シッポその後
 
 
「大佐、コレはなんスか?」
「見て判らんか?耳だ。」
「んじゃこっちの尻に付いてるのは?」
「シッポに決まってるだろう。」
平然を装って答えるロイにハボックが顔をしかめる。
「オレが聞きたいのはどうしてウサギの耳とシッポが大佐にくっついてるのかってことっスよ。」
ハボックがそう聞けばロイが決まり悪そうに目を逸らせる。その様子からハボックはロイがまたくだらない錬金術で
作った怪しげな薬を飲んだのだと察した。
「アンタね、一体いつになったらその無駄な探求心がなくなるんスか?」
うんざりしたように言うハボックにロイがムッとして答える。
「無駄なとは失礼な。科学者にはなくてはならない大切なものなんだぞ。」
「ウサギの耳やらシッポやらが生えるような薬がなくてはならないものとは思えないっスけどね。」
そう言われてウッと詰まるロイにハボックがため息をつくと言った。
「で、今度はどれくらいで戻るんスか?」
前回猫耳を生やした時は3日だった。今回もそれくらいかと思いきや、ロイの口から出た言葉は。
「一週間くらいだな。」
それを聞いたハボックが思い切り顔をしかめて言う。
「前の時より長いじゃないっスか。」
「持続性を追求しようと思ったんだ。」
ウサギの耳が持続することに何の意味があるんだと、あからさまにため息をついたハボックの目にロイの尻に生えて
いるシッポが飛び込んできた。それはまあるく真っ白でほこほこして、とても肌触りがよさそうに見えた。
「……」
暫くジッと見つめていたハボックはおもむろに手を伸ばすとシッポをキュッと握る。
「アッ」
途端、声を上げて頬を染めるロイと見つめあって、ハボックはボソリと言った。
「感覚あるんスか、ソレ。」
「当たり前だろうっ!生えてるんだぞっ!」
そう言って両手でシッポを隠すロイにハボックが言う。
「ズボンにくっついてるだけかと思いましたよ。」
「私がそんな低レベルな錬金術を使うわけがないだろうっ」
そう偉そうに言うロイをハボックは呆れて見ていたが、ふと浮かんだ考えに笑みを浮かべた。
「んじゃどれだけレベルが高いシロモノか見せてくださいよ。」
そう言ってうっすらと笑って近づいてくるハボックにロイは思わず後退る。野良犬に追い詰められたウサギよろしく少し
ずつ後退ったロイは、遂に背中を壁にぶつけて慌てて背後を振り返った。逃げ場のない自分の状況に引きつった笑み
を浮かべると言う。
「いや、まだ未完成の物だからな。お前に見せるのはまだ早いと…っ」
そこまで言った時、ハボックの手がパッと伸びてロイの腕を掴む。逃げようとする体を抱き込むと強引に口付けた。
「ハボ…っ、んっ…んん――っ!」
ハボックを突っぱねようとハボックの胸に手を押し当てたロイはシッポを握り込まれてビクリと体を震わせる。むぎゅ
むぎゅと握られて、突っぱねようとした手が震えた。
「うわー、すげぇフワフワ。」
「バ、カ…、やめろ…っ」
楽しそうにシッポを弄ぶハボックにロイが熱い息を零す。気が付いた時にはズボンも下着も引きずり下ろされて下肢が
むき出しにされていた。
「ホントに直に生えてるんスね。」
ハボックは感心したように言うとますます強く握り締める。
「やめ…っ」
身を捩って逃れようとするロイの体をやんわりと抱き締めるとハボックはその耳元をきつく吸った。
「アッ」
「シッポいじられると気持ちいいんスね。もうとろとろっスよ?」
笑いを含んだ声でそう囁かれてロイは羞恥に頬を染める。シッポを嬲られた事でロイの中心はすっかりたちあがり蜜を
零していた。
「ふふ…キモチイイっスか?」
「ヤダっ!ハボ、やめて…っ」
楽しそうにシッポをいじり続けるハボックにロイは涙に潤んだ瞳で訴える。だがそれはハボックを煽りこそすれ制止する
役には何らたたなかった。
「たいさ、かわいい…。」
ハボックはロイの耳元にそう囁くと前から零れてきた蜜を掬って蕾に塗りたくる。つぷ、と指を差し入れるとぐちゃぐちゃ
とかき回した。
「アッ…アッ…イヤッ」
力なくもがくロイに構わずハボックは沈める指の数を増やしていく。指が3本入るようになると乱暴に引き抜き、己を
取り出した。
「…っ?!」
怯えた目で見上げてくるロイにぞくりと背筋を震わせるとハボックはロイの片脚を抱え上げる。わななく蕾に押し当てる
と一気に貫いた。
「アッアア―――――ッッ!!」
仰け反る体を引き戻してハボックはロイを突き上げる。もう一方の脚も抱え上げてしまうと深々とロイを貫いた。
「あんっ…やぁっ」
猛る牡で貫かれてロイが甘い声を上げる。ハボックはロイを突き上げながら動きに合わせて震える尻尾を握り締めた。
「ひゃうっ」
途端にビクンとロイの体が震えてハボックを含んだソコがキュンと締まる。涙を零して喘ぐロイを見ながらハボックは手
にしたシッポをむぎゅとこねた。
「ヤッ…あんっ…そ、れ…やめ、てっ」
ビクビクと震えながらロイが哀願しても、ハボックはやめるどころか面白がって大きな手でワシワシと掴む。そのたびに
ロイの蕾がヒクヒクと震えて立ち上がった中心からは蜜がとろとろと零れた。
「すっげぇ…。シッポがこんなに感じるなんて知らなかったっスよ…。」
「アッ…も、イく…っ」
「いっスよ、イって…。」
ハボックはくすくすと笑いながらシッポを握る。それと同時にきつく突き上げればロイが悲鳴と共に白濁を吐き出した。
「ヤアアア―――ッッ!!」
涙を零す黒い瞳を目一杯見開いて、体を震わせるロイにハボックはゾクゾクと背筋を震わせる。シッポを掴んだまま
双丘を割り開くようにグッと深くを抉れば、ロイが声にならぬ悲鳴を上げた。
「…っっ!!」
涙に濡れた瞳はもはや何も写しはせず、だらしなく開いた唇からは熱い喘ぎが零れるばかりだ。黒髪から生えた
白く長い耳が、ハボックが突き上げるたび力なくゆらゆらと揺れた。
「あふ…ああんっ…ハ、ボぉ…っ」
「ふふ…ヤラシイうさぎさんっスね…。」
「アンッ…ヒアアッ」
びゅくびゅくと白濁を撒き散らしてロイが喘ぐ。白いシッポが汗とロイ自身の吐き出したものに濡れて、一回り小さく
なったように見えた。
「う…ふ…ヤアッ」
濡れたシッポをハボックが弄べばロイが力なく首を振る。強請るように差し出す舌をハボックは絡め取るときつく口付け
た。くちゅくちゅと音をさせて舌を絡めればロイのシッポが震える。ロイはハボックに貫かれながらもどかしく尻を振り
たてた。
「欲しいんスか…?」
うっそりとそう聞けば、コクコクと頷くロイの頭上で長い耳が揺れる。ハボックは薄く笑うと抜きさしを激しくした。
「アッアアッ…ヤアアアッッ!!」
ロイは悲鳴を上げるとハボックの頭をかき抱く。自分から深く口付けてくるロイに応えながら、ハボックはシッポを強く
握り締めると同時にロイの最奥へ熱を叩きつけた。

くったりと椅子にもたれかかるロイの長い耳を弄りながらハボックが言う。
「戻るのに1週間かかるんスよね。」
楽しみだなぁと笑いながら煙を吐き出すハボックを横目で睨みながら、もう二度とこんな錬金術はしないと誓うロイだった。


2008/3/9
 
 
先日遊んでいただいた折、ロイうさネタの話の時にシッポ攻めssのお題を頂きました。ので、調子に乗ってこんなものを錬成してしまいました(苦笑)
ロイうさ、きっとめちゃくちゃエロ可愛いと思います。そんなロイを少しでも書けていればいいな、とv