| アフ・チュイ・カック ちょっと長い後書き |
| ついに The end ですー。長かった…!よくここまで書いたものだと自分でもちょっと感動してます。いつもなら最後に数行リク内容と一言書いてオシマイにするのですが、流石に長かったので思い入れもこめて長めの後書きに…。宜しければご一読いただければと思います。 まずはリク内容ですね。 「契約方法を知らないのに、ひょんなことで人外の(高位の魔物か精霊)ロイと契約しちゃったハボというハボロイの話。勿論ロイ、滅茶苦茶 不本意。ロイの外見も品が良い(格好も時代からズレテナイ洒落っぷり)R18かR20でvハボは一目惚れ設定で、ロイの外見は人間と全く変わらないということでお願いします。」 って、こんな内容でした。…今改めて読み返すとどんどんリク内容から外れていっているような(滝汗)リク主様が期待していた話とはかけ離れていったような気がしますorz 毎度のことですが申し訳ないです~(汗) リク内容とかけ離れたことはとりあえず置かせてもらいまして(おい)正直この話、物凄い難産でした。お受けした当初は面白い話~vと思ったのですが、いざ書こうとなるとさっぱり話が出てこない…。実は最初、ハボックは新任の憲兵で田舎の赴任地にやってきてそこでロイと出会うという話にするつもりだったのです。赴任地にやってきたハボが高台の上から村を見下ろして「ここがオレの初めての赴任地か」とちょっと感慨にふけって、その後村まで下りてくるのですが、そこまで書いてハボが村の中に入っていかない。一歩も動こうとしてくれないので、ああこの話は違うんだ、と思ったのですが、じゃあどんな話にするよ?って(苦笑)パソの前で随分と悩んでいたのですが、ちょうど書き始めたのが梅雨時でして。外でザアザア雨が降っているのを聞いているうちに雨宿りするハボが浮んで…。そうしてお話が動き始めたというわけです。 とりあえず第一章を書いていざアップとなった時、例によってネックとなったのがタイトル。最初、この話、「精霊王」ってタイトルでパソに保存されてました。でもねー、これじゃあんまりだよね、と思ったものの全く思い浮かばず、それなら何か精霊とか神様とかの名前をつけてしまえ、というので探しました!お世話になったのは「神様コレクション」というサイト様。現在21000あまりの神話や伝説に登場する名前を集めてらっしゃるのですが、こちらで便利なのは例えば「火」というワードで検索をかけると、説明文に「火」の入った名前の一覧がドバッとでてくるところです。ロイ絡みなので当然「火」に関係する神様もしくは精霊の名前ということで探して見つけたのがこの「アフ・チュイ・カック」でした。ちなみにこの「アフ・チュイ・カック」というのはマヤ神話に出てくる神様で「マヤ神話の戦いの神。 火による破壊者」なのだそうです。なんでまたこれにしたかと言えば、聞いたことのない名前であったこと、語感が気に入ったこと、そして戦いの神って言うことでしょうか。「アフ・チュイ・カック」がマヤ神話の神様だったので、そのあとにでてきた精霊なども全部マヤ神話から持ってきました。「サキコショル」はマヤ神話の火の精霊の名前。火蜥蜴の姿をしているのは私の捏造ですが(笑)「ケッツァール」はマヤ神話に出てくる神鳥の名前で、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、現在でもコスタリカにのみ生息している鳥の名前です。お話の中で出てくる「ケッツァール」の描写は現存する鳥の姿かたちです。そして、敵方の名前に使った「ア・プチ」。これもマヤ神話に出てくる名前で「マヤ神話の邪悪な死神」です。「アフ・チュイ・カック」を選んだのは偶然だったのですが、そのおかげで「サキコショル」が出て「ケッツァール」が出た時はやっぱりつくべくしてついたタイトルだったのかなぁなんて思ってしまったりしました(笑) そうしてお話を書き進めるうち、ついにやってきたラスボス戦。絶対呪文は使うよね、と思ってはいたのですが、問題はどう書くか。適当な語句をカタカナで、ということも考えたのですが、センスのない私にはとても気の聞いた言葉が出てくるとは思えず、また、できるならパッと見て読めない言葉にしたいなぁと。ホントは梵字みたいのがよかったのですが、そんなのパソでは出せないし、ということで散々悩んでいたところちょうどギリシャ語の無料翻訳サイトを見つけまして。そんなわけでハボの呪文はギリシャ語になっております。ちゃんと翻訳サイトを使ったので、それなりに意味のある言葉を叫んでおります。こんな感じで。 死に掛けた村人の側で 「Σε σας ομοιόμορφος ύπνος.(あなたに安らかな眠りを。)」 ロイの首を絞めるミリアを風で吹き飛ばした時 「Αέρας, που βγάζει από τη θέση που ήταν το σώμα της! (風よ、彼女の体を吹き飛ばせ!)」 胸を引き裂こうとするミリアを吹き飛ばした時。 「Βγάλτε από τη θέση που ήταν!(吹き飛べ!)」 光の衣で体を守った時。 「Το φως, μας προστατεύει με να λάμψει! (光よ、その輝きで我らを守れ!)」 光の糸でミリアの動きを封じ込めようとした時。 「Σταματήστε το πόδι της.(彼女の足を止めろ。)」 「Σταματήστε το βραχίονά της.(彼女の腕を止めろ。)」 「Σταματήστε το σώμα της.(彼女の体を止めろ。)」 ア・プチをミリアから引き離そうとした時。 「Το φως, χωρίζει το σκοτάδι από τη μέση της! (光よ、彼女の中から闇を切り離せ。)」 ア・プチを鏡に封印した時。 「Το φως, εσωκλείει το σκοτάδι ακτινοβολεί μέσα το υ καθρέφτη!(光よ、鏡のきらめきの中に闇を封じ込めろ!)」 鏡に封印をかけた時。 「Χρησιμοποιώ το κλειδί.(私は鍵をかける。)」 と、まあこんなものでしょうか。基本、呪術師ってことで自然の力を借りることをベースに呪文を考えてます。いい加減ですけどね(笑)ちなみにロイの呪文まで文字にすると鬱陶しいのでハボだけにしてます(苦笑) ミリアのことは結構悩みました。このままスパッと殺しちゃおうかなーとか。でもあそこでミリアが死んだら、あのハボだったらロイと別れてしまいそう、とか思いまして(苦笑)でも、そのままなかった事にするのもイヤだったし、それならば一番大事なハボとの思い出を取り上げてしまおうというわけであんな形に。賛否は分かれると思いますけども。今後はハボの代わりにヘンリーが彼女を支えてくれると思います。 ハボは最初ダメダメ呪術師の筈でしたが、お話が進むにつれいつの間にやら大呪術師になってました(笑)彼の祖母も結構な力のある呪術師で、彼女が村人達から疎まれた直接のきっかけは村に入り込んだ魔物を倒した時の強大な力が原因ですが、その前から敬遠されていたという設定になってます。というのも、お話には出てきてませんが、もう結構な年齢なのにいつまでも年に比べて若々しく綺麗だったからなんですー。ナ○トの綱手のような感じですか。「いつまでもあんな若くてバケモノか魔女に違いない。」とかなんとか思われていたんですよ。なのでその血を引くハボもきっと年とってもさほどジジイにならずにいるのでは、と。希望希望vvそうそう、余談ですがハボがア・プチを封印した鏡、実はロイハボssの中に出てきます。ちょっと遊んでみました(笑) もっとも覚えてる方はいらっしゃらないでしょうが(苦笑) ハボがロイと出会う前の話というか、細かい設定が実はあったりします。今回はあまり関係ない話なので出しませんでしたが。機会があれば書きたいなぁと。 ともあれ、4ヶ月半もの長きに渡りお付き合いいただきまして有難うございました。読み返せば粗ばかりのお話ではありましたが、私自身としてはとっても楽しんで書くことが出来ました。きっかけを下さったリク主さまには本当にお礼申し上げたいです。そして、ここまでお読みいただいた皆様にも感謝、感謝です。 まだまだこれからもハボとロイのお話をいっぱい書けたらイイなぁと思っております。よろしければこれからもどうぞお付き合いくださいませ。本当に有難うございました。 2007/11/13 みつき拝 |