| 続・満員列車つづき |
| ロイは手近の宿に部屋を取るとハボックの腕をグイグイと引いて2階への階段を上がる。一番奥の部屋の扉を開けるとハボックを中へ突き飛ばし、自分も入るとカチリと鍵を閉めた。 突き飛ばされてベッドの傍に蹲るハボックをロイは見下ろして言う。 「さあ、詳しく聞かせて貰おうか、ハボック」 そう言われてハボックはロイを見上げた。見知らぬ誰かに嬲られて感じてしまった事への後ろめたさはあったものの、その手をロイのそれと重ね合わせてしまっていたハボックとしては奇妙に興奮しているのも確かだった。ハボックはベッドに縋るようにして立ち上がるとベッドに腰を下ろす。目の前に立つロイを見つめると話し出した。 「列車に乗ってすぐ、後ろから尻を触られたんス。最初はズボンの上から…。逃げようと思ったけど、ぎゅうぎゅう詰めで身動きの一つもできなくて。そのうち、ソイツ、握ってきて………こうやって」 ハボックはそう言いながら腰を浮かし、尻の方から回した手で己の股間を握ってみせる。見つめてくるロイの瞳をじっと見返して続けた。 「どこのヤツかも判んないヤツに触られて、すっごい嫌で……でも、そのうちソイツ、ジッパー下げて中に指を…」 その言葉をなぞる様にハボックは指をジッパーの間から中へと潜り込ませる。しっとりと濡れている袋の裏側に指を這わせながら言った。 「下着の中にまで指を……最初は袋の裏側撫でて、そ、れから、袋と穴の間をこ、う、やって…ッ」 ハボックは言いながら感じやすい袋と蕾の間を指の腹で何度も撫でる。荒い息を零しながらロイを見つめた。 「そんなとこ、弄られて、どうしていいか判んなくて、オレ、ずっとアンタの事呼んで………。そしたらなんだかアンタに弄られてるような気がしてきて……」 「ハボック……」 今では半ばベッドに寝そべるようにしてズボンの中に潜り込ませた指で己を嬲っているハボックをロイは食い入るように見つめる。その瞳を見返して、まるで誘うようにハボックは続けた。 「だんだん感じてきて、そしたらソイツ、オレの中に指を…ッ」 そう言って実際にハボックは熱に濡れた蕾に己の指を沈める。グチグチといやらしい水音を立てながら蕾をかき回して、ハボックは背を仰け反らせた。 「弄られてる間、ずっとアンタのこと、考えてたっス……列車ん中で……すぐ傍にいっぱい人、いるのに、こんなとこ弄られて……でも、コレがアンタの指ならって思ったらすっげぇ興奮して、気付いたら何度もイっちゃって……」 ハボックはそう言うと焦れたように指を引き抜く。ズボンを下着ごと脱ぎ捨てると、ロイに背を向けてシーツに顔をこすりつけ尻を突き出した。 「たいさぁ、アンタのちょうだい……ッ!列車ん中で…ずっと、アンタのこと欲しくて……ねぇ、挿れて、た…さぁっ」 そう言って尻を振りたてるハボックにロイはクスクスと笑い出す。ベッドに腰掛け、ハボックの蕾に指を這わせると言った。 「どこの誰かも判らんヤツの指を、私の指だと思って感じてたのか?ハボック」 「だって……出張でずっと会えなかったし……早く会いたくて、ギュウギュウの列車に乗ったのに……」 ハボックはベッドに頬を擦り付けたままロイを見上げて言う。焦れて蕾をロイの指に押し付けてくるハボックにロイは言った。 「私の指と他の男の指の区別もつかなくなるようなヤツにはきちんと躾けてやる必要があるんじゃないか?」 「……え?」 ロイの言葉が理解出来ず蕩けた瞳でロイを見上げるハボックににんまりと笑うと、ロイはハボックの肩をグイと押してその体をベッドに仰向けに押さえつける。ベッドサイドの引き出しを開けると中から細い紐を選び出し、ハボックの脚を押し開いた。 「たいさ…?」 不安げな声で呼ぶハボックを無視してロイはハボックのゆるりと立ち上がって蜜を垂れ流している楔に紐を巻きつける。熱が吐き出せないよう、根元を縛められてハボックは嫌々と首を振った。 「や……ッ、たいさっ、ヤダ、こんなの……ッ」 「散々イきまくったんだろう?だったら今日はもう、イく必要もあるまい?」 「そんな…ッ」 酷い言葉にハボックは目を瞠る。そんなハボックにロイは笑うと一度立ち上がりバスルームからタオルを持ってきた。タオルの端を両手で持ってパンッと高く鳴らすロイをハボックは不安そうに見上げる。ロイはゆっくりとハボックに圧し掛かると言った。 「お前の可愛い口を弄るのがなんなのか、ちゃんと区別できるようにならんとな、ハボック」 「………」 大きく見開く空色の瞳にロイは愛しそうに口付ける。反射的に閉じた瞳の上にロイは持っていたタオルを巻きつけ、頭の後ろで縛ってしまった。 「たいさッ?!」 視界を塞がれてハボックが怯える。ロイは宥めるようにその頬を撫でると言った。 「ちゃんと区別できるようになったらお前の欲しいものをやろう。それまではずっとこうしているんだ」 「や……やだ、たいさ…っ、イヤッ」 「イヤなら欲しいものはやらん。……一生な」 「……ッッ」 その言葉にハボックは息を飲む。それでも、ゆっくりと力の抜けていく体にロイはクスクスと笑って言った。 「いい子だ。ちゃんとできたらご褒美をたくさんやるからな」 ロイはそう言ってハボックの震える唇に軽く口付ける。それから引き出しの中身をベッドの上にあけた。大きさも形もさまざまな淫具の中からロイはひとつ取り上げる。 「まずはこれだな」 そう言ってロイが取り上げたのは淫具には似つかわしくない可愛らしいピンク色をしたアナルパールだった。長さは10センチほどでパールの大きさもさほど大きくはない。ロイはそれにローションを塗るとハボックの脚を押し広げた。パールの先端を蕾に押し当てるとハボックの体がビクリと震える。ロイは優しい手つきで腿を撫でてやると言った。 「これがAだ。よく覚えるんだぞ」 「ヒィッ!」 言うと同時にグイと押し込めばハボックの唇から悲鳴が上がる。だが、既に緩く解けている蕾は難なくパールを飲み込んでいった。 「ア…ヒィ……」 「ほら、パールの数は幾つだ?しっかり数えておかないと区別がつかなくなるぞ」 「アッ…アッ…ふ、ふたつめ…ッ」 「そうだ、大きさもよく覚えておくんだ」 ロイはそう言いながらパールを押し込んでいく。全部で4つあるパールを沈めてしまうと、リモコンのスイッチを入れた。 「ヒアアアアッ!!」 ブルブルと振動するそれにハボックが悲鳴をあげる。ロイが容赦なく手にしたそれを抜き差しすればハボックの悲鳴が高くなった。 「ヒ、イッ……イヤアッ!!」 ハボックはシーツを握り締めて喉を仰け反らせる。すっかりとそそり立った楔は根元を縛められて震えていた。 「アッ、アアッ……たいさッ」 「覚えたな、では次だ」 そう言うと同時に埋め込まれていたパールがズルリと抜かれる。ハアハアと荒い息をつくハボックを楽しそうに見下ろしながらロイは別の淫具に手を伸ばした。ロイはペロリとそれに舌を這わせるとハボックに圧し掛かる。汗の滲む首筋にも同じように舌を這わせればハボックがビクリと震えた。首筋を舐めながら手にした淫具をハボックの蕾に押し当てる。ぬぷと先端が潜り込めばハボックの喉がヒクリと鳴った。 「これは昔似たようなのを試してやったことがあったな。Bだ。よく覚えろ」 「む、むかし……?」 ぬぷぬぷと次々に潜り込んでくる大小いくつものビーズにハボックは体を震わせる。6つ目が押し込まれたあたりでハボックはロイの腕を掴んで首を振った。 「ヒ…くるし……も、無理ッ!」 「昔もそう言って、そのくせ全部飲み込んだぞ、お前のここは」 ロイはそう言ってビーズを押し込んでいく。ロイの腕を掴むハボックの指が小刻みに震え、唇から喘ぎが零れた。 「ヤ……あ、も、やめ…ッッ」 胸を仰け反らせて喘ぐハボックにロイはクスクスと笑う。 「そういえばお前、好きだったな、これが」 そう言ったロイの指先がビーズに繋がるスイッチを押した途端、中に押し込まれた先端が細かく震えだした。 「ヒィィィイッッ」 腸の奥まで振動が響いてハボックは悶える。縛められた先端からびゅくと僅かに白濁が噴き出した。 「ヒィッ!!ヒィイッッ!!」 「どうだ?懐かしいだろう?思い出したか、ハボック?」 ハボックが悶えるさまをロイは楽しそうに暫く見ていたが、手を伸ばしてスイッチを切る。ガクンと沈み込む体から、ズルズルと連なるビーズを引き抜くと、ロイはそれをベッドに放り投げ、ちょっと悩んで男性器を模したディルドに手を伸ばした。 「さて、今度はこれだ。Cだな」 ロイはそう言うと手にしたそれをハボックの唇に押し当てる。覗く舌先に押し付けるようにして強引にしゃぶらせると言った。 「よく出来てるだろう?リアルな青筋までついているぞ」 クスクスと笑いながらそう言うとハボックの唇からそれを引き抜く。唾液にぬらぬらと濡れたディルドをハボックの蕾に押し当て突き入れた。 「アアアアアッ!!」 ロイは突き入れたそれを電気で振動させずに手ずからずりゅずりゅと突き入れる。嬌声を上げるハボックにチッと舌を鳴らすと言った。 「気持ちよさそうだな、私のとどっちがいいんだ?」 「アッ、アッ……ア、ンタのに、決まって……ッ」 ハボックはそう言うとタオルで隠された瞳から涙を零す。ロイに向かって手を差し伸べて言った。 「も、ヤダ…ぁっ……こんなの、嫌だッ………アンタの、アンタのだけ、覚えさせてよ…ッッ」 ハボックは言って己の蕾を犯すディルドを握るロイの手を手探りで掴む。 「他のもん、いくら覚えたって仕方ないっしょ?アンタのだけ……アンタのを覚えさせてッ」 「ハボック…」 小刻みに震えながらそう訴えるハボックをロイはじっと見つめる。ハボックはロイの顔を探り当てるとその頬を両手で包んだ。 「アンタをちょうだい、たいさ……絶対忘れないように、間違わないように覚えこませて…ッ」 「こ、の……、お前はッ」 ロイは呻くように言うと手にしていたディルドを乱暴に引き抜く。悲鳴をあげる唇を噛み付くように塞ぐとハボックの脚を抱え上げ、取り出した己で一気に突き上げた。 「ヒアアアアアアッッ!!」 無意識に逃げをうつ体を引き戻してロイはガツガツと突き入れる。最奥にねじ入れ揺さぶれば真っ赤に張り詰めた楔からブシュブシュと白濁が飛び散った。 「ヒィッ!アアッ、痛いッ……イかせて…ッ、イかせてぇッ!!」 体の中を渦巻く熱に焼かれてハボックが悲鳴をあげる。ロイは容赦なく突き上げながら言った。 「覚えたいんだろう?私を……お前がしっかり覚えたらイかせてやる」 「アッ……アアッ、たいさッ」 ハボックは快楽に悶えながらロイにしがみ付く。強請るように唇を寄せながら言った。 「じゃ…コレ、とって……アンタの顔、見せて…ッ」 「見えない方が覚えるんじゃないのか?」 「ヤッ……顔見えなきゃ、ヤダッ」 むずかるように言うハボックにロイはくすりと笑う。 「仕方のないヤツだ」 そう言ってロイはハボックの瞳を覆うタオルを外してやる。そうすれば涙に濡れた空色の瞳が現れた。 「たいさぁ」 ハボックはそう言ってロイの頭に手を回し引き寄せる。絡んでくる甘い舌先を楽しみながらロイはきつく突き上げた。 「んっ…んっ…ア、ヒ…ィッ…たい、さっ」 快楽と熱を塞き止められる辛さにハボックは朦朧としてくる。目の前に広がる黒い瞳を持つこの男だけが縋りつく全てでハボックは自ら腰を振りたてて喘いだ。 「ああんんっっ……たいさっ、オレん中にちょ…だいっ」 「そんなに欲しいか?」 「欲し…ッ」 涙を零しながら悶えるハボックにロイは薄く笑うとその体を引き起こす。ベッドの上に座り込んだ己の上に引きおろすと同時に思い切り突き上げた。 「ヒィイイイッ!!」 体の奥深くを貫かれてハボックは悲鳴をあげる。ロイは仰け反る白い喉に歯を立てながら言った。 「欲しければ自分で動け、ハボック」 チクリと喉元に走る痛みに喘ぎながらハボックはロイを見る。ボロボロと泣きながらハボックは必死に腰を振りたてた。 「たいさ……たいさぁッ」 子供のように泣きじゃくりながら、いやらしく腰を振るハボックをロイは愛しそうに見つめる。真っ赤に張り詰めた楔を縛める紐に手をかけるとシュルリと解くと同時に思い切り突き上げた。 「―――ッッ!!」 突然訪れた解放にハボックは大きく目を見開くとびゅくびゅくと熱を迸らせる。それと同時に最奥を焼かれてハボックは声にならない悲鳴をあげた。 「…ッ…ッッ!!」 背を仰け反らせビクビクと震えた体がガクンとくずおれる。その体を抱きしめてロイはハボックの耳元に囁いた。 「どうだ?ちゃんと覚えられたか?ハボック……」 そう尋ねれば涙に濡れた空色の瞳がロイを見る。甘えるように唇を寄せてハボックは言った。 「もっと……もっとしっかり覚えるまで、シテ…」 「仕方のないヤツ」 絡めてくる甘い舌先を受け止めながらロイはクククと笑う。ハボックの体をベッドに押さえ込むと、ロイは再び激しく突き入れていった。 2008/10/29 |
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日記に書いた「満員列車」、結局調子に乗ってお仕置編まで書いてしまいました。お仕置には「痴漢ごっこ」もありましたが、とりあえずそもそものネタを振ってくださったKさんおススメの「興奮したハボの誘い受け→お仕置」のパターンで。しかし、書いていて「もうとっくにロイの形は覚えてるだろう、ハボック」と思ってしまったのはナイショです(爆) ここまでお付き合い下さいました方々、ありがとうございました! |