| 乱痴気 |
| この1ヶ月、正直給料以上の働きをしてきたと思う。毎日残業、残業で、気がつけば夜が明けていたなんてことも何回もあった。テロの予告にイーストシティを奔走したかと思えば、銀行強盗犯のおかげで何時間も狭い路地に張り付いたり。決壊した堤防の修理にお偉いさんの護衛。もう、ほんとに体1つじゃ足りやしない。オレですらこんな感じだったのだから役職が上のあの人は言わずもがな。ちゃんと休んでいるだろうか、食事を取っているだろうかって気になるけど、でもオレも殆んど司令部にいられない状況ではあの人がどうしているかなんて知る由もない。極たまに顔を合わせて「ああ、疲れた顔してんな。」って思って、せめて上手いメシでも作って上げられればいいのになんて思ったりして。 それでもこの信じられないほどの忙しさの中で、偶然にもぽっかりと出来た時間、オレは久しぶりに大佐の執務室を訪れていた。と言っても、肝心の部屋の主は不在。ちょっとでも顔を見られればいいなと思ったのに空っぽの執務室にオレはがっくりと肩を落とした。がっくりとしたらなんだかドッと疲れが出てしまって、オレは執務室のソファーにドサリと腰を下ろす。だらしなく背もたれに寄りかかって沈み込むように座れば、途端に睡魔がオレを襲った。 「たいさ…会いたいなぁ…」 ほんの一瞬でもいい。大佐にギュッと抱き締められたらきっとこの疲れなんて吹き飛んでしまう。そう言えば大佐と一緒に過ごしたのって一体いつの話だっけ?そんな事を考えているうちに、オレはいつの間にか眠り込んでしまっていた。 遠くから漣みたいな音が聞こえる。くすくすと笑う声と呆れたような声と、それらが優しく絡み合って、それからパタンと何かが閉じる音で途切れた。カツカツと聞き慣れた靴音がして、前髪が優しくかき上げられる。その温かい感触にホッと安堵の息を吐いたらまた楽しげな笑い声が聞こえた。 「ハボック…」 耳に心地よい優しいテノール。その声がした方に無意識に体をすり寄せれば苦笑交じりの声がする。 「まったくないしょうがないヤツだ」 そんな声が耳元で聞こえて、オレはくすぐったさに身を捩った。その拍子にふわりと意識が浮上してパチリと目を開けたオレの目の前に大佐の黒い瞳。 「やっとお目覚めか?」 「え…うわっ、たいさっ?!」 思わずソファーの上を後ずされば大佐がくすくすと笑う。大佐は屈めていた体を起こしてオレから離れると薄っすらと笑った。 「上司の執務室で昼寝とはいい度胸だ」 「えっ、いやだって、アンタいないから……」 楽しそうに笑う黒い瞳は、ああ、いつもの大佐の瞳だ。人の悪い笑みはいかにも大佐らしくて、オレは放っておかれた犬みたいに大佐の脚に纏わりつきたくなる。でも、そんなこと出来るわけないからオレはソファーに座り込んだまま大佐を見上げた。こんなにゆっくり大佐の顔みるのなんて久しぶりだ。オレは大佐の護衛官もしてるんだからもっと一緒にいる時間があっていいはずだけど、この1ヵ月、護衛は中尉に任せきりでオレは小隊を率いて動くことが多かった。小隊長としての仕事もオレの仕事だけど、やっぱりこの人を守れる距離にいたい。何かあったら直接オレがこの人を守れる場所にいたい。だからこの1ヵ月、忙しいと言う以前にオレは本当に辛かった。でも、小隊としての仕事はだいぶ目途がたったから、これからは大佐の傍にいられるだろうか。それなら今以上に忙しくたって頑張れるのに。 そんな事を思いながら大佐の顔を見つめていたら大佐がやれやれと言う顔をする。どうしてそんな顔をするんだろうって思ったら、大佐はソファーの背に手を置いてオレに顔を寄せてきた。 「まったくしょうがないヤツだ」 さっき夢見心地で聞いた言葉を大佐がもう一度言う。ずいと寄ってくる顔に、オレは慌てて身を引いた。 「しょうがないヤツってなんスかっ?」 そりゃ勝手にここで寝てたのは褒められたものじゃないかもしれないけど、仕方ないじゃないか。疲れてたし、それに大佐、いないし。いないと思ったらがっかりして、そうしたら眠たくなったんだから。 「そんな目で見て、私がどれだけ努力しても全部台無しだろう」 「は?台無し?」 オレが大佐の努力を台無しにしてるってどういうことだろう。オレ、何か大きなミスでもしただろうか。いくら疲れてても大佐の努力を台無しにする程の大きなミス、したとも思えないけどそう思っているだけでとんでもないことをしたんだろうか。 「台無しって、オレ、なんかしました?」 心配になってそう聞けば、大佐が薄っすらと笑う。 「自覚がないのか?ほんとにしょうがないヤツだな。」 だからなんだよ、しょうがないヤツって、判らないから聞いてるのに。不安になるオレに、大佐はもう一度笑うとソファーに片膝を載せた。圧し掛かられるような体勢になって、オレは狭いソファーを後ずさる。でも、すぐにソファーのアームに腰が当たってそれ以上下がれなくなった。 「たいさっ、近いんスけどっ!」 近づいてくる大佐の体からふわりとコロンの香りがしてオレの鼻腔をくすぐる。いつもは大好きなその香りも、今のオレには刺激が強すぎた。 「ちょ…たいさっ、近いって言って…っ」 だって1ヶ月も大佐に触ってない。少しでも大佐を感じたらきっと止まらなくなってしまう。 「そんな目で私を見るからだろう。お前だって疲れてるだろうからお前の寝顔を見るだけで我慢しようと思っていた私の努力を台無しにして」 そんな目で、ってどんな目だよ。オレはただ久しぶりに大佐のことをゆっくり見られて、もっと長い時間傍にいたいなって思っただけなのに。 「本当にしょうがないヤツだ」 そう言った大佐の指がオレの頬に触れる。ひんやりとしたその感触にオレの背筋をゾワリと何かが駆け上がった。 「たいさ…っ」 圧し掛かってくる大佐から逃れようと身を捩る。ダメだ、これ以上大佐を感じたらおかしくなってしまう。そうなる前に離れなくては。そう思って腕を伸ばしてソファーのアームを掴むとグイと体を引き上げようとしたその半瞬前に、大佐の腕が伸びてアームを掴むオレの手を引き剥がした。 「あっ」 引き剥がした腕を巻き込むようにして大佐はオレをソファーに押さえつける。背中に腕を捻り上げられるような体勢にオレは苦しくて呻き声を上げた。 「たいさっ、離し…っ」 「お前が悪い」 大佐はそう囁くとオレの耳の付け根をきつく吸い上げる。チリとした痛みと共にぞくんと快感が零れて、オレは首を竦めた。 「やっ…」 大佐はオレの体を押さえつけたまま器用に上着のボタンを外してしまう。晒されたシャツの上から大佐の手が這い回って布地越しに胸の頂に触れた。Tシャツの上からグリグリと捏ねられキュッと摘み上げられる。もどかしい刺激は、だがずっと放っておかれた体にはきつい刺激になって中心へと熱を集めていった。 「ヤダ…っ、たいさ、やめて…っ」 嫌だと思っても体の熱はどんどんと上がって行く。気がつけばまるで強請るように自ら胸を大佐の手に押し付けていた。そんなオレに大佐は楽しそうに笑うと上着を剥ぎ取ってしまう。Tシャツを捲り上げられ大佐の手が背後からオレの二つの乳首をキュッと摘んだ。 「あんっ」 甘い刺激が胸から湧き上がって甘ったるい声が零れてしまう。自分の声じゃないみたいな濡れた声に、カアッと顔に血が上った。 「んっんっ」 くりくりとこね回され引っ張られ押しつぶされる。男も胸で感じるなんて、大佐に抱かれるようになるまで知らなかった。大佐から胸を弄られて、オレは耐え切れずにソファーに顔を擦りつけた。 「んっあ…たい、さ…っ」 ヤダもう。気持ちよくてどうにかなってしまいそうだ。まだ触れられていない中心は今ではもうすっかり立ち上がって硬い軍服の布地の中で窮屈そうに震えていた。 「ハボック…」 大佐の声が耳元で聞こえたと思うと、ぬちゃと濡れたものが耳に入ってくる。それが大佐の舌だと判る前にオレの中心は一際大きく膨れてとろりと蜜を零した。 「ん…ふ…」 ぴちゃぴちゃと濡れた音が大きく聞こえてその音にオレの腰が揺れてしまう。ぞくぞくと背筋を駆け上がる快感に逃れることも出来ずにいるオレから大佐はズボンを剥ぎ取った。首筋を擦る感触にハッとしたときにはTシャツすら剥ぎ取られてオレは明るい真っ昼間の執務室で素っ裸にされていた。 「やっ…ヤダッ!」 慌ててソファーの上で身を縮めるオレに大佐は楽しそうに笑う。恥ずかしくて真っ赤な顔で大佐を睨めば大佐が目を細めてうっそりと笑った。大佐の赤い舌がちろりと覗き、唇を舐める。そのイヤラシイ仕草に思わず目を奪われていると大佐の手が伸びて、自分の体を抱き締めるように縮めていたオレの腕を無理矢理にソファーに押さえつけた。 「たいさっ!」 「大きな声を出すと外に聞こえるぞ」 そう言う大佐の声にギクリと体を強張らせる。大佐、鍵しめたんだろうか。まさか開いてるなんてこと…。恐る恐る大佐の顔を見上げたけどその顔からは何もわかりゃしない。大佐は楽しそうに喉で笑うとオレの首筋に顔を埋めた。 「いっ…あっ」 首筋を大佐が軽く噛んで、その刺激に思わず腰が跳ねる。今の、絶対痕になった。 「たいさっ」 痕、つけんなっていくら言っても大佐はオレの体に痕をつけたがる。所有の印だとか何とか恥ずかしいことを並べて。そんなものつけなくたってオレは大佐のもんなのに。心も体も丸ごと全部大佐のもの。もしも要らないって言われたらこの先 生きていけないくらい全部ぜんぶ大佐のものなのに。 大佐の唇が滑っては時折きつく吸い上げる。その度に火が灯るようにオレの体に熱が灯って体が熱くなって行く。オレの体に次々と花びらみたいな痕が散って、オレはゆるゆると首を振った。 「痕…っ、つけな…でっ」 ああ、またシャワールームに行けなくなっちまう。むしろオレがシャワールームを使えなくするように痕を付けまくる大佐の顔をオレは必死に押し返した。 「も、いい加減に…っ、ああっ!」 押しのけようとした大佐の顔は離れるどころか余計にオレの肌を貪るように寄せられる。大佐がオレの乳首に歯を立てて、思わず悲鳴を上げた。 「いっ…あ…いたぁっ」 怖い。食いちぎられる。そんな恐怖にオレは大佐の顔を押しやることも出来ない。大佐が堅くしこって色づいたソレに歯を立てたり舌を這わせたりするのを、オレはどうすることも出来ずに受け入れていた。痛いけどキモチよくて、オレは自分が酷く淫乱になったような気持ちになる。ポロポロと涙が零れてしゃくりあげれば大佐がようやくソコから顔を上げてくれた。 「泣くほど気持ちよかったか?」 「ばかっ」 そんな事を言う大佐を涙に滲んだ目で睨めば大佐が喉奥でククと笑う。オレの顔を覗き込みながら乳首を指の腹でくりくりと捏ねた。 「好きだろう、ココを弄られるの」 「んなこと…っっ」 ない、と言おうとしたけど抓りあげるように爪を立てられて思わず息を飲む。それと同時にそそり立った自身からとろりと蜜が零れるのを感じて、オレは細く息を吐きながら目を閉じた。 「可愛いよ、ハボック…」 甘いテノールに体が震える。大佐はようやく胸から手を離すとオレの脚を大きく広げた。蜜を零してそそり立つ自身が明るい光の中に晒されてオレは引きつった悲鳴をあげる。 「ヤダッ!」 「すごいな、ぐちゃぐちゃだ」 「言うなっ!」 大佐の言うとおり、オレの中心からは蜜が止めどなく零れて、奥へと伝い流れていた。ヒクヒクと蠢く蕾は先走りの蜜でしとどに濡れている。大佐は蕾を指の腹で撫でるように何度も擦った。優しい愛撫はもどかしいばかりでオレは喉をひくつかせて大佐を見上げる。こんな時の大佐はほんとにイジワルだ。わざと焦らすように触れてオレに強請らせようとする。だから最初は絶対自分から言うもんかって思うけど、でもやっぱりそうそう我慢なんて出来るもんじゃない。 「たいさっ」 入口を嬲るような指の動きにやっぱり我慢できなくてオレは大佐を呼んでしまう。大佐はにんまりと笑うとオレの口元に指を差し出した。オレの蜜で濡れた指にオレは舌を差し出して絡める。綺麗な焔を生み出す大佐の綺麗な指。きちんと爪が整えられた指は女のように細くはないけれど、それでも長くて綺麗でこれからこの指がオレの中に埋められるのだと思うと、それだけでゾクゾクした。 「ん…ふ…」 ぴちゃぴちゃと舌を絡めたり口中に含んで嘗め回したりするオレを大佐は楽しそうに見ている。その強い視線は羞恥を煽ると同時に体の熱を上げてオレの中心がふるりと震えた。やがて大佐はゆっくりとオレの口元から指を離す。オレの唾液で濡れた指がオレの背中を滑り、双丘のはざまを通ってひくつく蕾に宛がわれた。 「ああ…」 期待に震える吐息を吐き出すオレを面白そうに見つめながら大佐はゆっくりと指を沈めていく。狭い器官に指が潜り込んでくる感触はやはり違和感が強くて、オレは浅い呼吸を繰り返した。大佐は中指を根元まで埋めるとゆるりとかき混ぜ始める。熱い襞を擦られて、オレは喉を鳴らした。グチグチとかき回し襞を擦り、最初は1本だった指がいつの間にか2本、3本と増やされて、イヤラシイ音を立てながら動き回る。バラバラと勝手な動きをする指は時折感じるポイントを掠めて、オレはビクビクと体を跳ね上げた。キモチイイ。でも、もっと確かなものが欲しい。指なんかより太くて熱くて硬いものでオレの中をぐちゃぐちゃにかき混ぜて欲しい。 「た、いさぁ…っ」 舌足らずな声でそう呼べば大佐が楽しそうに笑う。 「なんだ、もう我慢できなくなったのか?」 そう聞かれてコクコクと頷けば大佐の笑みが深くなった。 「しょうがないヤツだ」 大佐はそう言うとオレの蕾から指を引き抜く。しょうがない、って、全部アンタのせいじゃん。そう言ってやりたかったけど唇から零れるのは熱い吐息ばかりで仕方がないから思い切り睨んでやった。 「そんな目をしたって煽るだけだぞ」 大佐はそう言うとオレの脚をグイと更に押し上げる。 「脚を持っているんだ」 二つ折りに畳まれるような姿勢に苦しくて呻き声が漏れたけど、オレは大佐に言われたとおり自分の脚を胸に引きつけるようにして抱えた。大佐がズボンの前を寛げて自身を取り出す。巨大なソレは赤黒くぬらぬらと光って、酷く凶暴に見えた。 「あ……」 アレがオレの中に入ってくるのだと思うと、期待と僅かな恐怖が胸に湧き起こる。それでも、目を離すことも出来ず、オレは大佐が蕾にソレを宛がうのを見ていた。止めどなく蜜を垂らしながらそそり立つ、大佐のものに比べて色素の薄いオレ自身と蜜をたっぷり含んで重くなった袋の向こうに物欲しげにひくつく蕾が見えて、大佐のでっかいものがその入口を嬲るようにこする。息を飲んで見つめるオレの視線の先で大佐自身がグッとオレの蕾を押し開いた。 「んあっ…」 指で散々に柔らかく解されたソコは大佐の大きさに合わせてゆっくりと開いていく。血管が浮き出た赤黒い塊りがオレの中にずぶずぶと沈んで、己の目で見る光景と蠢く襞をこすられる感触とで、オレは大佐に犯される自分を感じていた。 「あ、あ、あ…」 苦しい。でも、繋がるソコから例えようのない快感が湧き出てくる。大佐がゆっくりと動き始めると、それはもっと大きな波になってオレを飲み込んでいった。 「ああっ…んあっ」 大佐のものが根元までギッチリと埋め込まれたかと思うと、一気にズルリと引き抜かれる。オレの体液と大佐の先走りでテカテカと濡れたソレがオレの蕾を出入りする様を、オレは一心に見つめていた。大佐が出入りするたびオレの蕾が大佐自身に纏わりついて、いやらしく蠢く。時折中の紅い襞が露わになって、ぬらぬらと光った。 「アッ…あんッ…ひゃあんっ」 ぐちゅぐちゅとイヤラシイ音を立てて大佐が出たり入ったりする。一杯に広がった入口が大佐の形に合わせて蠢いてオレはその動きを見ているうち、堪らなくなって熱を吐き出してしまった。 「ンアアアッッ!!」 びゅくびゅくと噴き出た白濁がオレの腹を汚し、顔を濡らす。大佐はそんなオレを見下ろしながら、より一層激しく抜きさしを繰り返した。 「ヤッ…ヒャァッ…アアッ…イヤアッ!!」 達したばかりの体は酷く感じやすくて、オレは悲鳴を上げる。 ああ、そんなにしたら、おかしくなっちゃう。やめてたいさ、やめて――っ そんな事を口走ったけど、大佐は薄く笑うばかりでやめるどころかより一層きつく突き上げてきた。 オニ!ああ、また、イっちゃう…っ! 「アア―――ッッ!!」 きつい刺激に耐えられず、オレは続けざまに熱を吐き出す。泣きながら快感に震えるオレを大佐はじっと見下ろしていたが、噛み付くように口付けて来た。 「んっ…んん――っっ」 深くふかく唇を合わせた大佐の舌がオレの口内を嬲る。舌を絡めとり歯列を撫でて、口内をくまなく探られる。まともに息もできなくてオレは苦しくて大佐の背に回した手でドンドンと背中を叩いた。でも唇は解放されることもなく、下肢は乱暴に揺さぶられる。どこもかしこも大佐の思うままに犯されて、オレの意識は快感と苦痛で翳んでいった。翳む意識の向こうで自身が弾けるのを感じる。腰が抜けそうなほど悦くてオレは含んだ大佐を無意識に締め付けた。気がつけば唇が解放されて、空気が肺に流れ込んでくる。上手く息が吸えなくて変な呼吸を繰り返すオレの頬を大佐が優しく撫でてくれた。 「た…さぁ…」 そう呼んで首に手を回せば大佐が優しいキスをくれる。グイと体を引き起こされたと思うと、オレはソファーの上で大佐と向かい合って座っていた。 「ヒャアアアンッ!」 ずぶと一層深く大佐がオレの中にめり込んで、オレは背を仰け反らせて喘ぐ。倒れこみそうになる体を大佐が引き寄せて、腕の中に封じ込めた。 「アンッ…アッアッ…ヤアッ…」 大佐の黒い瞳がそのうちに焔を宿してオレを見つめる。それだけでもう堪らなくてオレはまたイってしまった。そんなオレを見て大佐が笑う。オレは自分から大佐にキスすると強請った。 「たいさも…オレん中、だして…。オレでキモチよくなって…っ」 そう言えばオレの中の大佐が一際大きく膨れ上がる。悲鳴を上げるオレを大佐は悔しそうに睨むと言った。 「ったく、ほんとにしょうがないヤツだな、お前はっ」 そう呟いた大佐の動きが激しくなる。脳天を突き抜ける快感に悲鳴を上げたオレは大佐の熱がオレの中を濡らすのを感じながら暗い闇の中へ落ちていった。 気がついたときには見慣れた寝室の天井を見上げていた。一体どうやってここにいるのかさっぱり記憶がなくて、必死に思い出そうとしていると、扉が開いて大佐が入ってくる。 「気がついたか」 そう言われて先ほどの行為の激しさを思い出してオレは顔を紅く染めた。ひと月振りに大佐に触れられて、もう最後は何がなにやら判らないほど乱れてしまった。…それも真っ昼間の執務室で。 「たいさ、オレ、どうやってここに…」 羞恥に顔を染めながらも、それでも気になったことを口にすれば大佐が片眉を跳ね上げた。 「聞かないほうがいいかもな」 ニヤニヤと笑う大佐の言葉に、オレは思い出すことを放棄する。そうして、恐らくはだだ漏れだったであろう司令室に明日どんな顔をしていけばいいのか、頭を抱えてブランケットの中に潜り込んだのだった。 2008/3/4 |
自家発電第二弾です(笑)やっぱり何だかんだ言ってこういう大佐が落ち着く気が…(苦笑)多分一番私のハボへの気持ちそのままに行動してくれるからかな、と。ともあれ、お楽しみいただけましたら嬉しいです。 |