| 光神王国 |
| 「ちょっ…ハボックッ、こんなところで何す…ッッ」 ロイは抗議の声を上げるとハボックを押し返す。だが年下とはいえ自分より上背のある男がすっかりその気で圧し掛かってくるのを押し返すと言うのは中々に困難なことであった。 「ハボックッ!!」 ロイはせめてもの制止になればと自分の胸に顔を寄せる男の金色の髪をグイと引っ張る。かなり痛いのではと思ったが、ハボックはまるで気にも留めていないようだった。 「だって、ロイってばすげぇ色っぽいんだもん」 年若い王子はそう言うと組み敷いたロイの首筋に舌を這わせる。ロイはその濡れた感触にゾクリと背筋を震わせたが必死にハボックを睨みげると言った。 「ここをどこだと思ってるんだッ、外だぞっ、外ッッ!!」 ハボックとロイは晴れ渡る青い空に誘われて遠乗りに出かけてきていた。王国の最重要人物たる彼らは当然のごとく護衛を伴うのが常だが今日はお目付け役の目を盗んでのお忍びでの外出だ。晴れた空の下二人きりで馬を走らせるのは思いのほか楽しく、森の中の湖のほとりに辿り着く頃にはすっかりと気も弛み、特にまだ20歳をやっと過ぎたばかりのハボックはまるで子供のようにはしゃいでいた。暑いと言って上着を脱ぎ捨てたロイにそれじゃとばかりに湖の水を掬って投げたまではよかったが、濡れたシャツを素肌に纏わり付かせるロイの姿にハボックは欲情してしまった。そのこみ上げる熱に浮かされるままハボックはロイの体に手を這わせていく。濡れたシャツを透かしてほの赤く浮き出ている胸の果実を目にすると引き寄せられるままに歯を立てた。 「ヒウッ!」 ビクッと胸を仰け反らせるロイに気をよくしてハボックは布越しに前歯で軽く噛んだそれにチロチロと舌を絡める。痛みとそれだけでない何かが噛まれたそこからじんわりと広がっていく感覚にロイはいやいやと首を振った。 「ハボ…ヤダッ…誰かに見られたら…っ!」 「見ないフリしてくれるっスよ、みんなね」 羞恥に頬を染めるロイにハボックはそう言うと濡れたシャツのボタンを外し前を肌蹴る。しっとりと濡れた白い肌に手のひらを這わせると言った。 「ロイ、すげぇ綺麗…」 チラチラと木漏れ日の降り注ぐ中、ベッドの中で見るのとはまた違った美しさにハボックはうっとりと笑う。白い肌にほの紅い花弁を散らすたび、ロイの体がビクビクと跳ねた。 「アッ…ヤアッ…アア…ッ」 ハボックに求められるようになって抱かれる事に慣れた体は羞恥に震えながらも快楽を拾い上げていく。声を抑える事も出来ずに喘ぐロイの肌を堪能したハボックはロイのズボンに手をかけると下着ごと引き摺り下ろした。自分の指を舐めて濡らすと押し開いた白い脚の奥で戦慄く蕾へとつぷりと差し入れる。 「ヒッ…!」 無意識に逃げをうつ体を引き戻すとハボックはロイを優しく抱きしめて顔中にキスを降らせながら言った。 「ちょっと我慢して、ロイ……」 そう言って宥めるようにキスをしながら狭い器官を解していく。涙ぐんで喘ぐロイの表情にそれ以上は耐え切れなくなって、ハボックは指を引き抜くと草の上に座り込んだ己の上にロイの体を引き下ろした。 「アッアアアッッ」 ロイの高い悲鳴が森の木々の葉を揺らす。ハボックは仰け反るロイの首筋に噛み付くように口付けるとガツガツと突き上げた。 「ヒアッ…アアッ……アアアッ」 「ロイ…ロイ…ッ」 キラキラと午後の陽射しを弾く湖の上をロイの艶やかな声が流れていったのだった。 2008/07/16 |