| 俺様な皇帝と恥ずかしがり屋の騎士の話12 |
| 「やだッ、中佐、やめてッ!!」 ビリビリとシャツを引き裂き、無理矢理ボトムを剥ぎ取ろうとするヒューズにハボックは必死に抵抗する。さっきまでの怒りとは別の種類の怒りのオーラを纏ったヒューズは、無言のままハボックの服を引き裂き毟り取ると、逃げようともがくハボックの長い脚をグイと胸につくほど押し上げて開かせた。 「やだぁッ!」 灯りの下恥部を晒されて、ハボックが羞恥に駆られた悲鳴を上げる。それに構わずヒューズはハボックの双丘の狭間に顔を埋めた。 「ヒャッ!」 ひっそりと息づく蕾に舌を差し入れねちゃねちゃと舐め回す。蕾を嬲る濡れた感触に、ハボックは悲鳴を上げてもがいた。 「やだ、やめて、中佐ッ!」 甘く蕩かされてすら恥ずかしい行為を明るい部屋の中でいきなりされて、顔を真っ赤に染めたハボックはヒューズを引き剥がそうと髪を掴む。グイと乱暴に引っ張られる痛みに顔を歪めたヒューズは、ハボックの尻を手のひらで思い切り叩いた。 「ヒィッ!」 「暴れんじゃねぇよ」 低い声で囁いて、ヒューズはハボックの尻を叩き続ける。パンッパンッと乾いた音とハボックの悲鳴が狭い寝室に響き渡った。 「痛いッ!中佐っ、痛いっス!」 容赦なく叩かれてハボックが泣き叫ぶ。白い尻が真っ赤に腫れ上がった頃になって漸く、ヒューズは叩く手を止めた。 「ちゅうさ……」 すっかり抵抗の意志をなくして泣きじゃくるハボックをヒューズはそっと抱き締める。嗚咽を零す唇を己のそれで塞いで、ヒューズは言った。 「ロイの為にってのはお互い様だ。それはよく判ってるつもりだったが、実際こうして見せつけられると……堪んねぇ、殺してでも俺に縛り付けたくなる」 「中――――んんっ!」 低く嫉妬に塗れた声で囁くと同時に深く口づけられてハボックは目を見開く。呼吸すら奪う激しいキスに、ハボックの躯から力が抜けていった。 「中、さ……」 「お前がロイの狗だってのは判った。でも、それと同時に、いや、それ以上に俺のもんだってこと、教えてやる」 ヒューズはそう言うと唾液に濡れた蕾に指をねじ込む。潤いの足りない秘所を強引に掻き回されて、ハボックは引きつるような痛みに悲鳴を上げた。 「ヒイイッ!」 ヒューズの胸に縋りつきゆるゆると首を振る。ビクビクと震えながらハボックは涙に濡れた頬をシャツに擦り付けた。 「痛いっス……、中佐、やめて……っ」 ハボックが恥ずかしがるのを面白がったり、そんな意地悪をする事はあっても、こんな風にいつまでも痛みを与え続けるようなセックスをヒューズがするのは珍しい。ヒクッヒクッと泣きじゃくるハボックの唇をねっとりと舌で舐めてヒューズは言った。 「脚を開け。痛いのが嫌ならな」 そう言うヒューズをハボックは濡れた瞳で見つめる。嫉妬の焔を宿す常盤色にハボックはおずおずと脚を開いた。そうすればヒューズは二本目の指を無理矢理突っ込んだ。 「アヒィッ!」 突っ込んだ指で小さな蕾を乱暴に割開かれて、ハボックは仰け反らせた喉から悲鳴を迸らせる。グチグチと掻き回す残酷な男をハボックは涙に濡れた瞳で睨んだ。 「痛くしないっていったくせにっ」 「そんな事言ってねぇよ」 責める言葉にヒューズがそう返す。睨んでくる空色を濡らす涙を唇で拭ってヒューズは言った。 「お前に痛みを与えられんのは俺だけだろ?」 「……気持ち良く出来んのもアンタだけっしょ?」 そう返されてヒューズは目を見開く。ハボックはヒューズの首に腕を回して言った。 「痛いより気持ち良くシて?オレ、アンタで気持ち良くなりたい……」 「……隣のヤツに聞かれるぜ?」 「いいもん。好きな相手に触られんのがどんだけイイかって聞かせてやるんだから」 「お前」 口をへの字に曲げて言うハボックにヒューズはプッと吹き出す。クククと笑って、ヒューズはハボックの額に己の額をハボックのそれにコツンとつけた。 「いいぜ、思いっきりイヤラシい声上げさせてやる」 ニヤリと笑ってそう言うと、ヒューズはハボックに圧し掛かっていった。 2013/02/18 |