| 小さな暴君とお人好しな騎士の話 〜その後〜 |
| 「な、大将……やっぱこれ、間違ってねぇ?」 ソファーの袖に顔をこすりつけながらハボックが言う。エドワードはソファーの上に片膝を預けて圧し掛かるようにしてハボックを見下ろした。 「なにが?なにが間違ってるっていうのさ、少尉」 「なにがって……決まってんだ、ろ?………」 言葉を続けようとして続けられずにハボックは唾を飲み込む。辛そうに眉間に皺を寄せながらなんとか言葉を吐き出した。 「だって……オレの方が年上だし、体だって…デカイ、し…ッ」 「だから?」 エドワードはそう尋ねながら手の中の物をキュッと握り締める。その途端ハボックが息を飲んで背を仰け反らせた。 「アッ……、た、いしょう…ッ」 ハボックは恨めしげにエドワードを見ると、さっきから自分の中心をやわやわと刺激する少年の手首を掴む。だが、エドワードは楽しそうに笑うと刺激する手の動きを早めた。 「アアッ?……や、め……ッ」 ハボックはビクビクと震えながら力の入らない手でエワードの手を払いのけようとする。だが、少年の手は払いのけられるどころか、ハボックの楔にねっとりと絡みついてきた。 「た……しょ、う…ッ」 目尻をほんのりと染め、荒い息を零すハボックを見つめてエドワードはゾクゾクする。今、エドワードは漸く気持ちを通じ合わせる事の出来た想い人をソファーの上に押し倒し、剥き出しにした下肢を思うままに嬲っているところだった。 「年上だから少尉が俺の事抱くの?悪いけど、俺、少尉に挿れられるより挿れる方がいいもん」 「……こ、の……エロガキ……ッッ!!」 体の大きさの事は綺麗に無視してサラリとそんな事を言う少年をハボックは悔しそうに睨む。いくら股間を嬲られていようと、ハボックは鍛えられた軍人だし体術にだって自信がある。エドワードひとり振り払う事くらい造作もなかったが、エドワードはハボックが決してそんな事はしないと判っていた。 (何だかんだ言っても、少尉って俺に甘いからな) そう考えてこっそりとほくそ笑む。ハボックの楔に絡ませた指の動きをきつく激しくすればハボックがギュッと目を瞑った。 「ダメだ…ッ、たいしょ……も、ダメ……ッ」 限界を訴えてハボックが首を振る。エドワードは短い呼吸を繰り返してなんとか絶頂をやり過ごそうと無駄な努力を続ける年上の恋人の顔をじっと見つめて言った。 「イきそう?いいよ、イって、少尉」 そう言えばハボックが引き瞑っていた目を信じられないとばかりに見開く。それと同時にエドワードがハボックの鈴口をきつく扱けばハボックが耐え切れずに熱を吐き出した。 「アアアアアッッ!!」 背を仰け反らせ、涙を零してハボックが絶頂を極める。ドクドクと手の中に吐き出された欲の証をエドワードはうっとりと見つめた。 「気持ちよかった?少尉」 「………バカヤロ……ッ」 ハボックはそう言って自分より10近く年下の少年を睨む。だが、涙に濡れた空色の瞳はエドワードを煽るばかりで、エドワードはゴクリと喉を鳴らすとソファーの上に投げ出されたハボックの脚を押し広げた。 「大将ッ」 カッと真っ赤になってハボックが逃げようと身を捩るのを赦さず、エドワードは押し広げた脚の間奥深く、戦慄く蕾にハボックの熱で濡れた指を押し当てる。ハボックの空色の瞳が怯えたように見上げてくるのにすっかりと興奮して指をグイと押し入れた。 「い……ッ」 多少濡れているとはいえ、まだ硬い蕾に強引に指を挿れられてハボックは痛みに顔を歪める。そんな表情にすらすっかりと煽られてエドワードは遠慮もなしに沈めた指でハボックの蕾を掻き回した。 「いた……ッ、たいしょ……痛いッ」 ハッハッと短い呼吸を繰り返してそう訴えるハボックにエドワードは首を傾げる。それでも指の動きを止めずにいると、ハボックがボロボロと泣き出したのを見て、慌てて動かすのをやめた。 「そんなに痛いのか?少尉」 「馬鹿…ッ、初めてなんだぞッ、もっと優しくしろッ!」 そう言って涙に濡れた瞳で睨まれてエドワードは首を竦める。荒い呼吸を零す唇に己のそれを重ねると言った。 「ごめん。だって少尉、すんげぇカワイイんだもん」 シレッとしてそう言えば空色の瞳が睨んでくる。エドワードはそれに苦笑するとゆっくりと指を蠢かした。 「ゆっくりするから……力抜いてて?」 エドワードはそう言ってぐちゅぐちゅと蕾を掻き回す。ハボックの表情を見つめながら少しずつ指を増やしていった。 「ね……少尉、もういいだろ……?俺、もう我慢できない」 そう言いながら下肢を押し付けてくる少年をハボックは見上げる。さっきの事を考えると正直怖くて仕方なかったが、ハボック自身エドワードとひとつになりたいと思っていることも事実で、乱れる息を整えると言った。 「頼むから無理はするなよ…?デリケートなとこなんだからな……、下手したら死んじまう」 「うん、判ってる」 エドワードは神妙な顔で頷くと沈めていた指をゆっくりと引き抜く。それだけでもハボックは辛そうに顔を歪めたが、エドワードとしてもとてもやめてやれるような状況にはなかった。 「挿れるよ、少尉」 長い脚をグッと胸に押し付けるようにしてエドワードが囁く。怯えたように見上げてくる空色の瞳にゾクゾクして、一気に突き入れたくなるのを必死にこらえると、押し付けた楔をゆっくりと蕾に沈めていった。 「ヒ………ア……」 エドワードの腕を掴んだハボックの手に力が入る。強張る体に挿入を阻まれて、エドワードは顔を歪めて言った。 「力抜いてっ、少尉…ッ」 「む、り……ッ」 ハボックは呻くように言って首を振る。そもそもセックス自体、ろくに経験もない子供だ。相手を気持ちよくさせてやる方法などさっぱり思いつかず、エドワードは闇雲に体を進めた。 「ヒアアアアッッ!!」 引き裂かれる痛みにハボックの唇から悲鳴が上がる。だが、エドワードは一気に己を埋めてしまうとホッと息を吐いた。 「少尉……」 そう囁いて、涙に濡れたハボックの頬を撫でる。そうすればうっすらと開く空色にエドは嬉しそうに笑った。 「判る?俺、今少尉の中にいる」 「判るも何も……すげ、痛くて苦しい……っ」 そんな風に言われてエドワードは眉を下げる。それでもめげずにハボックの脚を抱えなおすと言った。 「今すぐ善くしてやるからな」 「え?ちょっと待っ……大将ッ」 わけも判らず闇雲に動かれたらたまらない。ハボックは慌てて止めようとしたが、すっかりと頭に血が上っているエドワードはそんな言葉にはお構いなしに沈めた己を抜きさし始めた。 「ヒィッッ!!ヒアアッッ!!……たいしょ…ッ、たい……ッッ」 狭い肉筒を強引に押し開かれ犯されてハボックが啼き叫ぶ。いつもは飄々とした男が、身も世もなく啼き叫ぶ姿に興奮してエドワードはハボックを攻め立てた。 「少尉…ッ!」 「アアアッ!……も、やめ……ッ、赦して…ッッ」 逃げをうつ体を押さえつけてエドワードは情け容赦なく己を突き入れる。だんだんとハボックの抵抗が弱まり、突き上げるままに体を震わせるだけになって漸く、エドワードは動きを緩めた。 「少尉……っ」 少年は大きな動きで数度突き入れるとハボックの最奥に熱を叩きつける。ビクビクと震える身体にたっぷりと白濁を注ぎいれたエドワードは満足そうな溜息をついてハボックの体を抱き締めた。 「少尉……」 うっとりと囁いてエドワードはハボックに口付ける。何度も口付けて来る少年を恨めしげに見上げてハボックは言った。 「抜いて……苦し……」 「あ、ごめん」 エドワードはそう言ってずるりと己を引き抜く。裂けこそしなかったが強引に捻じ込まれた痛みにハボックが呻けば、エドワードが心配そうにハボックの顔を覗き込んだ。 「痛い?」 「無理するなって言ったのに…ッ」 そう言って恨めしげに見上げてくる空色の瞳にエドワードは首を竦める。視線を下に向ければハボックの楔は萎えたままで、強引に挿入された蕾は紅く腫れ上がりその唇から注ぎ込まれた白濁をトロリと零していた。 「………」 その淫猥な眺めにエワードドはゴクリと喉を鳴らす。体をずらすとハボックの脚を押し上げ、腫れた蕾に舌を這わせた。 「……ッ?!大将ッ!!」 いきなりそんなところを舐められて、ハボックが悲鳴を上げる。逃げようともがく体を押さえつけて、エドワードは腫れた蕾に舌を這わせ続けた。 「やめてくれ…ッ、も、やだ…ッッ」 羞恥にすすり泣く声が頭上から聞こえて、エドワードはチラリと視線を上に向ける。涙を零しながら自分を見つめるハボックに笑いかけると、エドワードはハボックの楔を口に含んだ。 「ヒッ……やめ……ッッ」 ビクッと跳ねる体に構わずエドワードはハボックを追い上げていく。 「あ……あ……たいしょう……」 頼りなげな喘ぎ声が聞こえてエドワードは夢中で楔を唇で扱く。やがてハボックは高い嬌声と共にエドワードの口の中に熱を吐き出した。 「気持ちよかったろ?少尉」 ソファーに力なく横たわったハボックに身を寄せたエドワードは、その長身を優しく撫でながら言う。ハボックは年下の恋人を恨めしそうに見つめて言った。 「無理するなって言ったのに……」 正直強引な挿入でハボックは指一本動かすのも億劫だ。だが、少年はニヤリと笑うと言った。 「次は俺のでイかせてやるからな。楽しみにしててよ」 「……その根拠のない自信はどこから来るんだよ」 そろそろと尻を撫でてくる少年を睨んでハボックは言う。だが、そんな表情すらエドワードには可愛く見えて仕方なかった。 「やっぱカワイイ、少尉って」 「……バカっ」 プイッとそっぽを向くハボックの顔を強引に自分の方へ向かせると、エドワードは嬉しそうにハボックに口付けていった。 2009/09/24 |
そんなわけで突発エドハボです。やっぱりエドはエッチに絡むなら喘がされるより喘がす方がいいや(笑)元気なエドに振り回されるのんびりハボック希望です。まあ、滅多に書く機会はありませんが、たまにはこんなのも(苦笑)お楽しみいただければ〜。 |