究極神話


「アアッ!やああっ!」
 悲鳴を上げて逃げを打つ細い体をロイはグイと引き戻す。それと同時に思い切り突き入れればハボックは背を仰け反らせて熱を吐き出した。
「アア───ッッ!!」
 高い悲鳴を上げる唇をロイは己のそれで塞ぐ。下肢だけをくつろげた腰丈の短い上着をまとった体を抱き締めて、その耳元に囁いた。
「あんまりデカイ声を出すと皆が起きる」
「……ッッ」
 そう言えばビクリと震えてハボックはロイにしがみつく。同じようにボトムだけを脱ぎ捨てた男の長いコートの中に身を隠すように縮こまる少年の体をロイは小刻みに突き上げた。
「んっ……ん、ぁ…ッ」
 シンと静まり返ったクリスタルに覆われた湖にハボックの甘い喘ぎが流れていく。今、ロイ達一行は、戦いに疲れた体を休める為短い眠りについているところだ。ロイとハボックだけが皆が眠りについた頃を見計らって野営地を抜け出し、少し離れたところで体を繋げているのだった。
「はっ……あんッ……あっあっ」
 座り込んだ腰の上に跨らせて下から揺するように突き上げてやれば、少年はロイの肩に手を置いて喉を仰け反らせて喘ぐ。涙に濡れたその空色の瞳を見つめながらロイは考えた。
 出会いは最悪だった。パルスへ追放されかけているところを助けたつもりが、戦いに巻き込まれたハボックの母は命を落とした。守ったつもりの相手に恨まれていると知ったのはいつだったか。
『どう償うつもりなんスかッ?』
『償える訳がないだろうッ!……償う方法を見つけるまで、生き延びるだけだ』
 怒りをぶつけてきた少年にそう答えた夜、その細い体に手を伸ばした。彼を抱くのは奪ってしまった温もりに対する贖罪なのか、それとも。
「ああ……あっアアッ、……ロイっ、ロイ……ッッ」
 悲鳴を上げて熱を吐き出す少年をかき抱いて、ロイは繋げた体の奥底へ熱を叩きつけた。


2010/01/18

*このシリーズは当時嵌っていたFF13のセリフやらシチュやらに萌えて、ロイ=スノウ、子ハボ=ホープで萌えたセリフやシチュを使って遊んだものです。