| 究極神話6 |
| 「やっ、ヤダッ!ロイっ!」 細い脚を大きく開かれてハボックが羞恥に頬を染める。熱を吐き出したばかりにも関わらず既に頭をもたげ始めている幼い欲望が、ロイの視線に晒されて更にクンと勢いを増すのを見て、ロイが揶揄するように言った。 「なんだ、見られて興奮してるのか?」 「───ッッ!!違…ッ、馬鹿ッッ!!」 真っ赤な顔の中から空色の瞳が睨んでくる。こうして組みしかれていてさえ強さを失わない空色に、ロイはフッと笑って開いた脚を薄い胸の方へ押し上げた。 「あっ?!」 そうすれば楔だけでなく零れた熱に濡れた蕾まで露わになって、ハボックの顔が熟れたトマトのように赤くなる。ロイは細い体に圧し掛かるようにして体を寄せると、ハボックの耳元に囁いた。 「ヒクついてる……挿れて欲しい?」 そう言いながら猛る楔でクチュクチュと小さな蕾を嬲れば、空色の瞳が切なげに揺れる。それでもキュッと唇を噛むと少年は自分を組み敷く男を睨んだ。 「べ、別に…ッ!アンタが挿れたいだけっしょ!」 ピクピクと期待に体を震わせているくせに強気に睨みつけてくる瞳が堪らない。脳裏にふと昼間のハボックの瞳が浮かんで、ロイは目を細めた。 『今がその時なんだと思います』 手掛かりを求めて僅かな期待を抱いて訪れた土地は、かつて深い緑と色鮮やかな花々に覆われていたのが嘘のように白く色をなくした世界だった。最早これまでかと諦めかけた大人たちに、ハボックは強い調子で言ったのだ。真っ直ぐに見つめてくる強い光を湛えた空色の瞳に、ロイ達は再び前を向いて歩き出す勇気を貰った。旅の始めは混乱し、何もかも人のせいにして泣き喚く事しか出来なかった子供の瞳に、あれほど強い光が宿るようになったのはいつからだったか。その変化を成長と呼んでいいのか、喜ぶべきなのか悲しむべきなのか判らないままロイは少年を強く抱き締めた。 「そうだな、私が挿れたいんだ」 ロイはニヤリと笑って言うと押し上げた脚を更に大きく開く。ハボックが吐き出した熱に濡れた蕾に己を押しつけながら言った。 「お前のここも挿れて欲しがってるぞ。ほら、まとわりついて飲み込もうとしてる」 グッと先端を飲み込ませれば、喜ぶように花開き誘い込むように蠢く蕾をロイはじっと見下ろす。イヤラシい言葉と視線にハボックはふるふると首を振った。 「そんな事な……ッ、あっ!あ、あ、あ」 ヌプヌプと入り込んでくる巨大な牡にハボックは目を見開く。グーッと一気に埋め込まれてハボックは悲鳴を上げて背を仰け反らせた。 「ヒャアアアアアッッ!!」 そのままガツンと突き上げられてハボックは目を見開く。ほとんど二つ折りのような苦しい体勢で受け入れさせられて、ハボックは苦痛と快感に喘いだ。 「ンンッ!!アヒィッ!!ロ、イ……ッ!」 少しでも苦痛を逃そうと男の背に縋りつこうにも、己の体が邪魔をして手が届かない。苦痛は涙になってハボックの瞳からポロポロと零れ出た。 「やああんッ!!」 さっきまで勝ち気に睨みつけてきた瞳が、今は快楽と苦痛の涙に濡れている。ロイはグリグリと根元まで楔を埋め込むと、細い体に圧し掛かって零れる涙を舐めた。 「やっ、んっ……苦し…ッ」 男の体重が折り畳まれた体にかかって息が出来ない。必死に空気を吸い込もうと浅い呼吸を繰り返す唇を男のそれで塞がれてハボックは目を見開いた。 「……ッ、…ぅ、……ぅぅッ」 苦しくて涙の止まらない空色の瞳をロイは間近に見つめる。焦点が合わないほど近づいた空色は視界いっぱいに広がって、まるで豊かな水を湛えた湖のようだった。 「ハボック……ッ」 吹き込むように殆ど合わせた唇で切なく名を呼べば、涙に濡れた空色が柔らかく笑った。 2010/02/26 |