かれることに慣れた体はたちまち快感にとろけてしまう。ハボックの中心は既に腹に付くほどそそり立ち、先端からはとろとろと蜜を零し始めていた。ロイはきつく突き上げながら前に手を回し立ち上がったハボックの楔を手に取る。面白そうにその先端を捏ね回しながら言った。
「同じ場所からションベンと精液の両方が出ると言うのも不思議なものだな。今は精液が出そうなんだろう?それともまだションベンが溜まってるのか?ハボック」
「ヤ、アッ…言わないで…ッ」
 柔々と先端を弄りながら言うロイにハボックはふるふると首を振る。ロイは先端の柔らかい口を指先で弄って楽しんでいたがハボックの腰を抱えなおすと言った。
「まあ、いい。試せば判ることだからな」
 そう言った途端ガツガツと突き上げられてハボックの唇から嬌声が上がる。
「ヒッ……やめ……ッ、アッ、アアッ!!」
 容赦ない突き上げにハボックは瞬く間に絶頂へと追い上げられていった。それでも小水に濡れた床を掻き毟り、歯を食い縛って耐えていたが、そんな抵抗も結局は大した役には立たず、ハボックは何度目かに突き上げられたのと同時に熱を迸らせていた。
「アッ、アアア―――ッッ!!」
 びゅくびゅくと熱をほとばしらせるハボックの中心を覗き込んでロイは感心したように言う。
「ああ、今度は精液だったな。こっちも溜まってたのか、結構な量だぞ」
「ばかぁっ、も、ヤダッ…ヒッ…ンアッ」
 嫌だと泣きつつそれでも与えられる快感に翻弄され悶えるハボックの様は、たとえ様もないほどロイの嗜虐心を煽った。ロイはハボックを緩く突き上げながらその耳元に囁く。
「なあ、ハボック。私も用足ししたいと言ったらどうする…?」
「え?」
「このまま出したらどっちが出るかな」
 楽しそうに囁く声にハボックは肩越しに恐る恐るロイを見た。その途端ガツガツと突き上げられてハボックは嬌声を上げながらも逃げようと身を捩る。
「こら、逃げるな」
「や…ッ、う、そでしょっ、たいさっ?!」
「どうだかな、ここは寒いし私もなんだかもよおしてきた様な気がするよ」
「ヤダヤダヤダッ!!」
 いずれにせよ受け入れる場所ではないのだから注ぎ込まれる立場からしたら肉体的な負担は同じようなものだ。だが精神的に受けるショックは別だ。小水を注ぎ込まれたらまるで自分が便所のようではないか。
「ヤダッ、離してっ、たいさ…ッ」
 逃げようともがく体を引き戻してロイは容赦なく突き入れる。最奥を突き上げながら言った。
「出すぞ、ハボック……」
 その声と共にハボックの中に埋め込まれたロイがググッと膨れ上がる。ぶるりとロイの体が震えてハボックは自分の中に熱い飛沫が迸るのを感じた。
「ヤアアアアッッ!!」
 空色の瞳を見開きガクガクと震えるハボックをギュッと抱きしめてロイはクスクスと笑う。ハボックの耳を甘く噛むと言った。
「安心しろ。私がお前の中にションベンなど出すわけがないだろう?」
「ヒ……ア……」
 ボロボロと涙を零すハボックの体を抱きしめてロイは再び突き上げ始める。
「可愛いよ、ハボック。もっともっと私でいっぱいにしてやるからな」
 ロイはそう言って笑うと思うままハボックを堪能していった。

 ぐったりと壁に寄りかかったハボックの体を清めてやるとロイは満足げに笑う。ハボックの頬に手を添えて口付ければ空色の瞳が悔しそうに睨んできた。ロイはそんなハボックにニンマリと笑うとその耳元に囁いた。
「気持ちよかったろう?……色んな面で」
 ロイが楽しそうにそう言った瞬間。ロイの顔面に思い切りボディソープが噴き掛けられた。
「ウワッ……イッ、タタタタッ!!」
 目に染みる液体にロイが蹲る間にハボックは壁を支えに立ち上がる。紅い顔でロイをにらみつけると怒鳴った。
「サイッテーーーーーーッッ!!アンタなんて風呂桶に頭ぶつけて死んじまえッ!!」
 半泣きでそう怒鳴ったハボックはよろよろと風呂場から出て行く。バタバタと階段を上がる音に続いて少しすると乱暴に部屋の扉が閉まる音がした。
「まったく……乱暴なヤツだな」
 シャワーで目を洗ったロイはやれやれと息を吐く。遠くで聞こえた扉の閉まる音にくすりと笑った。
「部屋に閉じこもろうったって無駄なのに」
 錬金術師である自分の前には鍵などあってない様なものだ。
「じゃあ今度はお前の部屋でたっぷりと可愛がってやろうな、ハボック」
 ロイはそう言ってニンマリと笑うと風呂場を出て行ったのだった。


2008/11/01


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「25. お風呂場」」です。普通お風呂場ネタと言ったら石鹸でアワアワとか、湯船でジャブジャブしながらお湯の中でナニが花開くのを楽しむとか、そんなのが一般的なのかもしれませんが(苦笑)それはもう確かやった事があるし、ちょうど「ソフトスカトロみたいなの読みたいなー」なんてお声もあったので「それじゃあ風呂場でv」というわけでこんなのになってしまいました。中々初めてのネタだったので私的には面白かったのですが読む方としてはどうなんでしょうかね(苦笑)この後は「君の部屋」に続くっ??(笑)まあそれはまたそのうちってことで、こんなネタですが少しでもお楽しみいただけたら幸いです。